大山誠一郎のレビュー一覧

  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

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    前作同様よくできた短編集です。
    本作だけでも楽しめますが、前作の続きから時間がスタートしているので、人間関係を知るには赤い博物館から読むことをお勧めします。
    館長の緋色冴子と元一課刑事の寺田聡の今後が気になります。続編を期待するシリーズです。

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    2022年05月17日
  • 赤い博物館

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    視点人物となる聡は、捜査資料を現場に置き忘れるという重大な失態を犯し、「犯罪資料館」への異動を命じられる所から始まる。

    そこに館長として、謎めいた美女、緋色冴子が登場する。(大体、こういう施設にいるのって、ちょっとエキセントリックな美女なんだよな。)

    捜査員として有能?な聡と、彼から得た情報を元に冴子が未解決事件を「再捜査」していく、というのがあらすじ。

    短編で五つの事件が入っているのだけど、どれもストーリーとして面白い。
    読み終えてから、もう一度最初の事件から振り返った時にちゃんと筋書きが頭に残っていた。
    ただ、冴子の推理力が、ちょっと桁外れで、なんとなく犯人は家族の中にいたんだろうなーとは思うのだけど、その背景の切り込み方が特殊すぎて、(よくそんな筋書きに至ったなぁ)と感心する(笑)

    まぁ、悩みも間違いもなく進んでいくものだから、余計にそう思うのかもしれない。

    こういうミステリーで楽しみなのは、レギュラーメンバーの関係性。
    まだまだ、進展の余地がありそう。

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    2022年04月03日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    小説が10本、評論が1本のテンコ盛りだが、表題の「ベスト本格ミステリ」の名前にはややそぐわない感じだった.特に面白かったのは『透明人間は密室に潜む』だった.内藤謙介・彩子夫妻を軸に透明人間病の話が展開されるが、川路昌正教授が開発しようとしている非透明になれる薬を阻止する彩子の行動が楽しめた.

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    2022年03月28日
  • 赤い博物館

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    警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」の館長である緋色冴子が、部下の寺田聡とともに過去の事件の遺留品や資料を元に未解決で難解な事件を解決する。

    この作家さんは、初読み。

    かなり高度なミステリであり、難解過ぎる。
    ハイレベルである。
    全5話あるのだが、どれも分からずにギブ状態。
    予測不能なトリックに頭がついていけないのだが、頭を使うことが少なくなったせいか…年齢のせいか…。

    「炎」と「死に至る問い」の2話は、家族に纏わる事件なので、なんともやりきれない気持ちが残った。

    今回は、文庫化されて手に取ったのだが、ハードカバーは知らなくて、2016年と2017年にテレビドラマ化されていたのも知らなかった。
    原作と脚本とでは、少し違うのかもしれないが、知らなかったので残念だ。

    クールで論理的な冴子の推理には、惚れ惚れする。
    シリーズの継続を望みたい。

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    2022年03月25日
  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

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    ネタバレ

    旅のお共として。続編。さらに続きが出そうで楽しみ。「夕暮れの屋上で」は先輩というのは女の子だろう、というとこは推測できたけど、結果はちょっと違った。なるほど、そっちもあったか、と。「連火」はこういう展開?で『あの人』って呼び方するかなーってとこがちょっとひっかかった。「死を十で割る」はバラバラ殺人にした理由が画期的。なるほど。「孤独な容疑者」は前、別のアンソロジーで読んで、そもそもこのシリーズを読もうと思ったきっかけの作品。「記憶の中の誘拐」は印象的。こんな誘拐の理由ある?子供を思う気持ちっていろいろあるんだなと。

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    2022年03月19日
  • 赤い博物館

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    ネタバレ

    旅のお共として。警視庁付属犯罪資料館、別名「赤い博物館」を舞台とした連作短編集。読みやすくて面白かった。しかしレビュー数が少なすぎじゃないか。もっと人気が出ていい作家さんだと思うけどなぁ。「炎」「死に至る問い」が特に面白かった。

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    2022年03月19日
  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

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    待望の続編ということで発売日に購入しました。

    再捜査が時間を巻き戻し、過去を紐解き、そこには悲しい過去がある……犯罪資料館という設定がこれでもかというくらいハマるお話ばかり。トリックとスピーディーな推理に驚きながらも最後は少し寂しさも感じるのはこのシリーズならでは。面白かったです。

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    2022年01月24日
  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

