大山誠一郎のレビュー一覧

  • 神様の罠

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    自分の読書歴では初のアンソロジー。
    トリック満載のミステリとコロナ禍で起きた世の中の異変に触れた作品もあり。
    六者六様のお話が展開されているので、合う合わないは結構大きく分かれたかも。

    やはりトップで読み応えあったのは、
    辻村深月『2020年のロマンス詐欺』だった。
    "闇バイト"に関する話は年月の経った今でも、
    というか更に横行しているからこの作品は教科書に載せて恐ろしさを知ってもらいたいくらい。
    孤立無援の環境で追い込まれていく緊張感がとにかく怖い。しんどい時期でも不逞な輩を近付けないように日頃から対策していけますように。

    芦沢央『投了図』もコロナ禍が招いた事件。あの

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    2026年06月23日
  • 時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2

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    程よい短編と程よいミステリー。典型例な安楽椅子探偵の物語が可愛い探偵によって語られます。ドラマも良かったけど原作も良い感じ。

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    2026年06月21日
  • ワトソン力(りょく)

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    周囲の人々の推理力を高める力「ワトソン力」を持った主人公が監禁され、監禁犯の正体を明らかにするために、過去に経験した事件を振り返るオムニバス小説。
    居合わせた素人の人々が事件に対する推理を働かせて、独自の推論を交わらせる事で真実が紐解かれるところが面白いポイント。主人公の一人称小説だが、基本的に会話劇を中心に話が展開していく。
    全体的に、主人公を含めた登場人物の内面の感情が描かれることが少なく、感情移入が難しい事がやや不満。動機やトリックは作り込まれてるが、「謎解きのために事件が作られた」感が否めない。文章は素直で読みやすく、楽しく読む事ができたが、トリックが分かった状態で「2度読みたい」とは

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    2026年06月14日
  • 赤い博物館

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    証拠などを保管する資料館「赤い博物館」を舞台にしたミステリ。
    連作短編で読みやすいしキャラも立っている。続編あるので読んでいこうと思う。

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    2026年05月14日
  • 死の絆 赤い博物館

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第1話 三十年目の自首
    第2話 名前のない脅迫者
    第3話 三匹の子ヤギ
    第4話 掘り出された罪
    第5話 死の絆
    第6話 春は紺色

    犯罪資料館館長・緋色冴子警視が部下の寺田聡を引き連れて、再捜査を行う。
    時効が成立しようが、立証できなかろうが、自分の考えを確かめたい緋色の行動力に呆れつつ脱帽。

    事件はどれもややこしくて現実感はないが、おかげで頭の体操として楽しめる。

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    2026年04月23日
  • ワトソン力(りょく)

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    ネタバレ

    「赤い十字架」:崖と中庭に挟まれて建つL型の山荘で射殺された主と妹。ダイイングメッセージは血で記された赤い十字架が5つ。推理合戦とワトソン力の説明的ストーリー。
    「求婚者と毒殺者」:月子の婚約者を決めるために孤島に集められた和戸たち4名。月子とワルツを踊った安住が毒殺される。ワトソン力で推理合戦が始まったかと思えど伊神と宇多が共犯で庇い合う推理をしてるとは。
    「雲の上の死」:飛行中の機内で毒殺された男。なぜわざわざこんな所で殺されたのか。機長にまでワトソン力の影響が!乗客の宝石を盗んで見ず知らずの乗客を殺して死を確認するふりをして喉に押し込むとはかなり大胆ねー。
    非常に読みやすい短編集。

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    2026年04月13日
  • アリバイ崩し承ります

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    設定がわかりやすくて、内容もあっさりしていたので、読みやすかったです。
    ストーリーが結構単調なので、もう少し練れるんではないかとも思いましたが、隙間時間で読むなら、このくらいが丁度いいかなとも思いました。

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    2026年04月11日
  • ワトソン力(りょく)

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    短編でどの話もとてもカジュアルに読める。ワトソンカをもつ和戸宗志、自分ではなく、まわりの人の推理力を向上させる特殊能力をもつ。この前提のもとで、状況的におかしいとか度返しにグイグイとみんなが推理していく、斬新で面白かった。

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    2026年04月07日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    ネタバレ

    伊坂さん目当てで購入。普通のミステリーのアンソロジーかと思いきや、複数の執筆陣が蝦蟇倉市という架空都市を舞台にしたミステリーを各々書く。連作短編のような読み心地でした。私としては伊坂さんの作品がやはり一番好き。伯方さんの格闘技+ミステリーは無茶苦茶な真相が良くも悪くも印象に残りました。登場人物が控えめながらにリンクしていることにほっこりします。おもしろい作品です。

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    2026年03月23日
  • にわか名探偵~ワトソン力~

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    「ワトソン力」シリーズ2作目、相変わらず行く先々で事件に巻き込まれ、周囲の人たちが解決していく物語。
    流石に事件に巻き込まれすぎじゃない?とは思いますが、これも探偵物のお約束ということで。
    前作のセルフオマージュらしき話もあり楽しかったです。
    設定的に短編集になるのは仕方ありませんが、長編も読みたいですね。

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    2026年03月10日
  • 死の絆 赤い博物館

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    「三十年目の自首」「名前のない脅迫者」「三匹の子ヤギ」「掘り出された罪」「死の絆」「春は紺色」

    あとがきで作者さんが各作品のテーマと、そのテーマの先行作品を示されています。ミステリファンなのでこういうの嬉しい。泡坂妻夫さんの「掘り出された童話」再読したい。

    緋色館長が独自の視点で迷宮入りになった事件を再捜査、鮮やかに解決します。彼女の着眼点がなんとなく分かる作品もあったけれど、どの事件もおよそ予想もつかない凝った真相で、中々に頭の中がこんがらがりました。(2作目の違和感からの推理は、そんなところから!?とびっくり。面白かった。)そんな中名探偵の若き日々を描いた「春は紺色」が異色作だし真相も

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    2026年03月08日
  • 赤い博物館

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    超ハイレベルで奇想天外、予測不能なトリック駆使の本格ミステリ!

