司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 風神の門(下)

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    互いに微妙な距離を保ち反目しつつも認め合い惹かれ合う才蔵と佐助の関係性が絶妙。ラストの伊賀と甲賀の共闘には涙が。

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    2009年10月13日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    盛者必衰を辿った秀吉様の周囲様々な人物について書かれた短編集的な本。華やかだけでない豊家の裏側を悉く書かれています。全体的に暗いですが、個人的には八郎坊ちゃんが物凄く可愛くて堪りませんでした・・!!秀康と宮様も好きですー

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    2009年10月04日
  • 草原の記

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    久しぶりに司馬遼太郎。短い文章だけどつたらるものが多い気がして、モンゴルの壮大な風景画目に浮かんできました。モンゴルに行きたくなった!

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    2009年10月04日
  • 新装版 箱根の坂(上)

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    とある友人が司馬遼太郎の本を読んでいると聞いて影響を受けて司馬遼太郎の世界に飛び込んでみました。戦国武将、小田原の北条氏政の先祖、北条早雲の物語。

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    2009年10月04日
  • 尻啖え孫市(下) 新装版

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    最後までいい男だなこの野郎!という感じ。
    藤吉郎との敵対しながらの友情がいいな。ダチですね。(笑)

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    2009年10月04日
  • 胡蝶の夢(四)

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    方外の人という制度
    納税さえ不浄とする差別
    蘭学の縁の下としての被差別者

    伊之助のこと。
    純粋培養された感覚から分際の社会を浮き彫りにする。
    1つの異能をもってしても、機能させ得るいくつもの凡才が必要。

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    2009年10月04日
  • 城塞(中)

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    上巻から面白いんけど、大好きな牢人衆が入城するこの巻から。
    大阪城は醒めたくない夢が詰まっている。

    真田父子と毛利勝永はいいなあ。
    あと、陰謀巡らす家康がかっこよすぎるw

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    2009年10月04日
  • 十一番目の志士(上)

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    司馬先生のオリジナルキャラが主人公。
    長州藩の下層の出ではあったが、天堂晋助の剣の天稟は異常なものではなかった。ふとしたことから彼を知った藩の過激派の首魁・高杉晋作は、晋助を恐るべき刺客に仕立て上げる。京で大阪でそして江戸で忽然と現れ、影のように消え去る幻の殺人者のあとには、常におびただしい血が残された…剣の光芒が錯綜する幕末の狂宴。〈本書裏紙より〉

    オリキャラが主人公ですが、なかなかおもしろいです。高杉さんもちょこちょこ登場しますよ。

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    2009年11月17日
  • 十一番目の志士(上)

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    架空の人物が主人公だけに、まさしく幕末オールスターキャストの共演。でも、史実をキチンと押えているところは、さすがは司馬作品です。

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    2009年10月04日
  • 十一番目の志士(下)

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    架空の志士が主人公だけに、思う存分活躍させることができますね。「竜馬がゆく」など他の幕末ものと併せて読むと、もっと面白いです。

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    2009年10月04日
  • 新選組血風録 〈改版〉

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    新撰組のマイナー志士に焦点を当てた
    短編集

    マイナー志士に焦点をあてその視点から描く事で
    新撰組に対する一人一人の思いの違い、がみられて
    よかった

    当たり前のことだが
    同じ経験をしても感じる思いは皆違う

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    2009年10月04日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    とても面白かったです。
    ですが、養子にどんどん先立たれ豊臣家の滅亡を目の当たりにした北政所のどこが幸せなのか、
    どうしてもいまいちわからないし同感もできないので、星4つです。

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    2009年10月04日
  • 十一番目の志士(上)

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    長州藩の天堂晋助にスポットを当てた歴史小説。人斬りとしての生き様を描いている。幕末の動乱を裏側から見ているような気持になる。

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    2009年10月04日
  • 新装版 大坂侍

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    幕末の世を大阪の土地にスポットをあて書かれている6つの短編集。
    時代が大きく変わるのをいち早くつかんでいたので、大阪商人。
    そして、義より利を重んじるこの土地の武士は、現実と理想の狭間で苦悩する。

