大山誠一郎のレビュー一覧
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がまくら市という架空都市の舞台を各作家たちがシェアして描かれた作品集
伊坂さん目当てで購入して読んだ。
想像以上におもしろかった。
道尾秀介さんの作品が最初でよかったと思う。
多視点で描かれていてミステリーとして楽しめたし、
伏線や環境設定も詳しく描かれていたので、その後の
ほかの作家の作品へのリンクが見つけやすくなっていたと思う。
伊坂作品も登場人物の少なさ、限定された環境の中でもさらに狭い環境でキャラを立たせてすごいと思った。
大山さんの密室ものも不可能犯罪係という部署を設けて真知博士という人物が登場し、その後にも顔を見せておもしろい。
福田さんの「大黒天」はそれの真実を求める姉 -
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架空の都市を舞台にした連作短編集。
章ごとに作者が違い、それぞれクセのある文章
なのに、違和感なく1冊の中に納まっていました。
道尾秀介さん:どちらにしてもバッドエンドな感じで、
うわぁ!と思いましたが、実際に事件として起きる
としたら、こういう風に解決しきる前にぷっつりと
途切れる終わり方をして、その後も人々の暮らしは
続いていくのかと考えさせられました。
伊坂幸太郎さん:インパクトはそれほどでもないかなと
思いました。世の中にはきっと、こういう職業で
生活している人もいらっしゃるだろうと思いつつ
読み終えました。
各作家さんがどういう順番で物語を仕上げたのは
不明ですが、道尾さんがトッ -
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「三十年目の自首」「名前のない脅迫者」「三匹の子ヤギ」「掘り出された罪」「死の絆」「春は紺色」
あとがきで作者さんが各作品のテーマと、そのテーマの先行作品を示されています。ミステリファンなのでこういうの嬉しい。泡坂妻夫さんの「掘り出された童話」再読したい。
緋色館長が独自の視点で迷宮入りになった事件を再捜査、鮮やかに解決します。彼女の着眼点がなんとなく分かる作品もあったけれど、どの事件もおよそ予想もつかない凝った真相で、中々に頭の中がこんがらがりました。(2作目の違和感からの推理は、そんなところから!?とびっくり。面白かった。)そんな中名探偵の若き日々を描いた「春は紺色」が異色作だし真相も -
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超ハイレベルで奇想天外、予測不能なトリック駆使の本格ミステリ!
警視庁付属犯罪資料館、通称「赤い博物館」の館長・緋色冴子はコミュニケーション能力は皆無だが、ずば抜けた推理力を持つ美女。そんな冴子の手足となって捜査を行うのは、部下の寺田聡。過去の事件の遺留品や資料を元に、難事件に挑む二人が立ち向かった先は――。
予測不能なトリック駆使、著者渾身の最高傑作! TVドラマ原作
「読者に対して手がかりを堂々と提示しながらも真相を当てさせない」という
難題を見事にクリアしている。 ――飯城勇三「解説」より
◎目次
パンの身代金
復讐日記
死が共犯者を別つまで
炎
死に至る問い
緋色冴子と寺田聡 -
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ネタバレ交番勤務から
県警本部捜査一課に異動し
新しい街に引っ越してきた
"僕“が商店街の
時計屋に入る
「アリバイ崩し承ります」の
張り紙→依頼をする
祖父から引き継いだ店主
・美谷時乃→20代半ば ボブ髪
色白 つぶらな瞳
小さい鼻..兎を思わせる容姿
僕 が時乃さんにアリバイ崩しの依頼をする
(時計に兎 表紙の絵からも
不思議の国のアリスぽくて心惹かれる)
1話 ギャンブルばかりの元夫が
実はいい人だった話
2話 犯人が銃で殺人 死亡時刻をずらすため
太腿を撃ち違う銃で数時間後殺人をする話
3話 自分が殺したと告白後すぐに交通事故で
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赤い博物館シリーズ第3弾。
「警察小説の定番テーマを本格ミステリの手法で料理してみる」をコンセプトのひとつとしているこのシリーズは、警察ものの面白さと謎解きのワクワク感を味わえる楽しみがある。
だけどそれは本格ミステリばりの必然性と整合性とがあってのもので、この短編集の中の冴子の推理はいささか無理筋、力技の要素が強いのが残念。
まあ、冴子が居ながらにして推理する“安楽椅子探偵”だから仕方ないんだけど、どうにも無理矢理感が強すぎて萎える。
雑誌に単発で掲載されたものを集めているから同じような説明が毎回続くのも鬱陶しい。
でも、ミステリファンとしてはこういう短い推理がたまらないので、次も読ん -
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連作短編集
発生から一定期間経過した事件の証拠品・捜査書類を保管しておくための施設、通称「赤い博物館」
そこに集められた遺留品や資料から、事件の真相を当てますよー、といったお話
これだけの情報からこんな意外な真相が!という楽しみはあるものの、逆に言えば、これだけの情報から推理した真相が本当に当たってるなんてちょっと都合が良すぎるよ!とも思えてしまう
こういったタイプの作品はそういうものでしょ、なんてツッコミはもちろんそうなのですが、違和感を覚えてしまったのも事実
P.153での『推理を進めるうえでの絶対条件となる根拠が自分のした推理結果』という論理の強さにちょっと笑ってしまった
こう