司馬遼太郎のレビュー一覧
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2巻です。現在電車に乗っている時間が片道45分もあるのですいすい読めます。この面だけみると長期的通勤も悪くはない。体調崩すと最悪だけどね。
さて信長によってあっさり室町幕府は滅亡。延暦寺も焼き討ちにあうがまだ中世的か価値観は終わらず。特に播州においては。
あっみなみに私本籍は今の住所でいうと兵庫県赤穂市の上郡というところです。なのでこの物語と多少は縁がありますね。まあ農民だと思いますけど。
一向宗が全国で半期を翻し、特に石山本願寺は毛利氏の援助も受け非常にしぶとい。武田信玄は死んだが、上杉謙信はまだ生きている。北条も。
いよいよ秀吉が中国攻めをかける。そして竹中半兵衛の登場。でもなかな -
Posted by ブクログ
松本良順と伊之助を中心に物語が展開。
本巻では、幕末期、勝海舟と共にしたともに海軍伝習所時代、ポンペに従事し日本初の”病院”(養成所)を設立するまでを描く。
本巻の中で、井伊直弼、徳川家定の人柄、エピソードも取り上げられている。
井伊は開国を主導したものの保守的な人物であったことが良く分かるし、当時の大奥の影響にも触れられている。
松本は、海軍伝習所時代に咸臨丸で勝海舟、オランダ人カッティンディーケ等で薩摩に渡り、島津斉彬に接見するのだが、斉彬の開明振りを垣間見ることができる。
伊之助は、語学の「天才」なのだが、誰しも「天才」の振る舞い、性格などに興味を抱く。司馬遼太郎は、それを見事に描