小路幸也のレビュー一覧
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「東京バンドワゴン」シリーズ第13弾
子供たちが大きくなってくると家族の関係も変わりますよね。
大人のほうは年を取るばかりだし、いろいろな方とのお別れも出てきます。
そんな中、堀田(ほった)家には怪しい人影が現れたり、道路が陥没したり。。。
そこで起こる問題の数々を紐づけて上手に解決していくんですよね。
まるで幾何の問題を解いているみたいです。補助線を引いたり公理・定理を使ったり、みたいな。。。数学好きのかたには合うかもw
読み終わってから曲を聴くと沁みます♡
来年4月にはまた新刊(22巻かな?)が出ると思うので、それまでに少しづつ読み進める予定です♡
〔作品紹介・あらすじ〕
老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が解決する人気シリーズの第13弾。花陽の医大受験の結果が発表され、家族の引っ越しも!? 旅立ちの切なさが際立つ待望の書下ろし長編。 -
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シリーズ第19弾。
下町の古書店〈東京バンドワゴン〉は、朝御飯の支度から始まってあと片付け、カフェの準備、洗濯などの家事から犬の散歩まで連携プレーができている愛に溢れた大家族。
隣の銭湯のあった敷地で、青を中心として新しく事業を始めることになり、着々と準備が進んでいます。
人気アイドルの楽曲を手がけることになった研人。
堀田家にアイドルがやってくるのですが、裏にはとんでもない事実が?
ミュージシャンとしても一人前になり、人間的にも成長した研人が、勘一も顔負けの行動に出て事を荒立てないで、問題を解決して丸く収めてしまった。
堀田家では何かとんでもない事件が起こっても、読み終わるといつも心が温かくなります。
LOVEの力ってほんとうにすごいです。
花陽の結婚話から、さらには我南人の隠し子騒動まで出てきて、この一冊ですごい展開になっていて迫力満点でした。
読み始めた頃にはまだ小学生だった花陽が結婚するなんて、想像もしなかった。
花陽も研人もすっかり大人になって、この堀田家を支えているのです。
何だか泣けてきます。いつもの流れなんだけど、やっぱり読んでよかったなーって思わせてくれるのです。 -
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夏:さかのぼればそこであい
研人が共演した歌手の小松さんの実家から見つかったのはイギリスで行方不明になった名画。絵と共に名家も堀田家で預かる愛。
秋:残されて追いかけて手を取って
山口県への旅と尾行。隼人くんと凛さんの愛。
冬:猫に未来にこんばんは
研人のバンドメンバーの渡辺くんの彼女の七海ちゃんの猫愛。ヤマノウエ家は猫たちのために。
春:アイ・ウォント・トゥ・ホールド・ユア・ハンド
「はる」の2Fに住む元春くんと和ちゃんの妊娠。二人は藤島ハウスに来ることに。LOVEだねぇ。
すごくつながる(まあ、小説だから当然つながるんだけど)素敵な愛。
こんな家族も最高だな。いつまでも読んでいたい。 -
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花陽が紺ちゃんに話するところで泣いて(なにかあったら紺ちゃんに相談してたよね?)、朝にみんなに報告するところでも泣いて(お医者さんになる理由も相まってしまって)、ヘイ・ジュードでもまた(人生を振り返ったら絶対思い出す曲じゃん⋯!)⋯⋯。
研人が花陽がネギ嫌いだったって話したところ、懐かしすぎて笑ってしまった。
サチさんが「きっと皆わたしにはわからない姿でいたんですよ」ってところ、ほんと好き。
文庫化されてるのは隠れの子以外これで全部読んでしまった。
本屋さんで平積みされた本の帯に「花陽、結婚」とあって度肝を抜かれたのも懐かしい。あのカバーを見てまた本を読むようになったようなものだし。
単行本ならもう1冊出てるけど、どうしようかな⋯⋯。 -
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令和8年の8月が(早くも)やってきました。
昨年の秋に職場が変わったわたしの新年度は、まるで滑るように過ぎていき、あっという間に4ヵ月が経っていたという印象です。
そんな中、職場の方にオススメいただいた「東京バンドワゴン」(現在21巻まで刊行中)は、読み進めて10巻までたどり着きました。
1年に1冊ずつ刊行されるこの作品は、明治に開業した古本屋「東京バンドワゴン」を舞台に大家族が暮らしていく姿が描かれていますが、なんといってもその特徴は、登場人物が刊行に併せて1歳ずつ歳を重ねていくというところでしょう。