    その時代をユーモアを含みつつ書かれているのが、和州長者。
    難波村の仇討、大阪侍では、当時の武というより、金の力で武士という存在を皮肉っている。
    盗賊、泥棒の生きざまなも書かれている。
    信念さえもお金に取り込まれてしまっていく、当時の様子が面白みを感じた。

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    2009年10月04日
  • 国盗り物語(三)

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    3〜4巻は「織田信長編」というタイトルなのだけれど、実質的には、織田信長と明智光秀の二人が主人公であると言っていい。この構成が見事だと思うのは、1〜2巻の「斉藤道三編」からきれいに物語の流れがつながっていることだ。
    織田信長は、道三の娘婿であり、その一方で、明智光秀は、道三の妻の甥であって、共に道三とは深い縁がある。しかも、二人共に、道三が唯一といっていいほどにその才能を認めて、また道三から大いに思想的影響を受けた人物であって、精神的な面での後継者であると言っていい。
    この「国盗り物語」という小説は、要するに、斉藤道三という希代の英雄がついに一代では成し得なかった天下統一の野望が、その後継者で

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    2020年07月15日
  • 国盗り物語(四)

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    (驚嘆すべきものだ)
    と、軍中にある光秀はおもった。光秀も専門家である以上、この圧倒的戦勝におどろいたのではなかった。信長という人物を再認識する気になったのである。
    (あの男は、勝てるまで準備する)
    ということに驚いた。
    この進攻戦をはじめるまでに信長はあらゆる外交の手をつくして近隣の諸豪を静まらせておき、さらに同盟軍をふやし、ついには四万を越える大軍団を整えるまでに漕ぎつけてから、やっと足をあげている。
    足をあげるや、疾風のごとく近江を席巻し、驚異的な戦勝をとげた。見方さえ、自軍の強さにぼう然とするほどであった。
    (勝つのはあたりまえのことだ。信長は必ず勝てるというところまで条件をつみかさね

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    2020年07月15日
  • 国盗り物語(二)

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    「茶とは便利なものが流行ったものでござりまするな。ここに一碗の茶を置くだけで浮世の身分のちがい、無用の縟礼をとりのぞくことができるとは」
    といった。事実、茶の席では、亭主と客の二つの立場しかない。(p.52)

    「お干しくだされ。それがしも頂戴する。もう、この一件、思いあきらめた。禅家では一期一会と申す。普天の下、人間は億千万人居りましょうとも、こうして言葉をかわしあうほどの縁を結ぶ相手は生涯でわずかなものでござる。よほど前世の因縁が浅くなかったのでありましょう。
    そうではござらぬか、宮。あなた様のおん前にいるのは、仏縁によってここに湧出したるただの男。わが前にいるあなた様は、これまた逢いがた

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    2020年07月15日
  • 国盗り物語(一)

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    この小説が面白いのは、主人公がいわゆる「いいヤツ」ではなく、どちらかというと「悪いヤツ」だという、ピカレスク小説であることだ。
    戦国大名の中でも、斉藤道三というのは、出自がただの僧侶であるというところが相当変わっている。何の権力も仲間もいない一人の男が、本当の裸一貫から始めて、一国の主にまで成り上がっていくというのは、最高に痛快な物語だと思う。
    その天下統一の志は、後に信長、秀吉へと引き継がれていくことを考えると、この道三こそはその大事業の先鞭をきった人物であって、それだけに、その器も才能も相当に大きい。

    その型破りな思想と智謀から起こるエピソードには面白い場面がたくさんあるのだけれど、特に

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    2020年07月15日
  • 風神の門(下)

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    ※上下巻併せてのコメントです。
    エンターテイメントとして大いに楽しめますし、
    霧隠才蔵と猿飛佐助らの戦闘、忍術シーンは読んでてワクワクします。
    ただ、才蔵が女性にモテすぎるのが、女の私からすれば却って鼻白んでしまいます(後半は“誰とくっつくか”的な感じになってるし)。
    それに個人的には才蔵より、素直で飄々とした佐助の方が好きですね(笑)。

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    2009年10月07日
  • 大盗禅師

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    まあ見事に奇奇怪怪。
    夢か現か・・で繰り広げられる物語は妖しく、登場人物たちはみな個性的で味があり、内容のわりにまったーり気分で読み終えた。

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    2009年10月07日