大山誠一郎のレビュー一覧

  • 本格王2019

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    面白かった

    本格とあったから密室とか?とおもったら、シンプルにどんでん返しミステリーだった。既読もあったし、読みづらくパスした作品もあったけど、冒頭2作は面白かった。満足。

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    2019年12月08日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    いつ買ったか忘れるほど前から積んでいました。浜田青年、こんなところにイタンスカ。不可能犯罪ばかりが起こる蝦蟇倉市を舞台にした短編集で、伊坂幸太郎の『ジャイロスコープ』に収録されていた「浜田青年ホントスカ」を改めて読む。

    複数の作家による連作というわけでもないから、この短編集に臨む作家5人の姿勢いろいろ。前の作家の話をまるで気にせずに書いている人もいれば、小ネタ程度に話題に出す人もいる。その点で、道尾秀介から伊坂幸太郎への流れは連作風の楽しさを味わわせてもらえました。蝦蟇倉市地図の掲載もオツ。

    異なる作家陣による2作目もあるとはつゆ知らず。次も是非というほどにはこの1作目全部が全部は面白くな

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    2019年03月11日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    「夜半のちぎり/岡崎琢磨」
    シンガポールの新婚旅行で奥さんが殺される。そこで元カノも結婚していて、彼と来ている。その彼が実は今の奥さんとも付き合っていて犯人というだけの話。

    「透明人間は密室に潜む/阿津川辰海」
    これは力作ですね。なぜか肌が透明になる人たちが現れてきて、そうなると透明人間は不便。人とぶつかるし、食べ物は見えるし、病院で患部の診察もできない。それでメイクを施すことになる。透明であることを利用して殺人事件を試みるのが出足。倒叙ということになる。身体に吸収したものは老廃物でも透明だがそれ以外は見えてしまうので爪の間の垢、歩いた時についた泥なども危ない。人通りの少ないところを探すのに

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    2018年11月11日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    似鳥さんのはタイトルページからすでに何かおかしいと思っていたらまさかのどんでんだった。水生さんのはまさに新鮮ネタ!

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    2018年09月17日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    「事件をめぐる三つの対話」
    「筋肉事件/四人目の」
    書籍ならでは。前者はラジオドラマでもよいかも。
    そして後者は映像化不可能作品。

    「夜半のちぎり」
    主要登場人物4人が4人とも、普通・一般的からどこか
    飛び出したところがあって、真相が明らかになった
    気味悪さもあるが、だからタイトルは平仮名なのかな。

    「使い勝手のいい女」
    最後の最後に小さなどんでん返し。第一の大きな謎が解決したからといって気を抜いてはいけない。そして読み終わってみるとタイトルがなんと全体を支配していることか。

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    2018年09月13日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    【収録作品】「夜半のちぎり」岡崎琢磨/「透明人間は密室に潜む」阿津川辰海/「顔のない死体はなぜ顔がないのか」大山誠一郎/「首無館の殺人」白井智之/「袋小路の猫探偵」松尾由美/「葬式がえり」法月綸太郎/「カープレッドよりも真っ赤な嘘」東川篤哉/「使い勝手のいい女」水生大海/「掟上今日子の乗車券 第二枚 山麓オーベルジュ『ゆきどけ』」西尾維新/「虚構推理 ヌシの大蛇は聞いていた」城平京/評論 「吠えた犬の問題-ワトスンは語る」有栖川有栖

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    2018年08月07日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    不可能犯罪の名所、架空の都市、蝦蟇倉(がまくら)市を舞台にした、5人の作家の連作ミステリ。それぞれが少しずつ重なりあっており、人間関係も楽しめる。それぞれの作家の作風はそれなりに違うはずだが、違和感なくマッチしている。全部で11人の連作らしく、地図に記載があるが、出てきていない場所も多い。、しかし、架空の地図はどうしてこんなにわくわくさせてくれるのか。
    個人的ヒットは、伊坂幸太郎作品に出てきたホテル「バスコ・ダ・蝦蟇」なのだが、残念ながら地図には乗っていない。

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    2018年06月26日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    【収録作品】「密室龍宮城」 青柳碧人/「居場所」 天祢涼/「事件をめぐる三つの対話」 大山誠一郎/「夜半のちぎり」 岡崎琢磨/「筋肉事件/四人目の」 似鳥鶏/「使い勝手のいい女」 水生大海

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    2018年03月04日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    「どんでん返し」がテーマのアンソロジー。第三弾。タイトルに「新鮮」と付いているのは、執筆陣が新鋭作家中心だからという事らしい。
    大山誠一郎さんに注目していたが、期待を裏切らない面白さだった。会話体だけで出来ている作品だけど、どんでん返しで、尚且つフーダニット。その手口は鮮やかの一言で、これが文句無くベスト。
    次点は似鳥鶏さんの作品。前例のあるアイデアだが、書こうと思って書ける物でも無い。感心した。
    他の4編もまずまずだった。第四弾は女流作家括りで出して欲しいな。

