司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 翔ぶが如く(七)

    Posted by ブクログ

    西郷暗殺疑惑に伴う政府密偵捕縛、私学校生徒による火薬庫襲撃を契機に、薩摩は政府との開戦を決議。西郷隆盛の思いとは裏腹に事態はいよいよ西南戦争へ。

    0
    2013年02月09日
  • 翔ぶが如く(八)

    Posted by ブクログ

    前巻までが主義思想のぶつかる政争小説とするなら、8巻は西南戦争を時系列で記述した戦争小説。今まで知らなかった地理的状況も細部まで記述されていて非常に興味深いです。薩摩士族の前に立ちふさがる熊本城(加藤清正)!

    0
    2013年02月09日
  • 翔ぶが如く(九)

    Posted by ブクログ

    西南戦争最大の攻防戦ー田原坂を経て、政府軍の反撃により熊本より敗走する薩摩軍。世界史的に見ても類の無い激戦となった内戦をノンフィクションのように描き出す。農民を徴兵した明治政府軍の物量戦に敗れる旧士族。武士の時代の終焉。

    0
    2013年02月09日
  • 菜の花の沖(一)

    Posted by ブクログ

    嘉兵衛が故郷で体験した、若衆宿という組織は、現代の日本の企業や生活集団に残る閉鎖された側面に通じるものがあると思った。

    海外進出やグローバル化などという言葉が巷に溢れかえるようになってしまっている現代に、嘉兵衛の命懸けで自分の故郷を飛び出し、自ら考えて道を切り開く姿勢は、新鮮に感じた。

    はやく続きが読みたい。

    0
    2013年02月08日
  • 新装版 歳月(上)

    Posted by ブクログ

     明治維新時の日本において、近代的司法制度の創設を一手に担った鬼才・江藤新平の伝記。肥前佐賀藩に生まれ、佐幕を是とする藩風の中、命がけで勤皇を主張する。倒幕後の新政府における江藤の活躍がこの小説の主題。
     薩長が牛耳る政府にあって、江藤はもう一度乱を起こし自らが政府の実権を握ろうとしていた。「正義」だけが彼の全てであり、いっさいの腐敗を許さない性格だった。
     政府に機構を創るという仕事を誰よりも高い能力でこなした江藤の凄まじいまでの仕事力。彼の暗躍する姿がよく読みとれる。江藤に限らずこの時代の男達は本当に仕事に対して誠実であり命がけだと感じた。大学生の時に一度読んだ本だが当時より深く理解できた

    0
    2013年02月06日
  • 翔ぶが如く(十)

    Posted by ブクログ

    長かった。。。

    幕末の小説をいくつも読んできて最後にこの本を読んだ。
    黒船がきて日本が沸き上がって、何十人もの名士や愚物が生まれ、各々の正義を貫く中で、陰謀や暗殺、戦争がありようやく明治維新がおこって、世界に立ち向かえる国づくりの為に動き出した日本。
    改革の強行により失うものが多かった士族。維新の反動が各地の一揆や西南戦争となって現れるのは納得する部分も大きかった。

    士族や封建時代の精神的象徴の西郷vs現実の世界情勢を知り日本を進化させたい大久保率いる太政官。(精神vs現実みたいな感じか?)

    薩摩藩閥の私闘ととらえられていたのかもしれないけど、そんな小さい戦いじゃない。

    上手く言えない

    0
    2013年02月01日
  • 新装版 おれは権現

    Posted by ブクログ

    『愛染明王』…福島正則の話
    『おれは権現』…可児才蔵の話
    『助兵衛物語』…宇喜多家家臣、花房職秀の話
    『覚兵衛物語』…加藤家家臣、飯田直景の話
    『若江堤の霧』…木村重成の話
    『信九郎物語』…長宗我部盛親の弟、長宗我部康豊の話
    『けろりの道頓』…道頓堀を作った、安井道頓の話

    司馬遼太郎の小説を読んでると、物語の主人公の行動が、
    この人はこうするしかなかったんだなぁ、と腑に落ちます。
    実際の選択肢としても、心情としても、生来のものとしても、
    それを選ばざるを得なかったという納得感があります。
    必然的なかんじがします。

    しかもその必然の種が、その前にちゃんと蒔かれています。
    不本意だとしても蒔か

    0
    2013年01月31日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

    Posted by ブクログ

    高校で日本史を選択しなかった私には、空海は真言宗の開祖、弘法大師というくらいの知識しかありませんでした。
    この本を読むと、空海が巨人であり天才である様がありありと目の前に広がってくるようです。人間空海を感じるし、それでいて人間離れした空海も感じる。
    空海の凄さを、司馬遼太郎が削ることなく書き下ろした作品だと思います。
    下巻が楽しみ。

    年間30冊を目標にしていますが、2011年が18冊、2012年が22冊。今年こそは!と正月に誓ったのですが、1冊目が1月の終わり・・・
    幸先悪し。これから頑張ります。

    0
    2013年01月31日
  • 新装版 おれは権現

    Posted by ブクログ

    福島正則、可児吉長、木村重成、安井道頓などの「有名だけど歴史の主役にはなれない」「無名だけど魅力的」な人物を主人公にした短編集。

    マイナーな人物にも活き活きとした表情を与えるのが著者の作品の魅力であるが、これもそんな中の一冊である。

    これと併せて、彼らが端役で登場する著者の長編を読むとより楽しめるのではないだろうか。

    0
    2013年01月29日
  • 夏草の賦(下)

