司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 菜の花の沖(五)

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    この巻では物語の本筋はあまり進まず当時のロシアや日本の時代背景など物語をより楽しむための話が続いた。話が進まないため、じれったくはあったがこれはこれでありだと思った。ゴローウニンの『日本幽囚記』をものすごく読みたくなった。

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    2011年04月09日
  • 果心居士の幻術

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    ☆☆☆2011年4月レビュー☆☆☆
    司馬遼太郎の初期の短編集。
    なかでも、戦国時代の幻術使いを描いた『果心居士』の幻術が面白かった。司馬の考えでは、人の迷信にすみつく幻術使いは、戦国時代までは存在し、記録にも残っているらしい。筆者の手で、その不気味な姿がありありと浮かんでくる。司馬氏は『妖怪』という小説でも幻術使いを扱っているが、次第に人々が合理的精神をもつようになると、こおような幻術使いは生きられなくなったようだ。
    松永久秀や、筒井順慶といった戦国大名も、「さすが!」という豪胆さを見せ、非常に読み応えがある作品。


    ☆☆☆2018年7月レビュー☆☆☆
    前回読んだときから7年も経つのかと思う

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    2011年04月06日
  • 街道をゆく 3

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    ネタバレ

    鹿児島・熊本旅行の事前準備としてこの本を読んだ。相変わらず観光ガイドに載っていない地名ばかりであった。地元の友人にお願いして島津氏の難攻不落といわれた竜ヶ城に連れて行ってもらった。案の定、「そげいな場所はどこにあるでごわすか?」(※標準語でした)。城跡に入る所に看板表示はなく彷徨い、不安になりながら細い一本道を山奥へと駆け上がって行った。着いた先は桜が満開で蒲生町が一望できる絶景ポイントだった。いまや地元住民にしか知らない穴場なのだろう。いい場所なのに古いものが忘れられていっているんだなとつくづく思った。

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    2011年04月06日
  • 菜の花の沖(四)

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    ネタバレ

    高校時代の歴史の教科書を引っ張り出して調べたところ、ゴローウニン事件の説明として以下のようにあった。
    1811年、国後島に上陸したロシア軍艦の艦長ゴローウニンが、日本の警備兵に捉えられて箱館・松前に監禁された。ロシア側は翌年、択捉航路を開拓した淡路の商人高田屋嘉兵衛を抑留した。嘉兵衛は1813年に送還され、その尽力でゴローウニンは釈放され、事件は解決をみた。

    何とも無駄のない文章…昔コレ読んで何でこの人商人やのにこんな最果ての地でウロウロしてたのかすっごい気になってたけど背景を知ったら納得する。上記の説明を読んで、ますますこの話の続きを読みたいと思った。

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    2011年03月31日
  • 韃靼疾風録 (下)

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    清=辮髪
    そして、朝鮮は清に対してよからぬ印象を抱いている
    というのが
    韓国歴史ドラマファンにとって周知の事実だったのですが
    この小説を読むことによって
    その背景をあらためて知った思いがしました。
    日本人よ、中国のことをもっと知るべきである!
    と、この小説を読むことをすすめたい。

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    2011年03月25日
  • 韃靼疾風録 (上)

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    学生時代、中国の歴を
    「いんしゅうしんかんぎごしょくずいとうそうげんみんしんかん」
    と、念仏のように唱えて覚えた記憶がある。
    それらは単に年号であってその区別にさしたる意味はないと思っていた。
    けど、「明」から「清」に至るにはこんなんも重要な意味があるのだと
    いうことを知るうえでとても参考になる小説です。

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    2011年03月25日
  • 新装版 箱根の坂(上)

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    北条早雲の若き日の物語。京の鞍作りから、駿河に出立するまで。その時代の宗教、ものの考え方に言及し、当時の時代背景がよくわかり、思わず作品の中に没入してしまう。11.3.10

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    2011年03月10日
  • 街道をゆく 5

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    ネタバレ

    当時は旧ソ連の2都市を経由しなければモンゴルに行けなかったんだ。モンゴル人の素朴でおおらかな性格が伝わってくる。ゴビ砂漠の雄大さと匂う草原、満天の星空。モンゴルに行ってみたくなってきた。『モンゴル人の目は写真機を必要としない。景色も人の顔も覚えてしまうのだ。決して忘れない』モンゴルの人々から学ぶことがたくさんありそうだ…

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    2011年04月29日
  • 新装版 歳月(上)

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    巨魁ではないが、維新政府で異色の佐賀藩士江藤新平の物語。幕末の佐賀藩の立場、佐賀藩士の特徴がおもしろい。2011.2.15

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    2011年02月17日
  • 菜の花の沖(一)

