小路幸也のレビュー一覧

  • モーニング Mourning

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    先日読んだコーヒーブルースのシリーズ第一弾。うっかり二作目から読んでしまったので順番がちぐはぐかと思いきや、全然問題なし。
    というか、予想外に面白くて一気に読んでしまった!え、そーくるか!って感じがたまらなく好きな感じ。
    読んだことない作家さんかと思ってたら東京バンドワゴンの作者だった。むしろかなり読んでました。周りにいそうでいないようなクセのある人が主人公でその目線から見る日常が好き。
    第三作も早く読みたいのにまだ文庫になってなかった…

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    2015年03月13日
  • 少年探偵 みんなの少年探偵団

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    明智小五郎と小林少年はこんな関係なのか。で、怪人二十面相ともそんな関係?

    まあ、想像は自由だけど、そこまでするか!って感じで痛快です。
    これは昔、少年だった人達にはたまらないな。

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    2015年03月10日
  • わたしとトムおじさん

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    ハーフの帰国子女で小学校になじめなかった帆奈と、高校の時に引きこもりになったトムおじさん。他人との距離の取り方が苦手で悩んでいる人たちの物語。
    舞台が昔の建物を移築した「明治たてもの村」ということもあり、ちょっと現実離れした空気が広がります。そんな中で現代的な生きづらさの悩みを抱える人の物語を展開することによって、重く深刻になり過ぎない効果があります。かと言って決して軽い訳ではないのですけどね。場が救いの力を持っているのでしょう。そしてそれは、その場に集まった人たちの力でもあるのですが。
    無理に背中を押すのでなく、寄り添って本人が進むのを待ってくれる。そんな雰囲気が良かったです。

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    2015年03月07日
  • 少年探偵 みんなの少年探偵団

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    表紙の少年が美しくて、好みすぎるっっ!w
    怪人二十面相やら、明智小五郎やら・・・めっちゃ読んでみたくなりました~!!!

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    2015年02月21日
  • ナモナキラクエン

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    父が目指した楽園とは何か。
    子供たちは、父の遺したモーリス・マイナー・トラベラーで父の楽園を探す。

    「サーさんとお母さんは、ぜんぜん似ていなかった」
    の後の3行は蛇足だったかも。そこだけがちょっと残念。

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    2015年02月19日
  • 東京ピーターパン

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    ネタバレ

    面白かった~♪
    物語の前半は話の語り手が次々の変っていって何?と戸惑いながら読み進めていくと、それまで別々だった人々が一箇所に集まり話の本筋が見えてくる。
    このワクワク感が好き。

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    2015年02月15日
  • ラプソディ・イン・ラブ(PHP文芸文庫)

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    なんといっても舞台設定が最高にいい。
    家族の微妙な機微を書くのはもともと得意な小路氏だけに、これだけの舞台が整えば面白くならない筈がありません。抜群の一冊でした。

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    2015年02月08日
  • 少年探偵 みんなの少年探偵団

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    あの明智小五郎&少年探偵団へのオマージュ。
    小路先生らしさもたっぷりで大満足。
    二十面相の正体は、いろいろ推理したのとは
    違っていて、それもまた嬉しい。
    絶対、あの人だと思ったのだけどな。
    欲を言うなら、後半、お嬢様の活躍がなかったの
    だけがちょっと残念かな。

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    2015年01月25日
  • キシャツー

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    爽やか。こんな仲間たち、いいな。
    進まなくてもいい、考え続けることが大事なんだ、というよっしー君のセリフが心強い。

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    2015年01月13日
  • キサトア

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    日の出とともに目覚め、日の入りとともに眠る体質を持つキサと、その逆の体質を持つトアという双子。その兄であり主人公のアーチは色彩が判別できない眼を持つ。
    ちょっと不思議な世界、のびのびと遊ぶ無邪気な子供たち、温かい会話の中に真理を混ぜる大人、どこかにありそうな町。
    風の強く吹く町の一年を通して、アーチの心の成長を描いた作品。
    世界観も素敵だし、キャラクター全て愛おしい。情景も文体も会話も全てツボでした。

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    2014年12月28日
  • さくらの丘で

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    文章の柔らかさ、優しさがとても好みでした!そして、お話も優しかった!

