司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 功名が辻(一)

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    ネタバレ

    妻千代の、一豊をおだて転がし育てる言行。運が強いと暗示をかけ、必要なときには金10枚を潔く出し、駿馬を買うことで噂を買う。2巻も楽しみ。

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    2019年12月15日
  • 竜馬がゆく(二)

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    竜馬自身は学問に興味がなかったが、その本質を見抜く力、桂小五郎などとの出会い、によって大きく成長していく。そして脱藩へ。これから豪放磊落な竜馬が何を成していくのか、また、どのように描かれていくのか楽しみだ。

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    2019年12月14日
  • 酔って候

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    明治維新に活躍した西郷隆盛や坂本龍馬などの志士たち。彼らは低階級の武士身分に属し、そのコンプレックスをモチベーションにして、社会変革を成しとげた。では、彼らの上司である藩主は、維新や志士たちにどのように関わり、どんな考えを持って行動したのか。

    多くの志士たちを排出した薩長土肥の4藩主を主人公にした短編小説集で、司馬遼太郎がそんな疑問に答える。

    表題作は、土佐藩主の山内容堂が主人公。彼は武芸にたしなみ、知識欲も旺盛、自ら行動しないと気がすまず、そして大酒豪。大名ではなく、藩士として生まれていれば、歴史に名を残す志士になったかもしれない。

    そんな彼は時代の変化を感じながらも、大名として、徳川

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    2019年12月12日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

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    もし関ヶ原の戦いがたった1日で決着がつかなかった場合の官兵衛がどうなったのか、日本がどうであったのか見てみたい。
    面白かった。

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    2019年12月06日
  • 峠(下)

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    激動の時代を生き抜いた継之助
    彼の生き様・考え方は 今日を生きる私たちにこそ役に立つ部分も多いのではないか

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    2019年11月28日
  • 夏草の賦(下)

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    上巻では若さと勢いで四国を統一してしまった長宗我部元親だが、長宗我部家のピークは過ぎ、下り坂に向かっていた。

    信長の侵入に敗北を覚悟したものの本能寺の変でちょっと一息。しかし、次なる信長の後継者、秀吉によって多くの領土を没収される。さらに秀吉に命じられた九州遠征で大敗北を喫し、長男の信親が戦死、後を追うように最愛の妻も死去。

    これまで努力して広げた領土を失い、期待していた後継者も失う。隠居を目前にしての老人にとって、この仕打はきつい。元親にはこの逆境を乗り越える精神も根気も残ってはいなかった。

    どんなに才能がある人間でも、運と老いには勝てないということか。

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    2019年11月19日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    日本や中国の古い地名や名前、言葉が出てきて最初は読みにくいが慣れてくると興味深くどんどん読み進められた。
    ただ、多用される「…であったことだろう。」という想像の話を想像と分かるように書かれている文体が気になるのと、同じことが何度も何度も繰り返し言われているような書き方には時々鬱陶しさを感じた。特に自分がどうでもいいなと思った登場人物を何度も何度も同じように深掘りされるとかなりしつこいと思った。薬子ノ乱のくだりなど。元々が雑誌の連載なのでこういうことになっているのだろうが、今読むと気になる。

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    2019年11月18日
  • 竜馬がゆく(五)

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    どんどん動いてきました。 この巻、前半は池田屋の変、そして、禁門の変。来島又兵衛。 そして、龍馬と西郷の会合。 でも、何と言っても、お登勢さんとお田鶴さま、、、。素敵です。

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    2019年11月07日
  • 項羽と劉邦(下)

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    上中下をまとめて。

    どんな出来事でも、歴史の教科書のなかでは数行で語られるが、その背景にはこれだけの物語があること(どこまでが史実に基づいているかは別として)を改めて感じた。

    生まれもよくエリートであるが故に、時には残虐であっても結果を求める項羽と、ゴロツキからの成り上がりでわがままだが、何故か憎めず周りからの人望が生涯尽きない劉邦。

    2人の対比が上手くミックスされていて、終始わくわくしながら読み進められた。
    また、鴻門の会や四面楚歌、虞美人等かつて学生時代に学んだ出来事も多く登場してその背景を知れたことも良かったと思う。

    司馬遼太郎氏の作品は小説を読んでいるのに、さも漫画を読んでいる

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    2019年10月27日
  • 梟の城

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    中学生の頃に読んでいました

    司馬遼太郎さんを知ったきっかけの本です。
    とっても面白くて、今でも何回も読み直しています!

