小路幸也のレビュー一覧

  • ビタースイートワルツ Bittersweet Waltz

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    ネタバレ

    ダイシリーズの3作目。作品に寄って時間軸が行ったり来たりする展開が良いなぁ。次々と矢継ぎ早に事件に巻き込まれていくシリーズも良いが、「あれがこうつながって、未来のあの展開になっていくのかぁ」みたいな感じ方をするのが楽しい。1作目モーニングをさっくり読み直したくなった。

    登場人物はみなそれぞれ個性的でオモロいキャラクターで良い、特に気になったのが橋爪さん。彼は前作でとんでもない罪を背負っていて、その罪を償うためにすごい覚悟を持って生きている。
    ある登場人物曰く「楽に楽しく生きていければ良いという本来の自分を、意志の力で封じ込めて今の贖罪人生を送っている」人なのだ。

    橋爪さんのようなエゲつない

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    2021年06月15日
  • ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン

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    シリーズ12作目。3作ごとに番外編が挟まれていて、本作も番外編。
    今まで多くのことが語られていなかった、我南人の妻・秋実についてよく分かるようになっている。我南人との出会いから、その間の出来事、結婚することになるまで。破天荒な我南人らしく、全てが突然で劇的な展開だった。
    堀田家がまだ大家族になる前の話で、生身のサチが出てくるのも新鮮だった(笑)そしてサチが「LOVE TIMER」のマネージャーだったのは知らなかった。

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    2021年06月04日
  • あの日に帰りたい 駐在日記

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    花さんの話し言葉で進むストーリーは小路幸也さんの特徴。昭和のストーリーでも令和の田舎感覚で読めてしまうから時代錯誤してしまうトラップも。周平さんの優しさと厳しさがあったかい。次号も楽しみだ。

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    2021年06月02日
  • 駐在日記

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    東京バンドワゴン著者ならではの語り口調。夫婦の日記からくりだす珍事件の数々。警官と外科医ペアてどんなの?昭和女医てツンツンしてて夫婦としてなりたつの?と思ってましたが先入観でした。ふたりは素敵な夫婦です。次も一気読みしそう(笑)

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    2021年05月29日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    ある日突然妻が猫になっていたΦωΦ

    人に厄災をもたらすモノを祓う一族の話
    妻が猫になってもああそうかと受け入れる和弥や周りの人達
    曖昧模糊としたモノで多分そうかな?と推測するのも楽しい
    こういうのも好き(*´꒳`*)
    静かでゆったりとして暖かい雰囲気の話でした

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    2021年05月27日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    シリーズ11作目。花陽が高3、研人が高1の一年間。花陽の受験で話が終わるかと思いきや、そこまで行かずにその直前で終わってしまった(T . T)受験の結果、気になる。。
    最終章で、勘一が花陽に「死ぬも生きるもその人のもの。他の誰にも、それは決められない。覚悟を決めた人の周りのものに出来ることは、どんなに悲しくても苦しくても、その人が笑ってるのなら最期まで一緒に付き合って笑ってやること」というようなことを言っていたのがとても印象的。
    解説の山ノ上さんも書いてらしたけど、私も花陽と藤島さんは最終的に結ばれるのでは…?と思っていたので、そこは違いそうで少し残念。今は麟太郎さんが怪しい。

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    2021年05月15日
  • ビタースイートワルツ Bittersweet Waltz

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    こんなに各巻の年月が離れているシリーズものは珍しいな。
    一足飛びに成長していく登場人物たちと、それでも変わらない関係性が素敵です。
    事件を追いかける流れが素人には無理だろうというレベルなのはお愛嬌です。

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    2021年05月15日
  • アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン

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    今回は嬉しい話より、悲しい話が上回っているような…(T-T)それでも、堀田家の賑やかな朝食から始まり、サチさんとの会話で終わる安心感(^^)♪そして文庫化とともに出版される新作単行本に、まだまだ続いている(´▽`)という嬉しさ♪

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    2021年05月11日
  • フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン

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    主要メンバー11人による回顧集。読み続けてきて、もう少し知りたかった所を掘り下げてもらえて、とても嬉しった。堀田家への愛着が増し増しです。

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    2021年05月08日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    本の話だから、まあ予想がつくけど、と侮っていたら、結構いけた。凸凹はあるが。今まで読んだことのなかった作家のものが新鮮でよかった。この作家、読んでみようかという気にさせる。
    中田永一「メアリー・スーを殺して」この小説自体がメアリー・スーぽいがなあ。
    宮下奈都「旅立ちの日に」期待したけどねえ。手抜き。
    原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジェ」ピンと来ない。
    小手鞠るい「ページの角の折れた本」さすが元詩人だけあって、描写が美しい。物語もいい。
    朱野帰子「初めて本を作るあなたがすべきこと」察してちゃんの夫への対応に苦労する主人公が面白い。
    沢木まひろ「時田風音の受難」官能小説家と編集者との対峙に笑っ

