小路幸也のレビュー一覧

  • 花咲小路四丁目の聖人

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    ルパン三世的なエンタメ要素満載で、小説だからこその派手な解決策とハッピーエンドで楽しめた。古き良き時代の商店街を愛する人達の温かみが物語全体にあってこの商店街の人達が一気に好きになった。

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    2025年08月28日
  • 国道食堂 2nd season

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     DV元夫の邪魔が入りそうでどうなる?とハラハラしながら読んでみると、徹底的に小路作品だった。現実には自らの行いを悔い改めることのできる人は限りなく少ないだろうからこそ、このようなラストにホッと安心する。現実はDVなんて一生治らないと個人的は思っている。まだ続けることもできる余韻はきっちり残している。食堂のメニューはもちろん、こんな温かい世界、一度でいいから味わってみたい。しかし、著者は近場で結婚式やらせるの好きだなぁ。

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    2025年08月12日
  • 男はつらいよ お帰り 寅さん

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    東京バンドワゴンの続きを借りようと本棚に行くと見慣れた 男はつらいよ のタイトル。
    映画お帰り寅さんの著作が小路さんだった。
    言葉の掛け合いも空気感も映画のまま、笑いと涙の一冊でした。

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    2025年08月08日
  • ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン

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    今作の語りは秋実さん。みんなまだ若い&小さいで、久しぶりにバンドワゴンシリーズの わくわく感が味わえました!!小さな頃から藍子ちゃん紺ちゃん出来過ぎでしょう(笑)青ちゃんがもう少し大きくなった頃のお話も読みたいな。でもサチさんの語りも読みたいです!!次作はどうなるかなあ…

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    2025年08月08日
  • ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン

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    今年も、東京バンドワゴンシリーズの新作を読むことができました。
    本編ではすでに亡くなっている秋実さん目線でのお話を読めて嬉しい。

    彼女に限らずだけれど、堀田家のみんなはどうしてこんなに優しくなれるのだろう。痛みを知っていたり、優しい人に囲まれているからだろうか。

    毎年、東京バンドワゴンシリーズの最新作を読むことで、優しい人の温かさを、改めて思い出させてもらっている気がする。

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    2025年08月03日
  • 小説家の姉と

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    特別な何かが起きるわけでもなく、ただ小説家になった(これは特別な何かかもしれないけれど)姉と、その弟と、周りの人たちの日常が描かれているだけなのに、物語の世界観が心地よくて、温かさに浸る。
    姉が抱えていた秘密も、ほっこり。
    読みやすくて、心が穏やかになれる作品でした。

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    2025年07月27日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    もう毎回、安定のおもしろさ。ただ一つ言えること、私がこの一族に放り込まれたら、ムリムリ、の私は一人好き。

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    2025年07月23日
  • ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    今まで登場のなかった秋実が語り手となる特別編。秋実視点での我南人や青、堀田家の人々が描かれる。2組の疑問を我南人がLoveだねえで一気にかたずける。

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    2025年07月23日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

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    確かに東京バンドワゴンシリーズですね。隠れの子、という名前からなんとなく宮部みゆきさん風。だけど、読み始めてみれば東京バンドワゴン。スピンオフも十分楽しめました。

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    2025年07月20日
  • A DAY IN YOUR LIFE

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    面白かった!ラジオパーソナリティで小説家の槙村さんは、共感覚をもち投稿者の話がうそかほんとか、色のように分かる。
    このラジオの、a day in your life.投稿者の人生のある1日を綴って、それをすてきなストーリーに編んで読んでくれるのが面白い。たくさんの投稿があって、奇跡みたいな、偶然というには運命的な、投稿にワクワクした。本当にラジオを聞いてるかのよう。
    で、槙村さんはこのラジオで、亡くなった父親と、それを殺した犯人を探してる…というふうに話の本筋もある。ミステリーと謳っていたが、そこはあまりミステリーというよりもただの秘密って感じで、そちらよりみんなの投稿のが面白かった。殺人犯を

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    2025年07月16日
  • ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン

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    いつも楽しみなこのシリーズ。サチさんの語りから始まるのと違ってちょっと新鮮。秋実さん視点で語られる青を引き取って育てる顛末や古書を狙う窃盗団を罠にかけるコンゲームのような展開が面白かった。

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    2025年07月15日
  • アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン

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    シリーズ第14弾。

    花陽が大学に合格し、藍子とマードックさんがイギリスに行き、芽莉依ちゃんが堀田家で一緒に暮らすようになり…。
    前作を読んでからしばらく間があくと、人物整理をするのが大変だけれど、読んでいくうちにすぐに堀田家の世界に入っていけました。
    愛に溢れた居心地のいい場所で、我南人の「LOVEだねぇ」が聞けるのが何よりも嬉しいです。

    子どもたちは成長し、大人は年老いてゆくけれど、その人の人生は、その人だけのもの。
    家族であっても、仕事仲間であっても、同じ方向を向いているようでもきっとそれぞれの道があり、自分の道は自分で決めることになるのです。
    人生の指針になるようなことをたくさん教え

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    2025年07月06日
  • ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズ第20弾。
    青が堀田家に引き取られた頃の、秋実さんやサチさんがご存命な頃のお話。いつもはサチさんが語り手なのだが、今回は秋実さん。ちょっと勝手が違う。藍子や紺が大人びた子供すぎてすごかった。あの毎回賑やかな朝食風景が今回は寂しくさえ感じてします。それでも大所帯なんですが。

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    2025年07月04日
  • ザ・ネバーエンディング・ストーリー 東京バンドワゴン

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    昭和の時代。しかも語りはいつものサチさんではなく。今は亡き、秋実さん。良かった面白かった。東京バンドワゴンの昭和を堪能しました。

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    2025年07月01日
  • ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン

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    気になっていた我南人と秋実の出会いの物語。なるほどーーー。もうちょっと我南人が秋実に惚れた心の機微が見たかったなぁ。まあこういうところが我南人なのか…

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    2025年06月29日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    前巻でも思ったが、ほのぼの謎解きにスリルとサスペンス要素が加わってドキドキさせられた。
    研人の成長に加速度が増していく…メリーちゃんともすっかり順調に恋人同士。微笑ましく思うと同時に、こんなに上手いこといっちゃう⁈ちらりと考えてしまうスレた大人です。

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    2025年06月29日
  • 風とにわか雨と花

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    小路幸也さんのハートフルストーリーですね。

     両親が離婚をしたが、夫婦喧嘩で離婚をしたのでなく、お父さんが会社を辞めて作家になるために、お母さんと話し合って離婚することにしたらしい。
     そして、僕、天水(あまみ)九歳とお姉ちゃんの風花ちゃん十二歳は、夏休みの間だけ、お父さんの住む海の見える家に行くことになった…………

     子どもたちもそうですが、別れた夫婦にとっても、自分探し、家族探しの心理模様の物語です。
     それぞれが、一人語りする構成で、心模様の変化を浮かびあがらせていきます。
     小路さんお得意の、どうすれば、一番良い生き方が出来るかを模索しながら、それぞれがほのぼのと答えを出していきま

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    2025年06月28日
  • フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンの第8弾である本作は番外編。
    11章ある全てでメンバーそれぞれが語り手となり、知られざる過去のエピソードが語られる。

    第1章「紺に交われば青くなる」は、堀田家に青がやってきた日のことを、紺が研人に話して聞かせる。
    普段は大人数の堀田家の会話に埋もれているけれど、紺は研人のお父さんだものね、その優しい口調や目線から、改めてお父さんだなぁと実感。

    第4章「愛の花咲くこともある」は、紺と結婚するよりも前の、若かりし亜美が語り手。
    その紺との出会いが語られる。

    第6章「野良猫ロックンロール」の語り手は、若かりし秋実さん。
    『東京バンドワゴン』がスタートした時は既に鬼籍に入られてい

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    2025年06月27日
  • A DAY IN YOUR LIFE

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    ラジオパーソナリティーを主人公としてメインストーリーは進行しますが、随所にテンポ良くリスナー投稿が挟まれており心地よい間が作られています。また、そのストーリーが全部素敵で、こんなラジオを聞いてみたい!と思わされます。
    ゆる~く進行していくメインストーリーとラジオのリスナー投稿のストーリー、双方を楽しみながら読めました。

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    2025年06月15日
  • 小説家の姉と

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    姉と弟の日常で特段驚かされる事が起こるわけでも無い日常を綴り安心して読み進めていけました。
    何か自分が今まで読んだ小説の中では無い分類の小説でした。多分評価は別れるのかな。
    自分は良いと感じたので小路作品をもう一冊読んでみようと思いました。

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    2025年06月15日