【感想・ネタバレ】司馬遼太郎短篇全集 第一巻のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年03月07日

同人誌時代の作品を「無人島から瓶に入れた文書を海に投げるようなものだった」と(のちに和田宏に)語ったが、第2作『「国宝」学者死す』の主人公は貧乏だが国際的な魚類学者。戦争突入で、それまで漁師から只で提供されていた「売り物にならない魚」も入手困難となり研究に支障…戦後、漁礁調査で遭難し「貴重な学術資料...続きを読む」を瓶に詰めて誰かに拾われないかと送りだそうとする。作品にかける司馬の思いは同じか。出世作『ペルシャの幻術師』は専攻知識を活かし、小説ならではの人命の大浪費。『兜率天の巡礼』宗教新聞記者経験を活かす。結末大焚焼

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Posted by ブクログ 2012年08月12日

この本には入ってないかもしれないが、
この本棚に登録できなかった短編集一覧

けろりの道頓
愛染明王
絢爛たる犬
伊賀の幽鬼
雨おんな
英雄児
越後の刀
加茂の水
外法仏
覚兵衛物語
割って、城を
兜率天の巡礼
岩見重太郎の系図
奇妙な剣客
牛黄加持
京の剣客
侠客万助珍談
胡桃に酒
五条陣屋
薩摩...続きを読む浄福寺党
斬ってはみたが
斬殺
侍大将の胸毛
朱盗
重庵の転々
女は遊ベ物語
小室某覚書
上総の剣客
城の怪
信九郎物語
壬生狂言の夜
千葉周作
倉敷の若旦那
大楽源太郎の生死
大夫殿坂
泥棒名人
天明の絵師
売ろう物語
八咫鳥
有隣は悪形にて
妖花
嬖女守り
戈壁の匈奴
蘆雪を殺す
貂の皮

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Posted by ブクログ 2012年09月05日

司馬先生が本名で発表していた頃の作品が大半。掌編がほとんどですが、一作一作深いです。
戦後、モンゴル、中国などの作品が多いです。
「白椿」や「蒙古桜」はなんとなく幻想的な感じがして好きです。好きな作品は「丼池界隈」や「大阪商人」。商人としての潔さ、生き方が気持ちよくて良いのです。

[収録作品]
...続きを読むが生涯は夜光貝の光と共に/『国宝』学者死す/勝村権兵衛のこと/流亡の伝道僧/長安の夕映え―父母恩重経ものがたり/饅頭伝来記/森の美少年/チューリップの城主/黒色の牡丹/烏江の月―謡曲『項羽』より/匂い沼/睡蓮/菊の典侍/白椿/サフラン/蒙古桜 /ペルシャの幻術師/戈壁の匈奴/丼池界隈/大阪商人/兜率天の巡礼

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