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Posted by ブクログ 2021年08月02日
吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現した...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月07日
幕末の長州を描いた司馬遼太郎作品、全四巻。後半は高杉晋作が主役。攘夷の熱に狂信的な長州藩。実現不可能な攘夷のため破滅への道を突き進む。ヒステリックなところは今の韓国を想起させる。海峡を通じて思考回路が同一であることを痛感する。苦境の藩を救うべく活動する高杉晋作、井上聞多、伊藤俊輔。
佐幕派が権力を取...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月13日
最高すぎるぞ。松陰先生亡き後を描いているが、長州藩の狼狽ようが当時の混乱をよく表してますね。風雲児たちの最新巻を抜いていきましたがこっちはこっちで晋作をしっかり描写しているので風雲児たちの補完としてもおもしろい。しかし、司馬先生、晋作の事好きすぎて、持ち上げすぎ感があるね。天才、雷電、まぁそうだけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月24日
吉田松陰が主役の前半は停滞感があったものの、高杉晋作が主役になってからの長州の波乱は果たして現実にあったことか疑いたくなるほど劇的です。
この孤高の天才の存在がなければ今の日本はどうなっていたことかと思いながら読みました。
余談ながら、後に初代内閣総理大臣になり、千円札の肖像にもなった伊藤博文がここ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月29日
高杉晋作率いる御楯組が御殿山英国公使館焼き打ちから、佐幕派に傾いた長州藩にクーデターを仕掛けようとする晋作の奔走までの第3巻。
前巻までに吉田松陰に惹かれた自分としては晋作による吉田松陰遺骸の改葬で幕府に一泡吹かせたエピソードが痛快事です。しかし松陰も死してなおなんども寝どころを掘り起こされ、荒らさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月15日
【あらすじ】
狂躁の季節がきた。
長州藩は既に過激派の高杉晋作をすら乗りこえ藩ぐるみで暴走をかさねてゆく。
元冶元(1864)年七月に、京へ武力乱入し壊滅、八月には英仏米蘭の四カ国艦隊と戦い惨敗…そして反動がくる。
幕府は長州征伐を決意し、その重圧で藩には佐幕政権が成立する。
が、高杉は屈せず、密か...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月30日
3巻は引き続き高杉晋作中心の世界。彼と伊藤俊輔(博文)、井上聞多(馨)の三人党が、日本を引っ張った長州をいかに引っ張ったかというお話。でも、こんなに脱藩を繰り返しても、藩の中枢に戻ってこれるというのは長州の懐の深さ故なのかなぁ。
今の山口出身の政治家に感じるものはありませんが、明治を作った長州志士に...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月28日
攘夷を掲げた長州藩はどんどんと過激化。外国にも幕府にも喧嘩をふっかけては返り討ちにされる。が、高杉晋作にすれば、それも計算の範囲内。藩の敗戦処理にさっそうと登場しては、存在感を放つ。そして、晋作は長州愛はあるが、権力には極めて淡白であった。自らが作り上げた奇兵隊すら、トップの座をあっさりと他人へ譲っ...続きを読む
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