司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 新装版 妖怪(下)

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    初・司馬遼太郎作品。『妖怪』というタイトルから、もっと怪談もののようなものを想像していたが全然違った。乱世の様子を表現したかったのだろうか?初めて司馬作品を読むにしてはミスチョイスな作品だったかもしれない…。話が少し難解だった。結局実際のところ、妖怪というのは、唐天子のことではなく、日野富子の事?

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    2021年05月08日
  • 世に棲む日日(三)

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    幕末の長州を描いた司馬遼太郎作品、全四巻。後半は高杉晋作が主役。攘夷の熱に狂信的な長州藩。実現不可能な攘夷のため破滅への道を突き進む。ヒステリックなところは今の韓国を想起させる。海峡を通じて思考回路が同一であることを痛感する。苦境の藩を救うべく活動する高杉晋作、井上聞多、伊藤俊輔。
    佐幕派が権力を取り戻した長州藩。尊皇派の重臣たちは粛清される。九州に逃れた高杉晋作は長州を救うことができるのか。最終4巻に続く。

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    2021年05月07日
  • 世に棲む日日(一)

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    吉田松蔭に興味を持って読み始めたけど、高杉晋作やばすぎです。
    自分のイメージでは、写真を見たからか、なで肩の三味線を持った病弱の志士のイメージでしたが、すっかり、魅了されてしまいました。

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    2021年04月29日
  • 坂の上の雲(五)

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    ネタバレ

    ついに旅順での戦いに終止符が。

    児玉源太郎かっこいいなぁ。
    そこから、旅順港が見えるかのところはグッときます。
    つい感情的になりやすい部分も、乃木希典に対する配慮も、人間味があっていいなぁと思ってしまった。

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    2021年04月25日
  • 峠(上)

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    河井継之助と、山本五十六、田中角栄を生んだ長岡。雪に閉ざされている地からこのような英雄たちがなぜうまれたのでしょうか。雪を見ながら不思議におもいました。

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    2021年04月24日
  • 酔って候

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    ネタバレ

    山内容堂、島津久光、前原嘉市、鍋島閑叟の4人にスポットを当てた、幕末短編集。それぞれ個性が強烈である。容堂は明君ゆえ朝幕二重政権は愚と認識しながらも、徳川への恩が忘れられずに公武合体論を唱えた。しかし革命は時として理不尽であり、血を欲するところがある。小御所会議で公卿岩倉に揚げ足を取られたのが致命傷となり、ついには薩長土連合政権が誕生するにいたるのであった。その他にも、自らのお家騒動の副産物として煙硝蔵と化した幕末の火種を作った久光、技術のみで提灯貼りから造船技師に化けた嘉市、勤王・倒幕など幕末の風雲に飲まれず超然と自藩の洋式化のみに注力した閑叟など、興味深いドラマが史実とともにドラマチックに

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    2021年04月16日
  • 新史 太閤記(上)

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    小説とはいえ、あまりよくわかっていない、世に出る前の藤吉郎をそれらしく描いている箇所が面白かった。多分事実もこうだったんだろうと思わせる。そして信長の元どんどん出世するさまは、さすがの司馬節、納得感がある。

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    2021年04月29日
  • 坂の上の雲(四)

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    正直1巻読んだときは、なぜこれが人気なの?と思ったけど、日露戦争始まってからが肝だった。小国日本がいかにして組織で大国ロシアに勝利したか、組織を統率する人たちの考え方や行動が勉強になる。経営者はこぞって読むわけだ。
    4巻は、

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    2021年04月07日
  • 竜馬がゆく(六)

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    竜馬が亀山社中を立ち上げる。
    この時代、武士の魂という観念的な考え方が強かった時代に、実利をもってして薩長同盟につなげようというのは、脱藩浪士として藩に囚われなかった竜馬ならではなのだろうか。
    だが、決して実利だけでなくお互いの感情にも配慮する大切さ。

    実践しようとすると、気苦労はかかるけれど、一番軋轢と後腐れないやり方なのだろうな。

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    2021年04月06日
  • 新装版 風の武士(上)

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    一回目
    初めて時代小説を読んだ
    こんな面白いとは思わなかった
    チノと言うヒロインが愛らしいし普通によめた
    さすが有名作家

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    2021年03月22日
  • 竜馬がゆく(五)

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    ネタバレ

    池田屋の変と蛤御門の戦いで大勢の志士が命を落とした五巻。

    長州に対しても幕府に対しても思うことが、人の命を奪う事で解決する問題なんてあるんだろうか?敵を殺しても、その遺族や仲間には怨嗟が残り、またそれが次の戦いへと繋がっていく。今回は志士側が負けたが、その後の戊辰戦争では幕軍が敗退し、会津若松では今でもその禍根が残っている。
    戦争は未来を担う優秀な人財を失うだけでなく、恨みをこの世に残すという点でも許されないことなのだろうなと思った。

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    2021年03月20日
  • 新装版 歳月(上)

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    江藤新平といえば、新政府の国家デザインを担える人材でありながら、やがて大久保利通と対立。征韓論で敗れ、佐賀の乱を起こす、という程度の認識でした。
    こういう教科書では単語やセンテンス程度の人物の物語を読むというのは、その時代の背景や流れを知ることに繋がるとともに、他の歴史的な人物との関係もうかがい知ることができるので、とっても刺激的。それなりに歴史小説を読んできて今更ですが、やっぱり歴史小説っておもしろいなと、再確認しました。