    警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」の館長・緋色冴子はコミュニケーション能力は皆無だが、ずば抜けた推理力を持つ美女。そんな冴子の手足となって捜査を行うのは、部下の寺田聡。過去の事件の遺留品や資料を元に、難事件に挑む二人が立ち向かった先は――。
    予測不能なトリック駆使、著者渾身の最高傑作! TVドラマ原作

    「読者に対して手がかりを堂々と提示しながらも真相を当てさせない」という
    難題を見事にクリアしている。 ――飯城勇三「解説」より

    ◎目次

    パンの身代金
    復讐日記
    死が共犯者を別つまで

    死に至る問い

    緋色冴子と寺田聡

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    2026年02月23日
  • 神様の罠

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    改めて1冊の本の中でいろんな作家さんの文章を楽しめるのは面白い。それぞれの作家さんの特徴が出ていた。辻村深月さん、芦沢央さんのが個人的には好み。

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    2026年01月11日
  • アリバイ崩し承ります

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    ネタバレ

    交番勤務から
    県警本部捜査一課に異動し 
    新しい街に引っ越してきた
    "僕“が商店街の
    時計屋に入る
    「アリバイ崩し承ります」の
    張り紙→依頼をする
    祖父から引き継いだ店主
    ・美谷時乃→20代半ば ボブ髪 
          色白 つぶらな瞳
          小さい鼻..兎を思わせる容姿

    僕 が時乃さんにアリバイ崩しの依頼をする
       (時計に兎 表紙の絵からも 
        不思議の国のアリスぽくて心惹かれる)

    1話 ギャンブルばかりの元夫が
       実はいい人だった話
    2話 犯人が銃で殺人 死亡時刻をずらすため
       太腿を撃ち違う銃で数時間後殺人をする話
    3話 自分が殺したと告白後すぐに交通事故で
     

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    2025年12月25日
  • 死の絆 赤い博物館

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    赤い博物館シリーズ第3弾。

    「警察小説の定番テーマを本格ミステリの手法で料理してみる」をコンセプトのひとつとしているこのシリーズは、警察ものの面白さと謎解きのワクワク感を味わえる楽しみがある。

    だけどそれは本格ミステリばりの必然性と整合性とがあってのもので、この短編集の中の冴子の推理はいささか無理筋、力技の要素が強いのが残念。

    まあ、冴子が居ながらにして推理する“安楽椅子探偵”だから仕方ないんだけど、どうにも無理矢理感が強すぎて萎える。
    雑誌に単発で掲載されたものを集めているから同じような説明が毎回続くのも鬱陶しい。
    でも、ミステリファンとしてはこういう短い推理がたまらないので、次も読ん

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    2025年12月25日
  • アリバイ崩し承ります

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    刑事が持ち込んだ事件について説明して、時計屋さんがさらっと解決してくれるという安楽椅子探偵もの。
    鮮やかな推理にすごいなーとは思ったけど、事件の説明→解決の繰り返しであまり物語がなくて、自分の好みではなかった。

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    2025年12月22日
  • ワトソン力(りょく)

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    第一話 赤い十字架
    第二話 暗黒室の殺人
    第三話 求婚者と毒殺者
    第四話 雪の日の魔術
    第五話 雲の上の死
    第六話 探偵台本
    第七話 不運な犯人

    多重解決もの

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    2025年11月22日
  • にわか名探偵~ワトソン力~

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    ワトソン力の続編。他人のワトソン力を高める能力を持った主人公和戸が、今作もあちこちで事件に巻き込まれていきます。

    前作では、読んでいても「ワトソン力」なるモノの存在に慣れず、戸惑う気持ちがありましたが、2作目ともなると逆に楽しみに。人が死んでいるのに、不思議とコミカルに仕上がっているので、安心して読むことができます。
    ワトソン力が影響すると、一体どのくらい頭が冴えてくるのか、体験してみたくなりました。

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    2025年11月16日
  • 神様の罠

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    出張の時は短編集を持って出掛けるのが最近のパターンです。本作は平均的な内容でした。中でも“2020年のロマンス詐欺”は面白かった!コロナの頃は沢山の人々がいろいろな感情の中で生活していたのを、今なら冷静に振り返れます

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    2025年11月12日
  • 赤い博物館

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    連作短編集

    発生から一定期間経過した事件の証拠品・捜査書類を保管しておくための施設、通称「赤い博物館」
    そこに集められた遺留品や資料から、事件の真相を当てますよー、といったお話

    これだけの情報からこんな意外な真相が!という楽しみはあるものの、逆に言えば、これだけの情報から推理した真相が本当に当たってるなんてちょっと都合が良すぎるよ!とも思えてしまう

    こういったタイプの作品はそういうものでしょ、なんてツッコミはもちろんそうなのですが、違和感を覚えてしまったのも事実


    P.153での『推理を進めるうえでの絶対条件となる根拠が自分のした推理結果』という論理の強さにちょっと笑ってしまった
    こう

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    2025年10月22日