司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 新装版 真説宮本武蔵

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    表題作のほか千葉周作、森要蔵、吉岡憲法など兵法者を扱った短編集。宮本武蔵のニ天流は技が凄すぎて弟子がついてこれず、流派としては大成しなかった。先生は天才じゃダメってことだな。戦国期に肥前平戸にやってきたバスク人剣客「ユイズ」の話も面白かった。

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    2012年09月07日
  • 新装版 王城の護衛者

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    1.王城の護衛者 会津若松藩主の話
    2.加茂の水 玉松操(幕末、岩倉具視が頼った人物)
    3.鬼謀の人 大村益次郎(村田蔵六)の概要
    4.英雄児 長岡藩の河井継ノ介
    5.人切り以蔵 岡田以蔵

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    2012年09月10日
  • 司馬遼太郎短篇全集 第六巻

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    短篇集六、七、八巻は新選組の話が多いので目当ての人はオススメです。この六巻も新選組が5編あり、中でも「油小路の決闘」は伊東の美形っぷりが描かれていて良(笑。 「長州の間者」は新選組に潜入した男の話ですがその立場の苦しみが描かれていて、感動します。一番好きな作品は「信九郎物語」。長曾我部元親の子・康豊の話。

    信九郎物語/法螺貝と女/油小路の決闘/冷泉斬り/芹沢鴨の暗殺/理心流異聞/花房助兵衛/奇妙な剣客/長州の間者/おれは権現/若江堤の霧/池田屋異聞

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    2012年09月03日
  • 司馬遼太郎短篇全集 第十二巻

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    「大楽源太郎の生死」が特に好きです。大楽さんの生涯を描いた作品なんですが、長州人にこういう人もいるんだなあ、と。何か不思議な魅力があって大好きな人物です。「木曜島の夜会」は哀愁と海と海風の情景が目に浮かぶようで何ともいえない切ない気持ちになりました。

    馬上少年過ぐ/城の怪/貂の皮/重庵の転々/大楽源太郎の生死/有隣は悪形にて/木曜島の夜会

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    2012年09月03日
  • 新選組血風録 〈改版〉

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    新選組の方々の様々なエピソードが連作で語られている。みんなすぐに殺されて大変な組織だわい、と思いながら読んでいた。たまに死なない人がいたらほっとしてみたり。

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    2012年09月01日
  • 大盗禅師

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    司馬遼太郎版「国姓爺合戦」というべき傑作。

    島原の乱の数年後、世は将軍家光のもと幕藩体制がかたまりつつあった。
    主人公の浪人剣客 浦安仙八は、怪しげな術を使う大盗禅師の導きにより、幕府転覆を狙う計画に加担させられるのだが・・・。

    タイトルの大盗禅師をはじめ、由比正雪、鄭芝竜、鄭成功や、幕府隠密、両性具有の美女など多彩な人物が織りなす群像劇が幕を開ける!

    国内に充満した浪人を糾合し、幕府転覆を狙う由比正雪。
    幕閣は由比正雪に警戒の念を高めながらも、国内に充満する浪人問題に頭を悩ませる。
    一方支那では、南下する女真族に追いつめられた明朝は風前の灯火。忠国の念から立ち上がった海賊 鄭成功は、女

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    2012年08月30日
  • 馬上少年過ぐ

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    司馬遼太郎の短編小説
    馬上少年過ぐは伊達正宗の少年期の物語。
    正宗の父輝宗の死の描写に驚嘆。息をのむ情景でした。

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    2012年08月25日
  • 新装版 戦雲の夢

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    「夏草の賦」と合わせてすすめられた一冊。長宗我部元親の家督を継いだ盛親って、なんか全編通して切ない感じ。生まれた時代や境遇はここまで人に影を落とすのかな。

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    2012年08月22日
  • 夏草の賦(上)

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    初・司馬遼太郎。経営者に愛読者が多いと聞くけど、ナルホド~って感じ。登場人物をいちいち自分の周りの人に置き換えてみるとさらにおもしろい。読み応えあり。長宗我部元親って名前が派手なわりに、歴史上の働きは地味、というイメージだったので、なぜ、そこにクローズアップしたのか、そのキッカケを聞いてみたい。ただすべてが史実に忠実ではないとのこと。フム。

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    2012年08月22日
  • 司馬遼太郎短篇全集 第一巻

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    この本には入ってないかもしれないが、
    この本棚に登録できなかった短編集一覧

    けろりの道頓
    愛染明王
    絢爛たる犬
    伊賀の幽鬼
    雨おんな
    英雄児
    越後の刀
    加茂の水
    外法仏
    覚兵衛物語
    割って、城を
    兜率天の巡礼
    岩見重太郎の系図
    奇妙な剣客
    牛黄加持
    京の剣客
    侠客万助珍談
    胡桃に酒
    五条陣屋
    薩摩浄福寺党
    斬ってはみたが
    斬殺
    侍大将の胸毛
    朱盗
    重庵の転々
    女は遊ベ物語
    小室某覚書
    上総の剣客
    城の怪
    信九郎物語
    壬生狂言の夜
    千葉周作
    倉敷の若旦那
    大楽源太郎の生死
    大夫殿坂
    泥棒名人
    天明の絵師
    売ろう物語
    八咫鳥
    有隣は悪形にて
    妖花
    嬖女守り
    戈壁の匈奴
    蘆雪を殺す
    貂の皮