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    最初の頃は、パズラーに徹するために余計な夾雑物は一切切り捨てた的なことを公言していた作家さんだけど、その頃からなんとも言えない愛嬌みたいなものがあって、このままでも案外一般受けするかもとか思っていた。それがキャラ萌えという夾雑物だけは容認するようになって、当然のように人気者になった。それでも本質は変わらず、まるでミステリ以前の推理パズルそのままのような、不自然な設定や強引な展開、とってつけたようなキャラクターは相変わらず。これはこういうもの。
     トリックの方も、一時期のこれまで誰も見たことのないようなトリックを産み出してみせる的な熱意で、ギラギラしているような高密度感はないが、それでも異様なまでの濃厚さ。帯に推薦文を寄せている有栖川有栖氏の小説が好きな人なら、絶対に気に入るんじゃないかと。

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    2022年01月11日
  • 記憶の中の誘拐 赤い博物館

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    赤い博物館の第2巻。前作では探偵役である館長は博物館を出ませんでしたが、今作ではすべての捜査に同行しています。次は長編も読んでみたいかなぁ。

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    2022年01月08日
  • 赤い博物館

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    失策で犯罪資料館に飛ばされてきた聡。
    館長であるキャリアの冴子。
    冴子の、過去の資料から読み解く推理が素晴らしい。
    聡も、捜査一課にいたという自負心から張り合うんだけど、全然敵わない。ものすごく説得力のある聡の推理が冴子にくるりとひっくり返される展開が面白い。
    最後の「死に至る問」は、あまりに悲しい。そこまで思いつめずにいられないなんて、、、
    誰が犯人で、どんな動機があろうと冷徹に事件を読み解く冴子のクールさがかっこいい。
    彼女の過去にも何か事情がありそうで、シリーズ続編で明かされることを期待。
    解説によるとドラマ化もされているようだけど、雰囲気は原作からは変わっているみたい。それはそれで興味がある。再放送されないかな。

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    2021年09月28日
  • 赤い博物館

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    迷宮入りになった事件の遺留品や資料を保管している、警視庁付属犯罪資料館「赤い博物館」に配属された寺田聡。館長の緋色冴子と難事件に挑む。「パンの身代金」「復讐日記」「死が共犯者を別つまで」「炎」「死に至る問い」の5話。

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    2020年09月04日
  • アリバイ崩し承ります

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    時計店の若き店主、美谷時乃。そこに新人刑事が依頼に来るアリバイ崩し。胃の中にある食物から推定する死亡時刻、腿と頭部を拳銃で撃たれた男、死者(ミステリー作家)のアリバイ、容疑者のアリバイ探し、止められた振り子時計、時計荘の殺人、1日限りの配信。
    それにしても、時乃の決め台詞「時を戻すことができました」から〈ぺこぱ〉松蔭寺の「時を戻そう」を連想する私っていったい…。

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    2026年01月12日
  • 赤い博物館

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    犯罪の証拠品などを保管する犯罪資料館を舞台に、捜査資料や残された証拠品から事件を紐解くミステリー。そういう設定なので古い事件を取り扱うことが多く、いわゆるコールドケースのような感じ。
    解説にも書かれていますが、本格ミステリーとしての塩梅はとてもいい感じ。短編集なので無駄がそぎ落とされていて、純度の高いミステリーです。

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    2020年05月28日
  • 赤い博物館

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    「赤い博物館」の館長である緋色冴子と、助手である元捜査一課の刑事が証拠品をもとに迷宮入り事件を推理で解決していく連作短編。以前テレビドラマ化されているようですが、残念ながら未見。
    本格推理はもちろんですが、本作では怖い、そして悲しい設定が多く、物語にも引き込まれました。「復讐日記」と「炎」が特にお気に入りです。

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    2020年02月10日
  • アリバイ崩し承ります

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    ネタバレ

    ○ 総合評価
     大山誠一郎らしい,余計な部分を削り取って謎解きに焦点を当てた本格ミステリ。時計屋のチャーミングな女性店主が,「時を戻すことができました。」といって,謎解きを始めるという設定は,ちょっとあざとい気もするが,そこまで気にならない。登場人物も最小限。捜査に行き詰まっている捜査一課の新人刑事が,美谷時計店の美谷時乃に相談をする。その相談を聞いて,美谷時乃がアリバイを崩す(ときにはアリバイを探す)。純然たる安楽椅子探偵モノ。それぞれの短編のクオリティは高く,傑作というようなものでもなく,意外性もそこまでではないが,40ページから50ページ程度で,しっかりとした謎解きをしている。
     とはいえ,「本格ミステリ大賞受賞作」として身構えて読むと期待ハズレ感があるかも。どの作品もよくできてはいるが,派手さはない。先入観がなしで読めばよくできた短編集だが,本格ミステリ大賞受賞の傑作という先入観で読むと,「そんなに面白い?」と思ってしまうかも。総合評価としてはギリギリの★4で。

