大山誠一郎のレビュー一覧

  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    大好きな警察小説のアンソロジー。
    新たな作家さん発掘も兼ねて。

    ①佐々木譲さん『弁解すれば』
    初めましての作家さん。
    これはシリーズ作品の1つ。
    他者の心に協調し過ぎてしまう警察官の話。
    続きが気になるので今後読む予定

    ②乃南アサさん『青い背広で』
    こちらも初めましての作家さん。
    人気シリーズ主人公の若かりし頃の話のよう。
    シリーズのファンで無いとあまりピンと来ないかも。

    ③松嶋智左さん『刑事ヤギノメ』
    こちらも初めましての作家さん。
    面白かった。けど、短編ではもったいないかも。長編で読みたい。
    今のところシリーズは無さそう。

    ④大山誠一郎さん『三十年目の自首』
    こちらも初めましての作

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    2025年05月27日
  • にわか名探偵~ワトソン力~

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    ネタバレ

    ワトソン力を持つ刑事和戸が非番の日に巻き込まれた事件を書いた短編集。

    このゆるーい感じが良い。
    非番の日に殺人事件に巻き込まれがちな主人公。つぐみさんがちょくちょく出てきて嬉しい。

    居合わせた人達が流れるように推理合戦を始めるのシュールで笑う。色んな説が出てきては覆されたり。

    数時間程度だけど色んなパターンのクローズド・サークルが出てきて面白い。

    事件が起こりすぎでは?ってツッコミは置いといて最後の話でこれまでの話が繋がってくるとは思わなかった。

    まあ研究者からしたら格好の研究対象だよな〜。
    これ流石にもう続編はない…?

    またしても偶然により助かる主人公。

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    2025年05月25日
  • アリバイ崩し承ります

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    文章の構成や設定がかなり読みやすく、何も考えずに楽しむにはぴったりの作品でした。トリックや真相を暴くというわけではなく容疑者のアリバイを崩す、アリバイを崩せる人が犯人、という新しい視点での事件解決も新鮮で楽しめます。

    頭の切れる、探偵じゃない探偵役がいるミステリーは定番ながら間違いなく面白いので安心して読めました。
    こういった優しい雰囲気と事件のワクワク感を両方楽しめる作品が読みたいときは大山誠一郎さんだな、と確信できる作品です。

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    2025年02月21日
  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

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    時効になった事件のみの再捜査、そもそもの考え方を崩して新たな解釈を展開していく、今回はさらに新たな事件も関連して楽しかった。
    解説で、アリバイ崩し賜ります、もこの作者と分かり合点がいった。今度読もう。

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    2025年02月14日
  • アリバイ崩し承ります

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    こちらもサクッと。
    やっぱりアリバイ崩すの早すぎ!笑
    なんだか人間模様も続きそうで。
    3もすぐ読むんだろうな。
    おじいちゃんとの話が良かった。

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    2025年02月09日
  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

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    大山誠一郎の連作ミステリ作品『記憶の中の誘拐 赤い博物館』を読みました。
    『赤い博物館』に続き、大山誠一郎の作品です。

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    緋色冴子シリーズ第二弾。文庫オリジナルで登場!
    赤い博物館こと犯罪資料館に勤める緋色冴子が、過去の事件の遺留品や資料を元に、未解決事件に挑むシリーズ第二弾。
    文庫オリジナル。
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    2016年(平成28年)から2021年(令和3年)にかけて文藝春秋の雑誌『別冊文藝春秋』、『オール讀物』に掲載された後、2022年(令和4年)に刊行された作品、、、

    捜査中に大失態を犯してしまい警視庁捜

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    2024年12月29日
  • 赤い博物館

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    大山誠一郎の連作ミステリ作品『赤い博物館』を読みました。
    大山誠一郎の作品は今年6月読んだ『アリバイ崩し承ります』以来ですね。

    -----story-------------
    本格ミステリ大賞受賞作家がミステリ人生のすべてを賭けた警察小説!

    超ハイレベルで奇想天外、予測不能なトリック駆使の本格ミステリ!

    警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」の館長・緋色冴子はコミュニケーション能力は皆無だが、ずば抜けた推理力を持つ美女。
    そんな冴子の手足となって捜査を行うのは、部下の寺田聡。
    過去の事件の遺留品や資料を元に、難事件に挑む二人が立ち向かった先は――。
    予測不能なトリック駆使、著者渾身の最

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    2024年12月28日
  • 本格王2022

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    短編って
    全てのストーリーが面白いってないですね。
    ひとりひとりの作家は
    それぞれ面白くて好きなのに…
    読む側の集中力の問題でしょうか?

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    2024年09月07日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    アンソロジーにしてはどの作品も読み応えがあり著者の特徴が出てる。読んだことない作家ではルームシェアの話が気になった。著作として出ていれば読んでみたい

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    2024年09月07日
  • にわか名探偵~ワトソン力~

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    自分ではなく、周りが勝手に名探偵になる「ワトソン力」を持つ和戸。捜査一課の刑事である和戸の班は検挙率10割と言うとんでもない数字を叩き出していて…

    中々ない着眼点のワトソン力って観点が面白かったです。タイトルの通り「にわか名探偵」ばかりで新鮮でした。
    続編を希望します!

