司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 義経(上)

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    私が初めて手に取った司馬遼太郎作品です。
    著名ではありましたが、小難しい言葉で歴史を語る教科書の様な歴史小説の苦手イメージが、司馬遼太郎さんのこの一冊で払拭されました。とても読みやすく、面白く、その当時単純な私は義経の大ファンになりました。

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    2021年08月30日
  • 竜馬がゆく(七)

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    ネタバレ

    倒幕への動きが具体化してきた7巻。

    そんな中、竜馬は徳川家を滅ぼすのでは無く一大名と同じ扱いとする大政奉還を思いつく。
    尊皇の志士達がそれぞれの藩の一員として動く中、自分は「日本人」だと言う竜馬。
    今では当たり前のことが、鎖国をしていた当時はどれだけぶっ飛んだ考えだったか。
    でも、竜馬がそんな考えに至ったのは、学び考えたから。学ぶ・自分の頭で思考することの大切さよ。

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    2021年08月30日
  • 酔って候

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    幕末に賢候と呼ばれた四人の大名についての四編の短編が収められた短編集。それぞれの大名が皆別々の思いを抱いて幕末に臨んでいたことが詳しい人物描写を通して知れた作品でした。司馬遼太郎の歯切れの良いリズム感のある文章も相まって日本史のことを勉強したことのない私でも背景が分かりやすく理解できました。容堂の何かしたいがどうしようもなさ、大久保の時間をかけた策略や嘉蔵の不遇さが痛い程伝わってきて、当時の生活が手に取るように分かりました。読後の満足感もとても強く司馬遼太郎の他の作品へ興味が湧きました。
    個人的に初めて読んだ歴史小説だったので新鮮でとても楽しめました。

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    2021年08月28日
  • 梟の城

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    1960年(昭和35年)
    前半期の直木賞(第42回)受賞作

    あらすじ
    織田信長による伊賀侵攻である天正伊賀の乱から10年後、伊賀忍者・葛籠重蔵(つづらじゅうぞう)は隠遁生活を送っていた。仇としていた信長はすでにこの世の人ではなくなり、生きる希望を失っていたが、かつての師匠・下柘植次郎左衛門から、太閤秀吉暗殺の依頼を受ける。忍者としての生涯を華々しく終えることのみを考えていた重蔵は依頼を引き受け、秀吉暗殺に乗り出す。堺の豪商・今井宗久のもとへ向かう途中、小萩という、宗久の養女が現れ、二人は通じ、密かに愛し合うようになる。だが、彼女は重蔵を見張る役目を持ったくノ一だった。重蔵は木さる、黒阿弥らと

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    2021年08月27日
  • 燃えよ剣

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    ネタバレ

    土方歳三がひたすら格好良い小説なんだろうと思っていたら、良い意味で裏切られました。初っ端から女に走り(しかもなぜか高嶺の花狙い)、本気の喧嘩にお腹痛くなったり、遊んでるわりに本気のお付き合い苦手だったり、俳句のセンスが死んでたり。史実をもとに描いてるからもちろん完璧な人間ではないのだけれど、それにしても後半の「だんなさまって呼んで…」は困ります。読んでるこっちが恥ずかしいじゃあないか。

    主人公は土方なのだけど(個人的に)いちばん良かったのは沖田総司で、沖田の人気は司馬遼が作ったんじゃないかと思うくらいのキャラクターでした。沖田が出てこないと、次の登場を探して頁を捲ってしまったり、沖田の文字を

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    2025年03月24日
  • 竜馬がゆく(二)

    購入済み

    竜馬が行く2

    作中に溺れそうになる、これからだ!
    胸の高鳴りを抑えながら進めよう。

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    2021年08月22日
  • 峠(上)

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    いやあ、やっぱり司馬遼太郎はいい!
    河井継之助。幕末、雪深い越後長岡藩から一人の藩士が江戸に出府した。

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    2021年08月21日
  • 国盗り物語(一)

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    久しぶりに読んだ司馬遼太郎氏の長編小説。やっぱり面白かった。
    本書は大ざっぱに前半と後半に分かれており、前半は美濃の斎藤道三の生涯を、後半は織田信長の生涯を追っている。どちらもなかなか興味深かった。
    斎藤道三については本書を読むまでは詳しく知らなかったのだが、身分が無い生まれだったために、京都の老舗の油屋の寡婦の婿になることにより財力を得、美濃地方を治めていくストーリー。槍の技術だけでなく芸術に長けて、性格的にも人望が厚く、最後は城まで作った。ただ、彼が治めることが出来たのは美濃だけだった。
    道三は娘の濃姫を当時尾張の若殿だった織田信長に嫁がせた。つまり道三は信長にとって義理の父である。道三は

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    2021年08月17日
  • 韃靼疾風録 (下)

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    清朝の興りから北京入城まで、架空の日本人の視点を通じて壮大に描かれる。華と夷、北と南、文明と野蛮、そして帰る国や民族のない主人公の喪失感とどの地でもたくましく生きていこうとする人々の姿が対照的に描かれる。
    あとがきのエッセイも素晴らしい。

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    2021年08月15日
  • 世に棲む日日(四)

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    吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現したことを考えると、彼ら幕末志士たちもまた「正しかった」。とはいえ、個人的に吉田松陰や高杉晋作は思想家としては正しくとも、政治家としては間違っている部分も多々あったのではないかと感じる。第2次長州征伐における戦術などは無鉄砲の極みで、たまたま成功したからよかったものの、失敗していたらいったいどうなってい

