小路幸也のレビュー一覧
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意外にもと言っては失礼だけれど、おもしろかった。
サブタイトル的に、『東京バンドワゴン零』とあるように、『東京バンドワゴン』シリーズと思って、読むタイミングを計っていたが。
読み始めると、そのことはすっかり忘れていた。単純に時代小説としておもしろく、どうなるのか先が気になってしかたがなかった。
やはり、登場人物が魅力的なのがよいし、ラストもよかった。
少し前に、『東京バンドワゴン』シリーズの1作品を久々に読んだが、登場人物が多すぎて、慣れるのに苦労した。
そういう意味でも、今回の作品は入りやすかった。
ただ、語り手が章ごとに変わるので、ちょっととまどう。あれ、これ誰の視点?と。 -
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交通事故で突然両親を亡くしてしまった、三兄弟の物語。
ごく平凡な生活を送っていたのに、父も母もいない三人の暮らしが始まる。
三人に寄り添ってくれた母方の祖母は、辛口だけれど素敵なおばあちゃん。
母とは仲が悪かったみたいだけれど、何か「秘密」があるようです。
さらには、おばあちゃんの夫、そして三兄弟の父親にもと、次々と驚くような「秘密」が明かされていきます。
家族って、一緒に暮らしていても、実は知らないことだらけなんじゃないかな。
三人はそれぞれ性格は違うけれど、とてもいい子に育っていて、読んでいて心が温まります。
すべてを明らかにしなくても、円満に暮らせたら、黙って受け入れられたら、それで十 -
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いやぁ、良かった。
設定からしてとても好きだったけど、それぞれの短編が全体に繋がっているようで自分もその中で過ごしているかのような感覚になった。
こんなマンション、一人暮らしの時に住んでみたかったなぁ。
共用の門を入れば、住人たちのみの共用スペースで、さらにそこからそれぞれの部屋はしっかりある。
シェアハウスのようで、シェアハウスよりももっとパーソナルスペースが確立されていて、でも、隣人たちとの繋がりもあるってなんかいいなぁーと感じた。
ラストにどんでん返しのヒヤリとしたものが巻き起こるんじゃないかと読み終えるまでずーっとドキドキしながら過ごせたのも、読み心地良い物語の中での心地よい緊張感のス -
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楽しみにしていたシリーズ第3弾!
やっぱりこのシリーズ大好き。
『僕たちたくさんの神様は、人間のために生まれてきたし、人間がいるから生み出された存在だよ』
毎回思うけど…
神様が人知れず人間のそばにいて、そっと手を貸したり見守ってくれてる様子を作品を通して感じられるのが嬉しくて、楽しくて、ホッとする。
本作では死神、福の神、韋駄天など他にもいっぱい登場しますが、神様たちの人間臭さがいいんです。
お気に入りは、
*「間に合わせます」
*「気象予報士は雨女」
*「コンビニで恩返し」
いいなぁ。ストーリーも、神様と人間の距離感もいい感じ。
このシリーズは、いつも無意識にニコニコ笑いながら読ん -
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今回は、祖父母の営む〈和食処あかさか〉で同居することになった刑事、赤坂淳が主人公。
非番の日に限って、淳のところに商店街の騒動が舞い込み、なぜか奔走する羽目になってしまう、ほのぼのとしたミステリー。
〈たちばな荘〉で暮らすストリートミュージシャンの三家(通称ミケさん)という謎めいた女性が出てきて、不思議に思いながらも淳は少しずつミケさんに近づいていくのですが。
非番の日の朝の、ばあちゃんと淳とのやり取りがほっこりとして実に良いのです。
このシリーズは、毎回主人公が違っているけれど、前作に登場した北斗くんや、セイさん亜弥ちゃん親子にも会えるし、〈花咲小路商店街〉の人たちにますます愛着がわいてき