大山誠一郎のレビュー一覧
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「三十年目の自首」「名前のない脅迫者」「三匹の子ヤギ」「掘り出された罪」「死の絆」「春は紺色」
あとがきで作者さんが各作品のテーマと、そのテーマの先行作品を示されています。ミステリファンなのでこういうの嬉しい。泡坂妻夫さんの「掘り出された童話」再読したい。
緋色館長が独自の視点で迷宮入りになった事件を再捜査、鮮やかに解決します。彼女の着眼点がなんとなく分かる作品もあったけれど、どの事件もおよそ予想もつかない凝った真相で、中々に頭の中がこんがらがりました。(2作目の違和感からの推理は、そんなところから!?とびっくり。面白かった。)そんな中名探偵の若き日々を描いた「春は紺色」が異色作だし真相もシンプルに驚くことができて好きでした。 -
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超ハイレベルで奇想天外、予測不能なトリック駆使の本格ミステリ!
警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」の館長・緋色冴子はコミュニケーション能力は皆無だが、ずば抜けた推理力を持つ美女。そんな冴子の手足となって捜査を行うのは、部下の寺田聡。過去の事件の遺留品や資料を元に、難事件に挑む二人が立ち向かった先は――。
予測不能なトリック駆使、著者渾身の最高傑作! TVドラマ原作
「読者に対して手がかりを堂々と提示しながらも真相を当てさせない」という
難題を見事にクリアしている。 ――飯城勇三「解説」より
◎目次
パンの身代金
復讐日記
死が共犯者を別つまで
炎
死に至る問い
緋色冴子と寺田聡のぺあがとてもニヤニヤしながら読んじゃってました(*´艸`)フフフッ♡
聡がめちゃくちゃこき使われてて冴子は館長室から出ないのに聡が聞き込みした内容と遺留品、資料で犯人が分かるなんて凄すぎます -
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ネタバレ交番勤務から
県警本部捜査一課に異動し
新しい街に引っ越してきた
"僕“が商店街の
時計屋に入る
「アリバイ崩し承ります」の
張り紙→依頼をする
祖父から引き継いだ店主
・美谷時乃→20代半ば ボブ髪
色白 つぶらな瞳
小さい鼻..兎を思わせる容姿
僕 が時乃さんにアリバイ崩しの依頼をする
(時計に兎 表紙の絵からも
不思議の国のアリスぽくて心惹かれる)
1話 ギャンブルばかりの元夫が
実はいい人だった話
2話 犯人が銃で殺人 死亡時刻をずらすため
太腿を撃ち違う銃で数時間後殺人をする話
3話 自分が殺したと告白後すぐに交通事故で
亡くなってしまった男のアリバイ崩し
4話 妻の妹と浮気したマッサージ師が
妹と共謀して姉を殺そうとして..
妹を殺し妹を殺した犯人を
姉になすりつけようとした話
5話 時計店2台目の時乃(子供時)
と祖父の時計に関するアリバイ崩しの話
6話 休暇中ペンションで殺人
中学生男子が犯人と疑われ
その疑いを晴らすアリバイ崩し
7話 男が殺される
その男は姉と家と土地を巡り
対立していた
その敷地から男の遺体が..
殺された男が埋めたと思われる
遺体の息子が犯人候補 その息子には
アリバイが..アリバイ崩しの話
安楽椅子探偵の話 7つ
6のペンションの話が良かった -
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赤い博物館シリーズ第3弾。
「警察小説の定番テーマを本格ミステリの手法で料理してみる」をコンセプトのひとつとしているこのシリーズは、警察ものの面白さと謎解きのワクワク感を味わえる楽しみがある。
だけどそれは本格ミステリばりの必然性と整合性とがあってのもので、この短編集の中の冴子の推理はいささか無理筋、力技の要素が強いのが残念。
まあ、冴子が居ながらにして推理する“安楽椅子探偵”だから仕方ないんだけど、どうにも無理矢理感が強すぎて萎える。
雑誌に単発で掲載されたものを集めているから同じような説明が毎回続くのも鬱陶しい。
でも、ミステリファンとしてはこういう短い推理がたまらないので、次も読んでしまうんだろうけど。 -
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連作短編集
発生から一定期間経過した事件の証拠品・捜査書類を保管しておくための施設、通称「赤い博物館」
そこに集められた遺留品や資料から、事件の真相を当てますよー、といったお話
これだけの情報からこんな意外な真相が!という楽しみはあるものの、逆に言えば、これだけの情報から推理した真相が本当に当たってるなんてちょっと都合が良すぎるよ!とも思えてしまう
こういったタイプの作品はそういうものでしょ、なんてツッコミはもちろんそうなのですが、違和感を覚えてしまったのも事実
P.153での『推理を進めるうえでの絶対条件となる根拠が自分のした推理結果』という論理の強さにちょっと笑ってしまった
こういう強引なのは嫌いじゃないです -
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ネタバレ
①乾くるみはイニシエーショラブの印象が強すぎて(小説は読んでないけど映画は観た)、
絶対なにも無いまま終わるはずない。所々セリフの違和感あるし、と思ってたら案の定。
どっちとも読める文章書けるのさすが。
読み返したら男がクズすぎた。元120キロというのにも笑った。痩せたらちょっとモテ出して調子乗っちゃった?