    さて、本書の江藤新平は、なんというか正義感の塊のような人物で、とにかく苛烈。政治に関心(というかセンス)がなく、真面目一直線で行動するがゆえ、大久保の権謀術策にかかり自

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    2021年03月17日
  • 竜馬がゆく(四)

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    ネタバレ

    竜馬が海軍作りに動き出した四巻
    その一方で土佐勤王党は容堂公によって弾圧されて行く。

    四巻にもなると登場人物達に感情移入してくる。
    この巻で特に感心したのが、勝海舟の先を見る力と視野の広さ。幕臣でありながらも、幕府の終焉を悟り、次の政権へ穏便に移行出来るよう奔走するというのは、藩・幕府が世界の全てだった江戸時代では、そうとう先進的な考え方の人だったんだろうなと。
    だから、皆んなから命を狙われる訳だけど。

    観念的に物事を考えるんじゃなく、視野の広さと現実をしっかり見据えて、丁寧かつ大胆に行動を起こすことの大切さを学んだ巻でした。

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    2021年03月17日
  • 竜馬がゆく(三)

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    竜馬が土佐藩を脱藩して、維新の道へ足を踏み込み始めた三巻。
    竜馬がどんな思いで維新の志士になったかがよく分かった巻だった。
    そして、坂本竜馬が未だに愛され、尊敬される存在である理由も分かってきた。

    「議論をしない」
    議論で勝っても相手の名誉を奪うだけで、人の生き方は変わらない

    心に留めて、四巻に突入しよ。

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    2021年03月17日
  • 新装版 真説宮本武蔵

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    ネタバレ

    宮本武蔵の話を含む、6話を収録した短編集。
    ・真説宮本武蔵
     宮本武蔵の最大の武器は、相手の強弱を見抜く力。勝てると踏んだ相手としか勝負をしなかった。また、オーラとも言うべき気力が凄まじく、恵まれた膂力に支えられた2刀流も相まって、後世に受け継げる人が出なかった。
    ・京の剣客
     武蔵の生きた時代に京で兵法家として名を馳せた吉岡家にまつわる話。通称憲法様。兄弟がおり、兄が「兵法はなんのためにあるのか」について考える一方、弟は技を磨くのみに集中していった。ある日、武蔵が勝負を吉岡家に申し込む。兄弟どちらが勝負をするかという話になり、弟は自分が受けたいと主張したが、気力の差を兄に見せつけられ、兄が勝

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    2021年03月17日
  • 竜馬がゆく(二)

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    職場でコーチングをして下さってる方が、新入社員の課題図書にしたいくらいだと言っていたので(全8巻もあるので止めたが)気になって読んでみた。

    課題図書にしたいという理由は二巻じゃまだ分からないけど、竜馬が維新の志士になってく経緯が分かって、歴女にはとても面白かった。
    ただ、いかんせん血生臭いんだよなぁ。
    8巻まで一気には読めなそう。

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    2021年03月17日
  • 世に棲む日日(二)

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    司馬遼太郎作品としてはこれが一番好き。
    吉田松陰から高杉晋作へバトンタッチ。話が俄然面白くなったところで終了。

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    2021年03月11日
  • 燃えよ剣

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    沖田はいつも朗らかだがかっこいい。大阪から品川に向かう船の中で、吐く方が体力を使って辛いんですよっていうのに、でもここにいたいというのに胸がつまりました。新隊士の野村さんがよかった。新撰組の運命に胸がつまりました。

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    2021年03月07日
  • 坂の上の雲(三)

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    正岡子規の夭折から始まり、日露戦争開始前の政治的駆け引き・開戦後の旅順大戦まで記された巻。高度経済成長期の日本人がこの本に傾倒した様に、戦争とビジネスには恐ろしいまでの共通点があると感じた。

    ・戦争前の敵情視察・戦略立案が明暗を分ける事。
    ※ビジネスで言えば、他社/自社を含めた詳細な市場分析・何を強みとして戦っていくかの経営戦略の立案が、成功のキーになる事。
    ・単純な兵力差・戦艦差も戦争における重要な要素だが、兵員の士気といった組織力はそれに勝る重要性を孕んでいる事。
    ※大企業の方が、コストや販売チャネルに強みを持つ為、中小企業よりも原則市場で有利。一方、それに属する社員が自律的に働ける環境

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    2021年03月07日
  • 世に棲む日日(四)

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    1〜4巻、全体の感想
    何だろう。この本を読んでると、突き動かされるような気持ちになってくる。吉田松陰や高杉晋作の生き方そのものはもちろんのこと、それ以上に思想や革命、正義といったものへの司馬遼太郎の考え方や解釈がそうさせるんだろう。
    読み終わるまで、思想やそれが見据える正義の影響力の凄さに引き込まれていたが、読み終わってふと現実を見回すと、実はちょっと違うんだということに気がつく。実際に周りや後継に影響を与えているのは、人となりそのものなんだろうな、と。思想に共感してるんじゃなくて、生き方に共感してるんだと。
    大切なのはずっと先を見据えることと、少し先の作戦を考えること。ずっと先の作戦を考える

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    2021年03月07日