あらすじ
小田原を抜けてしばらく経った頃、国道沿いに元プロレスラーが営む「ルート517」という店が見えてくる。
ドライブインというより、大衆食堂というのにピッタリなため、「国道食堂」という名もある。
この店の食事は、どれも美味しいが、ちょっと変わっているのは、プロレスのリングがあること。
さまざまな人々が集うこの店には、偶然か運命のいたずらか、とんでもないことが起きることがあって……。
「東京バンドワゴン」「花咲小路」「マイ・ディア・ポリスマン」などのシリーズを持つ著者、田舎町の食堂を舞台に、様々な人間模様を描く、心温まる小説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最高!誰もが幸せになれるほっこり小説。
和美さんの元DV夫が登場してきたときは不穏な予感にハラハラしましたが、穏やかな終わりでホッとしました。ハラスメント対策を任され自分を顧みることができる人は少ないでしょうが、この小説には根っからの悪人が登場せず、楽しみと期待で読み進められます。
良い人には良い縁がある。それを字でいくような人ばかり。
続編が読みたいです!
俳優になった二方さんや、苦しんできた和美さん、色んな人が誰かのために動くのは、見ていてとても幸せになります。個人的に、レスラー仲間が大好きですね!
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
1作目から少し時が経った食堂が舞台。
1作目から続く登場人物達と新しい登場人物達の目線で繋がる物語。
今作も面白く読み終えました。
Posted by ブクログ
2作目も面白かったです。
様々な人な視点で、物語が描かれていますが、話は繋がっている。この構成が私は好きです。
今回は、絡み合った糸がほぐれていくような感じの最後で、温かい気持ちになりました。
Posted by ブクログ
DV元夫の邪魔が入りそうでどうなる?とハラハラしながら読んでみると、徹底的に小路作品だった。現実には自らの行いを悔い改めることのできる人は限りなく少ないだろうからこそ、このようなラストにホッと安心する。現実はDVなんて一生治らないと個人的は思っている。まだ続けることもできる余韻はきっちり残している。食堂のメニューはもちろん、こんな温かい世界、一度でいいから味わってみたい。しかし、著者は近場で結婚式やらせるの好きだなぁ。
Posted by ブクログ
1から続けて読みました。少し、登場人物が多くなって関係性が混乱しそうになりつつ…
それでも最後までドキドキしながら読めました。本当に、ひとを描くのが見事です。
Posted by ブクログ
1st seasonよりは関係性のための繋がりが強引なところもあったけれど結果ハッピーエンドで終わり。
食堂の従業員が好きなのでその辺のキャラクターの話をもっと知りたい。
Posted by ブクログ
1冊目は二方が話の中心にいましたが、今回は和美さんでしょうか。1冊目から1年くらい過ぎたくらい。なじみの人も新しい人もいて、また新しい人物相関図が組みあがっていく。
小路幸也の小説は真っすぐな人物が多いから、読んでて気持ちがいいね。