小路幸也のレビュー一覧
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シリーズ八冊目は番外編。4冊に一回が番外編で、前回は、語り手であるサキさんと堀田勘一さんの戦争直後の出会いとその原因となった事件の展開が、当時の彼らを取り巻く人々とともに生き生きと描かれていたが、今回はどんな趣向なのか楽しみに読んだ。11作の小編で構成されているが、本編のようにサキさんが語るのではなく、本編の登場人物11人が、それぞれ本編では描かれていなかったエピソードを語るという形式で、とても面白く読ませてもらった。エピソードそのものが、今までの本編での展開を踏まえたものであったり、その背景であったり、なるほどそうだったのかと思わせるもので、シリーズ愛読者にとっては、珠玉の作品群だった。
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Posted by ブクログ
安定・安心の作者買い♪
後半がちょっぴり駆け足過ぎた気がするのが、やや残念かな・・・
(美咲ちゃんの事情の解決やら)
(じいさんの事情の解決やら)
(カウハウスプロジェクトの立ち上げやら)
(主人公の過去の"オイタ"の説明やら)
それが大きな瑕疵とはならない位に、素敵なプロットで描かれたハートフルストーリー。
★4つ、7ポイント半。
2020.11.22.古。
※小路さんのお話は、相変わらず食卓の描写がいい感じ過ぎて、自分もそこに加わって朝食を食べたくなってしまう。
※↑で書いた部分を補いつつ、あと120ページ分ぐらい厚く書かれていたなら、評価は「★4つ9ポイント -
Posted by ブクログ
きゅーちゃんからもらった最後の本!!!
これ、読み終わってたのかなー?多分読み終わってるとは思うけど?新刊で買ってたはずだし!
今回も面白かったよー!!!!きゅーちゃん!笑笑
まだまだ続編が出てそうな感じ。秋美さんが亡くなった理由も知りたいところだしなぁ。ガナトと池沢さんの出会いも知りたいよなぁ。笑笑
まだまだ気になる堀田家の謎!!!!
これからも読み続けようと思います!!!!!
きゅーちゃん一押しだった本。生きてるうちに話したかったなぁ。感想とか、今後の展開とか。
堀田サチのようにその辺にいられても困るけど、本の感想言い合いたかったなぁとつくづく思う私でした。
きゅーちゃん、 -
Posted by ブクログ
面白くさらっと読めてよかった。
探偵もの、ハードボイルド気取りだけど気障すぎず。あと男はつらいよ、が好きだったのでその感じも良く。でもそこを押しすぎない、実はふつうにも話せるという、外国人過ぎない感じも良く。
ちょっとした非日常感の出し方がうまい人。かといってあんまり奇をてらい過ぎない、丁寧な筆がいい。
耳がいい、という能力にも何か起こりそうでわくわくした。伏線とそうでないものの組み合わせがいいよなぁと思う。事件もそこまでこわくなくて、さらっとつながって読みやすい。この著者は2作目だが、あったかい感じがして安心して読める人だなと思う。児童書向きというかティーンズ向きの作品も上手いんじゃないか