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    2024年08月31日
  • にわか名探偵~ワトソン力~

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    警察官の和戸さんにはワトソン力という不思議な力がある。事件に出くわすと、自分以外の周囲の人間の推理力を飛躍的にアップさせるというさほど羨ましくもない能力だ。第二弾ともなると予備知識はバッチシなので荒唐無稽だ、なんて思わずサラっと読める。和戸さんが非番の日に毎回殺人事件が起こるので、もはや和戸さんが怪しいと思われないのか心配になるレベル。今作では前作にあった素人のトンデモ推理はやや鳴りを潜め結構皆さんロジカルに推理してらっしゃる印象。相槌を打ち、合いの手を入れるだけの和戸さんの仕草もすっかり堂に入っている。

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    2024年08月09日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    佐々木譲、乃南アサ、松嶋智佐、大山誠一郎、長岡弘樹、櫛木理宇、今野敏『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。

    警察小説を手掛ける人気作家による警察小説アンソロジー。7作を収録。面白い短編もあれば、ハズレの短編もあり、人気作家と言えどなかなか高いレベルの作品を上梓し続けるのは難しいのだなと思った。


    佐々木譲『弁解すれば』。北海道警察本部の小規模警察署の刑事部門に復帰した仙道孝司が主人公。物語はまだ続くようで、タイトルの意味が解かるところまでも描かれず、唐突に終わってしまう。てっきり読切り短編かと思ったのだが、連載作からの1話だったようだ。

    乃南アサ『青い背広で』。背広とは随分と

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    2024年06月15日
  • アリバイ崩し承ります

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    大山誠一郎の連作ミステリ作品『アリバイ崩し承ります』を読みました。
    大山誠一郎の作品は昨年10月読んだアンソロジー作品『新・本格推理〈03〉りら荘の相続人』に収録されていた『聖ディオニシウスのパズル』以来ですね。

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    連続TVドラマ化!出演 浜辺美波 安田 顕
    テレビ朝日系 2020年1月クール
    土曜ナイトドラマ 毎週土曜 よる11時15分

    本格ミステリ・ベスト10 2019原書房  第1位!

    美しき時計屋探偵が、事件や謎を解決!? 時を戻すことができました
    アリバイは、崩れました!

    美谷時計店には「時計修理承ります」とともに「アリバイ崩し承

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    2024年06月11日
  • にわか名探偵~ワトソン力~

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    ネタバレ

     大山誠一郎さんの『ワトソン力』の続編が届けられた。タイトルの5文字目は、カタカナの「カ」ではなく漢字の「力」。「わとそんりょく」と読む。警視庁捜査一課所属の主人公・和戸が、今回も推理せずに事件を解決に導く?

     和戸の能力については一応伏せておく。前作は、彼が監禁されているところから始まっているが、今回は普通に始まる? 早速読み始めると、読みやすいのですいすいと読み進む。前作同様、あくまでオーソドックスなのだが…。

     第一話、観客がまばらな映画館(なぜゾンビ映画?)。第二話、組事務所(!)の中。第三話、乗客がまばらなローカル鉄道の車内。第四話、緊急停止したロープウェイの中(もちろん空中)。

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    2024年06月08日
  • 神様の罠

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    コロナ禍を舞台にそれぞれの作家さんの罠に楽しくハマれるアンソロジー
    特に乾くるみさんは初読みでしたが、張り巡らされた罠があまりにも自然すぎて真相がわかった時は思わず「えっ!」と声が出たほど
    他の作品も読んでみたくなりました!
    コロナ禍の息苦しい感じも思い出しました

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    2024年06月01日
  • アリバイ崩し承ります

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    7話からなる安楽椅子物の連作短編集。
    ストーリーを極力削ぎ落として、ひたすらアリバイ崩しに特化した、パズラーには堪らない作品。
    手がかりも丁寧に提示されている為、作者がしっかりとフェアを意識して作られたことが伺える。
    自分は読んでて、多少は引っかかりなどは覚えたものの、全く分からず少し悔しかったり(笑)
    あと全体的に犯行にやたら手が込みすぎていて、バカミスに片足突っ込んでるのはご愛嬌。

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    2024年05月26日
  • 神様の罠

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    コロナ禍の大学生活がここに書かれてて、2020年を思い出した。たまたま特定のコミュニティに参加できたから良かったものの、そうでなかったらと思うと鬱病まっしぐらだったことと思います。
    辻村作品をもっと読みたい。
    また、アンソロジーということもあって、初めましての方もいて楽しかった。有栖川有栖の作品を読んでみたい。

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    2024年03月15日
  • アリバイ崩し承ります

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    どなたでも安心してテンポ良く、何にも邪魔されずミステリーをちゃんと楽しむことができます!!
    お茶飲みながら話をするだけで全部解決しちゃうウサギちゃんだなんて、、これがドラマ脚本なら、「捜査に関わる探偵気取りの民間人」になってしまうんでしょうけど。
    それにはあまりにも天才すぎるし、そうはならないのがぐっど

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    2024年03月08日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    似鳥鶏さん、新しすぎる!!
    ほぼ最後まで違和感なく読んでしまって
    やられた〜、、となりました。

    ネタばらしもあって、
    著者の意図してないものでさらに面白い。

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    2024年01月05日
  • 仮面幻双曲

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    戦後昭和での会社社長殺害事件の謎を解く。いやあこの逆転の発想というか、まったく想定外で、とても楽しめました。

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    2023年10月23日