小路幸也のレビュー一覧

  • ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン

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    東京バンドワゴンシリーズ

    1作目では小学校5年生だった花陽もついに大学生
    研人は高校生ながらバンドで売れていて。
    藍子とマードックはイギリスへ

    このシリーズのいいところは、ちゃんと登場人物が成長しているところ。

    増えたり減ったりしながら
    堀田家は今日も大騒ぎ(笑)

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    2025年04月21日
  • バイト・クラブ

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    バイトしながら生計を立ててる高校生たちが周りの大人に助けられながら過ごしていく物語。高校生たちとその家族、バイト先の関係者が皆どこかで繋がってると言う非常に世の中の狭さを感じさせるが、夏夫の母の関係者が多過ぎて把握するのに時間がかかった。

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    2025年04月19日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    『東京バンドワゴン』の第三弾。
    登場人物相関図が前より立派になってる~。
    人が増えてきたもんね。
    かんなちゃんと鈴花ちゃんも産まれたし。
    サチさんの語り口は相変わらず優しくてあったかくて読みやすい。
    堀田家みんなの会話が飛び交う食卓も相変わらず。
    賑やかだし、食事もいつもとても美味しそう。

    さて、今作は秋の事件からスタート。
    ある朝、高価本の棚の本が並べ替えられていることにすずみが気付く。
    おまけに買い取った本から「ほったこん ひとごろし」と書かれた紙が見付かる。
    クレヨンで書かれた子供の字だという。
    「ほったこん」とは「堀田紺」のことだよねぇ。
    一体、何が起きてるのか??
    物騒な感じで始ま

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    2025年04月17日
  • スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

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    いつもの堀田家のほのぼのとした中でちょっとしたトラブルが発生。それを解決していく。平和に伏線回収。4.0

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    2025年04月14日
  • シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン

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    『東京バンドワゴン』の第二弾。

    今回の堀田家はクリスマスの朝からスタート。
    欅の一枚板の座卓に並ぶは、焼魚、だし巻き玉子、ワカメと胡瓜の酢の物、焼海苔、冷奴、おみおつけはお揚げに葱に薩摩芋に人参に玉葱と具沢山!
    ああ、本当に美味しそう!
    全員揃っての会話が乱れ飛んで、これまたいつも通り。
    そしてこの冬の騒動は。
    東京バンドワゴンに併設する藍子と亜美がきりもりしているカフェに、赤ちゃんを連れた若い女性が来店。
    ちょっと目を離した隙に女性が姿を消していた……え!捨て子!?
    どーする、堀田家!

    季節は移って春。
    堀田家に恋のつむじ風が吹く。
    藍子を慕うマードックさんにライバル出現!?

    夏は幽霊

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    2025年04月12日
  • マンション フォンティーヌ

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    こんなマンションに住んでみたい。
    人それぞれ、人生は様々だけれどそれを皆で乗り越える。
    終始温かい雰囲気に包まれた物語でした。
    具体的な描写もあり、自分が物語の中に入ってマンションの様子や部屋の間取り、内装などを想像しながら楽しく読ませていただきました。

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    2025年04月10日
  • 東京バンドワゴン

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    また良い作家さんに出会ってしまった。

    自分のジャケ買いの才能に脱帽だぜ。

    素敵な家族の心温まる物語。

    やっぱりねぇ、Loveがなくちゃねぇ。

    続編も期待大だぜ。金が無いぜ。

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    2025年04月06日
  • さくらの丘で

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    「さくら」の季節に因んで「さくら」が入った本を読んでみようと思いました。
    柔らかい語り口調が物語全体をゆったりと穏やかな雰囲気にさせ、さくらの季節にぴったりな感じがする。
    だけど、ちよっとミステリ要素もあって、「遺言書」と「謎の鍵」「秘密」を現代と戦後すぐの時代とで交互に語られ、「えー、ここでー!」ってところで視点が切り替わり、1つの謎が解けるとまた次の謎か生まれるからページをめくる手が止まらない。過去の物語は童話のようで、現代の物語はミステリも楽しめて違った面白味があって良かった。
    そして3人の祖母が素晴らしい。十代後半の頃、まだまだ大変な時代にもかかわらず、人を助け、思い遣り、秘密を守る強

