司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 城塞(上)

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    2017年末か2018年1月あたりに読んだはず
    忘れてしまった

    久々の司馬遼太郎

    さすが、読ませる

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    2018年11月19日
  • 坂の上の雲(三)

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    ついに戦端が開かれた日露戦争。
    日本としては、避けては通れない超大国ロシアとの戦争。
    ロシア側は、完全に日本をみくびっていた。
    軍事大国に対して、一進一退の攻防を繰り広げる日本。
    秋山兄弟の活躍がクローズアップされる。
    この物語の主役の一人である正岡子規が早々と病気で亡くなってしまう。
    正岡子規をこの物語に登場させる意味があったのか。

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    2018年11月17日
  • 項羽と劉邦(下)

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    大河ドラマのように読み進めて最終巻。劉邦は最後まで劣勢だった。項羽は強かった。しかし、項羽のように親族を重用し、不公平と思わせる論功行賞に、現代のワンマン企業の人事を重ねてしまう。劉邦が重要視した食料補給を含めた兵站が、最終的な勝負の決め手になったようだ。

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    2018年10月24日
  • 項羽と劉邦(中)

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    新たな参謀・張良が登場した。そして、有名な「鴻門の会」の場面へと進む。しかし、劉邦の劣勢を思うと、この伝説は一味違った視座が与えられた。中巻では、やがて項羽の天下とはならないことが判っていても、劉邦軍の潰走・敗走に気が沈む。劉邦を慕うが故に身代わりとなった紀信とその友・周苛の最期が凄まじい! 劉邦はつくづく良い家臣に恵まれた、天が選んだ逸材なのだと感じた。

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    2018年10月19日
  • 項羽と劉邦(上)

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    始皇帝が中国全土を初めて統一したという業績の裏に、彼一人が法を超越した独裁者であったが故に、その死後に人民の反乱を招いたことを再認識。陳勝呉広の乱は、遥か昔の教科書の記憶か? 項羽と劉邦の生い立ち・性質の違いや、彼らの参謀となる人物が、著者の筆致で生き生きと伝わってくる。

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    2018年10月17日
  • 新装版 おれは権現

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    司馬作品というと、どちらかというと長編小説群に目が行く人も多いのではないでしょうか。この作品は、戦国期を舞台にした7編の短編集です。司馬作品は長編ばかりではなく、短編でもその魅力を十分に発揮していることが、この本でよくわかると思います。
    いずれの作品も限られた紙面の中で、主人公の魅力を遺憾なく発揮し、その主人公の人生にどんどん引き込まれます。歯切れのよいストーリー展開で、一息に読み通してしまいました。
    また、これらの短編が、長編作品を書く際の屋台骨となっていることも感じ取れます。ほかの作品とあいまって、読者にとっての司馬世界を豊かなものにしてくれると感じました。

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    2018年12月16日
  • 関ヶ原(中)

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    いよいよ石田三成は、会津の上杉氏とともに挙兵する。光成も家康も共に大義名分は、豊家を脅かす奸賊を征伐するためとなっているが、諸大名はどちらにつくのが自分にとって有利なのかを機敏に察知し、多くが家康に付いていくこととなる。P427に、司馬遼太郎が書きたかった本小説の本質が書かれている。「世間は、欲望と自己保存の本能で動いている。」このテーマは、著者の他の著作の多くにおいて描かれているが、本小説程、この本質を描くのに適した題材は無いであろう。この日本人の持つ特質は、戦国期の昔から現在まで変わること無く引き継がれており、おそらく未来永劫変わることはないのであろう。伝統的な日本企業あたりでは、今日もま

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    2018年10月08日
  • 項羽と劉邦(上)

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    ネタバレ

    登場人物全てに物語がある。
    特に気に入った人物は秦最後の名将、章邯将軍
    その卓越した戦略眼と報われない忠義、呆気ない最後...。

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    2018年09月24日
  • 項羽と劉邦(下)

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    初めて手に取った歴史小説。元々堅苦しいイメージがあったが、読んでみると一転どっぷりとのめり込んでしまった。
    何事も最後は運の要素が大きく関わってくるのだなと感じた。
    人事を尽くして天命を待つ、とはよく言ったものである。

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    2018年09月12日
  • 新史 太閤記(上)

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    まさに出世モノの王道。ワクワクしながら読めます。
    司馬さんの生き生きとした人物描写が、さすがという感じで、何といっても、信長と“猿”の主従関係が絶妙すぎます。相性が良かったのでしょうね。
    この巻は、秀吉の少年時代から、中国攻めで黒田官兵衛と出会い、竹中半兵衛が逝くところで終わります。
    下巻が楽しみです。

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    2018年08月25日
  • 項羽と劉邦(中)

