大山誠一郎のレビュー一覧

  • 死の絆 赤い博物館

    Posted by ブクログ

    色々なパターンと驚きを感じさせる短編集。
    春は緋色は警察学校時代の冴子の話で、変わらぬ冷淡な感じの中にも仲間を想う要素があってシリーズものとして良いスパイスがある一冊でした。

    0
    2026年04月15日
  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「夕暮れの屋上で」:高校2年生の美術部の由里子が屋上で頭を打って死んだ。死ぬ前に下の教室で清掃をした業者が「先輩のことが好きなんです」と告白するのを聞いた。先輩とは誰なのか。甘酸っぱい青春を感じるが、犯人がわかった後の懺悔の仕方がクセ強。懺悔の愛し方が独特すぎる。
    「連火」:放火前に住んでる人を避難させる連絡を入れる連続放火と床下から30年前に死んだ人骨発見の関連性は。放火の動機がかなり極端だが追い詰められたらこんなことしちゃうのかな。
    「死を十で割る」:死体をバラバラにした謎。死後硬直で死体の姿勢がバレるからバラバラにした。それだけならまぁそんなもんかと思うが、死後硬直が解けるまで待てない理由までつけるのが秀逸。死者への愛を還元する犯人の優しさか。
    「記憶の中の誘拐」:幼少期実の母に誘拐された尚人は高校時代の友達の寺田に事件のことを相談する。寺田は誘拐事件に不審点を抱き館長の緋色冴子に再調査を依頼。五歳の尚人の記憶を上書きする誘拐とはふむふむ。キレイなオチで良きですな。

    0
    2026年04月08日
  • 仮面幻双曲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    昭和22年、私立探偵川宮兄妹は琵琶湖畔の町の製糸会社社長・占部文彦から依頼を受ける。彼の双子の弟・武彦から殺害を予告する脅迫状が届いた。武彦は恋人の死の責任が文彦にあると恨み、整形手術を受けて顔を変えて町に戻ってきた。文彦を守る依頼を受けたが、警護の甲斐無く文彦は殺害される。

    双子を使った仕掛け。ちょっと考えれば分かる気がするのに、全然気が付かなった…。上手いな〜。大山誠一郎さんはどの作品も上手くて好きだな。この川宮兄妹もまた読みたいな。

    0
    2026年03月30日
  • 神様の罠

    Posted by ブクログ

    アンソロジーはいつも読まない作家さんの作品に出会えるのでたまに読むのですが、正直一作のクオリティがイマイチだなと思うことがたまにあって。今回は作家さんが豪華で期待も大きくなってしまいましたが、見事に期待を超えてきました。さすが!
    大山さんだけ初読み作家さんでした(ドラマでは拝見してました。)が面白い‼︎他の作品もチェックしてみたいと思います。

    0
    2026年03月27日
  • 死の絆 赤い博物館

    Posted by ブクログ

    6話から成る連作短編集。短い中にもしっかりした伏線回収があり読後のお得感は大きい。警視庁犯罪資料館の館長で、美麗な緋色冴子が鋭くコールドケースを解決していく。
    表題作の「死の絆」が気に入った。時間が無いけどミステリーが読みたい方にお勧め。

    0
    2026年03月08日
  • アリバイ崩し承ります

    Posted by ブクログ

    ミステリーが大好きで、ドラマも時々見ていました。
    短編集だから軽く読み進められていいなと思っている
    と中には本格推理小説らしい読み応えのある作品もあり1冊で数倍楽しめた本でした。

    0
    2026年03月01日
  • 死の絆 赤い博物館

    Posted by ブクログ

    表紙が1作目、2作目と異なり全面に赤色が使われなかったのは非常に残念ではあるが、6種の短編の内容は非常に面白く自分でも推理してたが、どの話も解けない内容だった。特に表題作である「死の絆」は秀逸である。作者の方によるあとがきもとても頭が下がるし、是非ともこのシリーズを続けてほしい。

    0
    2026年02月04日
  • アリバイ崩し承ります

    Posted by ブクログ

    とても読みやすかった!
    アリバイ崩しも納得できる範囲のものだからよかった!
    物語から漂うのほほんとした雰囲気も好きだった(´ω`)

