司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 翔ぶが如く(七)

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    薩摩隼人たちの不気味な胎動が始まった…!!
    私学校VS政府 の 攻防…。大久保(&川路)が放った、中原尚雄はじめとする密偵のみなさん(東京獅子/ああずまじし)が西郷暗殺を企てていたのかいないのかは謎ですが、それにしても可愛そうでしたね。近代化といっても地方じゃまだまだ江戸時代が続いてるんだなぁ。私学校の取り調べの凄惨さがいように印象に残った…。
    私学校側の内情も複雑で、やたら挙兵したがる辺見十郎太のようなやつもいれば、比較的穏健派な永山弥一郎もいる、多彩な人物たちのやりとりが面白い。西郷どんはといえば、幕末の生彩を欠いてタマシイ抜けたようになって山とか温泉に引きこもりっぱなしでした。だけど私学

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    2010年05月30日
  • 菜の花の沖(五)

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    嘉兵衛に関する記述は少なく、当時のロシア事情や日本への航海、襲撃などについて主に書かれています。前半とイメージが違うのでなかなか読むペースが上がりませんでした。レザノフとクルーゼンシュテルンの航海。幕府の拒絶。カラフト、サハリン。ユノナ号とアヴォス号の日本襲撃。ゴローニンの拘束など。

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    2010年05月23日
  • 新装版 大坂侍

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    幕末期の大阪関連の短編集です。そんなに重い話がないからけっこう読みやすかったです。独特の司馬節が強い作品でもありましたが。

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    2010年05月20日
  • 街道をゆく 1

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    私が中学生の頃、すでにシリーズの「モンゴル紀行」が教科書に載っていた。そんな言わずと知れた大作紀行文集を、一から読み直してみる気になった。

    これまで旅のお供に持って行っては、つまみ食いのように流し読みすることしかしていなかったので、今回は著者の後を追って、地図も傍らに歩みを進めてみる。

    するとどうだろう。二十代で読んだ頃には大しておもしろいと感じなかったことが、三十代の今は結構染みいってくるのだ。
    先は長いけど、これなら苦もなく読み進められそうだ。

    「近江からはじめましょう」という司馬遼太郎の言葉から「街道をゆく」シリーズがはじまった。

    その取材時期はおそらく1970年。
    まだ私が生ま

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    2010年05月10日
  • 坂の上の雲(五)

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    <本の紹介>
    強靱な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。それはこの国の滅亡を意味する。が、要塞は依然として陥ちない。
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    読んでて、色んな立場の人が色んなものを背負って戦ってるのを改めて感じました。
    特に、上層部の面々の描写。本当に多岐に渡って取材して、魂込めて書いたんだろうなって、中身もそうだけど司馬さんに感謝を伝えたいと思いました。この人、本当にすごいですね。
    「売れる本を書こう」とか

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    2020年01月12日
  • 坂の上の雲(六)

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    <本の紹介>
    作戦の転換が効を奏して、旅順は陥落した。だが兵力の消耗は日々深刻であった。北で警鐘が鳴る。満州の野でかろうじて持ちこたえ冬ごもりしている日本軍に対し、凍てつく大地を轟かせ、ロシアの攻勢が始まった。左翼を守備する秋山好古支隊に巨大な圧力がのしかかった。やせ細った防御陣地は蹂躪され、壊滅の危機が迫った。
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    この巻は、今までと違う動きが出てきた。「大諜報」って項だったんだけど、戦争で戦ってるのは前線の人間だけじゃなく、世論を有利になるよう煽る人たちもいて、その人たちのことはあまりクローズアップされないだけに新鮮でした。
    何かしたいけど、理由があってできない。そういう人は過去

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    2020年01月12日
  • 坂の上の雲(七)

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    <本の紹介>
    各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。補充すべき兵は底をついている。そのとぼしい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。だが、果然、逆襲されて日本軍は処々で寸断され、時には敗走するという苦況に陥った。
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    「終わらせ方」がこの巻のテーマだったように思う。何かを始めるときに、それをどうしたら終わらせるのか、そこを考えることは(少なくとも自分は)少ないかもな、自省しました。
    いつも、何かを始めるときは目標を持つ前に手を出してみて、それで得るどこまでできるか、何ができないかって感

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    2020年01月12日
  • 胡蝶の夢(四)

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    時代とか状況とかそれらの作りだす空気とかって、やっぱりリアルタイムでしか味わえないものなんだなぁとおもう
    でも、それを違うところにいるひとが必死になってでも想像して、思いを馳せるのはすごくだいじなことだとおもう。
    江戸時代、そして幕末というものについて、そういう考え方をさせてくれた本ですた(´ω`)

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    2010年05月09日
  • この国のかたち(二)

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    身の回りの些細な物事から日本の文化を考えること自体が懐かしい。司馬遼太郎の海ような知識をもってのそんな営みであれば、なお楽しい。

