司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 竜馬がゆく(二)

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    「半平太、お前が悪謀家じゃということになれば、もはや人がまわりに集まって来るまい。人が集まらぬと大事はできぬ。されば半平太、悪人というのは、結局、小事ができる程度の男のことだぞ」(p.307)
    竜馬は脱藩の日、才谷山にのぼって祠の中に入り、心ゆくまで酒をのんだ。
    −−のう、明智左馬助さまよ。
    と、心中、祖先の霊をよび、さらにわれいさんの神霊にもよびかけて、
    −−人の命はみじかいわい。わしに、なんぞ大仕事をさせてくれんかネヤ。
    と、頼んだらしい。(p.436)

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    2020年07月15日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    特に前半の話が面白い。
    秀吉が権力を手にする実力がありながらも子宝に恵まれなかったこと、晩年に秀頼が生まれたことで豊臣家の人々(実際にはほとんどが養子に来た他人)の運命が目まぐるしく悪い方に転がっていく。
    秀次、小早川秀秋は凡庸、宇喜多秀家は他人事、秀長は影が薄い、北政所と淀殿は対立しているなど、後ろ向きな話ばかりで逆に滑稽になる。
    この本を読む限りは秀長はたいした人物に思えなかったが、大河ドラマ「豊臣家の人々」ではどのように描かれるのか楽しみ。

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    2026年01月03日
  • 項羽と劉邦(下)

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    cotenラジオで取り上げられていた+司馬遼太郎ということでチャレンジ。

    作品中一貫して項羽と劉邦の2人の違いが明確に書かれていた。自身の武や価値観を絶対のものとして天下を狙う項羽(力は山を抜き、気は世を覆うという言葉にそれが如実に現れている。てかこの言葉カッコ良すぎでしょ)と武などなく自分の欲求を優先しつつも周りの人間の意見を素直に聞き助けられながら結果的に天下を取ってしまった劉邦。そして誰もが項羽の天下を取ると思っていた(読者だけでなくおそらく項羽自身が1番思ってたと思う。)それがいつのまにか形成が逆転し劉邦のものになっていたという結末にも驚かされた。

    劉邦は意識していないが作品中何度

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    2025年12月30日
  • 関ヶ原(上)

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    秀吉没後の世間の雰囲気。パワーバランス。いかにして世の中は動いたのか、みたいなのがじっくりと理解できる。

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    2025年12月29日
  • 新装版 箱根の坂(上)

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    伊勢新九郎、のちの北条早雲にスポットを当てた
    作品。ここからの盛り上がりに期待。


    時代は、人よむなし[1467]応仁の乱。
    後継者問題に揺れた。弟義視、子義尚どちらか。
    継嗣の揺れをきっかけに内乱に発展。舞台は京都。
    東軍|細川勝元(畠山政長・斯波義敏・足利義視)対 西軍|山名持豊(畠山義就・斯波義廉・足利義尚)。

    結果、室町幕府は衰退し、戦国時代の幕開けのきっかけとなった。

    〜〜〜〜〜
    足利義政 室町幕府第八代将軍
    足利義視 義政の弟
    日野富子 義政の正室。子は、義尚。
    細川勝元 山名持豊

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    2025年12月28日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    ネタバレ

    優秀な軍師・竹中半兵衛や秀長がいたにもかかわらず崩壊していく豊臣家の様子が面白かった(笑)あまり歴史小説に登場しない人についての話とかもあって楽しめた(笑)

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    2025年12月27日
  • この国のかたち(一)

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    司馬遼太郎氏の文藝春秋に連載していた随筆集。

    あとがきに氏のこの本への思いが語られている。絶望感で終戦を迎えた20代のご自身への「手紙」として書いたこの随筆は、文化や人、風習、東アジアなど様々な視点でこの国のかたちなるものを書かいている。

    いろいろ騒がしい世の中になり、司馬氏がご存命なら今の状況をどう思うだろうか、とぼんやり夢想しながら読みました。

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    2025年12月20日
  • 夏草の賦(下)

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    ネタバレ

    強盛を誇った織田信長も本能寺で明智光秀に打たれる。しかし、その跡を襲った豊臣秀吉による四国征伐で土佐一国に押し込められた長宗我部元親。秀吉に屈服した元親は息子・信親に期待を込める。
    秀吉による島津討伐の先陣として仙石秀久の元で戦う長宗我部親子。

    信親が真っ直ぐで微笑ましい。下巻は菜々やお里の出番が少なくてちょっと残念。

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    2025年11月13日
  • 翔ぶが如く(四)

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    西郷従道の行動力

    ・心即理(しんそくり)は、宋明理学における命題の一つ。心こそ理であるとする[1]。中国南宋の陸象山や明の王陽明が定義した。
    人間は、生まれたときから心と理(体)は一体であり、心があとから付け加わったものではない。その心が私欲により曇っていなければ、心の本来のあり方が理と合致するので、心の外の物事や心の外の理はない。よって、心は即ち理であると主張した。
    ・君子は器ならず

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    2025年11月08日
  • 関ヶ原(下)

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    いよいよ、関ヶ原の合戦の場面になる。
    信州上田城で徳川秀忠を足止めにした真田昌幸、黒田長政が家康からの褒辞を父如水に報告した時の一言「家康から右手を押しいただいた時、そちの左手は何をしていたのだ」と言った黒田如水、有名なエピソードを改めて読み、歴史の旅を楽しんだ。
    もしも関ヶ原の合戦が長期戦になり、黒田官兵衛(如水)が天下取りに乗り出したら、もしも小早川秀秋が裏切らなかったら、その後の歴史はどうなっていたのか。
    歴史って面白い。

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    2025年11月08日
  • 項羽と劉邦(上)

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    宦官 趙高
    秦王朝の二世皇帝 胡亥

    陳勝・呉広の乱 前209年
    中国史上初の農民反乱
    王侯将相いずくんぞ種あらんや
    (王や貴族も所詮同じ人間ではないではないか!)