②崖の下、の凶器は氷柱だと思ってました!
溶けたら証拠なくなるし
そしたら骨てwwリアリティなさすぎて
骨、ねえ、、(╹◡╹)くらいでした
③コロナ禍でのお話は割と好きだけど、全体的にぼんやり地味な感じ
張り紙しちゃうのはちょっとお子ちゃまかなあ
④ストーカー気質がキモくて好き。
⑤あとで読む
⑥辻村深月さん好き、コロナ禍でお話割と好き(2回目)
いや、ストレス溜まるよ学生なんて特に。
痛い目見たーーという黒歴史になんとかおさまってよかった。ほっこりラストでよかった。
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ネタバレ※小話ごとに書き殴った感想。ネタバレしまくり&やたら長い
【夜半のちぎり】
シンガポールはポイ捨てに厳しいとは聞いてたけど、そんな決まりもあったんか…
相手の元カレは想像ついてたけど、ガムの下りは恐れ入った。頭からっぽどころかめちゃくちゃやべえオトコじゃんよ…
4人が4人とも、まあまあ自分勝手でちょいと頭のネジ飛んでるのよね。お互い相容れなかったの、実は同族嫌悪だったのでは?
関係ないけど女の本性って、付き合い長い男でも理解出来てないこと多いよね。女同士は直感レベルでビビッとくるのに不思議。。
【透明人間】
透明人間の生態ってちゃんと想像したこと無かったから、消化物とか爪の間のゴミとかの観念がなるほどね~だった。あとメイクで誤魔化せるんだっていう。
密室にしてからの透明人間の探し方とかめちゃくちゃリアルで、設定作りこんでるのをひしひし感じたわね。ハナから動機が?だったけど、ラストでそういうことかと納得。
探偵はこの1回で色々詰め込んだ感じあるけど、シリーズ化を意識してのキャラ立てだったのかしら?面白い世界観だから、上手く活かした振れ幅のある話をもっと見たいわ。
【顔のない死体】
最初「首のない死体と顔のない死体はエラい違いがあるで(意訳)」と言われて、そらまあそうでしょうよ…と当然顔してたのは私です。大変申し訳ございませんでした。
DNA鑑定頑なに拒否すんの怪しみしかなかったけど、目的そっちかーい!完全にしてやられた。
オカンはわかりやすくアレだけど、オトンも托卵とはいえ2年育ててきた子供より自分の欲求優先させちゃうんだから、結果夫婦ともにクズよね。
2歳だったら将来的に両親のこと覚えてない可能性も高いし(むしろ忘れてて)どうかこの先は幸せに暮らしておくれ。おばちゃんとの約束だよ。
※このお話はフィクションです。
ちょっと気になったのが、話のボリュームの割に登場人物がやたら多い(しかも警官ばかり)。なのに個々に掘り下げようとしてる動きすらあったんだが、、あのムーブは何だったん?
【首無館】
館と聞くと警戒するわ。館つけてるクセに、は?みたいな話がゴマンとあるから。みんなちゃんと某先生リスペクトしてる?(強火オタク)
そんなイチ館ファンも、これには度肝を抜かれたわよね。新しすぎて。
まず、この話のポイントは館の構造ではありません。ゲロです(断言)
でも本当に、真実がゲロからポロポロ出てきちゃうから侮れない。しおりんも見た目と裏腹な明晰頭脳っぷりで、ちょっと友達になりたくなっちゃう。さすが腐っても医学部生。近寄ったら絶対ゲロ吐くけど。
あとゲロの見取り図いる?笑 もっと他に描くべきものあったでしょ。館とか館とか館の見取り図とか。
頼むから建物を活かしてくれ…!!(懇願)
そんな賢いしおりんもあの子も、最終的には報われなさそう…というか、この事件絶対闇に葬られるよね?ヤッホーこの世界の警察仕事してるぅ?(煽)
人名がニックネームなの、それこそ十〇館オマージュかと思ったけど、わざわざ名をつけてやる迄もないってだけかも。何だったらバカにしてるくらいのテキトーさだし、まるで人権感じられなくて笑っちゃったよね。
ロープの代わりがアレだとか、人1人の登場~死までがスピーディなのにしっかりグロめとか、この人はこういう作風なのかしら。ちょっと次回作読むのは躊躇うかも。げろげろ。
やばい、こんなゲロまみれの感想書くつもりなんて毛頭なかったのに。おそロシア。影響力強めにつき充分ご注意ください。
【袋小路の猫探偵】
超私見ですまん、飛び抜けて面白くなかった。いやネコチャンに罪は無いんだけど。
そもそもこれ本格ミステリなの?ミスリードの内容としてはまあありかなと思うけど、ボールで人転倒させるって、、マ〇オカートのバナナじゃないんだから。
ていうか警察官が制服盗まれるの、新聞乗るレベルの不祥事じゃない?国家権力不当行使の危機よ。なんなら内部犯の匂いもするレベルなのに、口止めしました~で許されること?
