司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 燃えよ剣

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    とても良かった。映画を観て、映画も良くて再度読んだ。
    土方歳三は自分の信念や道を貫き通した人だと思った。周りに何と言われようとも自分を貫く姿はどこか羨ましく格好良い。
    京都での華やかな活躍、池田屋事件などからだんだんと暗雲が立ち込め、近藤勇の断首、沖田総司の病死のシーンなどはとても悲しくなった。そんな中でも土方歳三は信念のために戦い続けた。すごいと思った。最後の最後まで武士として戦う姿があった。何がトシをここまで駆り立てたのか、信念だけでここまで戦えるものなのか。もともと戦いが好きだったのか。人の生き方とは。いろいろ考えさせられた。
    また、映画で鳥羽伏見の戦いで人と人が殺し合っているシーンを観

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    2021年10月18日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    「円四郎までよく申しておく」 と、言いすて、馬主をめぐらせて去った。…その時渋沢はこの貴人のために身命をなげうちたいと思った

    ○大河ドラマ『青天を衝く』でも有名な場面。司馬遼太郎が徳川慶喜から見た幕末から維新をどう描いたか、いくつかの場面で確認するために久方ぶりに再読しました。


    「薩人の奸謀は、天下の知るところ」

    ○中川宮邸にて 幕府への横浜閉港の御沙汰書を取り消す決定を朝廷を出したことで、慶喜が島津久光、松平春嶽、伊達宗城同席の場で

    ○同じ場で

    「いまより、天下の後見職を愚弄なさるな。これに控える三人の大愚物と同様同列であるとおぼしめさせるな。この段、よくよくお心得あってしかるべ

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    2021年10月17日
  • 国盗り物語(四)

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    明智光秀の不器用さ、織田信長のパワハラ上司っぷり、自分に重ねて泣ける。
    もっと楽しくラクに生きられなかったのか。
    その性格、その時に置かれた状況、最良の方向を各々が進み、それらが偶然に重なり合った結果が人生であり歴史になるのかな。

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    2021年10月14日
  • 峠(上)

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    ネタバレ

    p.16
    人間はその現実から一歩離れてこそ物が考えられる。距離が必要である、刺戟も必要である。愚人にも賢人にも会わねばならぬ。じっと端座していて物が考えられるなどあれはうそだ

    p.24
    可能不可能を論ぜず、ねばならぬということのみ論ずる

    p.29
    この人間の世で、自分のいのちをどう使用するか、それを考えるのが陽明学的思考法であり、考えにたどりつけばそれをつねに燃やしつづけ、つねに行動し、世の危難をみれば断乎として行動しなければならぬ

    p.176
    視覚の驚愕は、網膜をおどろかせるだけでなく、思想をさえ変化させるものらしい。

    p.193
    歴史や世界はどのような原理でうごいている。自分はこの

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    2021年10月02日
  • 梟の城

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    この時代に生きている人を、忍者を、本当に見てきたかのような見識と描写。
    司馬遼太郎にしかなしえない、取材力と想像力を結集した最高傑作。
    描かれた一人一人の思考に没入しすぎてしまう中クライマックスの、優しさというか司馬遼太郎らしさが、またカッコよすぎる。

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    2021年09月25日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(下)

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    ネタバレ

    俄(にわか)とは、路上でやる即興喜劇のこと。主人公の明石家万吉の印象的な言葉がとても心に残る小説でした。
    「わが一生は一場の俄のようなものだった。」
    「知恵より大事なのは覚悟や。覚悟さえすれば、知恵は小知恵でもええ、浅知恵でもええ。あとは何とかなる。」
    「それほど死ぬのがこわければ天下国家を論ずるのはやめい。」
    お金を稼ぐコツは腹を立てないこと。自己愛が過剰でないというのは、それだけで際立った美徳である。

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    2021年09月25日
  • 国盗り物語(二)

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    司馬遼太郎歴史小説の1つ

    斎藤道三後編

    美濃を切り取るためには土岐頼芸を失脚させなければならない.
    天下を取るための最後の準備にして最大の難関でもあった土岐頼芸を今のポジションから外すために道三は術数権謀であの手この手を張り巡らし,その時を待っていた.

    そして,美濃に点在した邪魔だったものを排除し,最終的には土岐頼芸をも排除した.ただ,排除した時にはもう十分に年を重ねてしまったので天下は難しい.また隣国の三河も勢いがある.そこで道三は三河の殿,織田信長に自分の娘を正室へ送り込んだ.そして,間接的ではあるが信長に次の未来を託すがごとく,具足や力を施した.