    Posted by ブクログ

    晩年の元親は切ないけど、人間らしくていいと思う。信親の戦死のシーンは泣ける。元親が秀吉を心の広い方と認めるのはさすがだと思う。それにしても司馬さんは秀吉好きなんだなぁ。

    0
    2013年01月27日
  • 街道をゆく 39

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昨年日本に帰化した、日本学者のドナルドキーンさんの退官記念での訪米。ほとんど移動がなく、タイトル通り「散歩」がぴったり。ブルックリン橋を作った親子やアイルランド移民の話、タウンゼント・ハリスの話など、相変わらず薀蓄満載ですが、アメリカはやや苦手分野?

    0
    2013年01月27日
  • この国のかたち(六)

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎の文章が好きだという嗜好が根底にあるのだが、
    このシリーズを読破してこの国が愛おしくなったことは間違いない。
    同時に、今この時点のこの国を哀しく思う気持ちも大きくなる。


    周囲から学んで吸収するチカラの大きさをそのままに精神の貧しさを払拭する方法ってないのか。
    過去を懐かしんでばかりいるのは無意味だけど過去も未来も関係なく堅持すべきものってあるんじゃないのか。

    彼は、この連載を終えるときにどんな総括をしてくれるはずだったんだろう。

    0
    2013年01月26日
  • 故郷忘じがたく候

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎著「故郷忘じがたく候」を読みました。

     司馬遼太郎作品は久しぶりで、じっくり読み味わいました。

     3編からなる短編小説で、タイトルの「故郷忘じがたく候」は、16世紀朝鮮の役で日本の薩摩へ陶器の技術を手に入れるために拉致された朝鮮の民の子孫の運命を描いた作品でした。

     彼の作品の中では、現代に生きている人を扱った唯一の作品だそうです。

     ちなみに、この子孫の方は健在で、先日テレビにも出ていて、この本を読むきっかけにもなりました。

     この人の語った次のような言葉が載っています。

     「あなた方が36年をいうなら
      私は370年をいわねばならない」

     この言葉

    0
    2013年01月24日
  • 夏草の賦(上)

    Posted by ブクログ

    菜々さんの軽率っぷりが笑える!司馬さんの書き方もユーモラス。元親さんは、ほんとは臆病と言えるとこがすごいな。

    0
    2013年01月19日
  • 幕末

    Posted by ブクログ

    幕末とひとくちに言っても生き残って栄達を手にした人については
    美談が山のようにあっていかにも偉人伝のように語られ
    歴史の教科書にすら名前が残っている。
    ただ、「そんないい話ばっかりなわけないじゃん」とナナメから観てしまう人間にとっては
    この本に描かれた景色こそ幕末だったんだと思えてしまう。

    ひとかけらの運やタイミングのズレ以外に彼らの明暗が分かれた理由がなさそうなところがまた、何とも言えない遣る瀬なさ。

    0
    2013年01月19日
  • この国のかたち(四)

    Posted by ブクログ

    一つの話題について淡々と語り始める司馬遼太郎、ランチの誘いを断り
    読みふけってしまった。
    李朝と明治維新はなるほどと。
    同僚に朝鮮民族が多いので、なんだか根本から知れる気がして非常に勉強になる。

    0
    2015年07月14日
  • 翔ぶが如く(七)

    Posted by ブクログ

    脚色されているんだろうけど、130年前実際にこの人達が存在して、各々が悩み苦しんだかと思うと胸が詰まりそうになる。。。

    0
    2013年01月15日
  • 菜の花の沖(六)

    Posted by ブクログ

    高田屋嘉兵衛さんを主人公にしたお話の最終巻です。
    嘉兵衛さんがゴローニン事件のとばっちりでロシア船に拿捕されちゃって、その後ロシア側のおじさんと心を通じ合い(向こうのスパイになったとかではないよ!)日本側に幽閉されていたゴローニンさんを解放し、日本とロシアの間にわだかまりをつくらずに事件を解決しました。
    何があっても、人を信頼しようとする嘉兵衛さんの姿は素晴らしかった♪

    でも高田屋は結局、蝦夷地(北海道)が幕府の直轄地から松前藩に返還された後、松前藩に仕返しをされて、潰されちゃうんだよね。
    このお話では、かなり松前藩はダメダメな自分さえよければ藩になっています。
    実際は、どうだったんだろうね

    0
    2013年01月11日
  • 翔ぶが如く(四)

    Posted by ブクログ

    【本82】佐賀ノ乱から始まる大久保の対応は冷徹だが、西南戦争に向けた準備なのだろう。注目すべきは「勅許」という魔法が通用し始めたこと。

    0
    2013年01月06日
  • 風神の門(上)

    Posted by ブクログ

    梟の城の方が完成度は高い。新聞連載のためか、盛り上がってはとぎれ、盛り上がっては途切れを繰り返すが、さすが遼太郎先生、最後までしっかり読ませる。何歳でこれを書いたのだろう。

    0
    2013年01月05日