小路幸也のレビュー一覧

  • 花咲小路一丁目の刑事

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    「淳ちゃん、ご飯よ」
    非番の日はいつもばあちゃんのその言葉で起こされる今回の主人公「赤坂淳刑事」
    じいちゃんが作ってくれる美味しい朝ごはんを食べていると「今日は何か予定があるの?」とばあちゃんが尋ねる。これが、何かお願い事がある合図だ。

    非番の日は、商店街で起きる不思議な出来事の相談を受け、紐解いていく。
    事件でもない出来事を紐解くには、相談できる相手が必要で、ここに「花咲小路四丁目の聖人」で出てきた北斗くんや克己くん、奈緒ちゃんに亜弥ちゃん。そして、セイサンが登場する。

    1つ1つの出来事は大事件ではなく小さな不思議や疑問なのだけど、紐解かれた答えには優しさや想いが強く描かれていた。

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    2024年11月17日
  • 娘の結婚

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    久しぶりの小路幸也。そして久しぶりの完読。
    サクッと読めるけれど、小さなミステリーと大きな感動の家族小説。
    監察医朝顔のイメージで読んでしまって、この父親像は時任三郎とあの監察医朝顔の家のイメージになってしまった。もちろん娘は上野樹里で。
    ちょっと小津安二郎映画感の漂う昭和の残る家の雰囲気の、、、そんな情景の漂う小説でした。
    そして最後の父親のセリフがとてもよかった。家族になるとは?ということを考えさせられる小説。

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    2024年11月14日
  • 花咲小路一丁目の髪結いの亭主

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    今回の語り手は、奥さんのミミ子さんが一人で切り盛りしている〈バーバーひしおか〉で、住み込みで働いているせいらちゃん。

    ふだんのんびりしている旦那さんの朱雀凌次郎さんには、実は美術界でも認められている鑑定士の才能があるのです。
    愛想がよくてお喋り好きな旦那さんから語られる、美術品や骨董品にまつわるお話が興味深くて、一気に読めちゃいました。
    この〈花咲小路商店街〉は、見た目も中身もほんとににユニークな人たちばかりが揃っていて、彼らの裏の顔を知るたびに楽しさがどんどん増していきます。

    海外から突然帰ってきた一人息子の桔平さんがまた個性あふれる魅力的な青年で、〈バーバーひしおか〉の後継ぎを期待され

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    2024年11月08日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    東京バンドワゴンシリーズも19作目。ここまでくると「マンネリ」も芸の域。古き良きテレビドラマに敬意を捧げるというシリーズのテーマに沿って、良くここまで物語を、しおして堀田家を育て上げてきたもんだなぁと、読者としても感動する。

    ってなことを書くのは、やっぱり花陽ちゃんの結婚という本作のメインイベントがあるから。3世代同居の上に親戚縁者一同が共に生活する大家族という素敵なファンタジーが、また一つ広がって良き良き。

    まさかと思う我南人のフラグ的発言は気になるが…それでもまだ続いてほしいよなぁ、このシリーズ。

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    2024年11月07日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    シリーズ5作目。

    入眠剤代わりの読書に最適なシリーズ。

    こんな古本屋とカフェが近くにあったら行ってみたい。

    1、2作目を読んだのがだいぶ前だったので思い出すためにドラマを観たら、読みながら俳優の顔が思い浮かぶようになってしまいちょっと後悔。ドラマはドラマでよかったし、配役も悪くないけれど、ぼんやりとした自分の中のキャライメージが変わってしまった気がします。

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    2024年11月04日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    「東京バンドワゴン」シリーズ第3弾。

    1,2を読んだのが1年以上で3を読んだかよく分からず4を先に読み、5を少し読み始めたところで3を読んでいないことに気づき3を読みました。4は番外編だったのでそんなに問題なく、4の登場人物が3にも出てきたので、それはそれで悪くなかったです。

    読書は基本睡眠導入剤代わり寝る前にしていて、この本シリーズは寝る前に読むにはちょうどいい感じ。続も楽しみです。

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    2024年10月22日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    ずっと読み続けたいシリーズ。
    憧れてしまう個性的で才能豊かで愛情深いファミリー。優しく移ろう季節、年月。心があったまる。

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    2024年10月15日
  • マンション フォンティーヌ

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    初めての小路作品。書き方の癖に若干引っ掛かるものの、すらすら読めて面白かった。
    出来過ぎなくらい人々の生活が交差して偶然が重なっていく話が好きなので満足。もう少し倫子さん目線の話も欲しかった。
    やさしい人しか住めないマンションフォンティーヌ、わたしもリアーヌさんのお部屋にお呼ばれして紅茶を飲んだりしたいな。嶌谷さんみたいな管理人さんがいたら女性の一人暮らしもさぞ安心だろうなぁ。

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    2024年10月13日
  • すべての神様の十月(二)

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    どれも良かったけど…
    ◎戌の日に
    ◎お稲荷さんをよろしく
    ◎天狗さまのもとに
    ◎死神に恋
    ◎落とした物を探しています
    ◎引きこもりにおじさん

