小路幸也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人情とミステリをかけ合わせたものを書くのが上手な方だなあ、としみじみ。
時代を昭和50年にしたのも良かった。これが現代が舞台だと、「それはどうなのだろう」と首を傾げることになりそう。
昭和50年なら、携帯電話も一般に普及していないし、無線通信やパソコン通信はあっても、今みたいに
インターネットはないから、情報の拡散もそれほど速くない、というのも、ポイントかもしれない。
周平さんの判断がすべて正しいのではないかもしれないけれど、白黒つけたり、四面四角にやっていくだけだと、ギスギスすることもある。なあなあにならず、どうやって収めていくか、塩梅が難しいものだ。 -
Posted by ブクログ
引退した医師・タカさんが大家として日々健康相談にのってくれる男二人、女四人のシェアハウス生活。
初めましての小路さん。
こちらとっても良かったです!!
心に響いてくるメッセージの数々。人情にホッと和むし安心して読んでいられる。
読みながらタカ先生のカウンセリングを受けているような気分になりました。
会話にさりげなく相手への気遣いがあって心を軽くしてくれる人生のよき先輩。こんな人がそばに一人いてくれたら心強いし安心だろうなぁ。
料理上手で優しい佳人くんもいて、いいなー、私も仲間に入りたい。
住人同士の距離が少しずつ近づいていく感じや人間模様、謎、ちょっとした事件もあったりしておもしろかった!