司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 梟の城

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    豊臣から徳川へと天下が移り始め、再び戦乱の世へと転じようとしている最中、様々な思惑に振り回されながら、任務を全うする忍者の暗躍を描いた話。

    闇討ちはもちろん、一騎討ちなど手に汗握る戦闘場面や、忍び達の偏った男女関係があったりと起伏に富んだ展開が続き、楽しみながら読めた。

    歴史小説読まず嫌いを克服させてくれた一冊。

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    2021年02月16日
  • 新選組血風録 新装版

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    『燃えよ剣』では描かれなかった新選組隊士を中心に描かれた短編集。
    本書の前に『燃えよ剣』を読んでおくと、より立体的に新選組を捉えることができる。

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    2021年02月14日
  • 燃えよ剣

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    思春期に読みました。
    土方歳三、新撰組ナンバー2のお話。

    なんでこの人、こんな生き方したんだろう、でもなぜこんなにカッコ良いと感じるんだろう、とずっとわからないまま、憧れを抱いてきました。

    そろそろ憧れから卒業かな、と思う今日この頃。昭和美学?からの脱却でしょうか。

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    2021年01月31日
  • 国盗り物語(二)

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    1巻、2巻は斎藤道三の物語。寺を飛び出した一人の男が、やがて京都の油商となり店を乗っ取り、美濃に進出してとうとう守護職を追い出して自分が国王になってしまう。まさに戦国時代の英雄物語である。道三の活躍する数々の戦のストーリーもすごいが、女性を次々と我が物にしていく展開もすさまじい。しかし、2巻の最後、道三編のラストでの、彼に人生を変えられた女性たちとのシーンはしみじみとしていて、それまでの道三のイケイケ物語から急にトーンが変わる。ここに道三の老いの悲しみが見事に表現されている。
    司馬遼太郎の戦国物は、史実を細かく追わずに、ストーリー中心にグイグイ引っ張っていくところが魅力的だ。

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    2021年01月26日
  • 国盗り物語(一)

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    1巻、2巻は斎藤道三の物語。寺を飛び出した一人の男が、やがて京都の油商となり店を乗っ取り、美濃に進出してとうとう守護職を追い出して自分が国王になってしまう。まさに戦国時代の英雄物語である。道三の活躍する数々の戦のストーリーもすごいが、女性を次々と我が物にしていく展開もすさまじい。しかし、2巻の最後、道三編のラストでの、彼に人生を変えられた女性たちとのシーンはしみじみとしていて、それまでの道三のイケイケ物語から急にトーンが変わる。ここに道三の老いの悲しみが見事に表現されている。
    司馬遼太郎の戦国物は、史実を細かく追わずに、ストーリー中心にグイグイ引っ張っていくところが魅力的だ。

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    2021年01月26日
  • 世に棲む日日(四)

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    ついに最終巻。晋作爆発の時。
    創始者である奇兵隊から挙兵の加勢を断られた晋作は自分と伊藤俊介(のちの博文)と力士隊のみで長州藩に対してクーデターを行った。嗚呼、晋作よ。生き急ぎ、師である松陰先生同様幕府の瓦解と新しい日本を見ることができなかったが、それでも師の教えの通り、生きて為すべきとを為してから旅立ったので悔いはなかったのではなかろうか…

    これより長州男子の肝っ玉をお目にかけます
    とか
    わしとお前は焼山葛 うらは切れても根は切れぬ
    とか、しびれる名言。

    確かにこの時代の志士には珍しく、他藩とは全く交流が無かったのも面白い。そこも松陰先生が生きてたら違ってたのだろうなぁ。
    この時代の人物

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    2021年01月23日
  • 世に棲む日日(二)

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    感想書き忘れてた。
    寅次郎は人を信じすぎる、話を聞いてくれたら自分のことを理解してくれると過度に信じていたのでしょう。そして自分の思想に狂っていたのでしょう。でないと法廷で聞かれてもないのに、総理大臣暗殺クラスの陰謀を自白するようなことをしないでしょう。その純心さ、ゆえに多くの人が慕い、愛し、影響を受けて、そして自身の命をうしなってしまったのだなぁ。
    晋作の出番です。

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    2021年01月13日
  • 世に棲む日日(一)

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    感想書き忘れてたのですが、最高でした。
    寅次郎の狂気は純心からきているのです。物事を突き詰めると自然と狂ってくるのです。

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    2021年01月13日
  • 世に棲む日日(三)

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    最高すぎるぞ。松陰先生亡き後を描いているが、長州藩の狼狽ようが当時の混乱をよく表してますね。風雲児たちの最新巻を抜いていきましたがこっちはこっちで晋作をしっかり描写しているので風雲児たちの補完としてもおもしろい。しかし、司馬先生、晋作の事好きすぎて、持ち上げすぎ感があるね。天才、雷電、まぁそうだけど。
    晋作とお雅の関係がいいね。
    山縣有朋が、これでもかとばかりにdisられているのも興味深い。
    好きなシーンはやはり英国との敗戦交渉だね。アーネストサトーがいうには魔王のように剛然としてたらしいしね。

