司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    読破。
    切ない、複雑。

    お芳のその先が気になった。

    彼は、もっと後世の、役者の家系に生まれるべきだった。

    そして彼でなければ、このポジションに生まれついて、ここまで生き長らえず、また歴史に一点の儚さを投ずることはできなかったのだろうと思う。

    賢さが無駄な"英雄道"を進ませず、その合理さが現世の人心を汲まず、後世にだけ語りかけた。

    時に惹かれて、時に憎く、また最後には儚い。

    飯盒で自ら炊いた晩年の彼の飯に、ご相伴に預かってみたかった。

    そのシーンが一番沁みた。

    臣は将に振り回され、将は時代に振り回されるの図。

    この世に、「我が人生を生きた」と満足して死んでゆ

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    2023年06月18日
  • 梟の城

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    解説のなかで、女の忍者を「くノ一」というのは、漢字の「女」を分解した
    呼び方だというのを、この歳で初めて知った。
    武士の心理、戦国時代の忍者の心理、くノ一として育てられた女性の心理などが書かれている。
    本書を読んで、自分は封建制度の元に生まれていなくて、ほんとに良かったと思えた。

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    2023年06月10日
  • 国盗り物語(一)

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    斎藤道三のまだ牢人の頃の話が好きです。
    特にお万阿とのやり取りが面白くて好きです。
    また、登場人物の心中を表現するのに、(あっ)を使っているシーンが多々出てきて大好きです。
    普通の人?が使ったらただの語彙量ない文章になるのに、司馬遼太郎だからこそ面白く深みのある(あっ)になるんだと思いました。

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    2023年05月26日
  • 関ヶ原(上)

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    関ヶ原の戦いの流れがよく分かりました。
    徳川家康の戦略が凄すぎて、そりゃ勝つよなと思っていたけれど、戦いの展開が熱くて面白かったです。
    石田三成は残念な言動に歯痒くなる所もあるけど、結末を含めてとても好きな人物になりました。

    人物の描写、細かいエピソード、武将ギャグ含めて全部面白いまとめられています。
    特に、最後の黒田如水と架空の人物の会話に救われた思いがして、司馬遼太郎のまとめ方がうますぎます!

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    2023年05月26日
  • 竜馬がゆく(二)

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    ここではさらっとした中岡慎太郎との出会い、江戸から土佐へ戻り、伊予、長州への外遊?や土佐勤王党のはじまり。岩崎弥太郎も登場したり、遂には脱藩。良く知る坂本龍馬イメージへのルーツみたいのが多いに感じられるワクワクする2巻でした。

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    2023年05月23日
  • 覇王の家(上)

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    小説としての家康像は様々あって、好き嫌いを感じることもあったが、司馬遼太郎の本を初めて手に取り読んでみて、こういう歴史書があったんだと、今更ながらしみじみ感動した。
    下巻も続けて読んでいく。

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    2023年05月17日
  • 城塞(下)

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    豊臣家滅亡に向かっていく夏の陣。
    豊臣方の牢人達が貫こうとする敗者の美学に惹きつけられた。毛利勝永の最期も描写してほしかったな。あと、上編で話を盛り上げたお夏の最期、あっさりしすぎてたのは残念。

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    2023年05月13日
  • 城塞(中)

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    大阪冬の陣の前夜から合戦後まで。
    続々と入城してくる真田幸村、後藤又兵衛他牢人達のエピソードが面白い。
    徳川の間者になりきれない小幡勘兵衛をうまく語らせている。

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    2023年05月13日
  • 城塞(上)

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    関ヶ原の合戦後、片桐且元の退去までを描く上編。徳川方、豊臣方の人物を小幡勘兵衛を通して浮き彫りにしていく。共感できるかどうかはともかく家康の心理描写が見事。

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    2023年05月13日
  • 空海の風景 下巻 (改版)

