大山誠一郎のレビュー一覧
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ネタバレ「赤い十字架」:崖と中庭に挟まれて建つL型の山荘で射殺された主と妹。ダイイングメッセージは血で記された赤い十字架が5つ。推理合戦とワトソン力の説明的ストーリー。
「求婚者と毒殺者」:月子の婚約者を決めるために孤島に集められた和戸たち4名。月子とワルツを踊った安住が毒殺される。ワトソン力で推理合戦が始まったかと思えど伊神と宇多が共犯で庇い合う推理をしてるとは。
「雲の上の死」:飛行中の機内で毒殺された男。なぜわざわざこんな所で殺されたのか。機長にまでワトソン力の影響が!乗客の宝石を盗んで見ず知らずの乗客を殺して死を確認するふりをして喉に押し込むとはかなり大胆ねー。
非常に読みやすい短編集。 -
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「三十年目の自首」「名前のない脅迫者」「三匹の子ヤギ」「掘り出された罪」「死の絆」「春は紺色」
あとがきで作者さんが各作品のテーマと、そのテーマの先行作品を示されています。ミステリファンなのでこういうの嬉しい。泡坂妻夫さんの「掘り出された童話」再読したい。
緋色館長が独自の視点で迷宮入りになった事件を再捜査、鮮やかに解決します。彼女の着眼点がなんとなく分かる作品もあったけれど、どの事件もおよそ予想もつかない凝った真相で、中々に頭の中がこんがらがりました。(2作目の違和感からの推理は、そんなところから!?とびっくり。面白かった。)そんな中名探偵の若き日々を描いた「春は紺色」が異色作だし真相もシンプルに驚くことができて好きでした。 -
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超ハイレベルで奇想天外、予測不能なトリック駆使の本格ミステリ!
警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」の館長・緋色冴子はコミュニケーション能力は皆無だが、ずば抜けた推理力を持つ美女。そんな冴子の手足となって捜査を行うのは、部下の寺田聡。過去の事件の遺留品や資料を元に、難事件に挑む二人が立ち向かった先は――。
予測不能なトリック駆使、著者渾身の最高傑作! TVドラマ原作
「読者に対して手がかりを堂々と提示しながらも真相を当てさせない」という
難題を見事にクリアしている。 ――飯城勇三「解説」より
◎目次
パンの身代金
復讐日記
死が共犯者を別つまで
炎
死に至る問い
緋色冴子と寺田聡のぺあがとてもニヤニヤしながら読んじゃってました(*´艸`)フフフッ♡
聡がめちゃくちゃこき使われてて冴子は館長室から出ないのに聡が聞き込みした内容と遺留品、資料で犯人が分かるなんて凄すぎます -
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ネタバレ交番勤務から
県警本部捜査一課に異動し
新しい街に引っ越してきた
"僕“が商店街の
時計屋に入る
「アリバイ崩し承ります」の
張り紙→依頼をする
祖父から引き継いだ店主
・美谷時乃→20代半ば ボブ髪
色白 つぶらな瞳
小さい鼻..兎を思わせる容姿
僕 が時乃さんにアリバイ崩しの依頼をする
(時計に兎 表紙の絵からも
不思議の国のアリスぽくて心惹かれる)
1話 ギャンブルばかりの元夫が
実はいい人だった話
2話 犯人が銃で殺人 死亡時刻をずらすため
太腿を撃ち違う銃で数時間後殺人をする話
3話 自分が殺したと告白後すぐに交通事故で
亡くなってしまった男のアリバイ崩し
4話 妻の妹と浮気したマッサージ師が
妹と共謀して姉を殺そうとして..
妹を殺し妹を殺した犯人を
姉になすりつけようとした話
5話 時計店2台目の時乃(子供時)
と祖父の時計に関するアリバイ崩しの話
6話 休暇中ペンションで殺人
中学生男子が犯人と疑われ
その疑いを晴らすアリバイ崩し
7話 男が殺される
その男は姉と家と土地を巡り
対立していた
その敷地から男の遺体が..
殺された男が埋めたと思われる
遺体の息子が犯人候補 その息子には
アリバイが..アリバイ崩しの話
安楽椅子探偵の話 7つ
6のペンションの話が良かった -
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赤い博物館シリーズ第3弾。
「警察小説の定番テーマを本格ミステリの手法で料理してみる」をコンセプトのひとつとしているこのシリーズは、警察ものの面白さと謎解きのワクワク感を味わえる楽しみがある。
だけどそれは本格ミステリばりの必然性と整合性とがあってのもので、この短編集の中の冴子の推理はいささか無理筋、力技の要素が強いのが残念。
まあ、冴子が居ながらにして推理する“安楽椅子探偵”だから仕方ないんだけど、どうにも無理矢理感が強すぎて萎える。
雑誌に単発で掲載されたものを集めているから同じような説明が毎回続くのも鬱陶しい。
でも、ミステリファンとしてはこういう短い推理がたまらないので、次も読んでしまうんだろうけど。 -
Posted by ブクログ
連作短編集
発生から一定期間経過した事件の証拠品・捜査書類を保管しておくための施設、通称「赤い博物館」
そこに集められた遺留品や資料から、事件の真相を当てますよー、といったお話
これだけの情報からこんな意外な真相が!という楽しみはあるものの、逆に言えば、これだけの情報から推理した真相が本当に当たってるなんてちょっと都合が良すぎるよ!とも思えてしまう
こういったタイプの作品はそういうものでしょ、なんてツッコミはもちろんそうなのですが、違和感を覚えてしまったのも事実
P.153での『推理を進めるうえでの絶対条件となる根拠が自分のした推理結果』という論理の強さにちょっと笑ってしまった
こういう強引なのは嫌いじゃないです