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    2010年05月05日
  • 風神の門(上)

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    真田十勇士のひとり、霧隠才蔵を主人公に据えた物語。真田幸村や猿飛佐助でなく、才蔵ってところがなかなかニクイです。
    本書の才蔵は徹底的な個人主義というか、「この命尽きるまで地の果てまでついていきます!」という感じではなくて、「技術は売るけど心は売らない」みたいな、あくまでも自分を第一に置いてるところがすごくかっこいいなあと思う。それなのに自分の得にならない事件でも困ってる人がいると助けてみたり、「何そのヒーロー!」と言いたくなる場面が多々あったりして。
    でも正直、出てくる女性キャラクターがこれでもかってほど才蔵のことを好きになる展開は、もうお腹いっぱいだなあ。2人位でやめといて欲しかったです。

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    2010年04月30日
  • 豊臣家の人々 新装版

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     一介の百姓から成り上がった秀吉。悲しいかな、当然親族に高貴な者など居なかった。母:北政所から養子縁組した武将の子息たち、姉の子である関白秀次。司馬戦国物中の異色作品と言えよう。

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    2010年04月14日
  • 翔ぶが如く(四)

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    江藤新平ほどの頭脳を持った人でさえ、簡単に乱を起こす世の中というのは、やはり好戦的な風潮だったということだろうか。

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    2010年04月13日
  • 新装版 戦雲の夢

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    戦国時代末期から江戸時代初期を舞台に、長宗我部元親の跡を継いだ盛親を主人公とする小説。大名から牢人に転落した盛親の鬱屈した心が、次第に解放されていく様が印象的。

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    2010年04月22日
  • 翔ぶが如く(九)

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    西郷は桐野利秋や篠原国幹の政治的狂騒に乗せられ、だまされたに近い苦い思いを持ったのだろうが、西郷自身は島津久光から同じようにだまされたと思われ続けたのである。正に因果は廻るである。西郷のどこに人を惹きつけてやまない魅力があったのだろう。この小説からはそこがよく分からない。

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    2010年04月03日
  • 菜の花の沖(四)

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    あらすじ(裏表紙より)
    エトロフ島は好漁場であったが、すさまじい潮流が行く手を妨げ、未開のままだった。しかし幕府は北辺の防備を固めるため、ここに航路を確立する必要を痛感して、この重要で困難な仕事を嘉兵衛に委ねた。彼の成功は、蝦夷人にも幕府にも大きな利益をもたらすであろう。が、すでにロシアがすぐとなりのウルップ島まで来ていた。


    いよいよ嘉兵衛が大公儀(幕府)に巻き込まれることになります

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    2010年06月29日
  • 菜の花の沖(二)

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    あらすじ(裏表紙より)
    海産物の宝庫である蝦夷地からの商品の需要はかぎりなくあった。そこへは千石積の巨船が日本海の荒波を蹴たてて往き来している。海運の花形であるこの北前船には莫大な金がかかり、船頭にすぎぬ嘉兵衛の手の届くものではない。が、彼はようやく一艘の船を得た、永年の夢をとげるには、あまりに小さく、古船でありすぎたが・・・・・・。

    ようやく兵庫の港で嘉兵衛の未来が徐々に開いてゆきます

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    2010年06月29日
  • 菜の花の沖(三)

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    あらすじ(裏表紙より)
    エトロフ島は好漁場であったが、すさまじい潮流が行く手を妨げ、未開のままだった。しかし幕府は北辺の防備を固めるため、ここに航路を確立する必要を痛感して、この重要で困難な仕事を嘉兵衛に委ねた。彼の成功は、蝦夷人にも幕府にも大きな利益をもたらすであろう。が、すでにロシアがすぐとなりのウルップ島まで来ていた。


    高田屋嘉兵衛の絶頂期でしょうか
    エトロフ島での活躍が本巻の主題です

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    2010年06月29日
  • 翔ぶが如く(五)

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    善悪は別として、今の政治家に大久保利通のような信念と凄みを兼ね備えた傑物がいるだろうか。民主党の平成維新って言葉の遊びにすぎない。今の政治にはなにも期待できない。

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    2010年03月14日
  • 新装版 歳月(上)

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    「策士」江藤新平の生涯。「佐賀の乱」で散った短い生涯を鋭く書きえぐっている。

    才能だけでのし上がった一人の男のサクセスストーリーでもあり、明治政界の暗部にスケープゴートされた男の悲劇でもある。
    華々しさはないがこれもまた一人の男の生き様を描いた傑作でしょう。

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    2010年02月27日
  • 風神の門(下)

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    自分の思うままに生きる主人公を描いた本作はエンターテイメント要素が大きく、歴史知らずなので読みやすく面白かった。
    また、才蔵の男っぷりには魅了された。
    主人公が魅力的だとそれだけでラクラク読めてしまう。

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    2010年02月19日