小路幸也のレビュー一覧

  • カレンダーボーイ

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    東京バンドワゴンシリーズの小路幸也さんの名作長編。
    現代と小学生時代とを交互にタイムスリップする話だが、ふたり揃ってタイムスリップするというのが珍しい。
    小学生時代の描写、自分が生まれる前だし、実際に経験したわけでは決してないのに、どこか懐かしさを感じた。
    後半の”事件”のくだりがやや急展開な印象だったり、いくつか伏線が残った感はあるものの、ラストの”オチ”も含めて、間違いなく名作と思う。

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    2023年04月27日
  • うたうひと

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    音楽をテーマにした短編集。
    切なさ・温かさなど、まぁよくワンパターンにならず、バラエティー豊かな感動をという感じ。
    小路さんの小説は、東京バンドワゴンシリーズをはじめ、人の温かさが見事に描かれていて、軽く読めるのに、深くハマってしまう。
    本作もご多分に漏れず、秀作。

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    2023年04月27日
  • 21 twenty one

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    21世紀に21歳になる21人の同級生。
    大人になりそのうちの一人が自殺してしまい
    その理由を探っていくストーリー。

    強い絆で結ばれた21人の同級生。
    普通は大人になったらみんなそれぞれ社会に揉まれ
    中には離れていく人も居るけどこの21人は違った。
    個人個人の繋がりはけっこうやっかいで理想通りばかりではなく、リアルにありそうでなさそうな展開だった。
    なぜ自殺したのか、を考えるストーリーだけど結局理由は本人にしか分からない。
    残されたものが生きることについても考えさせられる内容だった。

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    2023年04月08日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    猫が登場する物語を探していて辿り着いた。
    物語に盛り上がりは全くないのだけれど、兎に角私の好きな世界観だった。
    蘆野原出身の長筋である和野和弥と事の見立てをする美津濃泉水の関係性が、陰陽師の安倍晴明と博雅の関係性を思い出す。
    しかし陰陽師ほど生々しい怪異が起こる訳ではなく、淡々と事を為していく様が爽やかだった。
    猫好きな作者さんの目線も好ましかった。
    全てをあるがままに受け止めていく、そして自分の宿業を粛々と成し遂げていく生き方も良い。
    韻を踏む呪文も面白い。
    こうしてどこかで誰かが知らない間に災厄を祓ってこの世が回っている事を想像すると、何だかとてもありがたいなと思う。

    『書物の中にだけ存

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    2023年04月06日
  • 東京バンドワゴン

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    食卓を囲みながら家族全員でみることのできるホームドラマ

    面白かった
    何で今まで読んでなかったんだろ
    続きがたくさんあって嬉しい

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    2023年03月15日
  • 三兄弟の僕らは

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    平凡などこにでもあるような中流階級の父母と三兄弟の核家族。突然日常が一変する。更に知る事実。おばあちゃんと母の仲が悪かった訳をきく。
    そのまま終わるかと思いきや、『家族』を大切に思っていた父の秘密。
    家族とは何だろうというテーマで、語り手が三兄弟、おばあちゃん、その後、と変わる。
    重い話のはずが軽く読める話でした。

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    2023年02月26日
  • スローバラード Slow ballad

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    小路幸也さんの「ダイシリーズ」4作目。2作目『コーヒーブルース』は読んだけれど、1作目と3作目は読んでない。ちょっぴりほろ苦い雰囲気が好きなのでぜひ全作読みたい。

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    2023年01月22日
  • イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    実はこの15巻から読み始めてしまった。
    装丁が良かったのと題名を見て手に取った。
    古本屋さんが舞台なので本の話は当然出てきて、大家族+ご近所さん多数、日常的な推理ものでもありミュージシャンも出てくるかと思えば小説家や俳優もいる。
    バラエティー豊かな物語で気に入りました。

    1年に一冊ずつ出版されて今年で17巻、スピンオフで零巻まであるというおまけつき。

    1巻から17巻まで楽しく一気に読みました。
    来年の18巻が待ち遠しい。

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    2022年12月28日
  • 明日は結婚式

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    明日は結婚式!っていう気持ち、本当に何したか覚えていないものである。(自分も含め)そういうところにフォーカスを当てているのが面白いなぁと思った。本人たちと両家の家族のことが温かく描かれていて、ホッコリ、サクサク読めた。

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    2022年12月18日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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     弓島大は弓島珈琲という、喫茶店を営んでいる。
     店の看板メニューは唯一の従業員、丹下さんが作るミートソーススパゲッティ。
     そんな平凡な喫茶店にある日、近所の小学生みいなちゃんから「お姉ちゃんを探して欲しい」という相談を受ける。
     一方で、大は、5年前のある事件で逮捕された橋爪が出所したと前職の同期から知らせを受ける。
     そして、同じく同期の真紀が行方不明になって……。