    ○ 時計屋探偵とストーカーのアリバイ ★★★★☆
     主人公が美谷時計店を訪れ,美谷時乃と出会うシーンをあっさり描いた上で謎解き。離婚した夫婦の夫がストーカーで,殺人犯と見せかけ,実態は被害者である元妻から殺人の依頼を受けていたという展開 
     医師でもある被害者が,自分がもう助からない病気であることを知り,妹に早期に生命保険を受け取らせるために,元夫に自分を殺すように依頼。元夫には自ら協力してアリバイを作るという話
     ストーカーだと思われた元夫が,実はまだ元妻を愛していて殺人にまで協力するというプロットは面白い。50ページ程度できれいに謎解きを成立させている。★4で。

    ○ 時計屋探偵と凶器のアリバイ ★★★★☆
     暴力団同士が構想しているエリアのポストから凶器である拳銃が見つかる。それから被害者が見つかって,最も怪しい容疑者にはアリバイがあるという謎
     トリックは,拳銃を2つ使って殺人時間を誤信させるというもの。午後3時に回収されるポストから拳銃が見つかったので,ポストに拳銃が投函されたのは午後3時より前。よって殺人は午後3時より前に起こったと見せかけ,午後3時までは鉄壁のアリバイを作る。
     しかし,実際はもう1つ銃があり,そちらの銃で午後3時以降に殺人をしていた。
     誰にでも書けそうに感じてしまうようなエレガントな謎解き。これもレベルは高い。ただ,★5といえるほどの突き抜けるものがない。★4で。

    ○ 時計屋探偵と死者のアリバイ ★★★☆☆
     交通事故に遭ったミステリ作家が、自分は殺人をしたと告白して死んでしまう。実際に、ミステリ作家から聞いた女性の住所に行くと、死体が発見される。しかし、死亡推定時刻などを考えると、そのミステリ作家には殺人ができないアリバイが成立してしまうという謎
     魅力的な謎だが、この作品は解決がそこまでエレガントではない。大山誠一郎作品には時折見られるのだが、御都合主義とも思える偶然が重なる。まず、ミステリ作家は耳が聞こえなかった。これはそれなりに伏線があるのだが、警察もミステリ作家の関係者も気付いていなかったという設定。これは無理があるのではないか。ミステリ作家は自分の家で被害者の首を絞める。死んだと思ったが、実は生きていた。蘇生した被害者は自宅に帰宅し、ミステリ作家に頼まれて被害者の弱みになりそうなものを探していた大家に遭遇。大家が被害者を殺害してしまう。
     いやいや、無理があるだろう。話としては面白いとも言えるが、こんな推理ができるとは思い難い。★3止まり。

    ○ 時計屋探偵と失われたアリバイ ★★★☆☆
     ピアノ教師が殺害され、バーに勤める妹が殺人の容疑者となる。しかし、捜査一課の刑事である主人公には妹が犯人とは思えない。そこで、美谷時乃にアリバイを探してもらうという展開
     実はピアノ教師が犯人であるマッサージ師と協力して、マッサージ師の妻の殺人計画を立てていた。ピアノ教師はアリバイ作りのために、妹に睡眠薬を飲ませ、マッサージを受けさせる。妹が見た不思議な夢はこのアリバイ工作が原因。しかし、ピアノ教師はマッサージ師に殺害されてしまう。
     これによりマッサージ師のアリバイが無くなる。真犯人はマッサージ師だった。
     込み入ったプロット。この被害者と真犯人が共犯関係だったというプロットで意外性を演出するのは、大山誠一郎の得意パターンとも言えそう。「時計屋探偵とストーカーのアリバイ」にも少し似た構成である。これもよくできているが、「時計屋探偵とストーカーのアリバイ」の二番煎じ感もあるため、割引。★3で。

