小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京バンドワゴンシリーズ2作目。あいかわらず面白い。
大家族の賑やかさと、人同士の繋がりを羨ましく感じられるシリーズ。
登場人物が大勢いて、おめでたいことがあると一斉に集まったりするもんだから、「あれ、この人はなんのエピソードの時の人だっけ?」とこんがらがる。
でもメインの堀田家の人達はキャラクターがしっかり立っていて、それぞれの背景もきっちり描かれているから、一人一人が愛しく感じられる。
今回でまたもや家族が増えるし、覚えないといけないキャラがまた増えた。
素晴らしくほっこりするし、気持ちが温かくなる良書。堀田家の皆様の成長を見届けたいので、今後のシリーズも読んでいきたい。 -
Posted by ブクログ
読み始めると「おかえり」と言ってもらっているような気分になる、東京バンドワゴンシリーズです。
サチさんが一人一人紹介していき、あー久しぶりだなと思っていると、必ず一人や二人、「どなたでしたっけ?」という方に会います笑
そしてまた、前の作品を読み返したくなるんです。
相変わらずの堀田家ですが、
子どもたちは成長し、大人たちは年を重ねていきます。
家族は変化しながらも、そこに脈々とあるものなんだなと思いました。
今回は、人生の終い方について胸がいっぱいになりました。
「もって瞑すべし」
そんなふうに思える生き方、かっこいいなあ。
かずみちゃんのエピソードも、
以前の番外編の幼い、聡明な女の子の姿 -
Posted by ブクログ
ネタバレ思ってた以上にミステリーかつエンタメ小説だった。前作「モーニング」が中年の青春群像小説という様相だったので、その路線のシリーズなのかなと思ったら、意外に骨太(前作が骨細いわけではない)で嬉しい驚き。
前作と類似点はキャラ立ちがいいところ(これは小路作品の特徴でもある)と、BGMに凝っているところ。今回は圧倒的にブルーズ、時々ジャズである。ロックが出てきてもクラプトンであり、ロッドスチュワートであるから、ブルーズ色が濃い。
しかし、少女誘拐事件と過去の覚せい剤がらみの死亡事故を絡めて、意外な黒幕をあぶりだすなんてエンタメ王道な設定は新宿鮫か沢木冬吾のようだが、しっかり小路小説に結実していると