小路幸也のレビュー一覧
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なにこの読みながら「優しい語り」が沁みてくる雰囲気は‥。って、当たり前か‥語り部が死んだばあちゃん! もう、これだけで引き込まれます。
舞台は下町で築70年の日本家屋の古本屋<東京バンドワゴン>(カフェ併設)、堀田家は8人の大家族‥、なるほど賑やかで温かそう。本シリーズが第19作(2024現在)まで続き、いかに愛されている作品なのかの証左ですね。
全てを俯瞰したばあちゃんの眼差しは、情景を見渡せる"神の視点"です。時に手厳しくも贔屓目で愛があり、半ば諦めながらも、個性豊かな堀田家面々の行く末を優しく見守っています。このばあちゃんの語りを、ずーっと聴いていたくなりま -
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ラブだねぇ〜だったね。今回はなんだか自分の気持ちだけ乗れていないって サチの語り口で始まりほぼ全員登場するのだが、なかなか本題に辿り着かないと感じてしまう=本来そこが良いのだろうが。勘一はじめみんな真っ当で道を踏み外さない、それが代々伝わるから。その分カズミさんが身を引いて施設に入るし池沢さんだってここを離れる機会を得たみたいに気心知れたカズミさんの施設に行くとか、綺麗事過ぎると思うけど、自分を殺してるのでは。マードックの父親も同じだよ、3人いるんだから住めばいいのでは身を引くのが正解?ウチの5人兄弟はバラバラで必ず遺産相続で揉める筈で、この本を読むと正直羨ましい。
でもまあ自分を真面目に生 -
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神は神でも、神無月の出雲神在祭に参加されない種類の神々のお話。神在祭に参加する神様の系統は決まっていて神社に祀られている神様だからと全ての神様が神在祭に参加されるわけではない…という豆知識を前提に…人間的な感覚だと作中に出てくる九十九神とか道祖神とか山の神様は置いておいたとしても死神、疫病神、貧乏神などはよくないものだという認識があるけれど…そう言われてみれば彼らもまた"神様"であり、決して人間を不幸にさせたいわけではないんだよなあ…と。改めて、人や物を大切にすること、そして他人だけではなくて自分のことも大切にして生きなきゃなと思わされた。
個人的には疫病神のお話と九十九神 -
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〈花咲小路商店街〉シリーズ第三弾。
今回の語り手は、〈花の店にらやま〉というお花屋さんを営んでいる花乃子さんの、12歳年下のいとこ井筒めいちゃん。
高校でいじめに遭っためいちゃんは、学校を辞めて〈花の店にらやま〉で住み込みで働くことに。
美人で優しい花乃子さんにはちょっと不思議なチカラがあって、柾さんと柊さんという双子の弟と一緒に花屋の仕事を手伝いながら、めいちゃんはこの〈花咲小路商店街〉にどんどん馴染んでいきます。
あちらこちらに恋の花が見え隠れしていて、花言葉もたくさんちりばめられてとても神秘的な雰囲気も。
前作にも出てきたミケさんは、花乃子さんの親友で、花乃子さん、ミケさんに加わっ