店や家族に関わる人物も年々増え、「この人、誰だったけ?」と混乱する時もありますが、巻を追ってエピソードが積み重なるのに伴い、登場人物たちへの愛着も深まっていき、今ではわたしの生活に欠かせない作品になっています。あたかも大家族の近所に住む人になったような気分です。
さて、登場人物も年齢を重ねていくと、いろいろな困難や葛藤に見舞われる訳で、この巻では2人の人物が挫折を味わうエピソードも描かれています。
今回この巻のレビューを書こうと思ったのは、物語の進行役である登場人物 堀田サチ(ほった さち)さん(いわば幽霊。古本屋店主の亡くなった奥さん)が作中で語っている言葉に感銘を受け、(備忘録としても)ぜひ残しておきたいと思ったからです。
最初の言葉は、ある登場人物が挫折し乗り越えた後に、まとめの言葉的にサチさんが語っています。長いですが引用します。
「長い人生、目標を立てて何かを目指せば、成功するときも失敗するときもあります。それはもうどうしようもないことですね。何もかも上手くいくなんてことはほとんどありません。
でも、もちろん結果は大事ですが、そこに至る過程も大事なことです。努力は報われなくても、努力をし続けたその日々は、間違いなくそれからの人生の糧になりますよ。
何よりも、目指して辿り着いたところが、目標にしていたところであろうと、違うところであろうと、その場所からどうやって生きていくかが大切ですよね。むしろそこからが本当の人生と言えるのかもしれません。
男だからこう、女だからこう、ではありません。どちらも守るつもりで守られていたり、守られていたつもりが、守ることに繋がったりもします。
何かを決断して動くときに、傍らに大切な人がいるのなら、お互いに相手のことを思い、思われていることを知って、一緒に歩んでいくことがいちばん大切なのですよ。
駆け足をしてみたり、ゆっくり歩いてみたり、坂道を登ったり、ときには少し離れてみたり。お互いの歩く速さがわかっていれば、同じ方向を見つめていれば、決して見失うことはありませんよ。」
そして、もう一人の登場人物のエピソードの後、巻末近くには、このような言葉があります。
「晴れた日もあれば、曇る日もある。
あたりまえのことですよね。良いことばかりが続くはずもなくて、悪いことだって起きてしまうのが人生です。~中略~
でも、転んだからこそ、勢いをつけてもう一度立ち上がることができますよね。~中略~
そして、自分はこれからどこへ向かおうかと空を見上げます。~中略~
ありふれた言葉ですけど、お天道さまはまた出るのです。しかも、必ず同じ方角から昇ってくるのですよ。
お天道さまが昇れば、眩しい光が満ち溢れて、青い空がそこに広がります。
心配いりません。」
これらの言葉にみなさまは何を感じられるでしょうか?
夏休み期間にまとまったお時間があるようでしたら、この作品の世界に飛び込まれて、作品中で上の言葉を味わっていただきたいと思います。
では、いつの日か、古本屋「東京バンドワゴン」でお会いできますよう♡
〔作品紹介・あらすじ〕(文庫)
高校受験をひかえた研人。はたして無事に彼女の芽莉衣ちゃんと同じ高校へ進学できるのか? また、我南人の「ラブタイマー」の活動があらためて活発に。愛され続けて第10弾!(解説/根岸裕子)
〔作品紹介・あらすじ〕(単行本)
老舗古書店「東亰バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家が人情あふれる方法で解決する人気シリーズ、記念すべき第10弾。研人の高校受験、我南人のバンドの危機など、読み逃せない逸話が満載! -
Posted by ブクログ
小路幸也さんの文章ってやっぱすごく読みやすい!(^^)
並行して読んでる本があるんだけど、めちゃくちゃ読みにくくて物語が頭に入ってこなくて何度も読み返してる。東京バンドワゴンはシリーズで順番に読んでるけど、今回もやっぱり面白かった。
いつも語り部として出てくる勘一の妻が今回の主人公。
遡る感じで最初分からなかったけど、読んでいて面白かったなぁ。
参考にされた書籍が色々載ってたけど、やっぱり昔の日本も戦後こんな感じの事があったんだろうな。
戦争ってほんとよく分からない。
分かり合えなくても人を殺したり、他の国を侵略したり、壊したりしなくてよくない??
なんでそこまでなっちゃうんだろね、男は。。。
勘一の家族みたいに人の事情にどっぷり(^^)関わる人って今の時代ほとんどいないだろうけど、理想だとしてもすごく素敵。やっぱり読んでて心がスカッとする。
私も勘一一族みたいにありたいとは思うけど、なかなかできないもん。
少しでも誰かの役に立ちたいなと思わせてくれる、すごく前向きになれる1冊です♪
シリーズ全部おすすめ。