大山誠一郎のレビュー一覧

  • 赤い博物館

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    この小説を原作にしたテレビドラマ(二時間ドラマ)を観たことが、きっかけで読みました。全5編からなる短編集で、提示された証拠から聞き込みそして推理という流れなので、若干情緒的な面は薄いですが、未解決の事件の証拠を登場人物、読者にキチンとわかるように作中で提示され、主人公である緋色冴子が真相を推理していくところに読みごたえがある。あと事件の背景にある関係者の狂気ともいえるような内面を感じさせる話もあり、そういったところにも惹かれた。ラストの冴子の台詞からも次のシリーズの単行本発売が楽しみになる作品。

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    2019年12月08日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    旅のお共として借りたけど家にいるときに読んでしまった。こういうアンソロジーは旅にぴったりだよね。面白かった。若手作家さん、ってことで『新鮮』になったそうだけど、はずれなかったな。まぁ強いていえば岡崎琢磨「夜半のちぎり」は先が読めて全然どんでん返しじゃなかった。似鳥鶏はトリッキーで面白かった。筒井康隆っぽい。解説でそれぞれの作家さんの過去の作品が紹介されてて、どれも面白そうだった。みんなまた読んでみよう。

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    2019年09月03日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    様々なアンソロジーで読んだものもあったが、改めて面白い。虚構推理は次から次へと推論が出てきた上で結局は、というのが楽しい。

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    2019年03月10日
  • 赤い博物館

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    2018年107冊目。探偵役の推理が切れ味鋭いものから妄想に等しいものまで落差が激しい。事件そのものも考えさせられるものから荒唐無稽なものまで。その両方がハイレベルな⌈復讐日記」がベスト。次点で⌈炎」。

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    2018年10月06日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    昨年発表された本格ミステリ短編のベスト集。
    同じ趣旨の『ザ・ベストミステリーズ』(こちらは広義のミステリ短編)と比べられがちだが、ここ数年は後者の方がバランスが良くて面白かった。だけど、今作は数年の不振を一掃する位に傑作が揃った。本格好きとして大いに喜ばしい。
    特に大山誠一郎さんの作品は凄い。犯人が被害者の顔を潰す理由で、こんなに斬新なアイデアを考え付くとは! これだけでこの一冊を読んだ価値あり。

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    2018年07月12日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    楽しく読めた。どんでん返しと銘打たれてるので終盤でひっくり返ることはわかってて読むわけですが、どうひっくり返るのかを予想しながら読むのも楽しいものです。

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    2018年02月24日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    5人の作家による、不可能犯罪ばかり起こる蝦蟇倉市での事件を描いたミステリ小説。伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏目当てで借りたが、共通のテーマがあったおかげで他の作家さんとのリンクも楽しく、全編あっと言う間に面白く読めた。もちろんお勧めは「浜田青年ホントスカ」。伊坂節全開のおとぼけっぷりが愉快な作品。

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    2016年01月06日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    不可能犯罪ばかり起きる架空の街
    「蝦蟇倉市」を舞台に、
    五人の人気作家が書き下ろした短編集。
    SFやファンタジーでは時々見受けられる
    「シェアードワールド」というものらしい。

    街のどこに何があって、市長はどんな人で、
    という設定は作家陣がアイディアを持ち寄ったとか。
    そのため作者が違っても、街の描写などは共通点があって
    何というか「安心して読める」(^ ^

    でもやはり作者によって切り取るポイントや目線、
    事件の展開や「謎解き」のプロセスは違い、
    何より文章の温度・湿度・テンポ感など
    文体の違いも楽しめる(^ ^

    しみじみとした余韻が残るもの、
    「んなアホな」とツッコミたくなるもの、
    ふわ

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    2015年10月08日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    再読。前は文庫本じゃない方を読んだ。旅のお供として借りる。設定はうっすら覚えてるけど、結末とかは全然覚えてなかった。道尾秀介のは結末がはっきり分からなくて、前回もいらいらしたよな。よーく読めば分かるらしいけど。再度読み返す気力はない。伊坂幸太郎のはやっぱひょうひょうとしていい。他のやつもみんな面白かった。他の本も探してみようかな。

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    2015年06月17日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    字が小さくて読み応えあり。『弓投げの崖を見てはいけない』最後で車にはねられたのは誰か?自分の推理が合ってるかどうかが気になる。

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    2015年03月01日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    蝦蟇倉市で不可能犯罪が起こるアンソロジー。

    伊坂さん道尾さん以外は初読なので
    らしさ はわかりませんが
    1冊としても十分楽しめました。

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    2015年01月27日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    がまくら市という架空都市の舞台を各作家たちがシェアして描かれた作品集

    伊坂さん目当てで購入して読んだ。
    想像以上におもしろかった。

    道尾秀介さんの作品が最初でよかったと思う。
    多視点で描かれていてミステリーとして楽しめたし、
    伏線や環境設定も詳しく描かれていたので、その後の
    ほかの作家の作品へのリンクが見つけやすくなっていたと思う。