    定陶の戦い 前208年
    秦の章邯 対 楚の項梁

    鉅鹿の戦い 前207年
    楚の項羽 対 秦の章邯

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    2025年11月05日
  • ビジネスエリートの新論語

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    サラリーマンの悲哀を描いている。と言えば四捨五入し過ぎだが、この稼業が、いかに理想として人生を燃えたぎらせるものがないか、ましてや出世だけがロイヤルロードでもなくなった今(当時)、仕事はこなして、アフターファイブを充実させるのが吉、という達観が本書には通底している。
    そのうえで、曰く、愚痴ほど生産性のないものはない、議論モードはロクなことがない、時には人生意気に感じるといった感性を持つべきだ、との持論展開。さすがに昭和三十年当時の著者の持論であり、真新しくはもちろんないし、今となっては通じない考え方も多いが、とにかくも人生の大先輩の言として愉しくは読めた。
    後半の女性蔑視全開のパート(女性は職

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    2025年10月26日
  • 竜馬がゆく(三)

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    移動手段が馬か徒歩かしかない時代にここまでたくさんの地に足を運べたが竜馬の強さだと感じた。まさに竜馬がゆくのタイトル通り。

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    2025年10月23日
  • 関ヶ原(中)

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    狐の三成と狸の家康がバチバチに情報戦をしているが家康が一枚も二枚も上手。
    家康の謀にまんまと三成が乗せられ、戦さに持ち込まれてしまうのはわかっているストーリーだけどヒリヒリする。
    この中巻ではいよいよこれから関ヶ原の戦いがはじまるぞという場面で下巻に続くのである。

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    2025年10月22日
  • 関ヶ原(上)

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    歴史小説だが、人物の考え方や性格までよく書き込まれていて、まるで史実を読んでいるよう。よく研究されている。だからこそ、より面白い。
    家康や三成だけでなく、本多や直江らの策略も細かく豊富で、この時代に官吏政治ができていれば、もっと早くいい国が作れたのではないかと思ってしまう。
    まだあと中巻、下巻があるのを思えば、関ヶ原の戦になるまでにまだかかりそうだ。

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    2025年10月18日
  • 翔ぶが如く(二)

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    ・彼(西郷)には私憤というものがなかった(無私の精神)
    ・足利尊氏には天性の人間的魅力があった。寛容とその子供っぽさと反省心の強さと、そして人にかつがれた場合の座りのよさと大きさは、すべて西郷と酷似していた。

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    2025年10月10日
  • 大盗禅師

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    豊臣秀吉を倒し江戸幕府が開かれた。その徳川家の政策をこけ下した表現が面白い。とある禅師が全国の浪人となった元武士に江戸幕府の謀反を呼びかけ、とある町で流浪の民となっていた仙八がひょんなことから選ばれし者としてあらよあらよという間に中国大陸に大将として招かれ、明朝のために働き、また明朝を助けるべく日本からの援軍を集いに日本に舞い戻る。師として仰いだ禅師に、はたまたは旅中に出会った由比正雪という軍師にたぶらかされてはあっちに心を奪われ、こっちに説得され、と意志軟弱ぶりが滑稽に描かれているのが可笑しくなってくる。明朝の使いの蘇一官という人物もよくわからない存在で最後はこの人物に主人公と禅師が中国船に

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    2025年09月30日
  • 関ヶ原(上)

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    豊臣家の行政をなす奉行や賤ヶ岳七本槍とよばれた武将らから徹底的に嫌われた石田三成というイメージどおりの三成像。
    豊臣家の頭脳として、秀吉の没後、秀頼が成人になるまで豊臣家を守らなければと必死に家康に抵抗するが家康&本多正信コンビの奸計が悉く計画通りに進むのだ。上巻の後半は三成を佐和山城へ蟄居させたあとは家康がとうとう大阪城に入り、当主のように振る舞いはじめる。その傍若無人ぶりが悪どい。そして、前田利長に豊家に謀反の罪で討伐に向かう。言いがかりであることは誰の目にもわかっているのに豊臣恩顧の諸将たちはだれも異論を唱えない。
    清正、正則よ!なさけない。と思ってしまう。

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    2025年09月27日
  • 竜馬がゆく 12

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    巻ごとの感想が特にある訳でなし、数巻ごとに登録するにとどめる作品あり。本作もその一つ。原作を読み返すほどに好きでもないから、漫画化はちょうど良し。

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    2025年09月24日
  • 花神(上)

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    朴訥ながら能力と、時運によって一気に国の中心に向かっている村田蔵六。全く知らない人物でした。でもここからどう大村益次郎に成り上がっていくのか。

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    2025年09月23日