司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 竜馬がゆく(七)

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    今まで、周りからみれば、じれったく、ともすれば信念がないようにもみえたかもしれない龍馬がいよいよ、時機が来たとばかりに猛烈に動きだした感じ。好きな中岡慎太郎の大活躍、親友仇でもある後藤象二郎との協力(利用?)。先見性抜群の船中八策、大政奉還へ遂に動きだす。クライマックスに向けて、アクセル踏まれた感がワクワク感いっぱいでした。

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    2024年05月18日
  • 竜馬がゆく(六)

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    龍馬率いる亀山社中の活躍や、薩長連合の成立。その後に伏見寺田屋で龍馬が襲われるも、何とか生き延びたりとかなり目まぐるしい局面。束の間のおりょうとの薩摩行きも息抜き的に良かったかな。第二次長征とそこで行われる海戦も興奮しました。幕府の衰退、時代の大きな変化が正に起こっている事が感じられ、色々考えさせられ大変面白かったです。

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    2024年05月07日
  • 項羽と劉邦(上)

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    筆名のとおり司馬遼太郎に一番影響を与えたのが司馬遷だろう。
    司馬遼太郎の長編作品の中で史記を題材にした稀有な作品。

    史上初めて中国全土を統一した秦の始皇帝。しかし死後、中国はまた騒乱の世に戻ることに。その中から頭角を現す項羽と劉邦。2人を中心に描かれる作品。

    昭和59年の文庫、その頃父の本棚から手に取って読んだことがある。忘れていたが本棚の奥から出てきたのは平成16年版。この頃に買って読み返したらしい。

    人生3度目の読み返し。いままで以上に名作な予感。、

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    2024年05月06日
  • 関ヶ原(下)

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    昨年、1年見続けていた「どうする家康」。物語の大サビである「関ヶ原の戦い」が、なんとなくサラッと描かれていて、もう少し深掘りしたく読み始めました。

    尾張派(北政所) VS 近江派(茶々) の代理戦争であったこと、滋賀の小さい一大名の石田三成が徳川家康と対等に戦えるまでになったこと、各諸大名にもそれぞれのドラマがあること(真田は生き残るために兄弟でどっちにもついたり)など、興味深いことが多いです。

    西軍について敗北した毛利(長州)、島津(薩摩)、長宗我部(土佐)から討幕の動きがあることを考えると、関ヶ原って250年も影響し続けて、ほんとに天下分け目やったんやなと思うとります。

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    2024年05月04日
  • 項羽と劉邦(上)

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    中国史関連の文学作品他関連書籍を読み始めた最初の書籍となった。追い詰められた項羽の最期は鮮烈というか、こんなことだったのかという感じです。

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    2024年05月02日
  • 竜馬がゆく(八)

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    ★5つです!
    乙女大姉、さな子、おりょう、千代
    気がつけば竜馬が大人気。
    ということもさることながら、大政奉還までの怒涛の展開。
    最後は皆の前に竜が駆け上る描写など。。
    高知は死の国、幻想的な表現が似合います。

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    2024年04月30日
  • 街道をゆく 5

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    満天の星空の空の下、ゴビに立つパオの中で眠る夜。
    地球の自転の音だけが聞こえるようなこのゴビ草原で眠るのは、、
    と書かれている。同じパオに泊まったとしても地球の自転の音など思いつかないだろうとと思う。全ページ流石な文章である。
    そしてツェベックマさんが登場するシーン、その、機知に富みユーモアとシリアスとモンゴルへの愛を体現する女性、その方との会話やその方を描写するシーンが本作でも素晴らしい。ツェベックマさんのことを読みたくてこの本を選び読んでいる。
    時々登場する司馬遼太郎氏の夫人もユーモアあり、本作の旅で同行されている画家の須田さんの存在感がゴビの砂漠やモンゴルの草原に劣らず悠大なのもまた面白

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    2024年04月29日
  • 竜馬がゆく(六)

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    薩長同盟、めちゃくちゃ大きいことなのに、それまでとあまり温度変えずに描いていて、すごい!熱すぎたら、その分あとが冷めてしまうから、スキルが必要ですよぅ!さすが、司馬さん!