    ○ 時計屋探偵とお祖父さんのアリバイ ★★★☆☆
     これまでとちょっと経路が変わる。主人公が美谷時乃がどうやって祖父からアリバイ崩しについて学んだのか、少女時代の話を聞く。そこで、時乃は小学校4年生のときに、祖父から出題されたアリバイ崩しの問題を主人公に話す。
     午後3時20分から午後3時30分の間に、祖父は振り子時計を止める。しかし、午後3時25分には離れた場所の公園にいたという。証拠写真がある。
     トリックは、カメラを傾け午後2時20分を午後3時25分に見えるように写真を撮ったというもの。
     実際の殺人に使ってしまうとバカミスっぽくなるトリック。それを上手く消化した感じ。★3で。

    ○ 時計屋探偵と山荘のアリバイ ★★★☆☆
     主人公が休暇中に訪れた山荘で殺人事件が起こる。将来、警察官になりたいという中学生の少年にだけアリバイがなく、警察に捕まる。中学生の少年の無実を晴らすために、美谷時乃に真犯人のアリバイ崩しを依頼する。
     トリックは被害者が犯人を殺害しようとして、違うサイズの靴を履いて時計台に来ていたというもの。犯人は、被害者より先に時計台にいて、遅い時刻に被害者が履いてきた靴を履いてペンションに戻った。
     これはちょっと真相が分かりにくい。設定などは面白いが、エレガントとまでは言い難い真相。★3で。

    ○ 時計屋探偵とダウンロードのアリバイ ★★★☆☆
     最後の作品は12月6日にしかダウンロードできないという楽曲のダウンロードを利用したアリバイトリック。これも込み入った設定になっている。
     殺人事件が起こり、なかなか容疑者が見つからなかったが、被害者の庭から白骨死体が見つかる。その死体はかつて、被害者の会社で働いていた経理担当。横領をして失踪したと思われていた人物。この人物が白骨した死体として見つかったことで、この人物の子どもが動機があるとして容疑者になる。これが犯人
     犯人は、自分に容疑が掛かるまで数か月かかると考え、友人を利用したアリバイトリックを作る。それは12月5日を犯行日時である12月6日と誤信させるというもの。そのカギとして12月6日しかダウンロードできなかった音楽を利用した。
     これは分かりやすい。真相は見抜くことができた。時計を遅らせ、12月5日から12月6日になったところでダウンロードしていたというもの。
     ややチープなアリバイトリックのような感じなのが難点。★3で。

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    2025年06月21日
  • 赤い博物館

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    ネタバレ

    この小説を原作にしたテレビドラマ(二時間ドラマ)を観たことが、きっかけで読みました。全5編からなる短編集で、提示された証拠から聞き込みそして推理という流れなので、若干情緒的な面は薄いですが、未解決の事件の証拠を登場人物、読者にキチンとわかるように作中で提示され、主人公である緋色冴子が真相を推理していくところに読みごたえがある。あと事件の背景にある関係者の狂気ともいえるような内面を感じさせる話もあり、そういったところにも惹かれた。ラストの冴子の台詞からも次のシリーズの単行本発売が楽しみになる作品。

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    2019年12月08日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    旅のお共として借りたけど家にいるときに読んでしまった。こういうアンソロジーは旅にぴったりだよね。面白かった。若手作家さん、ってことで『新鮮』になったそうだけど、はずれなかったな。まぁ強いていえば岡崎琢磨「夜半のちぎり」は先が読めて全然どんでん返しじゃなかった。似鳥鶏はトリッキーで面白かった。筒井康隆っぽい。解説でそれぞれの作家さんの過去の作品が紹介されてて、どれも面白そうだった。みんなまた読んでみよう。

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    2019年09月03日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    様々なアンソロジーで読んだものもあったが、改めて面白い。虚構推理は次から次へと推論が出てきた上で結局は、というのが楽しい。

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    2019年03月10日
  • 赤い博物館

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    2018年107冊目。探偵役の推理が切れ味鋭いものから妄想に等しいものまで落差が激しい。事件そのものも考えさせられるものから荒唐無稽なものまで。その両方がハイレベルな⌈復讐日記」がベスト。次点で⌈炎」。

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    2018年10月06日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    昨年発表された本格ミステリ短編のベスト集。
    同じ趣旨の『ザ・ベストミステリーズ』(こちらは広義のミステリ短編)と比べられがちだが、ここ数年は後者の方がバランスが良くて面白かった。だけど、今作は数年の不振を一掃する位に傑作が揃った。本格好きとして大いに喜ばしい。
    特に大山誠一郎さんの作品は凄い。犯人が被害者の顔を潰す理由で、こんなに斬新なアイデアを考え付くとは! これだけでこの一冊を読んだ価値あり。

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    2018年07月12日