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    2021年01月13日
  • 街道をゆく 36

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    昔住んでいたあたりが多く出てきて楽しめた。森下のやよい寿司は本編中にも出てきていたのだ。また、明治期に様々な学校を設立した人たちの話も胸を打った。多くの人が、非常に志高く活動していたのだ。今では偏差値やらなんやらで二流大学と思われるような学校も設立時の高邁な目的を知ると、そんな風には思えなくなる。

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    2021年01月11日
  • 風神の門(上下) 合本版

    購入済み

    何回も読み重ねる傑作

    司馬作品の初期の傑作ですね。梟の城とこの作品は忍びの世界を描いたジットリした・暗闇にスポットを当てた司馬作で、私は文脈も含め大好きです。20代から何回も読み返しています。

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    2020年12月23日
  • 竜馬がゆく(七)

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    めちゃくちゃおもしろかった!大政奉還の案が出たときはマジで痺れた!竜馬の先を見据えて行動してるところがカッコ良すぎる

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    2020年12月13日
  • 燃えよ剣

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    コロナ禍ということもあって、電車ではなく私有車通勤なので本よ読む機会は大分減った中でやっと読み終えた。
    面白い、面白いんだけどもそれよりも感動したって感じが先に来たね。
    幕末の混乱時期、虐げられた世の中でこうも剣で戦うとは。
    何故楽をしないんだろう、強い信念、執念みたいなものかね、少しでもこの本を思い出して自分に抵抗していこうと思った。
    池田屋事件は坂本竜馬の内容が薄く、そこは同じ時代でも違う志の物語を作ったんだな。

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    2020年11月30日
  • 国盗り物語(二)

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    道三の美濃強奪という、当初の目的が果たされる時が近づきつつある。
    二十年がかりの大事業である。
    外堀から徐々に埋め、本丸へ。
    正に蝮に相応しい。
    戦場での冷徹な道三と、平生の人間臭い道三のギャップが良い。

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    2020年11月29日
  • 新装版 最後の伊賀者

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    司馬遼太郎の短編七作品集。
    全部忍者モノの話かと思いきや、この中の3つだけで他は違う題材。
    総じて面白い。
    そもそも、忍者話を読もうと思って読み始めたけど
    なんやかんやでそこではない話(天明の絵師、けろりの道頓)が個人的にはとても良かった
    道頓堀って道頓が作ってた堀だから道頓堀とな…と
    また新たなことを学んだ。

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    2020年11月25日
  • 国盗り物語(一)

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    司馬遼太郎歴史小説の1つ

    斎藤道三前編

    斎藤道三の、能力抜群だが格が低いということであれやこれやと芸をこなして成り上がる姿がかっこいい。悪者として言われているが緻密な作戦、時には大胆な行動を起こすことで為すべき時に為して成り上がれるのは見習うものだと思える。

    欲しいと思ったときに我慢強くするところは我慢し、手に入れられると思ったら迅速に動ける人間になりたいと感服した。

    今作は斎藤道三が牢人から始まり、商人、武士、守護大名へと肩書を変えていく。人生がたくさんあるようでうらやましくも思えるが、やはり野望を抱き、行動を起こすことが自分の人生で大事なものだと感じさせられた1作でした。

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    2020年11月22日
  • 関ヶ原(中)

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    日本が東西、真っ二つに割れる中巻。
    徳川方、石田方、果たして、どちらが味方を多く、持つことができるのか。
    まさに、天下分け目。
    両者の駆け引きが始まる。
    関ヶ原の前哨戦を、非常に分かりやすく、読みやすいように解説してくれる。

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    2020年11月10日
  • 新史 太閤記(上)

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    豊臣秀吉。
    その名を聞いて思い浮かぶ人物像としては”陽気"
    "女性好き"そして"人誑し"…などが挙げられる。
    司馬遼太郎はその"人誑し"の才能に重きを置いて物語を進めている。
    それも、彼の持って生まれた人を惹きつける笑顔と陽気さの裏に隠された暗い、計算尽くされた側面を描くことで豊臣秀吉という将の器の大きさがより見えてくるから不思議だ。
    上巻では、織田信長という偉大すぎる存在が豊臣秀吉の一種の鎖として機能していた。しかし、あの本能寺の変で織田信長が亡くなった後…、鎖を失った豊臣秀吉の躍進を思うと、高揚感と同時に薄ら恐ろしい感覚

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    2020年10月26日
  • 功名が辻(四)

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    律儀だけが取り柄の暗愚な国主。
    本書を読んで、それ以外のイメージが湧かない。
    堂々たる、千代の手綱さばきだけがクローズアップされる。
    司馬遼太郎には珍しく、女性が主人公。
    繊細にして、大胆な千代の性格を見事に描ききっている。

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    2020年10月04日
  • 功名が辻(三)

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    この巻でも、山内一豊は凡将の感が否めない。
    だか、最後の三頁でイメージが一変。
    徳川家康と石田三成。
    主である家康が勝つのではない。
    『徳川殿を勝たせるのだ』
    この一言は、痺れた。
    山内一豊は、名君である。

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    2020年09月28日