小路幸也のレビュー一覧

  • すべての神様の十月

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    神は神でも、神無月の出雲神在祭に参加されない種類の神々のお話。神在祭に参加する神様の系統は決まっていて神社に祀られている神様だからと全ての神様が神在祭に参加されるわけではない…という豆知識を前提に…人間的な感覚だと作中に出てくる九十九神とか道祖神とか山の神様は置いておいたとしても死神、疫病神、貧乏神などはよくないものだという認識があるけれど…そう言われてみれば彼らもまた"神様"であり、決して人間を不幸にさせたいわけではないんだよなあ…と。改めて、人や物を大切にすること、そして他人だけではなくて自分のことも大切にして生きなきゃなと思わされた。
    個人的には疫病神のお話と九十九神

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    2024年05月10日
  • すべての神様の十月(二)

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    短編でサクサク読めてニンマリできる。
    八百万の神様がいる日本で、いろんな神様が登場し神様同士が関係があるって面白い。
    各エピソードの最後に神様サイドの視点で話が続くが、神様も妙に人間臭くてじんわり来る。
    イケメンの死神様、お迎え前にあってみたい。先入観ぶち破りの貧乏神様、福の神様、もしかしたら出会ってるのかもしれないとふと思う。
    付喪神も神様?物を大切に使うと神が宿るというが、そこまで愛用した品って無いからお会い出来そうもない。

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    2024年05月10日
  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    〈花咲小路商店街〉シリーズ第三弾。
    今回の語り手は、〈花の店にらやま〉というお花屋さんを営んでいる花乃子さんの、12歳年下のいとこ井筒めいちゃん。
    高校でいじめに遭っためいちゃんは、学校を辞めて〈花の店にらやま〉で住み込みで働くことに。

    美人で優しい花乃子さんにはちょっと不思議なチカラがあって、柾さんと柊さんという双子の弟と一緒に花屋の仕事を手伝いながら、めいちゃんはこの〈花咲小路商店街〉にどんどん馴染んでいきます。

    あちらこちらに恋の花が見え隠れしていて、花言葉もたくさんちりばめられてとても神秘的な雰囲気も。

    前作にも出てきたミケさんは、花乃子さんの親友で、花乃子さん、ミケさんに加わっ

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    2024年05月06日
  • すべての神様の十月(三)

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    神様いっぱい出てきた。出過ぎて覚えとらん、あれっこんな感じだったかな、んで思ったのと違う 1の最初に死神さん出てきたのは覚えとる。んー感想なっとらんけど、小松さんの話が良いかと。東京バンドワゴンが4月なのでこれから買って読むのが楽しみって事

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    2024年05月02日
  • すべての神様の十月(二)

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    1巻読んでから面白くて2、3巻即買いました
    一見前後の話がバラバラしていて関係ない話のようだけど少しずつ繋がっているところがすごく好みでした。
    とは言え短編集なのでお風呂で読むのに丁度よかったです。
    神様系のお話も大好きで全話ほっこりできる内容でとても癒されました。

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    2024年05月02日
  • 〈銀の鰊亭(にしんてい)〉の御挨拶

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    銀の鰊亭 という老舗料亭旅館が火災に遭う。記憶喪失の叔母さん、27歳。ぼく、光。の周りで起きた事件と日常生活。ほんわかした気分と、事件の真相に近づく2人の距離感が素敵でした。次作もあるらしい。

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    2024年04月16日
  • ロング・ロング・ホリディ

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    素直に面白かった。味のあるいいメンバーたちと心を合わせて働くのは楽しいだろうな!こういう仲間は本当に宝だと思う。小路幸也さんの作品を読むと元気が出る。さあ、明日からまた仕事頑張ろう‼️

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    2024年04月14日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    そろそろ、登場人物が多すぎて、わからなくなりつつありますが(特にミュージシャンの方々)、今作から間取り図が登場して、まだまだ読み続けたいシリーズです。

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    2024年04月14日
  • オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

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    今回も安定の面白さ。
    あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ
    という、毎回のフレーズ、だけど、これだけで懐かしくなります。私も歳とったなあ

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    2024年04月11日
  • マンション フォンティーヌ

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    安定の程よく出来過ぎで安心して読めるエンタメ。
    登場人物の数とか、章の流れや展開もわかりやすくスーッと飲み込める。

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    2024年04月07日
  • オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン

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    毎回、安定の面白さ。
    我南人ファンの私には、今作はちょっと心配事もありましたが、このシリーズ読むとLOVEがすごいです。

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    2024年04月05日
  • 隠れの子 東京バンドワゴン零