    0
    2026年01月22日
  • 死の絆 赤い博物館

    Posted by ブクログ

    まあ、このシリーズらしい短い中にキリッと刺してくる謎解きにひかれちゃう。
    「三十年目の自首」は一番好き

    3102冊
    今年1冊目

    0
    2026年01月01日
  • 赤い博物館

    Posted by ブクログ

     全5話の連作短編集。どの話も甲乙つけがたい本格ミステリの秀作揃いだった。
     提示される手がかりの内、どれが重要かは分かるのに、そこからの推理が難しい。
     緋色冴子の怜悧な推理が導き出す意表を突く大胆な論理展開に驚かされっぱなし。
     そんな冴子の過去には秘密がありそうでとても気になる。続編も読みたくなった。

    0
    2025年12月30日
  • 死の絆 赤い博物館

    Posted by ブクログ

    赤い博物館シリーズの第3弾。1話ずつが短く、謎が解けると終わりなのでショートショートっぽい印象も受けますが、それぞれのお話で組まれている謎はかなり凝っています。あとがきを読むと、かなりの数の先行作品を踏まえて書かれていることがわかります。読み応えのあるシリーズですね。

    0
    2025年12月21日
  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

    Posted by ブクログ

    松下由樹さんの2時間ドラマでこの作品を知りました。1作目は読んでいませんが、この本を見かけて購入。
    表題作が一番面白かったですが、他の作品も良かった。ネタバレになるので多くは書きませんが、楽しめました。

    0
    2025年12月19日
  • 時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2

    Posted by ブクログ

    時間アリバイ謎解きのシリーズ2作目。
    短編集の為、謎解きミステリーとしてはサクサク展開が進みます。一つ一つの話も面白いと感じました。
    ライトなミステリー、二人の関係が今後どうなるか期待。

    0
    2025年12月07日
  • アリバイ崩し承ります

    Posted by ブクログ

    昨今は「ここのここだけ食べたい!」みたいな商品をちらほら見かけるようになった。この作品も「ミステリーのここだけを読みたい!」という願望を叶えてくれるような作品と言える。看板に偽りなしでこの作品はとにかく「アリバイを崩すこと」に特化しており、犯人は誰なのか?その動機は?みたいな味付けは皆無に等しい。個人的にはその味付けを楽しむタイプではあるので物足りなさは感じるところだが、この調理法を目的としている人をターゲットにした作品なのだから、私の物足りなさは当然でありお門違いでもある。ミステリーを初めて読む人向けと言うよりはやはりもう自身の好みの味付けを知っている人向けの作品。

    0
    2025年11月26日
  • アリバイ崩し承ります

    Posted by ブクログ

    事件関係者以外の登場人物の少なさ、キャラ設定もほぼ無し。とにかくアリバイだけに特化した作品。最後の7話だけ八王子の地名や駅名が具体的で面白い

    0
    2025年11月26日
  • アリバイ崩し承ります

    Posted by ブクログ

    「時計屋探偵の〜2」から読み始め、1も読んでみたいと思いすぐさま購入しました。アリバイを考えるのが本当に凄い、、。ここまでアリバイに凝縮された内容の本を読むのは初めてで新鮮でした。

    0
    2025年11月24日
  • にわか名探偵~ワトソン力~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    和戸宋志と片瀬つぐみが映画鑑賞をしていた映画館での殺人事件。映画館の扉は鉄の棒を突っ込まれ、出入りが出来なくなっていた。「屍人たちへの挽歌」。 和戸が迷い込んだヤクザの組事務所で見つけた死体。「ニッポンカチコミの謎」。 田舎を満喫しようと和戸が乗ったローカル線が土砂崩れで急停止。電車から乗客は降ろされたが、電車の中に死体が…。「リタイア鈍行西へ」。 「二の奇劇」。 「電影パズル」。 「服のない男」。 「五人の推理する研究員」。

    0
    2025年11月24日
  • アリバイ崩し承ります

    Posted by ブクログ

     アリバイ崩しに特化した七編(一編はアリバイ探し)が収録された本格ミステリーの短編集で、時間の誤認や錯覚だけでなく脆弱ながらも崩せないものや心理的な要素を利用したトリックまで幅広いアリバイ崩しを楽しめた。続編も是非読みたい。

