小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
毎年4月に単行本、文庫本がそれぞれ発行される『東京バンドワゴンシリーズ』
第1作の『東京バンドワゴン』が発行されたのは2006年。
文庫本は単行本発売から1年遅れなので、今年で第14弾!
通常、文庫化まで2~3年と言われています。
そこには出版業界の事情があり…
つまりは”出版にかかった費用の回収”ということですが…
それが『東京バンドワゴン』は翌年文庫化されます。
それだけ待ち望むファンが多いという証明かもしれません。
東京バンドワゴン公式ツイッターもありますから!
「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ」
昭和のホームドラマへのオマージュが根底に流れるこ -
Posted by ブクログ
家族のそれぞれの視点から、結婚式に向けての話で面白かった!両家ともに温かい家庭で、結婚した日からそのまま同居で、皆がそれを楽しみにいているなんて、素晴らしい✨
真平と春香の最初の頃の会話で、真平が本のデザイナーとわかり、さらには春香がちょうど持ち歩いて読んでいた本の装丁がまさに真平が描いたもので驚いたくだりが良かった!こんな作者として嬉しいことはないし、運命を感じたことでしょう。しかも作者の小路幸也さんの本と出てきて、笑えた!
本の装丁は大事!私はまずはタイトルと装丁で、面白そうと思ったものにまず手を伸ばし、パラパラとめくり、読むかを決める。その意味では、この『明日は結婚式』のタイトルも装 -
Posted by ブクログ
東京バンドワゴンシリーズ2作目。あいかわらず面白い。
大家族の賑やかさと、人同士の繋がりを羨ましく感じられるシリーズ。
登場人物が大勢いて、おめでたいことがあると一斉に集まったりするもんだから、「あれ、この人はなんのエピソードの時の人だっけ?」とこんがらがる。
でもメインの堀田家の人達はキャラクターがしっかり立っていて、それぞれの背景もきっちり描かれているから、一人一人が愛しく感じられる。
今回でまたもや家族が増えるし、覚えないといけないキャラがまた増えた。
素晴らしくほっこりするし、気持ちが温かくなる良書。堀田家の皆様の成長を見届けたいので、今後のシリーズも読んでいきたい。