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    2018年01月28日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    「がまくら市」という架空の市で起こる数々の事件(「不可能犯罪」と呼ばれる)を、5人の作家が描いたアンソロジー。そしてそれは少しずつ繋がっている、というところが面白い。
    やはり、伊坂さんの章が特に面白かったな。最後までまんまと罠にはまってしまった。
    福田栄一さんの「大黒天」の物語の運びもよかったな。これもどんでん返しあり。
    大山誠一郎さんの「不可能犯罪係自身の事件」も展開がテンポ良く、引き込まれた。
    こういう物語の構成、好きです。

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    2017年07月11日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ほとんど読まないアンソロジー。
    ふだん読まない作家の作品を読めるのが、いい。

    作家や登場人物よりもさらに、
    蝦蟇倉市に愛着がわいた。
    実在して、ほんとうに登場人物たちが
    暮らしているみたい。
    それぞれの話のなかに、別の作品の登場人物が
    さらりと出てくる、その感じは、現実社会みたい。

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    2016年07月31日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    蝦蟇倉市で起こる不可解な事件の数々を題材としたアンソロジー。
    まさかまさかの展開に驚いたのは、やっぱり道尾さんと伊坂さんの作品ですかね。
    微妙にお話が繋がっている所もよかったといいますか。

    <以下、ネタバレです。>

    で。
    道尾さんのラストについて。
    車にはねられたのは、一体、誰なのか?
    心情的には、ひき逃げ犯の彼であって欲しいんだけど、ネットでネタバレを検索すると、私的には考えもしなかった刑事さん説が。←
    部屋の位置、車の進行方向を考えると、そうなる…んだろうか?
    でも、あの刑事さん、別のお話でも出てくるんですよねー。
    時系列でいうと、道尾さんのお話直後だと思われますし?
    うーん。

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    2016年06月24日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    何人かの作家たちによるアンソロジー。
    不可能犯罪ばかりが起こるがまくら市を舞台に、不可能犯罪を描いた短編集。
    それぞれの作家の色が出ていて面白い。

    いくらなんでもその犯罪はありえないと言うものから、すっきりするもの、オチまで行かないとさっぱりわからないもの、色々あります。

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    2016年04月03日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ミステリ短編集。
    伊坂さんの短編はジャイロスコープで読んじゃったから、そこだけ残念。
    いろいろな不可解事件で警察の仕事量と住民の死亡率はめちゃくちゃ高そうだから、町には住みたくないけど、謎マニアだったらその事件の新聞記事を読むのがが楽しみになりそう。

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    2015年11月28日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    いろんな作家が一つの街を舞台に殺人事件を書いている。
    最初の2つがいいのであっと言う間に読める。
    動機とか強引なところはあるものの、短編なので気にせず楽しむのが正解だと思う。

    轢かれたのはアイツかよ…

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    2015年11月14日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    「がまくら市」を舞台にしたミステリー連作。面白い町ですが、人死に過ぎなので住むには適さないな(笑)不意の「バスコダ・ガマ」に吹いてしまった。

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    2015年09月25日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    ミステリ。競作。伊坂幸太郎。大山誠一郎。伯方雪日。福田栄一。道尾秀介。蝦蟇倉市を舞台を複数の書き手が共有して物語られるシェアワールド。伯方さんの格闘ミステリ、福田さんのお祖父ちゃんの過去が面白かった。伊坂さんのタイトルにはやられた!

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    2015年09月01日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    伊坂幸太郎目当てで読んだ本。5人の作家さんがとある町『蝦蟇倉』を舞台に描いたお話。一章が道尾秀介だったので読みやすく、そして道尾秀介らしいどんでん返しが楽しめた。
    二章目の伊坂幸太郎はさすが!物騒な話なので一気に雰囲気が明るくなるのは本当にさすが伊坂マジックとしかいいようがない。会話のやりとりも面白く、『本当っすか!』が『本当スカ』とだぶってにやっとした。
    三章目からは一気にまた暗いというか単調な雰囲気に。好みの問題だけど、やっぱり伊坂さんの作風が好きだなぁ。

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    2015年02月24日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    シェアード・ワールド。
    この形式だとある種の縛りがあるからどんな展開になるのか、楽しみが増えていいし、実際カメオ出演なんかもあって面白かった。

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    2015年02月12日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    企画物ってむずかしいんだろうなぁ。
    っていうのがまず最初の感想。

    "がまくら市"という架空の都市を舞台に5名の作家が寄稿した作品。
    ちなみにこの世界、鎌倉市はちゃんと別に存在している模様(笑)

    風光明媚で情緒あるがまくら市の名物は"不可能犯罪"が頻発すること。

    1作目(道尾秀介)はさすが、よく出来ている。が、ちょっとサイコロジカルで不可能犯罪…?という感じもするけれど。
    2作目(伊坂幸太郎)は少し短くて残念。
    らしさはありつつ即興で仕上げたかのような印象。
    と思ったら、実際あとからの参加でおそらくわりと短期間で書き上げた模様。
    でもやっぱり上手いよ

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    2015年01月25日