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    逃げてばかりの劉邦。
    恐ろしい項羽。
    面白い。
    たくさんでてくる将たちの人間性たちも面白い。
    そして紀信と周苛・・すごい。

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    2018年08月07日
  • ひとびとの跫音 下

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    「亡き友人に捧ぐ」
    そんな副題が頭に浮かぶくらい、付き合ってきた友達への愛情が溢れ、さらに愛惜感たっぷりの作品になってる気がします。

    題名が秀逸すぎます。
    読み終わって表題の意味がズシンときました。
    いつもそうですが、タイトルがステキすぎる。笑

    人がその人生をつかい切ったあと。
    不思議とその人の生き様や生きてきた証が。
    光るように浮かび上がるように。
    作者には見えてしまうんでしょうね。
    あ!跫音か。笑

    名声や成功があろうがなかろうが。
    英雄的な生き方をしようがすまいが。

    そう。どんな人にも曲げなかった信念が。
    人生を紐解くと、全ての人が、小説になり得る。
    いや。この方の手にかかれば、か

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    2018年08月05日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

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    ネタバレ

    明智光秀を討伐するまでが第4巻のメインです。
    討伐後から朝鮮出兵、関ヶ原の戦いもで黒田如水がどういった動きをしていたかも描かれていますがこれまでに比べれば完全におまけのような扱いです。

    秀吉による天下統一後に官兵衛の重要度が下がり石田三成などの官僚的な大名が出世していくエピソードが最終盤に描かれるのですがそれを読んで本書を閉じるとなんとも言えない物悲しさが湧き上がりました。

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    2018年08月05日
  • 坂の上の雲(三)

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    日露戦争の開戦
    ロシア軍部は日本を侮り、国民からも反戦争の雰囲気が醸成されているなか、最初から日本が連戦連勝とはいかない、さすが腐ってもロシア。

    ・ロシアは他国との同盟をしばしば一方的に破棄している
    ・国家間の人種問題的課題は、平時にはさほど露出しないが、戦争という政治心理的にぎりぎりの状態になると、自制心がゆるむ
    ・優れた戦略戦術というのは、素人にも理解できるほどの簡明さを持っている。玄人にしか理解できないような、哲学的で難解なそれは、まれに存在しても敗北側のそれである

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    2018年07月28日
  • 項羽と劉邦(上)

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    キングダムで中国について少し興味を持てたのでやっとこの本に手を出して見た。
    ちらっとキングダムにも出てきた趙高がこれほどの悪いヤツだったとは!!!
    今後の展開が楽しみ!

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    2018年07月22日
  • 国盗り物語(四)

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    「国盗り物語 (4)」(司馬遼太郎)を読んだ。『運命』とは往々にして残酷なものなんだよね。そして私たちは『もしもあの時・・・だったら』という仮定法過去完了的怨念が踏み固められ踏み固められした歴史の上に立っている。しかし信長と光秀の邂逅は悲劇としか言いようがない。もしあの時・・・。

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    2018年07月06日
  • 関ヶ原(中)

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    「関ヶ原(中)」(司馬遼太郎)を読んだ。
    その時代に生きていたら私は絶対三成派についただろうな。(自分のことだからよくわかる)
    『家康許すまじ』との義憤によって結局身を滅ぼすのだよ。
    って、足軽風情で何言っとるか。(笑)

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    2018年07月06日
  • 国盗り物語(三)

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    「国盗り物語 (3)」(司馬遼太郎)を読んだ。道三、信長、光秀、久秀、秀吉、半兵衛等々、『天命に導かれて』としか言いようがないくらいに、綺羅、星のごとく天才、奇才、秀才が集う。これは読むべし。

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    2018年07月06日
  • 国盗り物語(二)

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    「国盗り物語 (2)」(司馬遼太郎)を読んだ。斎藤道三、まさに歴史(時代)が求めた英傑というのだろうな。
    とにかくこの作品、面白くて止まらないのである。
    さあ(3)からは信長編だ。

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    2018年07月06日
  • 竜馬がゆく(六)

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    ネタバレ

    竜馬がゆくは1巻から5巻までは特にレビューは書いていませんでした。
    とても面白く、夢中になって読んでいるので8巻読み終わってから
    最後にまとめ的なレビューを書こうと思っていたのですが
    この6巻はかの有名な薩長同盟を締結させた部分であり
    そこの描写があまりに心に響いたのでレビューを書いています。

    竜馬が奔走し締結直前まで進んだ薩長同盟。
    最後の最後のところでまだ小さなわだかまりやプライドで
    なかなか決断しない薩長それぞれの代表に対して
    竜馬が放つ叫びに心震わされました。

    そしてようやく薩長同盟が成った夜の寺田屋での襲撃事件。
    あまりに怒涛な展開で時間の経つのも忘れて読み耽ってしまいました。

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    2018年06月21日