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    2021年05月06日
  • 三兄弟の僕らは

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    ネタバレ

    ほのぼの家族と思いきや
    虐待や不倫が出てきてビックリ!
    でも、全然ドロドロしてなくて
    ハッピーエンドで終わって良かった。

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    2021年05月04日
  • 娘の結婚

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    妻をなくして娘と二人で生きてきたお父さん。
    娘から会ってほしい人がいると言われる。

    お父さんと娘の関係、お父さんの昔の彼女片岡さん、お父さんの親友柴山さん、みんな温かくてじーんときた。

    お父さんは自他共に認める苦虫を噛み潰したような顔らしいけど、読んでいて全然そんな感じがしなかった。ドラマでは中井貴一だったとのことで、綺麗すぎるけど合ってると思う。

    この本の表紙がとても好き。
    ちゃぶ台と畳というのがいい。

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    2021年04月10日
  • ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン

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    ふじしまん財閥…

    前の巻では、研人くんの受験残念で始まったから、次は花陽ちゃんの大学受験だなーと思っていたら、これから…というところで終わりましたね。藤島さんがまた金を出してくれる話でほんとに何者(笑)

    そして、研人くんはテレビでドーンと登場!

    かんなちゃん鈴花ちゃん含め、子どもたちの成長が凄い。楽しみです🔥

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    2021年03月23日
  • ヒア・カムズ・ザ・サン 東京バンドワゴン

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    お役所って、ねぇ~

    毎回、お家騒動とかスキャンダルとか、本気で物々しい事件が起きかけるけど、割とすんなり解決しちゃうのが凄いよね…きっと普通は、利益が絡んでしまって皆が身動き取れなくなってしまうような状況なんだろうけど、堀田家に関わる皆さんの無欲なこと、柔軟なこと。いつも助かりますね。

    そして、研人くんの受験は、そんな形に終わってしまったんだね💦からの、メリイちゃんにあの発言…それはダメだわ~。花陽ちゃん、怒鳴って正解!(笑)二人ともお幸せにね✨

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    2021年03月22日
  • オール・ユー・ニード・イズ・ラブ 東京バンドワゴン

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    研人くんの進路

    ほほぅ。なるほど言われてみれば、研人くんそんなこと言い出しそう…って思いました。それに対する、紺ちゃんの諭し方がなるほどー!でした!「みんながその決断に色々言いたいし、研人の話を聞きたい」「それを面倒臭がらずキチンと話して、考えて、それで決めたのなら父さんは何も言わない」とな。なるほどです!使えます!(笑)

    その割に、そんなに皆が色々言わなかったけど…マードックさんが、artistとして研人に向き合ったというのもなるほど。我南人さんの采配はやはりさすがですな。

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    2021年03月21日
  • 三兄弟の僕らは

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    出だし、予想外の展開。
    これはしんみりいくのかと思いきや、
    3人の兄弟がひょうひょうとし過ぎている。
    こんな良い子達、ありですか?

    しかも、話が進めば進むほど、問題噴出。
    どんだけいろいろあるの。
    でも、良い子だというだけで突き進む。ある意味、すごい。

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    2021年03月21日
  • フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン

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    短編集

    いつもはサチさん視点だけど、今回は色々な人が語り部になって、シリーズ本編からはこぼれてしまった豆話を紹介していく感じでした。

    語り部が代わると、地の文の口調もその人に合わせて代わるので、なんかこのシリーズらしいなーという印象でした。

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    2021年03月17日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    ふと…

    サチさんの語りで始まり、サチさんの語りで終わる本シリーズ。最後に、サチさんが勘一に語りかけているくだりを読んでいて、ふと「この話の主人公は、もしかして勘一じいちゃんなのかな?」と思いました。

    どのキャラクターも濃くて、関係はいつでも複雑で、それぞれが好きなように自由に動いていて…特に我南人さんがだいぶ良いとこ取りなので、主役のようにも見えるのですが…一番、やりたいように動いていて、この家族の中心になってるのは、やっぱり勘一さんなのかも、と。
    勘一&サチ夫婦が、家族を見守る話なのかな…と。

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    2021年03月15日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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    喪の仕事

    研人くんのケンカに、撮影騒動、幸子さんとの再会等、今回もまぁ色々ありましたが、最後の方でとうとう淑子さんが亡くなってしまいました(>_<)⤵️

    ちょうど折に、藤島さんのお姉さんに関わる皆さんが顔を合わせることになり、勘一は「喪の仕事」を勧めながら自分も淑子さんのことを決着つけようとします。

    人を亡くすというのは辛いけれど、それにキチンと切りをつけて、前を向くために「喪の仕事」が必要という話は、本当にその通りだなぁと思います。

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    2021年03月14日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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    久しぶりの東京バンドワゴン
    抜けていた 1冊をさかのぼる様に読み終えました。
    状況描写がよくて 物語が頭の中で映像化される様な感じ いつ読んでも楽しくで 一気に読み終えてしまいます。

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    2021年03月12日