    という展開。あっという間に読んでしまった。どうやら、シリーズもので本作は第二作目ということなので他のシリーズも読んでみようと思う。

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    2022年11月13日
  • すべての神様の十月

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    装丁に惹かれて読んだ本。連作短篇集で、全部の話が優しくて、温かいお話。
    個人的に疫病神と九十九神の話が好き。

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    2022年10月17日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

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    ネタバレ

    江戸の町を暗躍する異能者「隠れ」、そして異能者たちが平穏に暮らすために別の異能者集団が戦いを挑む。

    東京バンドワゴン零、ってことだが、本編読んでなくても本作時点では無問題、全く普通に読めます(主人公の一人が本編の主人公一家のご先祖様らしいということだけ)
    著者初の時代小説だということやけど、違和感なし。舞台が江戸時代江戸の街ってだけで、しっかり小路小説で、安定の読ませっぷり。

    それよりも、この展開は…X-Menやと思うんだけどなぁ。
    まさか、小路幸也番のマルチバースやろうとしてるのか?と邪推。

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    2022年09月24日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    「東京バンドワゴン」シリーズの番外編。
    サチさんの娘時代のお話です。

    五条辻咲智子は、子爵の父親から木箱に入ったある重要文書を渡され、静岡の伯母の家へ持って行くよう頼まれる。
    〈箱〉を狙われ、アメリカ兵に連れて行かれそうになる咲智子を助けたのは、堀田勘一だった。
    命の危険から身を守るために、咲智子は勘一の結婚相手堀田サチとして、堀田家に世話になることになる。
    勘一の父親も母親も温かく、堀田家に寝泊まりする混血の若者や元軍人や戦災孤児など、終戦直後の東京ではそれぞれみんなが何かを抱えて生きているけれど、堀田家に悲しい顔は似合わない。
    堀田家の家訓に従って事が運ばれていきます。
    ジャズバンド〈T

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    2022年09月19日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    久しぶりの東京バンドワゴン!妻から4巻目はちょっと違うよ~ということで期待度大。なるほど、今回は戦後すぐの堀田家で、番外編だったんだね。国家秘密の重要文書を託された子爵の娘・咲智子(サチ)が、両親から逃げろと言われ、浜松に移動するが、途中で米軍につかまりそうになる。そこで堀田勘一に助けられ、東京下町・古本屋に辿り着く。いつもながら堀田家の優しい仲間達に守られてサチが奮闘する。秘密文書を狙いに来るヤバいやつら。それに対応する堀田家と優しい皆さん。このコントラストが良かった。勘一とサチの馴れ初めも堪能した。⑤

    堀田家の家訓「文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決」

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    2022年09月17日
  • うたうひと

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    今年初の満点。
    どこかで聞いたことのある話をモチーフに、テンポよく話が進む。内容はまあ、御都合主義的な面がみえなくもないが、それを補って余りあるものだと思う。

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    2022年09月07日
  • 明日は結婚式

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    読んでいて、ほっとする小説でした
    登場人物それぞれドラマがあり楽しかった
    難しく考えずに読めて、よかった

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    2022年09月04日
  • イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン

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    タイトルチューンのエピソードが秀逸!
    堀田家に解決できないことはないんと違うかなぁ。
    そして、ほんまにほんまにおめでとう!

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    2022年08月28日
  • 駐在日記

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    人情とミステリをかけ合わせたものを書くのが上手な方だなあ、としみじみ。
    時代を昭和50年にしたのも良かった。これが現代が舞台だと、「それはどうなのだろう」と首を傾げることになりそう。
    昭和50年なら、携帯電話も一般に普及していないし、無線通信やパソコン通信はあっても、今みたいに
    インターネットはないから、情報の拡散もそれほど速くない、というのも、ポイントかもしれない。
    周平さんの判断がすべて正しいのではないかもしれないけれど、白黒つけたり、四面四角にやっていくだけだと、ギスギスすることもある。なあなあにならず、どうやって収めていくか、塩梅が難しいものだ。

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    2022年08月23日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    久しぶりにシリーズ続き、7作目を読む。安定の始まり、春夏秋冬の朝の食卓、我南人。懐かしい。今回は巻頭に相関図や家の間取り図もあり、長くご無沙汰していた僕にはありがたかった。間取り図によると藤島ハウス、空き部屋が2つあるんや‥8作目以降も期待!

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    2022年08月22日
  • 猫ヲ捜す夢 蘆野原偲郷

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    前作と同様にとても面白かった。
    事を成す時に個人的な事情には必要以上に立ち入らないスタンス、心地良い韻を踏む呪文(?)の魅力、短編の切れ味など、文句なしに素晴らしい作品でした。
    残念ながら終わり方からして続編はないだろうな。

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    2022年08月15日