小路幸也のレビュー一覧

  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小路幸也さんのシリーズもの。
    シリーズ第一弾。

    “小路幸也好き”になって数年経つが・・・バンドワゴンには及ばずとも小路ファンからは人気の高いシリーズなのだろうということは、小路作品のレビューを読み漁っていれば自ずと浮かんで来るので、シリーズの存在はだいぶ前から知っていた。

    が、書店でも古本屋でもなかなかお目にかかれない。
    たまたま見かけてもシリーズの2作目や3作目ばかりだったところ、今般ようやく手に取ることができた♫

    え?
    怪盗モノ???

    最初のページからいきなり面食らってしまった。だって、カバーイラストやタイトルからは、バンドワゴン的な下町人情ものを想像していたから。

    登場人物の多

    0
    2023年08月28日
  • 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    今はあまりない大家族。色々ワケアリとはいえ、すごく素敵な家族の物語。読後は、ほのぼのと心が癒やされます。

    0
    2023年08月22日
  • すべての神様の十月(二)

    Posted by ブクログ

    神様と人間のお話。神様がしれっと人間と一緒に生きてるかもしれやんっていうのが素敵。どの話も温かくてほっこりする。どの人が神様かな?って思いながら読むのも楽しい。

    0
    2023年08月06日
  • 国道食堂 1st season

    Posted by ブクログ

    本屋さんでたまたま見つけて、気になって読んでみました。読んでよかったです(^^)
    著者は東京バンドワゴンで有名な小路幸也さんです。小路さんの作品は初読みです。文体が、語り口調で書かれているので、読みやすかったです。そして、30分弱で1話読める構成が、時間の調整がしやすくてよかったです。通勤通学のお供におすすめします。
    一つひとつが短い話ですが、登場する人物が繋がり合っていて、物語をまとめています。昔なじみに再開みたいな関係から、巡り巡って繋がっているみたいな関係まで、読んでいると「そこ繋がってるんだ!」みたいな驚きがあって、飽きません。何より、人のつながりの暖かさが素敵。そして、食堂のご飯もそ

    0
    2023年07月25日
  • スタンダップダブル!

    Posted by ブクログ

    ヤバイヤバイ、最後はホント泣きそうになった。
    施設で育った仲間が目標をひとつに前身あるのみ。
    甲子園に行くんだ。
    離れ離れになった仲間のために、自分たちを守り育ててくれた人にその勇姿を見せるために!
    東京バンドワゴンで出会った小路幸也さん。
    血のつながりが無くても家族のように暮らす人々の思いが凄く良く出ている。
    この「スタンダップ・ダブル」も同様な環境の人々を描いて最高。
    うまいなあ。
    甲子園出場決定で終わる本作だけでも充分なのだけれど続編の「甲子園ステージ」もどのような結末(優勝するか否かではなく、人々の関係と思いが)になるのか楽しみ。

    0
    2023年07月22日
  • グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    毎度ドタバタの堀田家。今回の舞台はイギリスで、なんとサチさん大活躍。亡くなった後ものんびり出来ないのは実に堀田家らしいですね。これからも存分にドタバタして欲しいです。

    0
    2023年06月11日
  • アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    期待通りの安定した面白さ。
    子供たちの成長も大人たちの人生の機微も良かったですが、何より今回はお年寄りたちの引き際に痺れました。
    みんな格好いいなぁ。

    0
    2023年05月10日
  • グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    今回はイギリスで事件だ!(゚A゚;)そして、いつもは皆を見守るだけのサチさんが大活躍(*゚Д゚*)どんどん広がっていく人脈♪さすが東京バンドワゴンだけれど、覚える方は大変よ(;>_<;)

    0
    2023年05月03日
  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    ルパン三世やコナンみたいな感じの、痛快フィクションという印象。「そんなん、あり?」と思わず笑ってしまうくらいリアリティはあまりないが、エンターテイメントとして楽しめて、小路幸也さん特有の人情・ノスタルジーもしっかり感じられる。続編もあるようなので、続けて読んでいきたい。

    0
    2023年04月30日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    第6弾。
    堀田家の子どもたち、当たり前だけれどどんどん大きくなって。かんなちゃん、鈴花ちゃんがふたり一緒じゃないと嫌だというところがすごくかわいい。花陽と研人の見送りもちゃんとできるようになって、出ていったら戻ってくるあたりが大きくなったなって感じる。
    淑子さんがあちら側に逝ってしまった。遺言ではアメリカで引き取るそう。我南人の提案通り、みんなのお墓参りをするために一度アメリカに行くといいね。

    0
    2023年04月28日
  • カレンダーボーイ

    Posted by ブクログ

    東京バンドワゴンシリーズの小路幸也さんの名作長編。
    現代と小学生時代とを交互にタイムスリップする話だが、ふたり揃ってタイムスリップするというのが珍しい。
    小学生時代の描写、自分が生まれる前だし、実際に経験したわけでは決してないのに、どこか懐かしさを感じた。
    後半の”事件”のくだりがやや急展開な印象だったり、いくつか伏線が残った感はあるものの、ラストの”オチ”も含めて、間違いなく名作と思う。