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    2025年04月06日
  • 国道食堂 1st season

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    なんでも美味しい食堂
    そこに集う人々の
    色々な生活、人生を、少しのぞかせていただいた

    ほんのり、あたたかくなれる

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    2025年04月04日
  • 小説家の姉と

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    「姉の秘密」
    何か凄く気になる。しかも小説家の姉
    借金?ストーカー?男関係?いったいどんな秘密?
    姉の笑美から「一緒に住んでほしい」と頼まれた弟の朗人、何か変だ、何か隠し事をしているのではと思いつつも同居生活を始める。
    平穏な日常が続くなか幼馴染みの千葉と猫のケンタ、朗人の彼女の清香も加わり話しは進んでいく。姉の秘密を探りながら…
    話のスピード、朗人の落ち着いた語り口や姉と弟の距離感とか空気、凄くいい。2人の性格がさりげなく表現されてて。
    本当に登場人物がその辺の商店街とか普通に歩いてそう。
    どんな秘密だ?なにか伏線が隠されてないか?とか想像しながら読むのも面白かった。
    姉の秘密も最後はスッキ

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    2025年03月31日
  • 東京バンドワゴン

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    王道のホームドラマ!
    古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家は8人の大家族。
    個性豊かな彼らの日常あれやこれや。
    語り手は堀田家の亡くなったお祖母ちゃんであるサチ。
    その、空から皆を見守っている語りが温かで心地いい。

    まるで朝ドラみたいだった。
    泣いたり笑ったり、平和で和やか。
    お決まりの、食卓を囲んで会話が飛び交うシーンも賑やかで楽しい。
    ちょっとした事件も皆でドタバタと明るく温かく解決してゆく。
    さてさて、今日は一体何が起きるのやら。

    登場人物が多くて初めは混乱するかと不安だったけれど、個性的な面々が並んでいるものだからまるで心配なしだった。
    おまけに、どのキャラクターもみんな魅力的。

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    2025年03月28日
  • すべての神様の十月(二)

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    人間を心優しく見守って誰が何する神様でしょう〔戌の日に:やってきた謎の家政婦おばあさん〕〔お稲荷さん:商店街お稲荷さんと喫茶店〕〔天狗:消防士かってに火事が鎮火する〕〔死神に:恋をして死神とある約束す〕〔眠れぬ:またいつか会える枕の九十九神〕〔笑う門:漫才で笑う門には福来る〕〔落とした:忘れ物センターにいるお地蔵さん〕〔引きこもり:公園で鳥おじさんが福を撒く〕〔子供は:見つかって風の子はしゃぎついてきた〕〔七回目の:幸生くんどうやら神と縁がある〕

    ちゃんとそこにいることを、知っていることを忘れていないことを伝えるだけです(p.217)

    ■神様たちについての簡単な単語集

    【明野】地下鉄忘れ

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    2025年03月28日
  • 小説家の姉と

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    主人公「朗人」はある日、小説家になって1人暮らしをしていた姉「美笑」から「一緒に住んでほしい」と頼まれる。
    大学に通うにも不便はなく、両親も賛成なので快諾するが、弟の勘で「これは何かある。隠し事がありますね。」と考える。
    そういう思いを抱えながらも、姉との暮らしは快適でお互いに口に出さない思いやりを持ちながら暮らしていく。
    朗人の彼女「清香」や
    近所に引っ越してきた幼なじみの「千葉」と
    千葉が拾ってきた猫の「ケンタ」と交流を持ちながら、進められていくこの2人の日常。

