小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人間模様があたたかく、読んでいてほっこりする作品。
母親を事故で失った父娘家庭で、一人娘が結婚に至るまでの心の葛藤を父の視点・娘の視点で交互に描く。父も決して結婚に反対しているわけではないのだが、そこに至る準備というか解決しておきたい課題にどう向き合うかが丹念に描かれていて、その姿に心打たれる。
「結婚とは、相手の何もかもをお互いに背負い続けることを約束するということ」、「親子という言葉の通り、子に支えてもらっていた親は、子がいなくなればただの親だ。木の上に立ち、我が子の行く末をただ見ていればいい」など印象に残る深い言葉も数々散りばめられており、ページ数以上に重厚感のある感涙小説に思う。 -
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Posted by ブクログ
じーーーーーん。
電車で読みながらうるうるしてしまいました。
秋実さんと我南人さんの出会いの秘話。
今までの作品を全部読み直したくなりました。
実は少しずつ忘れてるのよね…。
東京バンドワゴンを読むと、現実ですごーーーくらささくれて、冷んやりしてるハートが少しほっこりします。
「いいように使われてるなぁー」とか「なんか人を信じらんないなぁー」とかとか、そういうのでぱんぱんな自分を、
「まぁちょっと深呼吸して、大きく息を吐いてみなよ。」と優しく撫でてくれるかんじです。
こんな風に行きていきたいなぁーっていうのを、ほぼ登場人物全員から感じるのでした。
毎年春に文庫の新刊が出るので、毎年新年 -
Posted by ブクログ
シリーズ第5段。
【夏 ー あなたの笑窪は縁ふたつ】
久しぶりの「バンドワゴン」。やっぱりイイねえ、この世界観。珍しくミステリ色濃い目な仕掛けなものの、最後はほっこりとして終えてくれるのが、ありがたい。
浮気は、ダメよ(笑)。
藤島社長の友情と恋の行方も、先が楽しみ。
前々作で登場した 十郎、 ジョー、 マリアさん・・・のように、東雲文庫の親爺たちの若かりし頃のエピソードも、今後語られるのだろうな、と、それも楽しみ。
【秋 ー さよなら三角また合う日まで】
双子くんの恋が、可愛いくて微笑ましくて、懐かしい。
蔵の蔵書の秘密…、前々作あたりからこういう“きな臭い”話が盛り込まれるようになっ