小路幸也のレビュー一覧
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ネタバレ本書のジャンルは「ファンタジー」よりも、漢字で「幻想小説」と書く方が合っている。そう感じる作品だった。
日常の中で、その一部のように怪異と対峙する。それをサラリと『事を為し』て、何事もなかったかのようにまた日常生活が続いていく。そういった形の一話完結の物語が緩やかに続いていく。
読み始めは、妻に突然家を出て行かれて頭がおかしくなった男の話なのかと思ったが、少し読んでいくと、妻が猫になる事もそれほどおかしいわけではなさそうな雰囲気だとわかった。
怪異と共に過ごす日常のなかで、『郷』のことや『長』のことが少しずつ明らかになっていき、本書の世界観にどっぷりと浸かっていくのだが、
世界観については -
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東京バンドワゴンの第12弾は番外編。
我南人と、今は亡き秋実の出会いの物語。
これまで秋実の名前が出る度に、堀田家の太陽のような存在だったと書かれていたので、どんな方だったのだろうと気になっていた。
我南人と秋実の出会いからの流れが、偶然にも勘一とサチの出会いを準えるところがあって、“だからこそ運命的な出会い”とさせるのが、小路さん上手いなー。
ただあまりにも偶然が重なりすぎるかな……まぁまぁ、それも東京バンドワゴンの良いところ、許せてしまえるのだけれど。
もう一つ言うと、我南人が秋実に惹かれてゆく想いが、もっと丁寧に描かれていると良かったかなー。
いや、でもこの突飛なところが、“我南人 -
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シリーズ第18弾。
季節の移り変わりに目を向けて語られるサチさんの言葉から、東京下町の風情のある暮らしぶりが伝わってきます。
今回はテレビのロケ隊がやってきて、我南人と女優の折原美世さんが生まれ育った商店街を案内します。
この界隈ってこんなにもお店がたくさんあって、こんなに広かったんですね。ロケの進行とともに町の様子がうかがえてとても楽しかったです。
藍子とマードックさんが日本に帰ってきたり、池沢さんがかずみちゃんのいる神奈川県三浦の施設に引っ越すことになったり、堀田家、藤島家その他諸々の大引っ越し大会が始まりました。
何らかの理由があってこの町から離れる人も、一緒に暮らし始める人も、物事