    伊坂作品も登場人物の少なさ、限定された環境の中でもさらに狭い環境でキャラを立たせてすごいと思った。

    大山さんの密室ものも不可能犯罪係という部署を設けて真知博士という人物が登場し、その後にも顔を見せておもしろい。

    福田さんの「大黒天」はそれの真実を求める姉

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    2015年01月10日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    架空の都市を舞台にした連作短編集。
    章ごとに作者が違い、それぞれクセのある文章
    なのに、違和感なく1冊の中に納まっていました。

    道尾秀介さん:どちらにしてもバッドエンドな感じで、
    うわぁ!と思いましたが、実際に事件として起きる
    としたら、こういう風に解決しきる前にぷっつりと
    途切れる終わり方をして、その後も人々の暮らしは
    続いていくのかと考えさせられました。

    伊坂幸太郎さん:インパクトはそれほどでもないかなと
    思いました。世の中にはきっと、こういう職業で
    生活している人もいらっしゃるだろうと思いつつ
    読み終えました。
    各作家さんがどういう順番で物語を仕上げたのは
    不明ですが、道尾さんがトッ

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    2015年01月10日
  • 晴れた日は謎を追って がまくら市事件

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    架空の町、蝦蟇倉市を舞台にしたアンソロジー。バラバラに書かれたものではなくて、登場人物が重なっていたり、ある作品の事件が別の作品の裏で起こっていたり、作品ごとがゆるく繋がっているのが面白かったです。

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    2015年01月01日
  • 神様の罠

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    自分の読書歴では初のアンソロジー。
    トリック満載のミステリとコロナ禍で起きた世の中の異変に触れた作品もあり。
    六者六様のお話が展開されているので、合う合わないは結構大きく分かれたかも。

    やはりトップで読み応えあったのは、
    辻村深月『2020年のロマンス詐欺』だった。
    "闇バイト"に関する話は年月の経った今でも、
    というか更に横行しているからこの作品は教科書に載せて恐ろしさを知ってもらいたいくらい。
    孤立無援の環境で追い込まれていく緊張感がとにかく怖い。しんどい時期でも不逞な輩を近付けないように日頃から対策していけますように。

    芦沢央『投了図』もコロナ禍が招いた事件。あの

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    2026年06月23日
  • 時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2

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    程よい短編と程よいミステリー。典型例な安楽椅子探偵の物語が可愛い探偵によって語られます。ドラマも良かったけど原作も良い感じ。

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    2026年06月21日
  • ワトソン力(りょく)

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    周囲の人々の推理力を高める力「ワトソン力」を持った主人公が監禁され、監禁犯の正体を明らかにするために、過去に経験した事件を振り返るオムニバス小説。
    居合わせた素人の人々が事件に対する推理を働かせて、独自の推論を交わらせる事で真実が紐解かれるところが面白いポイント。主人公の一人称小説だが、基本的に会話劇を中心に話が展開していく。
    全体的に、主人公を含めた登場人物の内面の感情が描かれることが少なく、感情移入が難しい事がやや不満。動機やトリックは作り込まれてるが、「謎解きのために事件が作られた」感が否めない。文章は素直で読みやすく、楽しく読む事ができたが、トリックが分かった状態で「2度読みたい」とは

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    2026年06月14日
  • 赤い博物館

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    証拠などを保管する資料館「赤い博物館」を舞台にしたミステリ。
    連作短編で読みやすいしキャラも立っている。続編あるので読んでいこうと思う。

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    2026年05月14日
  • 死の絆 赤い博物館

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第1話 三十年目の自首
    第2話 名前のない脅迫者
    第3話 三匹の子ヤギ
    第4話 掘り出された罪
    第5話 死の絆
    第6話 春は紺色

    犯罪資料館館長・緋色冴子警視が部下の寺田聡を引き連れて、再捜査を行う。
    時効が成立しようが、立証できなかろうが、自分の考えを確かめたい緋色の行動力に呆れつつ脱帽。

    事件はどれもややこしくて現実感はないが、おかげで頭の体操として楽しめる。

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    2026年04月23日
  • ワトソン力(りょく)

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    ネタバレ

    「赤い十字架」:崖と中庭に挟まれて建つL型の山荘で射殺された主と妹。ダイイングメッセージは血で記された赤い十字架が5つ。推理合戦とワトソン力の説明的ストーリー。
    「求婚者と毒殺者」:月子の婚約者を決めるために孤島に集められた和戸たち4名。月子とワルツを踊った安住が毒殺される。ワトソン力で推理合戦が始まったかと思えど伊神と宇多が共犯で庇い合う推理をしてるとは。
    「雲の上の死」:飛行中の機内で毒殺された男。なぜわざわざこんな所で殺されたのか。機長にまでワトソン力の影響が!乗客の宝石を盗んで見ず知らずの乗客を殺して死を確認するふりをして喉に押し込むとはかなり大胆ねー。
    非常に読みやすい短編集。

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    2026年04月13日