司馬遼太郎のレビュー一覧
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細密画のような緻密で華麗な表現で蘇る、司馬遼太郎のデビュー作。
謎あり、ロマンスあり、戦いありの物語を彩るキャラクターが忠実かつ生き生きと描かれ、新しい魅力を発見できます。
もちろん、原作未読でも十分楽しめます。
上空に渦巻く雲、砂をはらんだ風、陽射しの強い市場とは対照的な暗い宮殿内など、物語...続きを読む匿名 -
雑賀孫一の一向一揆から最後亡くなるまで。
駆け抜けるような一生、読み終わるのもあっという間だった
タイトルにもなっている「尻啖え」って織田信長に対してということで妙に納得してしまった
あっけない最後に関しては本当に謎だけど
暗殺されたのか、はたまたどこか患っていたのかさえ謎
痛快で剛毅、司馬遼太郎が...続きを読むPosted by ブクログ -
キングダムにハマり、中国の歴史に興味を持ち読み始めました。 どの視点で物語を見るかによって感じ方も大きく変わりますね。 司馬遼太郎さんの歴史小説は面白く、次に進みたくなりますね!Posted by ブクログ
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明治維新の長州藩の雰囲気がつたわってくる。村田蔵六は中国春秋時代の孫武のような思考をするんだなぁ。それにしても司馬先生の知識量と詩情豊かな表現力にはいつも驚く。Posted by ブクログ
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『長州の間者』
物語は京都浪人深町新作が琵琶湖の竹生島弁財天参拝へ向う船中で合う男女の縁から始まる。その後長州の間者として新選組に入隊するが、物語の最後に新作の懐中から出てきたものは?
『池田屋異門』
「腰ぬけの将監の曾孫が、なにやら義士の子孫とか自称して歩く歩くおのれを討つ。討入りはおのれのほうの...続きを読むPosted by ブクログ -
高校時代に読んだにも関わらず、大人になって読むとこうも味わい方が変わるのか、と。
日本史嫌いの学生時代とは180度変わり、歴史を知る面白さを分かるようになってから読む歴史小説の味わい深さよ。名作が沢山あって嬉しい。
昔はミーハー丸出しの如き沖田好きでしたが、大人になると土方さん素敵と思うようになり...続きを読むPosted by ブクログ -
久々の司馬遼太郎。今回は短め・室町時代の物語をチョイス。いやーやっぱり面白い…!ページを捲る手が止まらなかった。タイトル見て「何読んでるの…?」と夫は少し心配していたけれど。笑 下巻もすぐ読む!Posted by ブクログ
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雑賀孫市の話。
こんなに傾いてたらさぞ、舞台である戦国時代に凄かったんだろうなぁと妄想しながら
歴史小説、読み応え充分。
鉄砲の名手なのは知ってはいたけど、半生に関しては全くと言っていいほど知らなかった
石山本願寺の一向一揆のちょっと前までで上巻は終わり。
こんなに面白い人ならもうちょい前から調べて...続きを読むPosted by ブクログ -
「円四郎までよく申しておく」 と、言いすて、馬主をめぐらせて去った。…その時渋沢はこの貴人のために身命をなげうちたいと思った
○大河ドラマ『青天を衝く』でも有名な場面。司馬遼太郎が徳川慶喜から見た幕末から維新をどう描いたか、いくつかの場面で確認するために久方ぶりに再読しました。
「薩人の奸謀は...続きを読むPosted by ブクログ -
明智光秀の不器用さ、織田信長のパワハラ上司っぷり、自分に重ねて泣ける。
もっと楽しくラクに生きられなかったのか。
その性格、その時に置かれた状況、最良の方向を各々が進み、それらが偶然に重なり合った結果が人生であり歴史になるのかな。Posted by ブクログ