    斎藤道三は結果的に天下を取ること

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    2021年09月20日
  • 国盗り物語(三)

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    織田信長より明智光秀の話。本当にイケメンだったのかな?と思いながら、麒麟がくるを見てないけど、長谷川博己で脳内再生しながら読みました。

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    2021年09月12日
  • 国盗り物語(二)

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    斎藤道三素敵すぎるー!岐阜城に行ってみようかと調べたら、松波庄九郎と道三は親子なの?
    でも足跡をたどりに是非行ってみたいと思うほどに物語が面白かった。

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    2021年09月08日
  • 義経(上)

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    私が初めて手に取った司馬遼太郎作品です。
    著名ではありましたが、小難しい言葉で歴史を語る教科書の様な歴史小説の苦手イメージが、司馬遼太郎さんのこの一冊で払拭されました。とても読みやすく、面白く、その当時単純な私は義経の大ファンになりました。

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    2021年08月30日
  • 竜馬がゆく(七)

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    ネタバレ

    倒幕への動きが具体化してきた7巻。

    そんな中、竜馬は徳川家を滅ぼすのでは無く一大名と同じ扱いとする大政奉還を思いつく。
    尊皇の志士達がそれぞれの藩の一員として動く中、自分は「日本人」だと言う竜馬。
    今では当たり前のことが、鎖国をしていた当時はどれだけぶっ飛んだ考えだったか。
    でも、竜馬がそんな考えに至ったのは、学び考えたから。学ぶ・自分の頭で思考することの大切さよ。

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    2021年08月30日
  • 酔って候

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    幕末に賢候と呼ばれた四人の大名についての四編の短編が収められた短編集。それぞれの大名が皆別々の思いを抱いて幕末に臨んでいたことが詳しい人物描写を通して知れた作品でした。司馬遼太郎の歯切れの良いリズム感のある文章も相まって日本史のことを勉強したことのない私でも背景が分かりやすく理解できました。容堂の何かしたいがどうしようもなさ、大久保の時間をかけた策略や嘉蔵の不遇さが痛い程伝わってきて、当時の生活が手に取るように分かりました。読後の満足感もとても強く司馬遼太郎の他の作品へ興味が湧きました。
    個人的に初めて読んだ歴史小説だったので新鮮でとても楽しめました。

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    2021年08月28日
  • 燃えよ剣

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    ネタバレ

    土方歳三がひたすら格好良い小説なんだろうと思っていたら、良い意味で裏切られました。初っ端から女に走り(しかもなぜか高嶺の花狙い)、本気の喧嘩にお腹痛くなったり、遊んでるわりに本気のお付き合い苦手だったり、俳句のセンスが死んでたり。史実をもとに描いてるからもちろん完璧な人間ではないのだけれど、それにしても後半の「だんなさまって呼んで…」は困ります。読んでるこっちが恥ずかしいじゃあないか。

    主人公は土方なのだけど(個人的に)いちばん良かったのは沖田総司で、沖田の人気は司馬遼が作ったんじゃないかと思うくらいのキャラクターでした。沖田が出てこないと、次の登場を探して頁を捲ってしまったり、沖田の文字を

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    2025年03月24日
  • 竜馬がゆく(二)

    購入済み

    竜馬が行く2

    作中に溺れそうになる、これからだ!
    胸の高鳴りを抑えながら進めよう。

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    2021年08月22日
  • 峠(上)

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    いやあ、やっぱり司馬遼太郎はいい!
    河井継之助。幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。

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    2021年08月21日
  • 国盗り物語(一)

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    久しぶりに読んだ司馬遼太郎氏の長編小説。やっぱり面白かった。
    本書は大ざっぱに前半と後半に分かれており、前半は美濃の斎藤道三の生涯を、後半は織田信長の生涯を追っている。どちらもなかなか興味深かった。
    斎藤道三については本書を読むまでは詳しく知らなかったのだが、身分が無い生まれだったために、京都の老舗の油屋の寡婦の婿になることにより財力を得、美濃地方を治めていくストーリー。槍の技術だけでなく芸術に長けて、性格的にも人望が厚く、最後は城まで作った。ただ、彼が治めることが出来たのは美濃だけだった。
    道三は娘の濃姫を当時尾張の若殿だった織田信長に嫁がせた。つまり道三は信長にとって義理の父である。道三は

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    2021年08月17日
  • 韃靼疾風録 (下)

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    清朝の興りから北京入城まで、架空の日本人の視点を通じて壮大に描かれる。華と夷、北と南、文明と野蛮、そして帰る国や民族のない主人公の喪失感とどの地でもたくましく生きていこうとする人々の姿が対照的に描かれる。
    あとがきのエッセイも素晴らしい。

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    2021年08月15日
  • 世に棲む日日(四)

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    吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現したことを考えると、彼ら幕末志士たちもまた「正しかった」。とはいえ、個人的に吉田松陰や高杉晋作は思想家としては正しくとも、政治家としては間違っている部分も多々あったのではないかと感じる。第2次長州征伐における戦術などは無鉄砲の極みで、たまたま成功したからよかったものの、失敗していたらいったいどうなってい

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    2021年08月02日
  • 世に棲む日日(三)

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    吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現したことを考えると、彼ら幕末志士たちもまた「正しかった」。とはいえ、個人的に吉田松陰や高杉晋作は思想家としては正しくとも、政治家としては間違っている部分も多々あったのではないかと感じる。第2次長州征伐における戦術などは無鉄砲の極みで、たまたま成功したからよかったものの、失敗していたらいったいどうなってい

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    2021年08月02日
  • 世に棲む日日(二)

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    吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現したことを考えると、彼ら幕末志士たちもまた「正しかった」。とはいえ、個人的に吉田松陰や高杉晋作は思想家としては正しくとも、政治家としては間違っている部分も多々あったのではないかと感じる。第2次長州征伐における戦術などは無鉄砲の極みで、たまたま成功したからよかったものの、失敗していたらいったいどうなってい

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    2021年08月02日