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    2021年08月02日
  • 世に棲む日日(三)

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    吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現したことを考えると、彼ら幕末志士たちもまた「正しかった」。とはいえ、個人的に吉田松陰や高杉晋作は思想家としては正しくとも、政治家としては間違っている部分も多々あったのではないかと感じる。第2次長州征伐における戦術などは無鉄砲の極みで、たまたま成功したからよかったものの、失敗していたらいったいどうなってい

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    2021年08月02日
  • 世に棲む日日(二)

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    吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現したことを考えると、彼ら幕末志士たちもまた「正しかった」。とはいえ、個人的に吉田松陰や高杉晋作は思想家としては正しくとも、政治家としては間違っている部分も多々あったのではないかと感じる。第2次長州征伐における戦術などは無鉄砲の極みで、たまたま成功したからよかったものの、失敗していたらいったいどうなってい

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    2021年08月02日
  • 世に棲む日日(一)

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    吉田松陰についての小説かと思っていたら案外あっさりと亡くなったのでビックリしたが、本作はむしろ高杉晋作を中心とした幕末志士たちの物語である。これらの人物に対しては心酔しているファンも多いが、しかし本当に有能であったかどうかは本作を読んでも評価がわかれるところだろう。もちろん将来的に明治維新が実現したことを考えると、彼ら幕末志士たちもまた「正しかった」。とはいえ、個人的に吉田松陰や高杉晋作は思想家としては正しくとも、政治家としては間違っている部分も多々あったのではないかと感じる。第2次長州征伐における戦術などは無鉄砲の極みで、たまたま成功したからよかったものの、失敗していたらいったいどうなってい

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    2021年08月02日
  • 関ヶ原(中)

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    家康の作戦の緻密さ・徹底した根回し。これが江戸幕府特有の密偵文化の礎なのだろう。ひいては、日本人の気質にも脈々と受け継がれているきがした。

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    2021年07月25日
  • 果心居士の幻術

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    著者の別作品[(空海の風景)を読んだ後だったので、さくさく読めた。それでも、一文の情報量が多いので、読み応えは十分。

    歴史の大河の亜流を集めた、短編集。アヤしい話なので文献が豊富なわけでもないため、司馬史感で補強されている。しかし、記録が残っているということは、それだけ人々が信じ、言い伝えられてきたという証。今考えれば非科学的で嘘とわかることも、当時はそれが嘘だと立証するものがないし、それが事実と信じられていたし、そういう意味では真実だったのだろう。真実とは人が勝手に定義した出来事の一連の流れであり、つまりは時代によって変化する。何が真実なのか。そう思わざるを得ない。

    最後の短編、牛黄加持

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    2021年06月29日
  • 坂の上の雲(四)

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    日露戦争 中盤
    陸軍→遼陽、沙河、旅順要塞攻撃
    海軍→黄海海戦

    常にハラハラしながら読んでた。日露戦争って勝利した煌びやかな歴史のみ語られがちだが、そんなに簡単に言い表せるものでもない。
    また、組織統率者の重要性、部下に与える影響を教えられた一冊。

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    2021年06月20日
  • 空海の風景 下巻 (改版)

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    空海は没後1000年以上経つが、純密という宇宙原理の体現者であるがゆえ、死という概念そのものが通用しないような気もする。後書きで筆者が、自身の体を通り抜けた感覚があったと記しているが、それもあながち間違いでもないのだろう。

    いずれにしても、人間という思想の入れ物が朽ちて1000年以上経つが、雑密の如く散らばる空海の断片的情報を具に拾い集め、純密のごとくまとめあげられた空海とその周辺の風景は、鮮やかとしか言いようがない。多分に筆者の推察も含むが、それも全て空海は包括しているのだろう。

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    2021年06月18日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    数ある著書の中でも、とくに司馬史感の強い作品。1000年の時を隔てた思想的巨人の生涯を辿る作風なため、幾分か作者の想像が入り込むのは当たり前のことだが、ただの想像にとどまらない。司馬遼太郎特有の縦横無尽の知識をふんだんに用い、かつ、なにより愛のこもったまなざしで頭中の空海を見つめ文を紡ぐので、読者の目の前に空海の見たであろう風景がありありと広がるのである。まったく「風景」と呼ぶにふさわしい作品だと感じた。

    個人的におすすめの読み方は、Google mapsを片手に、文中に出てくる地名を逐次検索しながら読む方法。著者の特徴に、地名が詳細に記載されていることが挙げられる。空海は最初大陸のどの辺に

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    2021年05月27日
  • 竜馬がゆく(一)

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    あらすじ 冴えない少年が刀の修行を通して
    心身立派に成長していく。
    黒船来航や桂小五郎等、
    竜馬の未来に影響を与えた出来事や人が描かれている。

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    2026年01月12日
  • 竜馬がゆく(七)

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    ネタバレ

    p.74
    困った、といったとたん、人間は智恵も分別も出ないようになってしまう。
    p.157
    あれだけの長い酒の座で、ひとことも過去を語らなんだ。ただ将来のみを語った。
    p.379
    洪水を一人でせきとめて別の方向に流してしまうことが、人間、できるものかどうか

    面白くなってきました。次巻でラスト。楽しみです。

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    2021年05月17日