    0
    2025年11月01日
  • アリバイ崩し承ります

    Posted by ブクログ

    数年前にドラマ化もされた、安楽椅子探偵ものの短編集。
    読者への配慮からか、余計な寄り道がなくシンプルでテンポのいい構成。
    「時間の誤認」「錯覚」「勘違い」といった日常のズレを巧みに使い、
    気づけば“自分もやってしまいそう”と思わせるトリックが光っていました。
    一話ごとにしっかりオチが決まっていて、短編集ながら満足度の高い一冊でした。

    0
    2025年10月19日
  • 仮面幻双曲

    Posted by ブクログ

    大山誠一郎の長篇ミステリ作品『仮面幻双曲』を読みました。
    大山誠一郎の作品は2月に読んだ『密室蒐集家』以来ですね。

    -----story-------------
    この町の誰が”顔を変えた殺人者”なのか?

    時は、戦後間もない昭和22年。
    東京で亡き父の事務所を継いだ私立探偵の川宮兄妹は、依頼を受けて滋賀県の双竜町に赴く。
    依頼主は、地元随一の製糸会社を営む占部家の先代社長夫人。
    専務の武彦が双子の兄である現社長の文彦に恨みを抱き、殺害を目論んでいるのだという。
    武彦は女子工員の小夜子に恋をしていたが、彼女は町中に中傷の手紙がばらまかれたことを苦に自殺。
    兄の仕業だと思い込んだ武彦は姿をくらまし、整形手術を受けて顔を変え、別人になりすまして双竜町に戻っている。

    「なぜ顔を変えたかわかるか? お前の近くにいる」

    川宮兄妹の使命は、武彦を探し出し、文彦の命を守ること。
    しかし、琵琶湖のほとりに建つ巨大な洋館に招かれ、寝ずの番にあたった矢先、文彦は惨殺されてしまう――

    果たして誰が”武彦”なのか。
    本格ミステリの名手による傑作が、待望の文庫化!
    -----------------------

    2006年(平成18年)に『書き下ろしミステリー第2弾! 双竜町事件-仮面幻双曲』というタイトルで刊行された作品……大幅に加筆改稿した文庫版で読みました。

     ■プロローグ 昭和21年・冬
     ■一の奏 隠された顔
     ■二の奏 湖岸の館
     ■三の奏 当主の死
     ■四の奏 通夜の夜
     ■五の奏 捜索の朝
     ■六の奏 湖中の男
     ■七の奏 復興の街
     ■八の奏 暴かれた顔
     ■エピローグ 昭和22年・冬
     ■解説 香気溢れる、意想外のパズラー ~白い仮面はいかに改訂されたか~ 阿津川辰海

    昭和22年、私立探偵の川宮兄妹は依頼を受けて琵琶湖畔の町・双竜町へ赴く……この町にある製糸会社の社長・占部文彦に双子の弟の武彦から殺害を仄めかす脅迫状が届いたのだ、、、

    武彦は恋人の死で兄に恨みを抱き1年前に出奔していたが、東京で整形手術を受けて顔を変え町に戻ってきたらしい……別人に成りすましている武彦を探し出し、文彦を守ること、それが川宮兄妹への依頼だった。

    しかし警護の甲斐もなく、文彦は湖岸の館で殺害される……この町の誰が武彦なのか? 大胆なトリックで読者に挑戦する傑作本格ミステリが、全面改稿された文庫版で登場。

    昭和22年という時代背景、琵琶湖岸の大きな館という舞台、町の名家に伝わる双子伝説、整形手術で顔を変えて別人になりすまして町に戻ったと思われる犯人、近親憎悪から引き起こされる怪事件……横溝正史作品っぽい雰囲気を持った作品でしたね、、、

    双子を使ったトリックは、古今東西、多くのバリエーションがあると思うのですが、このパターンは初めて読みました……整形した双子の設定を巧みに利用した、複雑かつ巧妙な犯行計画が愉しめました。

    大山誠一郎作品って、短篇でキレの良いイメージでしたが……長篇も良いですね! もっと長篇を描いてほしいですね。

    0
    2025年08月17日