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    2024年04月28日
  • 竜馬がゆく(五)

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    池田屋ノ変、蛤御門ノ変と多くの血が流れる事件が起き、神戸海軍塾がその流れもあり解散させられたりと激動。西郷隆盛と坂本龍馬が初めての出会い。後半戦へ向け更に盛り上がって来ました。龍馬自体も命を狙われたりと気が抜けません。
    久坂玄瑞、来島又兵衛等が好きな登場人物。
    おりょうも漸く、龍馬と結ばれた。名作です。

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    2024年04月27日
  • 竜馬がゆく(八)

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    ▼大政奉還実現に奔走して、一方で「長崎で海援隊が英国人斬殺の冤罪に問われる事件」があり、新政府の閣僚まで人選交渉し、そして暗殺に倒れます。まさに歴史の花道を駆け抜ける終盤戦。
     歴史小説の素晴らしさでありミステリー、「大まかどうなるのか全部分かっているのに、オモシロイ」という見本です。やっぱりそれは、語り口であり、節回しであり、言ってみれば声色なんですね。



    ▼第1巻から登場する、便利使いの子分「寝待の藤兵衛」というキャラがいて、「エンタメ系司馬作品」にはこのようなキャラが(女性が多いけど)主に序盤だけ出てその後いなくなる(笑)というパターンが多い気がしていましたが、今回の再読で、

    「あ

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    2024年04月27日
  • 竜馬がゆく(七)

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    ▼第6巻に引き続き、第7巻もわくわく山場です。まあつまり、文庫版全8巻で言えば、竜馬さんは5巻までは準備運動だったとも言えます。その5巻までは面白く読ませる「節回し」「語り口」こそが、小説竜馬がゆくの凄みと言えましょう。という訳で、そりゃ面白いに決まっている第7巻。

    ▼話は「第二次長州征伐で、長州軍(竜馬も参加)に、幕府側は負けてしまった。講和交渉」から始まります。つまり、7巻から、幕府が倒れていく。日本中の大名たちが「えっ…幕府弱くね?こりゃマジで薩長雄藩が天下取っちゃう?幕府の言うこと聞いている意味なくね?」と気づく。この巨大な「ムード」の展開がわくわくします。

    ▼そして、「いろは丸事

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    2024年04月27日
  • 竜馬がゆく(六)

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    ▼山場です。薩長同盟締結~寺田屋で大捕物間一髪~海援隊始動~第二次長州征伐に参加、幕府海軍に連戦連勝。

    ▼この巻のためにここまでがあったと言っても過言ではない、まさ竜馬大活躍、日本史のど真ん中に登場です。講談を読むような司馬節、面目躍如の大活躍、文句なしのわくわくどきどき痛快英雄譚の回です。

    ▼一方で高杉晋作が突如として主役かの如き扱いで躍動します。このあたり、「世に棲む日々」と「竜馬がゆく」の豪華コラボを見ている感で、なんというかすごく豊穣な気がします。

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    2024年04月14日
  • 梟の城

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    重蔵と小萩の恋の行方が気になって、一気読みした。50〜100ページほどは時代背景と人間関係の整理で多少時間はかかったが、誰と誰が対立関係にあるかが分かれば、スラスラと読み進めることができる。

    初めての司馬遼太郎。おすすめされて読んだ。自分が司馬遼太郎を読んだことがないと言うと、この『梟の城』を教えてくれたのだ。

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    2024年04月14日
  • 菜の花の沖(六)

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    ▼疾風怒濤、涙、涙、の最終巻。

    ▼高田屋嘉兵衛は、ひょんなことからロシア軍艦に「拉致」されます。なんてひどいこと。ところが、ロシア軍人の側も、別段「悪の権化」なわけではありません。彼らなりの事情と道理があって、拉致った。(そのあたりの事情のために、第5巻めいいっぱい全部使ってますから)