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    2012年08月12日
  • 夏草の賦(下)

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    元親の気持ちが少しわかる。今の時代でも同じように感じるときがある。この時代ならより強かったと思う。最後の方は読んでて辛かった。人間味いっぱいの元親は同じ郷土の偉人として1番。

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    2012年08月11日
  • 菜の花の沖(一)

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    函館に旅行に行くことにしたので、この機に読んでみようと手にしました。
    主人公が世に出る前、ある意味この第一巻がこの小説の根幹と言えるでしょう。

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    2012年07月30日
  • 夏草の賦(下)

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    人生の虚しさを味わえる小説。

    題名と史実で覚悟はしていたが、虚しくなってしまった。
    菜々が茶釜を蹴りあげて後妻打ちが始まり、
    その話を聞いた元親が笑い転げた場面ですら、
    セピア調の悲しい光景だったかのように思える。

    それにしても司馬先生はやっぱり
    秀吉が好きで信長と家康は嫌いなんだなあ。
    醜悪な人物にされた仙石久秀は少々気の毒。

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    2013年07月13日
  • 新装版 王城の護衛者

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     幕末、最後まで幕府を助けたがために「賊軍」として天下の官軍に追いつめられた会津藩主・松平容保。彼は純粋で正義感の強い人物だった。
    「勝てば官軍」
    という文句を彼ほど悲痛を以て実感した者は居ないだろう。

     明治維新は勝者である薩長の目線で描かれる事が多いが、幕府側に立った物語がもっとあっても良いと思う。その点、この『王城の護衛者』や『峠』、『燃えよ剣』は輝きを放っている。

     ところで、明治維新という革命は正しかったのか、という問いに対する答えはいつか出るのだろうか。

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    2012年07月27日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    前半生をうすく語ると、

    幼少の頃より天才の誉れ高く、讃岐の人々の期待を背負い、上京、大学入りするもすぐ中退。

    20代のほとんどを仕事もせず山中をプラプラするか寺に引き篭るかして過ごす。

    30ぐらいの時「口の中に明星が飛び込んだ!」と大騒ぎ、出家する。

    その後「わが国に真の密教をもたらす」と唐への留学を決意。

    地元の名士、奈良仏教界の大物達をたらし込み、留学資格と20年分の留学費用を捻出させる。
    ※とにかく達筆で文才があったので、ここ一番は口八丁ならぬ、筆八丁で難局を乗り切る。

    しかし、留学するも20年分の滞在費をたった2年で使い切り、本来20年間の滞在期間を筆八丁で屁

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    2012年07月26日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    空海の生きた時代背景をよく調べ、資料の解釈も小説家らしくおもしろい。司馬さんの他の多くの小説と異なり、会話が少なく、テンポが遅く、読む方はなかなか進まない。じっくり読みたい。12.7.22

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    2012年07月22日
  • 尻啖え孫市(下) 新装版

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    読むに連れ雑賀孫一の人間味に引き込まれていく。自分の考えを信じ世間の尺度や見方を全く無視できる自然体の強さに感動した。好色で、織田信長との戦いに生き甲斐を感じるあたりはガキ大将そのもので憎めない。しかも戦をさせたら連戦連勝、見方によっては男のあるべき姿のような人物だし生き方だ。また、戦国時代の浄土真宗の影響力や考え方は今日のものとは随分違う事に驚いた。私にとっては読むと前向きな気持ちになれる本です。

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    2012年07月19日
  • 街道をゆく 10

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    『佐渡のみち』の中の、孫悟空と佐渡、の話が良かった。面白くて、何回も繰り返し読みました。よくこんな話を思いつくな、と感心します。
    西遊記なんて子供用の物語だと思ってましたが、そうでもないようです。今度一回読んで見ます。

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    2012年07月11日
  • 菜の花の沖(一)

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    身分や立場によってではなく、一人の裸の人間としての尊厳があれば、相手もそうならざるを得ない。それが人間の初等力学のようなもの。今の社会は上下関係と、立場関係でだんじがらめになっている。
    人は大人になると、子供より劣ってしまうのではないか?という疑問が湧いてくるのはこのため。今も昔も人間のこういうところは変わらないみたい。そのなかでどう生きるかを考えるのが社会人?
    喜兵衛は海の上では全てが平等に扱われると感じてる。今の世の中にも船はある?

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    2012年07月01日
  • 城塞(中)

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     徳川方の間諜、勘兵衛を通して大阪夏の陣のドタバタ劇を描く。関が原では石田三成の西軍に味方した大名は領地を奪われることになる。だが、大阪城には淀殿と秀吉の子、秀頼が公家化した様子で侍女と生活をしている。将来にわたり火種になり得る秀頼を、亡き者とする計画を立てる家康であった。

     難航不落の大阪城の堀を埋める過程では、大阪側の軟弱化した様子とは対照的に家康の執念が凄まじい。二代目将軍秀忠の凡庸さにあきれる家康と、実は愚鈍ではない秀頼の対比が面白い。家康も高齢のため徳川幕府の将来を憂い、本当の敵はいつ尽きるともしれない己の寿命であると言い切るところがブラックジョークである。

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    2012年06月19日