    おばあちゃんが残した謎を解く、その明かされ具合も絶妙でした!交互に描かれる2人の語りで明らかになる、謎の組み立て方が心地よかった。

    おばあちゃんの語りが、ただの答え合わせになるんじゃなくて、「あれ?現代とつじつまが合わないぞ、どういうことなんだ?」と更に謎が生まれるつくりになっています。もう少し読みたいところで、満ちるの語りに切り替わる。先におばあちゃんの語りで知っていた部分の秘密をほどいていくから「そうそう」って気持ちで見ていると、まだ語られていない謎が出てくる。どういうことだ?もっと読みたいと思ったところで、またおば

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    2014年12月12日
  • 東京公園

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    大学生の主人公がひょんなことから人妻の浮気調査(?)を頼まれ、東京のいろいろな公園へ写真を撮りに行くおはなし。
    写真を仕事にしていた亡き母、離れて暮らす建築の仕事をする父、その再婚相手の義母と連れ子の義姉。ルームシェアをしている友人。幼馴染で初恋の相手でもある女友達。バイト先のゲイのマスター。それぞれのキャラクターが丁寧に、あくまで主人公との関わりの中で見える範囲で描かれていて生き生きとして感じ、そしてその皆に違った形で愛されている主人公もまた派手ではないけれど好感の持てる作品。
    登場するいくつもの実在する公園は行ったことのある場所もそうでないところもあり、知っていればはっきり思い浮かぶけれど

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    2014年11月11日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    シェアハウスっていいなー。

    下町の感じもいいな。

    作中で教訓めいたことを言うけど、ストレートすぎないかこれ…。

    でもいろいろ捻りすぎて何が言いたいのか分からなくなるよりは、ずっといいかも。

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    2014年09月13日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    何でこんなに影響されやすいのか…
    大きな理由は読ませ方が良いんだろうなぁ。
    小路さんの小説は登場人物が皆魅力的で楽しい
    続きー

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    2014年08月03日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    シェアハウスに住む話。

    人との繋がりが希薄な現代に
    小路さんの世界はいつでも温かい。
    こんな風に温かく優しい人になりたいと思う。

    気持ちよく読み終えただけに
    申し訳ないけど解説が残念でした。

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    2014年08月01日
  • ナモナキラクエン

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    流石小路さんという感じ。
    兄弟4人の絆と、そして父の偉大さを感じる。
    不思議な異母兄弟の家族だけど
    まっすぐ育ってきたのは、父がいてこそなんだろうな。
    これからもみんなで楽園を築いていける
    そんな前向きな気持ちになる。

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    2014年07月22日
  • 21 twenty one

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    21世紀に21歳になる21人のクラスメイト。その中のアイドル的神がかった美少年が自殺する。自分のせいだと思うクラスメイトたち。というお話。

    最後の、自殺の動機はそんなこと???って思いかけたけど、なにがその人にとって重大なものであるかなんて人それぞれなんだし。むしろその視点を失わずに人と接していきたいなと思った。というか、なかのよすぎる21人うらやましすぎる!!!
    美少年私に寄りかかってくれればよかったのに、と思いつつ読み進める。
    最後の落とし方と、そこからの引き上げ方はさすがの小路さん!
    高校への行き帰りと家で、1日で一気に読んでしまった。

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    2014年07月04日
  • エール!(1)

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    はたらく女性のアンソロジー。頑張る女性への応援アンソロジーとも言えそう。明日も仕事がんばろうと思える以外にも、知らないお仕事の世界も覗けてちょっと知ったかぶれるところも面白いです。

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    2014年05月24日
  • 話虫干

    yuu

    購入済み

    すごぃ!!

    すごぃです!!
    小路先生の発想力に心奪われた。
    私は、
    夏目漱石のこころを読んでたから
    気になって読んだけど
    すごぃなぁー!!です。
    奇想天外な人物もでてきて
    圧巻!!!

    やはり、小説家先生は素晴らしい。

    またこんな面白い作品に
    出会えることを期待しながら、
    本の虫として日々色々な本を読もう♡

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    2016年06月22日
  • モーニング Mourning

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    沈黙が何の邪魔にもならない友人関係を築けた人間は、幸せなのではないかと思う。久しぶりに会ってお互いの近況を話し合い喜び合う友人関係は、多くの人が築き上げているだろう。その後に、話すだけ話し合った後に訪れる沈黙に心地良さを感じることができる友人はどれぐらいいるだろう。
    その沈黙に、ニュートラルなままに、いつもの自分をそのままそこに置いておける友人関係は、そうそう築けないのではないかと思う。
    そこにいることが、ごくごく自然な関係。









    本当にくだらないことを喋りながらぞろぞろとつるんで歩くことが、次の予定を何も考えずに一緒にいることがこんなにも楽しい。そして、ただそれだけのこ

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    2014年02月18日