小路幸也のレビュー一覧

  • 明日は結婚式

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    ひとりの女性が結婚を迎えようとしている。
    その家族の気持ちとその関係を
    メチャほろっとする語り口で綴ってくれた1冊
    ひととひととの繋がり
    大切にしないといけない

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    2022年05月01日
  • うたうひと

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    短編集の最初 クランプトンの涙で掴まれた。
    後から考えるとオーソドックスな手法なんだが
    音痴せ歌うことが苦手な僕でも楽しめる
    うたうひとだった。

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    2022年04月25日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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    今回もあったかくて面白かったー!
    6作読んできて今作で新しさを感じたのは、堀田家が留守の間に堀田家以外のメンバーが東京バンドワゴンに集まり店を守る場面。
    古本愛だけでなく堀田家の人間味をも愛している外の人間たちが何を想っているのかを語り合うシーンが素敵だった。

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    2022年04月20日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    <東京バンドワゴン>シリーズ3作目。
    4世代同居の下町での日常は、やっぱり人との距離が近くて、温かい。赤ちゃんも生まれて、はいはいをするまでになった。ちょうど春にずり這いを始めたうちの子と同じ成長っぷりだったのに、本作では夏を迎えてもう追い抜かされてしまった。

    季節が移りゆく中で、人が成長し、いろんなことが変化していく。一方で、「変わらない」ということは難しいながらも、変わらないものも確かにあって、その尊さを改めて感じたりもしました。

    家族みんなで食卓を囲んでの朝食。いつもは和食ですが、今回は洋食もあって、それがまた美味しそうで。
    「厚切りトーストに、ベーコンととうもろこしをバターで炒めた

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    2022年04月19日
  • 三兄弟の僕らは

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    自分の子供もこの本に出てくる三兄弟のような寛大な子になって欲しいと思いました。
    家族の中でも知らないことはもちろんあって、それを全部知ろうとしなくてもいい、あって当たり前なのだと思わせてくれる温かい小説でした。

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    2022年04月19日
  • すべての神様の十月(二)

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    神が集いし神無月。人と共に過ごし見守り、ほんの少し関わる出来事。
    ほっこりしたい時に傍らにあるべき本。
    いい本でした。

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    2022年04月16日
  • アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン

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    ネタバレ

    別れがたくさんある1冊だった。
    ボンさんとの別れ。
    かずみちゃんとの別れ。
    これまで、堀田家の歴史を共に見てきたからこそ、その別れは切なく辛い。
    年数を重ねて、新たに仲間になる人もたくさんいるけど、こうやって別れなければいけない時もくるんだな…。切ないな…。

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    2022年04月04日
  • シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

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    冬から秋にかけて、心が温かくなる物語は続いていきます。
    登場人物も多い分、日々いろんなことが起こります。
    サザエさんのようにその日常を描くだけでも読ませる物語になりそうだけれど、本書の素敵なところはきちんと時間が流れているところ。
    家族が増えてく、恋愛が発展していく、過去が明かされていく。
    時間が流れることはいいことばかりじゃないけれど、だからこそ大切な日々の営みに目を向けることができてより愛おしくなります。

    騒がしい朝の食卓でこっそり見られる勘一の素っ頓狂なチョイスも、読み進めていくうちに楽しみになってきました。胡麻豆腐にお酢、コーンスープに七味、次はどんな組み合わせを…と気にならずにはい

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    2022年03月30日
  • すべての神様の十月(二)

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    死神、九十九神、福の神…八百万の神と人間の心温まる交流を描いた連作短篇集。「天狗さまのもとに」「死神に恋」「眠れぬ夜の神様」など、全10篇を収録する。『文蔵』連載を改題、加筆修正し文庫化。

    物語としてのんびり読むにいい。

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    2022年03月28日
  • ホームタウン

    匿名

    購入済み

    壮絶な過去を持つ兄妹。

    兄は百貨店の内部監査のようなの仕事をしており、特殊なスキルと人脈を持っていたり、かつて仕事の延長線で知り合ったとある家族と同居していたり、不思議な設定だなーと思っていたら、急にミステリーでした。
    妹から結婚するという手紙が届き、お互い幸せになっていくのかと思いきや、妹と婚約者が失踪していしまいます。

    兄のスキルや人脈をフルに生かし、どんどん謎を解いていきます。
    適材適所に人情に厚く助けてくれる人がいて、ほろりとしたり、それでもスピード感があって一気に読んでしまいました。

    #ドキドキハラハラ #アツい

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    2022年03月25日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

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     『東京バンドワゴン』シリーズ番外編。江戸時代の北町奉行所同心・堀田州次郎と、彼を補佐する役回りを担うことになる少女・るうの活躍を描く。

