あらすじ
彼女を知りたい。できるなら、救いたい――。『東京バンドワゴン』の著者が描く、もうひとつの東京物語。夜の街に頻発する、「半グレ集団」をターゲットにした謎の連続暴行事件。カメラマン志望の大学生・木下英志は偶然その現場に居合わせ、反射的に動画を撮影してしまう。そこには圧倒的な強さで、屈強な男たちを叩きのめす一人の美しい女性が映っていた。後日改めて動画を見た英志は、その女性に見覚えがあることに気が付く。彼女は一体何者なのか。そしてその目的を知った英志の決断とは――。著者新境地の青春ミステリ。
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Posted by ブクログ
CH(シティーハンター)2 エンジェルハートのシヤンイン(香宝)のような女傑が半グレを成敗していく。祖父がフランス傭兵上がりとか類似を感じた。
女性はなぜ戦う?? 小路作品は悪人がいなく、周りの人がそれぞれの立場から助けていく。安心して読める。
Posted by ブクログ
衝撃的な冒頭シーンから始まる、確かに小路さんには珍しいタイプの作品でした。
主人公の一人称で展開する構成ながら、周りの登場人物がとても魅力的で、名脇役で固めた映画のようです。
続編を読みたくなりますが、奈子さんの動機が個人的なことだから許容できるので、これ以上の展開は難しいだろうな。
Posted by ブクログ
小路幸也の東京カウガールを読みました。
主人公の英志はカメラマン志望の大学生です。
英志が夜の公園で映像を撮っているときに、偶然チンピラを再起不能にたたきのめしている美しい女性を撮ってしまいます。
そして、英志はその女性に見覚えがあることに気づきます。
その女性と接触した英志は裏社会につてのある叔父やその友人と一緒に女性の目的はなんなのか、を探っていきます。
そして、その女性を助けたいと動き出します。
読み終えたときに設定に無理があるなあとは思いましたが、物語としては面白く読みました。