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    意外にもと言っては失礼だけれど、おもしろかった。
    サブタイトル的に、『東京バンドワゴン零』とあるように、『東京バンドワゴン』シリーズと思って、読むタイミングを計っていたが。
    読み始めると、そのことはすっかり忘れていた。単純に時代小説としておもしろく、どうなるのか先が気になってしかたがなかった。
    やはり、登場人物が魅力的なのがよいし、ラストもよかった。

    少し前に、『東京バンドワゴン』シリーズの1作品を久々に読んだが、登場人物が多すぎて、慣れるのに苦労した。
    そういう意味でも、今回の作品は入りやすかった。
    ただ、語り手が章ごとに変わるので、ちょっととまどう。あれ、これ誰の視点?と。

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    2024年03月30日
  • マンション フォンティーヌ

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    パリのアパルトマンを模して作られた、マンションフォンティーヌは築六十年。
    大家さんはフランス人のリアーヌさん。その人生は、ワケありな住人たちの誰よりも波乱に満ちていた。
    だから、運命から逃れられず世間に背を向けたり、息をひそめながら生きるしかない良き人たちのために居場所を作りたいと思う。
    ドアがみんな中庭を向いていて、住人たちは仲が良い。
    新人小説家・羽見晃(はねみ あきら)の入居を皮切りに、各章をその住人や関係者が、自分を語り、他の人物との交流の中でその人を語り、と順番に紹介されていく。
    DV夫から逃げてきたシングルマザーの前に夫の影がチラつく事件が起きて緊張が走るけれど・・・

    ちょっと出

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    2024年03月26日
  • 国道食堂 2nd season

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    たくさんの登場人物がでて、時々分からなくなりそうでした。
    でも、彼らみんなが幸せになったお話しで、気持ちよく読むことができました。

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    2024年03月13日
  • 三兄弟の僕らは

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    交通事故で突然両親を亡くしてしまった、三兄弟の物語。
    ごく平凡な生活を送っていたのに、父も母もいない三人の暮らしが始まる。
    三人に寄り添ってくれた母方の祖母は、辛口だけれど素敵なおばあちゃん。
    母とは仲が悪かったみたいだけれど、何か「秘密」があるようです。
    さらには、おばあちゃんの夫、そして三兄弟の父親にもと、次々と驚くような「秘密」が明かされていきます。

    家族って、一緒に暮らしていても、実は知らないことだらけなんじゃないかな。
    三人はそれぞれ性格は違うけれど、とてもいい子に育っていて、読んでいて心が温まります。
    すべてを明らかにしなくても、円満に暮らせたら、黙って受け入れられたら、それで十

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    2024年03月03日
  • 明日は結婚式

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    優しい物語。
    それぞれが丁寧に生活を営んでいるからこそ結び付いた2人の結婚前日。
    周りのひとも丁寧で優しい。
    ほっとする本。

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    2024年03月02日
  • アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン

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    1巻からずっと追いかけているシリーズ。子どもらの成長が微笑ましい。サザエさんみたいに歳をとらない系になってしまうかと思いきや、ホントにみんな成長して。成長があれば悲しい別れもあるけれど生きてる。全てが愛しい。

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    2024年02月28日
  • シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

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    2作目だけど1作目から変わらない面白さ

    1作目の時から焦らされてたから藍子さんとマードックさんが結婚したのが嬉しい☺️
    お産でパトカーに病院まで送ってもらうのはさすが堀田家だなって思った笑

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    2024年02月24日
  • 花咲小路二丁目の寫眞館

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    久しぶりにセイさんががっつり出てくるお話です。
    もうこの商店街何が起こっても驚きませんが、今回はタイムトラベル。4丁目アーケード火災の原因にまつわるあれこれがメインです。タイムトラベルものはともすると矛盾だとかいろいろ出てしまうものですが、本作は非常によくプロットが練られていますね。重さんと樹里さんもいずれ結婚するかもですね。

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    2024年02月19日
  • マンション フォンティーヌ

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    いやぁ、良かった。
    設定からしてとても好きだったけど、それぞれの短編が全体に繋がっているようで自分もその中で過ごしているかのような感覚になった。
    こんなマンション、一人暮らしの時に住んでみたかったなぁ。
    共用の門を入れば、住人たちのみの共用スペースで、さらにそこからそれぞれの部屋はしっかりある。
    シェアハウスのようで、シェアハウスよりももっとパーソナルスペースが確立されていて、でも、隣人たちとの繋がりもあるってなんかいいなぁーと感じた。
    ラストにどんでん返しのヒヤリとしたものが巻き起こるんじゃないかと読み終えるまでずーっとドキドキしながら過ごせたのも、読み心地良い物語の中での心地よい緊張感のス

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    2024年02月18日