    朧気に、隠し事が見えてくる頃にはすっかり
    この2人の日常に夢中になり、隠し事が明かされたときには、登場人物たちと一緒にニヤニヤ

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    2025年03月25日
  • 小説家の姉と

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    何かを隠している小説家の姉と同居することになった大学生の弟が主人公。何かを隠していると察してはいても土台のしっかりした信頼関係があるので、不穏な感じはまるでないです。姉弟と弟の幼馴染、弟の彼女の4人が主な登場人物ですが、みんなちゃんと育てられてるという感じでイヤなところが全くない。小路幸也の家族小説は安心して読める。

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    2025年03月16日
  • 国道食堂 2nd season

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    1から続けて読みました。少し、登場人物が多くなって関係性が混乱しそうになりつつ…
    それでも最後までドキドキしながら読めました。本当に、ひとを描くのが見事です。

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    2025年03月15日
  • エール!(1)

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    好きな作家さんたちのお仕事アンソロジー
    仕事をしている時には積読していたのに
    「今」読みたくなったのでした

    仕事っていいな
    と素直に感じました
    色々ある  お客様からも 一緒に働く人たちも
    でも、「ありがとう」とか「あなたにまた会いにきます」って言われた時の嬉しさは
    全てを吹き飛ばします!!

    今私も次の仕事をどうしようか迷っています
    少しの充電期間を過ごしています
    何の仕事を選んだとしても、この本に出てきた6人の女性たちのように
    自分に嘘をつかない まっすぐな仕事をしたいなと感じました!

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    2025年03月10日
  • 2030年の旅

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    未来予測のインプット的に作家の知恵を借りるべく手に取った一冊。
    (小説として読むのを楽しみに、手に取ったわけではない)

    2030年まで5年、なにがどこまでこうなってるのか先は見えない。
    個人的にはここまで、すごいことになっているとは想像できない。
    言えそうなことは10年先だと、コンピュータ技術がかなり身体性を帯びる予測がされがちなこと。
    5年、ではなく10年先を20x0年という限りで妄想すると、過度な期待も抱けてしまうのだろうと感じた。

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    2025年03月09日
  • キャント・バイ・ミー・ラブ 東京バンドワゴン

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    「LOVE」シリーズも第19弾!
    まだまだ衰え知らずのストーリー。
    この前生まれたばかりと思っていたかんなちゃんと鈴花ちゃんが小学4年生!
    この作品はちゃんと1年1年歳を重ねていくし、
    それと同時に登場人物も増えていく。
    相関図頼りの私である(笑)
    ラスト、あれ?最終回なの⁈と感じられる展開もあったが、
    いやいや、勘一さんが天に召されるまでこのバタバタな「LOVE」は続くであろうと期待する。

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    2025年03月04日
  • 国道食堂 1st season

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    やはり小路幸也さんの小説は読みやすい。
    一つ一つの話が少しずつ繋がっており、そこに登場する人たちも生き生きしてる……。小路幸也ワールド全開でした。
    今作はドラマ化したらすごく映えそう。
    深夜帯で放送して欲しいな。

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    2025年02月27日
  • ピースメーカー

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    ネタバレ

    中学校内のちょっとしたアクシデントや揉め事を、放送部が自分達の最大の持ち味を活かして解決していく連作短編集です。文体に難解な語彙がないので、どの年代の読者でも読みやすいものになっています。放送の機材を駆使して情報集めたり、インタビュー取材と題して潜入調査をしたりと、放送部ならではのアイデアが面白かったです。またどの話も事件を解決するまでの過程に重点を置いていて、解決策を実行したその後の描写は結構あっさりとした感じで終わっていました。けれどモヤッとする心残りがあるわけではなく、爽快感のある青春の一ページらしい締めくくり方が良かったと思います。
    あと最後は少しだけ意表を衝かれました。次の部長を任せ

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    2025年02月16日