    ▼嘉兵衛は、全く言葉が通じないのに、なんとなくロシア下士官と、「信頼と友情」を作り上げてしまう。ここンところが理不尽にすごい。

    ▼ただ、それでもストレスと不信感で大変に疲弊する。やがて、日本に戻れる日が来る。人質の交換が狙いなんだけど(ゴローニン事件)、ここでまた嘉兵衛が大活躍して、

    「人質じゃなくて、

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    2024年04月11日
  • 竜馬がゆく(五)

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    ▼四巻から引き続いて、「竜馬はあんまり活躍しないけど、時代は大激動」という「司馬講談版、幕末激動列伝物語」ですね。竜馬はあんまりこの巻では「ゆく」って感じじゃないです。うろうろしています。

    ▼「燃えよ剣」を書いた人ですから。新選組にも愛着はあるので、池田屋の変を被害者の側から書くにせよ、その語り口は実に融通無碍自由自在です。

    ▼それにしても、まあ歴史上の風雲児とか言われる人はみんなそうですが、本当に表舞台で活躍したのって、2年とか、そういう場合が多いんですよね。そう考えるとビートルズですら長命。

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    2024年04月11日
  • 竜馬がゆく(四)

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    ▼司馬さんの「語り口」が全て。それが良く分かる巻かも知れません。

    ▼どうしてかっていうと、「主人公は、ほとんどなにもしないから」ですね。長州の京都での没落とか、土佐藩の武市一派の没落などが、実にドラマチックに描かれますが、竜馬さんは、ぜーんぜん関わってない。

    ▼そして竜馬さんは脱藩してうろうろしていますが、まあ簡単に言うとなんにもできてない。勝海舟の使いっ走りをしているだけです。

    ▼だからまあ、列伝というか。もちろんそういう竜馬以外の状況を分かってないと、竜馬さんが幕末史の表舞台、七三花道スポットライトに躍り出たときに、訳が分からないから。それにしても語り口が上手い。ダイジェスト講談版幕

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    2024年04月11日
  • 竜馬がゆく(三)

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    ▼第三巻で勝海舟と会う。もともと殺すために会いに行ったのに、弟子入りしてしまうというオモシロイ展開。

    ▼・・・・その後読み進めると、しみじみ思うんですが、竜馬さんって、

    ・勝海舟に気に入られ?から人間関係の財産をまるっと貰った。

    ・西郷に気に入られ?薩摩の財力と権力の保護下で海援隊の活動を全部スポンサーになってもらった。

    という2点が無かったら、まあただたんに剣道が強かったホームレス、に過ぎないんですよね・・・・どれだけ高説をのたまわろうが。

    ▼ひっくり返すと、そのふたりにそこまで愛されちゃったってことがもう、決定的なんでしょうねえ。

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    2024年04月11日
  • 竜馬がゆく(二)

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    ▼司馬さんの「節回し」が聴かせどころの作品だなあ、と第1巻の感想に書きましたが、節回し絶好調です。

    ▼幕末物の難しさは、「で、結局なにをしたの?なにがあったの?」というのが難しいんですね(笑)。合戦やって勝ち抜きました、という戦国とは違うんで。「政治」ですから。

    ▼その上、第2巻の竜馬なんて、要するに「剣道ま無茶苦茶強くて地元のヤンキーの代表っぽくなってあちこちうろうろしてただけ」ですから(笑)。すっごい簡単に言うと、「あちこちで色んな話を聞いて勉強してました」というだけです。

    ▼それがこんなに面白くなる。省略の妙、18歳くらいで始まったお話がいつのまにか成人して脱藩して歩き出す。

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    2024年04月11日
  • 新史 太閤記(上)

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    泣かぬなら泣かせてみせようというのは本当によく言えているなと思う。秀吉の性格や人間性、商人気質や企画力がありありと描かれている。これほど卑賤から身を興していたとは知らなかった。

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    2024年04月10日
  • 坂の上の雲(八)

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    クライマックスが一番スピード感あって面白かったから7巻は数ヶ月かかったのに最終巻は2週間半で読み終えました!とはいえ本編だけなので残すところ50ページ近くあるあとがき集を読み切ろうと思います。あとがきは筆者の考えなど当時の事情に寄り添っていたので考察の参考になりそう。

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    2024年04月08日