    0
    2023年04月27日
  • うたうひと

    Posted by ブクログ

    音楽をテーマにした短編集。
    切なさ・温かさなど、まぁよくワンパターンにならず、バラエティー豊かな感動をという感じ。
    小路さんの小説は、東京バンドワゴンシリーズをはじめ、人の温かさが見事に描かれていて、軽く読めるのに、深くハマってしまう。
    本作もご多分に漏れず、秀作。

    0
    2023年04月27日
  • 21 twenty one

    Posted by ブクログ

    21世紀に21歳になる21人の同級生。
    大人になりそのうちの一人が自殺してしまい
    その理由を探っていくストーリー。

    強い絆で結ばれた21人の同級生。
    普通は大人になったらみんなそれぞれ社会に揉まれ
    中には離れていく人も居るけどこの21人は違った。
    個人個人の繋がりはけっこうやっかいで理想通りばかりではなく、リアルにありそうでなさそうな展開だった。
    なぜ自殺したのか、を考えるストーリーだけど結局理由は本人にしか分からない。
    残されたものが生きることについても考えさせられる内容だった。

    0
    2023年04月08日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

    Posted by ブクログ

    猫が登場する物語を探していて辿り着いた。
    物語に盛り上がりは全くないのだけれど、兎に角私の好きな世界観だった。
    蘆野原出身の長筋である和野和弥と事の見立てをする美津濃泉水の関係性が、陰陽師の安倍晴明と博雅の関係性を思い出す。
    しかし陰陽師ほど生々しい怪異が起こる訳ではなく、淡々と事を為していく様が爽やかだった。
    猫好きな作者さんの目線も好ましかった。
    全てをあるがままに受け止めていく、そして自分の宿業を粛々と成し遂げていく生き方も良い。
    韻を踏む呪文も面白い。
    こうしてどこかで誰かが知らない間に災厄を祓ってこの世が回っている事を想像すると、何だかとてもありがたいなと思う。

    『書物の中にだけ存

    0
    2023年04月06日
  • 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    食卓を囲みながら家族全員でみることのできるホームドラマ

    面白かった
    何で今まで読んでなかったんだろ
    続きがたくさんあって嬉しい

    0
    2023年03月15日
  • 三兄弟の僕らは

    Posted by ブクログ

    平凡などこにでもあるような中流階級の父母と三兄弟の核家族。突然日常が一変する。更に知る事実。おばあちゃんと母の仲が悪かった訳をきく。
    そのまま終わるかと思いきや、『家族』を大切に思っていた父の秘密。
    家族とは何だろうというテーマで、語り手が三兄弟、おばあちゃん、その後、と変わる。
    重い話のはずが軽く読める話でした。

    0
    2023年02月26日
  • スローバラード Slow ballad

    Posted by ブクログ

    小路幸也さんの「ダイシリーズ」4作目。2作目『コーヒーブルース』は読んだけれど、1作目と3作目は読んでない。ちょっぴりほろ苦い雰囲気が好きなのでぜひ全作読みたい。

    0
    2023年01月22日
  • イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    実はこの15巻から読み始めてしまった。
    装丁が良かったのと題名を見て手に取った。
    古本屋さんが舞台なので本の話は当然出てきて、大家族+ご近所さん多数、日常的な推理ものでもありミュージシャンも出てくるかと思えば小説家や俳優もいる。
    バラエティー豊かな物語で気に入りました。

    1年に一冊ずつ出版されて今年で17巻、スピンオフで零巻まであるというおまけつき。

    1巻から17巻まで楽しく一気に読みました。
    来年の18巻が待ち遠しい。

    0
    2022年12月28日
  • 明日は結婚式

    Posted by ブクログ

    明日は結婚式!っていう気持ち、本当に何したか覚えていないものである。(自分も含め)そういうところにフォーカスを当てているのが面白いなぁと思った。本人たちと両家の家族のことが温かく描かれていて、ホッコリ、サクサク読めた。

    0
    2022年12月18日
  • コーヒーブルース Coffee blues

    Posted by ブクログ

     弓島大は弓島珈琲という、喫茶店を営んでいる。
     店の看板メニューは唯一の従業員、丹下さんが作るミートソーススパゲッティ。
     そんな平凡な喫茶店にある日、近所の小学生みいなちゃんから「お姉ちゃんを探して欲しい」という相談を受ける。
     一方で、大は、5年前のある事件で逮捕された橋爪が出所したと前職の同期から知らせを受ける。
     そして、同じく同期の真紀が行方不明になって……。

    という展開。あっという間に読んでしまった。どうやら、シリーズもので本作は第二作目ということなので他のシリーズも読んでみようと思う。

    0
    2022年11月13日