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    上巻に続き一気に読みました。下巻では真言宗の創立と最澄との交流が中心的に書かれています。書かれている内容自体、当事者たちからするとタブー的なこともあるかもしれませんが、そこは司馬遼太郎氏の立場から、かなり自由奔放に思いのまま書かれていて好感が持てました。個人的には本書を読んで、まだ行ったことがない高野山および本書に登場する各種寺院を巡ってみたいという気持ちが強くなりました。とても面白かったです。

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    2023年04月27日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    完全な小説でもなくノンフィクションのドキュメンタリーでもないという難しいスタイルにもかかわらず、とても引き込まれました。本書を通じて題名通り空海がどういう人物であったか、空海がどういう風景を見ていたかということで、司馬遼太郎氏の執念のようなものを感じました。かすかな手がかりでさえ用いて空海がどういう人物であったのか、どのような人物に囲まれていたのかということで、司馬遼太郎氏の想像力の世界を通じてですが、空海の深奥な世界に引き込まれました。一気に読めます。

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    2023年04月27日
  • 竜馬がゆく(八)

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    初めての司馬遼太郎作品
    幕末知識は義務教育レベルなので知らない名前や事件が多数出てきたが、個性豊かで魅力的な登場人物たちのおかげでとても楽しく読めた
    特に竜馬と陸奥陽之助のコンビがお気に入り

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    2023年04月17日
  • 尻啖え孫市(下) 新装版

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    雑賀の里に信長軍が攻めてくる。  理想の女性に出会えたものの、彼女も一向宗徒。信心などは全く持たないが、信長と本願寺の争いに巻き込まれていく。

     合戦の描写が面白い。「覇王の家」は、脱線が多かったが、この作品はあまり脱線していない。それほど記録が残っていない人物だからなのか。

     面白かった。

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    2026年01月18日
  • 尻啖え孫市(上) 新装版

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    口へんに炎と書いて、「くらう」と読む。  紀州の地侍の跡取り雑賀孫市の物語。
     戦好き、女好きだが、信心嫌い。
     一向宗の歴史も学べる。面白い。

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    2026年01月18日
  • 竜馬がゆく(八)

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    全8巻読破。
    感無量。
    満足感で胸いっぱい。
    難しい本だと思っている方は、全然そんな事はないですよ。龍馬のいる幕末、サイコー!

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    2023年04月19日
  • 胡蝶の夢(二)

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    幕末。西洋医学を極めようと奮闘する医師を描く。幕藩体制という官僚組織の中で苦闘する松本良順と蘭医ポンペ。

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    2023年04月08日
  • この国のかたち(一)

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    ・日本の偉人の評価
    ・日本人及びその国の特性と成立ち
    を司馬遼太郎の極めて主観的でありながら、
    納得感があり、まるで会って話して来たかのような
    語り草がたまらなく面白い。

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    2023年04月03日
  • 新装版 軍師二人

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    長いこと司馬さんのファンで多くの作品を読んできたけどこれはかなり異質に感じた。
    そもそも短編集が初めて読んだかもしれないというのと、登場人物が昔名を馳せた豪傑と一晩を共にする普通の女性というのが新鮮。
    ちなみに軍師二人は後藤又兵衛と真田幸村。このストーリーも真田丸の裏側という目線でも面白かった。

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    2023年03月31日
  • 竜馬がゆく(二)

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    あまりにも、才気あふれる人たちが早く亡くなって行くのが残念。
    こうやって読んでみると、
    龍馬は、権平兄さん、お栄お姉さん、乙女お姉さんから、たっぷり愛情を注いでもらった人なんだなあと思う。
    龍馬が持っている余裕-
    小さくまとまらない幅がある人柄は、
    たくさんもらった愛情の中で育ったんだなあと思う。

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    2023年03月26日
  • 新装版 箱根の坂(上)

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    戦国武将の先駆けとして名高い北条早雲の若い頃は、名門伊勢氏と言っても枝葉の方で、京で家伝の鞍を作っていたという。どう運命が変わっていくか。
    上巻では、応仁の乱で荒れた京の様子がよく分かる。

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    2023年03月18日