小路幸也のレビュー一覧
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ネタバレ大好きな小路幸也さんの連作短編♫
【戌の日に】
おばあちゃんモノと父子モノ、老いたペットモノには弱いんだよな・・。
↑の3つが全部揃ったとあっちゃあ、涙ぐまずにゃ読まれないっ。
【お稲荷さんをよろしく】
お話の構造は1本目とほぼ同じ。
女の子2人が出てきてくつろぎ始めたあたりからオチは浮かんできたものの、、、、こういう“お約束”な展開って素敵だな、と。
皆が「待ってました」となるワンパターンって、大切よね。黄門さまの印籠しかり、金さんの桜吹雪しかり。クリリンの「悟空〜、早く来てくれぇ」しかり。
【天狗さまのもとに】
同じ構造の作品が2つ続き、こういう“心地よいワンパターン”でこの連作短編集 -
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夏秋冬春で進む5巻目。
相変わらず退屈させず成長も感じる物語で読み応えがありました。
【夏】
・化け本騒ぎ
「狐陰の葉」という言葉を調べても見つからなかったのだけど造語?
・すずみの弟の恋愛事情
【秋】
・「捨て猫・捨て犬本」「カヨの恋愛事情と将来」
成長を感じてLOVEだねぇと思う。
・東京バンドワゴンを嗅ぎ回る記者
周りの人が自然と手を貸してくれるというのは素晴らしい。
【冬】
・紺の恩師
紺が大学を辞めた事情が明かされる話。
・我南人の病気
ショックでした
【春】
・研人の卒業式
参加した人は忘れられない卒業式になるだろうな。
というかライブのあとは予定通りに進行したんだろ -
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今回のお話の舞台は、三丁目にある〈喫茶ナイト〉
ナイトと言っても〈夜〉という意味の〈NIGHT〉ではなく、〈騎士〉の方の〈KNIGHT〉らしい。
深夜営業のお店〈喫茶ナイト〉には、DVDやVHSが棚いっぱいに置いてあって、時折出てくる映画のタイトルが、物語を先へ先へとつなぐ役割を果たしているようです。
今僕(堂本望)は、独特の渋い雰囲気の仁太叔父さんと2人で暮らしていて、店に訪れた人たちの、夜にならないと話せないような悩み事を、仁太叔父さんが見事に解決していきます。
前回にも登場したおなじみの商店街の人たちの協力もあって、次々と悩みは解決されるけれど、みんながいい人だから、何もかもを徹底的 -
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ネタバレ過去(1968年)と現在(2006年)を眠る度に行ったり来たりしている、小学校の同級生(かつ現在の同僚)充と武の物語。
最後どうなるんだろう、とハラハラしながら読んだ。二人がバラバラの時代に帰るのは予想外だったけど、現代で理事長の不正が無かったことになったり三億円が木の下に無いことになるのはなんでだろう…里美も転校せず病気も無かったことに?なっているのは、二人が過去の出来事に干渉したせいで影響が出たということかな。
それにしても武は都合の悪い事が全てなくなって帰ってきただけで、過去に囚われた格好の充に比べると、良い思いしかしてないのでは?と思ってしまう。
充も再び過去に飛ばされて取り残され -
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ある日、みんなの顔がのっぺらぼうに見えるという信じられないような少年とその少年の住む町で起きる事件を回想して綴られている作品。
昭和30年代頃の時代設定となっており、どこかノスタルジックな雰囲気を感じ取ることができるストーリや描写であった。
メフィスト賞受賞作品はほとんど読んだことがないのだが、噂通り普通じゃない作品だった。ホラー要素もありつつ、ミステリー要素もある、ジャンル分けが難しい作品だと感じた。20年間会っていない兄と再開した時にあんなに冷静にいられるのだろうか。20年も会っていなかったら、意外と冷静になれるものなのか。
最初の語り手の息子である人がのっぺらぼうに見えるという病?特性を -
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なにこの読みながら「優しい語り」が沁みてくる雰囲気は‥。って、当たり前か‥語り部が死んだばあちゃん! もう、これだけで引き込まれます。
舞台は下町で築70年の日本家屋の古本屋<東京バンドワゴン>(カフェ併設)、堀田家は8人の大家族‥、なるほど賑やかで温かそう。本シリーズが第19作(2024現在)まで続き、いかに愛されている作品なのかの証左ですね。
全てを俯瞰したばあちゃんの眼差しは、情景を見渡せる"神の視点"です。時に手厳しくも贔屓目で愛があり、半ば諦めながらも、個性豊かな堀田家面々の行く末を優しく見守っています。このばあちゃんの語りを、ずーっと聴いていたくなりま