          * * * * *

     まさかの時代小説。しかもサイキック!? という意表をつく設定。ワクワクしながら読み進めます。
     テンポよく運ぶ展開。やや現代調の歯切れのよい文体。まるで佐藤雅美氏の作品を読むようでした。

     主人公の1人が州次郎。養子として堀田家を継ぐため、彼が後の堀田家の源流となるのでしょう。長身で見目麗しい容貌を持ち、しかも腕も立つというところなどは、青と勘一を足したようだと思いました。

     気になることが2つあります。

     1つが

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    2022年03月12日
  • エール!(1)

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    どの短編も迷い悩みながらちゃんと自分の仕事に向き合ってる人が主人公で、読んでてとても羨ましく思った。こんな頑張って働いてたなぁとはるか昔を思い出して、なのにこんななってもたなぁと今の自分を儚んでしまう。

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    2022年03月02日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    今回も温かかったな〜
    だんだん研人や花陽が成長していって寂しさのようなものも感じるけど、でも2人が大人になっていく姿を見れるのもまた楽しくて、これからも楽しみ。

    前々の作品からするとストーリーの事件性は減ってきている気がするけど、それはそれで堀田家の日常を覗かせてもらっているようで楽しい。

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    2022年02月28日
  • 花咲小路三丁目のナイト

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    シリーズ4冊目。

    僕はどうしても、受け入れることができず、会社を辞めて、花咲小路商店街の叔父の店に居候する。

    人には言えない秘密の相談事を聞く、夜だけ開いている、喫茶店ナイト。
    日常の様々なトラブルから始まり、最後は淳ちゃん刑事とミケさん、食事処あかさかの今後、僕自身や仁太叔父さん自身の生き方、すべて引っくるめて上手くおさめてしまった。
    何となくこのままセイさんのことが暗黙の了解になっていくのだろうか?

    シリーズの今後がどうなるのか、気になる。

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    2022年02月18日
  • 東京カウガール(PHP文芸文庫)

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    衝撃的な冒頭シーンから始まる、確かに小路さんには珍しいタイプの作品でした。
    主人公の一人称で展開する構成ながら、周りの登場人物がとても魅力的で、名脇役で固めた映画のようです。
    続編を読みたくなりますが、奈子さんの動機が個人的なことだから許容できるので、これ以上の展開は難しいだろうな。

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    2022年02月18日
  • 花咲小路四丁目の聖人

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    再読。伝説の大泥棒saintとそこに住む商店街の人達のほんわかミステリー。もう忘れていた部分もありつつ、テンポよく読めて楽しめました。最後はやっぱりいいねぇ。
    #再読
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2022年02月17日
  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    今回は2丁目にある花屋にらやまが舞台。

    主人公のめいは、高校でいじめにあい、学校を辞めて働くことにした。大好きな花を扱うお店で。
    従姉妹が営む花屋にらやまへ下宿して働く。
    店主である花乃子さんの瞳には、花を依頼された時に何か感じることがあると、ガーベラの花が咲くことにめいは気づく。

    前作に登場したミケさんの仕事ぶりがよくわかる。花乃子さんとめいちゃんも合わせて3人が花に託された思いを解きほぐしていく。女性陣の活躍する回は珍しいかも。読んでいて楽しい。

    もちろん、セイさんも健在です。

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    2022年02月10日
  • 花咲小路一丁目の髪結いの亭主

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    今回は花咲小路商店街のバーバーひしおかがメインのお話です。お話の中心に来るのは髪結いの亭主である凌次郎ですが、語り部でもあるせいらちゃんも只ものじゃないですね。
    今回はセイさんも登場して結構大きなお話になります。このスケールのお話が商店街の中でクローズしてるのがすごいですよねぇ。

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    2022年02月06日
  • 花咲小路一丁目の刑事

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    シリーズ2巻。
    今度は、商店街の1丁目にある食事処あかさか、のお孫さん、赤坂淳さんが主人公。
    刑事である淳さんは、非番の日に、おばあちゃんからの商店街の相談事を解決することに。

    前作のセイさんや北斗くんたちに、ミケさんなど新しいキャラクターも加わり、商店街はますます賑やかに。この商店街、楽しそうな雰囲気が伝わってくる。

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    2022年02月02日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

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    小路さんの、まさかの時代小説にして、SFファンタジー、そして、東京バンドワゴンの起源?! 江戸時代、「隠れ」と呼ばれる能力を持つ者たち。「隠れ」は決まった能力ではなく、様々なバリエーションがある。それは超能力と言い換えてよいのか、恩田陸さんの「常野物語」シリーズを思起させる。そして、今、「隠れ」同士の戦いが始まる・・・。これのどこが「東京バンドワゴン零」なのか。堀田という名字の同心が出てきて、これが堀田家の先祖なのだろうが、そこからどう今の堀田家に繋がるのか、まだ分からないまま。このスピンオフはまだ続く?

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    2022年01月23日