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    2019年10月09日
  • 梟の城

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    司馬遼太郎氏と言えば、戦後の日本を代表する小説家の一人です。
    作品を読んだことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

    本木雅弘・阿部寛主演で『坂の上の雲』が映像化されたり、『竜馬がゆく』、『国盗り物語』、『功名が辻』など、大河ドラマの原作になった作品も多いです。

    そちらを観たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

    その中でも『梟の城』は、1960年に司馬遼太郎が直木賞を受賞して、一躍文壇デビューを果たすきっかけになった作品です。


    【秀吉暗殺をもくろむ忍者の生きざま】
    本作は戦国末期、豊臣秀吉の天下に陰りが見え始めたころを描いています。

    織田信長に家族を殺された、葛籠重蔵(

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    2019年10月02日
  • 坂の上の雲(七)

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    191001
    奉天会戦も凄惨な内容。バルチック艦隊が来るまでの日本軍の組織状況がわかる。
    生死を賭けた仕事。自分の仕事が辛いなど比較にもならない。

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    2019年10月01日
  • 竜馬がゆく(四)

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    ◯ 人間の動き、働き、の八割までは、そういう気の発作だよ。ああいう場合は、相手のそういう気を抜くしかない(294p)

    ★武市半平太死す。龍馬はついに軍艦を手に入れる。長崎の地を訪れる。

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    2019年09月20日
  • 坂の上の雲(三)

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    190919 中国大連出張行く前に読んだほうがよい。
    歴史がわかるとすごく、その国の文化が興味深く味わえる。

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    2019年09月19日
  • 竜馬がゆく(六)

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    竜馬が本格的に動き出し、ついに薩長同盟を実現させる。改めてその凄さに敬服。そして寺田屋事件。よく知ってる話だが、よく死地を脱した。三吉慎蔵、大活躍! さらに薩摩への新婚旅行。これも知ってる話だが、改めて読むと面白い。
    いよいよ大詰めが近づいてくるのがちょっと淋しい

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    2019年09月14日
  • 竜馬がゆく(五)

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    後半へ入る。
    竜馬も凄いけど、勝さん、そして西郷さん、なかなかすごい。
    池田屋事件から禁門の変と時代は大きく動く。
    この話読みながら、頭の中のイメージは基本は「龍馬伝」だが、池田屋事件は「新選組!」、禁門の変は「花燃ゆ」が出て来る。来島又兵衛は山下さんの顔しか浮かばんわ

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    2019年09月08日
  • 竜馬がゆく(四)

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    八一八の政変で京都から長州藩が追い出され、情勢が一気に変わる。盟友武市半平太も切腹に・・・
    一方竜馬は遂に軍艦を手に入れる。一介の浪人が軍艦持ちになるとは何という人たらし
    しかし、もっと時代が動く

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    2019年09月02日
  • 花神(中)

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    外国語の専門家として幕府に厚遇されながらも安月給で長州に仕えることを選ぶ。
    後世を知る我々には倒幕側に付くことは正しいと知っているが当時それが正しいと知っていた人がどれほどいたか。

    イネとの不可思議な関係は司馬遼太郎の脚色かとも感じたが、彼女が蔵六の最後を看取ったことを考えると本当に色恋があったのかもしれない。プラトニックだったのかも。

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    2019年08月24日
  • 花神(上)

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    なかなか知られていない大村益次郎が題材。
    萩の町医者だった村田蔵六が医者修行で緒方洪庵の適塾に行ったことが彼の運命を変えてしまう。

    技術者であり続け、目立ちたがることなく、ひたむきに技術を極めようとした村田蔵六に日本人の美学を感じた。

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    2019年08月24日
  • 項羽と劉邦(下)

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    項羽と劉邦どちらも生きる道はないのかと読みながら常々思ったが、項羽のプライド的に勝つか負けるかしかないのだと思った。最後は項羽に同情してしまい、悲しくなったが、あれだけたくさんの人を残虐的に殺した罰なのだと自分に言い聞かせて納得させた。

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    2019年08月21日