そんな中、どうにかネコを絡ませようとする必死感が更に悪目立ちして、肝心の種明かしも全部あっそう…て流しちゃった。いやネコチャンに罪は無いんだけど。
まあ悪いのは掲載順だと思います。ゲロゲロ館のあとにこれは霞むって。(個人の感想です)
【葬式帰り】
結局この話はどう帰結するの?と思ってたら、1番やべえのお前かい~という話。
石に齧り付いた話は知ってたけど、その後祟りが起きなかったのはなぜ?が腑に落ちまくり。なるほど、意識を逸らすために!賢いひとって…かしこいね!(語彙力)
最後自宅の電気が点灯してたの、奥さん在宅設定だし慌てて出てきたから付けっぱだっただけよね?でももし、消して出てきてたとしたら……ホァ……
【カープレッド】
野球という名の物に一切興味が無い人間にとっては、この話の面白さか半分どころか1/5くらいになるのでは?ええ、私のことです。
どうでもいい情報の波に抗えず、受け身のままあれよあれよと流されて行った先で、急に明らかになる真相。へー…ソウダッタノ…
今だから明かすけど、実は最初お父さんを疑ってたんだ。すぐユニフォームに着替えるの、なんか隠してない?とか思って。ただのヤバいファンなだけだった。ある意味犯人よりこえーよ。
頭書きにあった通り、高校野球についてはマジで秒しか触れてなくて笑った。有名どころだから許された暴挙では?
【使い勝手】
あ~この主人公の苛立ちがめちゃくちゃわかる。中途半端に親切な人間て、結局ずる賢いやつに目ざとく見つかって、いいように使い倒される運命なんよな。
我慢しても遅かれ早かれどこかで爆発するから、ちょっとうるせえ奴と思われても、ある程度自分の意見は主張した方がいいわよ。わたしより。
というわけで(?)ミスリードにはすっかり騙されたよね。確かに、ド定番の重量感マシマシ灰皿ならともかく、女の力でシチューボウルはアレかも。。
でも主人公が、使い勝手のいい女のまま踏みとどまって良かった。それが1番の意趣返しだと思うもん。最後の1文から滲み出るやるせなさも、表題と良くマッチしてると思う。
やっぱり世の中、真面目に働いて得たお金が1番信用出来るわ。みんな闇バイトとかしないであくせくはたらこ。
【掟上今日子】
この作者が原作の「暗号学園のいろは」(漫画。完結済で超おもろいから全人類読んで)に激ハマリしてたので、期待値高め。
…だったんだけど、やはりアレね。
シリーズ物をつまみ読み(?)するの、アテクシ苦手だわ。
内容そのものより、作品内の空気感とか登場人物のキャラを把握することに気がいっちゃって、純粋に話を楽しめないのよ。
もちろん、こういうのに載せる短編は、初心者でも入り込みやすいように色々説明してくれてるのはわかる。
でもそうすると話が必要以上に回りくどくなるし、理解を諦めて話だけ追うと、所々に挟まる「このキャラのいつものこの感じ~」の部分が妙に白々しくて読んでられないというか…
まあつまり、シリーズ未読の私が悪いんです。誠にすまんのきもち。
そんで今回の事件、まあ胸糞だったわね。
真相が今日子ちゃんの言う通りだったら…被害者兼加害者の両親のメンタルが心配。。
これが真実であろうと無かろうと、この可能性については3人の胸の内に閉まっておいてほしいわね。
世の中、知らない方がいい事ってごまんとあるんだなあ。みつお。
【虚構推理】
シリーズ物は以下略。つまりこちらも未読です、すまんのきもち(2回目)
そんでなになに、主人公は…特異体質の彼女と、また別の特異体質の彼氏?
…だから、設定モリモリなやつは1回で世界観飲み込みきれないんだってば…頼むからシリーズ物続けてもってこないでおくれ。。
とまあそこは置いといて、怪異の相談役ってなると色々な方向から話が作れそうね。1番怖いのは人間だぞ~的なのも出来るし。
自分で言ったやつ自分で論破してくの、刀城言耶みたいだったなあ。とか考えつつこれ書いてる今、どうしよ。結末が思い出せない。結局どの説が採用(?)されたんだっけ。
…印象に残ったかどうかは正直そのレベルでした。ごめんな。
【ホームズ】
小説ってあったけど、これ完全に論評よね?
確かにコナン・ドイルがホームズ嫌ってたってのは聞いた事ある。
そこで無意識に【影】の存在を作り出し、そいつにホームズをうっちゃってもらう…というのは、まあ出てきそうな流れかなと。
でもそこからが流石で、その影が1人だとは限らないよねって。え、医者も?え、犬も?!
でも言われてみれば、医者の名前は誤植かってくらいそっくりだったわ。しかも端役同士ならまだしも、片方準主役よ?絶対にわざとよね。
表面的にしか話をさらえない残念な脳みそなので、こうやって論理的に掘り下げて考察できる人たちって尊敬するわ。こういう思考回路があると、1つの話を色んな角度から楽しめて羨ましい。考察厨になりたい。
そんなこんなで、論評といえど最後まで楽しく読めました、まる。