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    2024年10月13日
  • マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズ第4弾。

    1-3は1年以上前に読んだので、若干忘れてしまっていたが、このお話は番外編で、サチの若い頃の話だったので、忘れていても問題はなかった。

    相変わらず、登場人物は美男次が多く、日本のドラマのような設定だが、そう言うものと思って読めばとても面白い。勘一がカッコ良すぎ。

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    2024年10月07日
  • 花咲小路三丁目北角のすばるちゃん

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    高校を卒業して、じいちゃんの残してくれた駐車場〈カーポート・ウィート〉の若社長になったすばるちゃんは、かわいい顔をした小柄な男の子。
    天涯孤独の身となったすばるちゃんは、看板代わりの赤いシトロエンのバンで寝泊まりしています。
    実はこのシトロエンには、ある秘密があるのですが…。

    駐車場にやってくる色々な種類の車とともに思わぬ事件が発生して、すばるちゃんが個性豊かな〈花咲小路商店街〉の人たちと一緒に解決していきます。

    人にはいろいろな人生があって、実は知らず知らずのうちに誰かに見守られていて、ひとりぼっちなんかじゃないんだよって教えてくれる、とても心温まるお話です。
    〈花咲小路商店街〉の人たち

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    2024年10月05日
  • ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴン 12冊目

    本を読むゆとりが無さすぎて本棚に眠っていた1冊。
    買ってあっただけでもあの時の私偉かった。
    亡きお母さんの秋実さんではなく 可愛い秋実ちゃんだったのが愛おしかった。
    登場人物が少なめなのが新鮮でした。

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    2024年09月29日
  • 夏服を着た恋人たち マイ・ディア・ポリスマン

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    ネタバレ

    ヒロインの特殊技能は要らなかった気がする
    お気に入りのシリーズ3巻、此処まで狭い範
    囲の登場人物を何回も有効活用するとは中々
    手練れの作者である
    ここまでの登場人物は全員幸せになっている

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    2024年09月29日
  • 春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマン

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    ネタバレ

    2作目、この作品は登場人物のキャラがたち
    行動もメリハリ効いており、主役カップルの
    出番が少ないぐらいなのに物語が躍動的なの
    で気にならない、特に今回はシリーズ最大の
    謎にしそうな大きなネタを惜しみなくだして
    巨悪への対応が公表というか漫画にして創作
    として世間知らしめるという謎解決方法w
    (もちろん、データ・紙での証拠はある)
    テンポが良い作品です

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    2024年09月29日
  • マンション フォンティーヌ

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    ネタバレ

    温かくていい人ばかりの大家さん、住人、そして管理人さん。不動産屋の野木さんが嶌谷さんを知っていた過去のことが印象深い。そして、兄妹の再会も心から嬉しくなった。こういうところに私も住んでみたい。

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    2024年09月28日
  • すべての神様の十月

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    優しい神様達の話
    こういう話の展開になるのかと、興味深く読めた
    いろんな神様が、それぞれに魅力的で
    最後に、また死神が出てきたのも面白かった

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    2024年09月19日
  • マンション フォンティーヌ

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    パリのアパルトマンを思わせる「マンションフォンティーヌ」
    部屋の造りも住んでいる人たちもとてもいい。
    こんなお部屋があったら住んでみたい。

    小説家の羽見さんの2作目も読んでみたいし、管理人の嶌谷さんの今後も気になる。
    ここに住む人たちそれぞれの物語を描いてほしい。(1冊で1人)
    そして、また「マンションフォンティーヌ」として1冊にまとめてもらえないかなぁ〜。

    いろいろ事情がある人たちだから、それぞれの痛みもわかる。
    心が温まるお話でした。

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    2024年09月19日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    もうシリーズ19作目。こんなに続いてたんだ。いつもながらのサチさんの優しい語り始め、そして研人くんと花陽ちゃんがすっかり大人になって…目線が完全に親戚かご近所さんになる。あ、でも堀田家に関わるには何か一芸秀でるものがないとだな…などと下らない事を考えてしまう。今作、今までで一番サチさんの言葉が沁みた。そして泣けた。なんだかもしかしたらラストが近い予感もしてしまうのだけれど、どうか勘一さんに元気で長生きして頂いて、もっと先を読みたいと切に願います。

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    2024年09月18日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    古き良き東京の下町に住む家族のお話。
    シリーズ通してビートルズの楽曲がタイトルになっているけれど、今作は"キャント・バイ・ミー・ラブ"
    シリーズを経るごとにご縁も増えてどんどん堀田家に縁のある人達が増えていって、どんどん"LOVE"が大きく広くなっていくなあ…来年の第20弾は番外編なのでタイトルはビートルズじゃないはずだけど、何になるんだろうなあ…

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    2024年09月15日
  • シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズ2

    4世代が一緒に暮らす堀田家
    毎日毎日が賑やかで不思議でいっぱい。

    新しい家族も増えてますます絶好調
    「LOVEだねぇ~」がすべて!

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    2024年09月01日