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    司馬さんの著作だから、相当なる取材に基づいて書かれているのだろうと思われるが、後の高田や嘉兵衛が此の様な人だったのか、と改めて思い知った。次巻を探さねば。******************************ブクオフの\105棚から発掘。実際は、学生の頃、地元の有名人を書いた本というコトで読んではいるのだが、日曜朝のFMの番組で、小川洋子さんが取り上げていたので読み返してみようかと、探したところ、棚にあったので購入した。唯ねぇ、6巻まであるんだよね、今更、新刊で買おうとは思わないし、安く揃えてから、読み始めようかと思う。以前、F・まろさんが鈴鹿の有名人の大黒屋光太夫のコトを話してくれたの

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    2011年08月15日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    豊臣一族の短編集。おね、朝日姫、淀殿、宇喜多秀家、小早川秀秋、豊臣秀長、結城秀康など。彼らの運命を描きながら、豊臣の栄華と衰亡の軌跡をたどる作品。

    興味深かったのは、秀吉の影となる生涯を全うした豊臣秀長。一見自分を殺しての苦しい生き方に見えるが、実は自分の個性/能力が活かせる唯一の生き方だったのだろう。兵法の極意は我が身を韜晦すること、、奥が深い。

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    2011年02月13日
  • 燃えよ剣(下)

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    出版社/著者からの内容紹介
    激動する時代の中でただ剣のみを信じ、史上類ない酷烈な軍事集団を創りあげ、男の美に殉じた新選組副長土方歳三の壮絶華麗な生涯

    ******************************

    新撰組ファン必見の歴史小説。

    新撰組を題材にした話は多いですが、私はこの話の沖田さんが好きです。
    ふざけながらも強い沖田さんタイプが好きなので。
    最期の黒猫が切れなかった無念さが読んでいて悲しくなりました。

    この話を読んでもっともっと新撰組が好きになりました。
    というよりも、土方さんが好きになりました。
    真っ直ぐな道を進みつづける姿は最高です。

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    2011年02月09日
  • 新装版 妖怪(下)

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    室町時代は「妖術」という雰囲気がぴったり。そういう意味では、この小説は室町時代をとてもよくあらわしているという気がします。

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    2011年02月06日
  • 新装版 妖怪(上)

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    司馬氏の作品を「歴史忠実もの」「幻術もの」に大局するとすれば、この小説はどちらの性格も持ち合わせているのではないか。日野富子とお今の局の対立は女として興味深く読んでしまいます。

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    2011年02月06日
  • 尻啖え孫市(上) 新装版

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    ゲームで興味を持ち、本書を読んだ。他レビューの通り、主人公である雑賀孫市が生き生きて描かれており、読み進めていく内に瞬く間に引き込まれた。

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    2011年02月05日
  • 新選組血風録 〈改版〉

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     大学に入って、明らかに読書時間が減りました。悲しいです。悲しい限りです。
    新選組血風録を読むのに、こんなにも時間がかかってしまうとは。不覚。しかし、本は読む速さではないですし。本はじっくり読むものでござんしょう。
     新選組血風録は短編集で、あまりスポットの当たらないような人物の話とかもありました。自分のなかで司馬遼太郎の新選組小説、と言えば、燃えよ剣でしたが、こっちも好きです。なかでもいちばん好きだなぁ、と思ったのは、沖田さんが主人公の菊一文字。おもしろかったのは、槍は宝蔵院流という、谷三十郎と斎藤さんの話。斎藤さん好きだ。何か、どんな作家が書いても、彼はけっこう浮世離れしてる気がする。
     

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    2011年01月29日
  • 菜の花の沖(二)

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    いやぁ、司馬さんの作品はやっぱおもしろいなぁ〜。

    あんまり暑いので水風呂に入ってこの本を読んでいたら、手元が狂い、ポチャンと本を水のなかに沈めてしまった。

    あわてて、拾い上げ扇風機で乾かした。ボリュームが増えてしまった一冊。
    おぉ、記念すべき50冊目です。やっと半分。

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    2011年01月21日
  • 豊臣家の人々

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    つくづく数奇な運命の一族。ある種の滑稽さが哀しい。それにしても秀頼の存在感のなさといったら…滅びる者には滅びる理由が、やっぱりある。おねね様がすてき。

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    2011年01月18日
  • 胡蝶の夢(二)

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    二巻から、良順と伊之助は長崎でポンペの下西洋医学を学び始める。良順は病院設立など精力的に動くが、伊之助は相変わらず世間に馴染めない。 改革時の学生の熱い気持ちが生き生きと伝わってくる。旧来の漢方医学と蘭方医学とのせめぎあいなども読み応えがある。この巻では、当時の医学の普及に尽力したさまざまな人物が登場し、非常に面白い。

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    2011年01月17日
  • 尻啖え孫市(上) 新装版

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    雑賀孫市の物語
    ある程度戦国時代についてしっており、各大名の最後はほぼ知っていたが
    雑賀孫市については知らなかったので純粋なきもちで読めた。

    相変わらずテンポがよく読者を引っ張ってくれる司馬遼太郎の本であった。

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    2011年01月17日