浅野いにおのレビュー一覧
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ネタバレ全巻
難しい内容で暗くて苦しいような場面が多かったけど、プンプンが人間じゃない見た目だったからこそ、読めたのかもしれない。
プンプンは現実の世界にいれば、異様な存在であるはずなのに、作中では周囲の人々の扱いからも分かるように普通の人間として扱われている。
途中までは、みんな同じ人間に見えて本当は違う生き物くらい違うし、みんなプンプンのような存在なんだというメッセージなのかと考えていたが、最後まで読んで違う意図を汲み取った。
プンプンは子供の頃はただ純粋な子供だったけれど、話が進んで成長していくにつれて4つ目の男になったり、角が生えたりする。全ての始まりは、小学生の頃に一目惚れした愛子ちゃんであ -
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ネタバレ全体的に穏やかな語り口の作品や戦場そのものよりも市井の人々を描く作品が多いように思われた。また、戦争を経験していない作家の作品も多く、同じく戦争を経験していない私には心強く感じられた。
特に印象深かった作品は以下
「菜々子戦記」さそうあきら
お馬鹿さんな菜々子が、無学だったことで戦争の話題で人を傷つけたり理解できなかったりして、一生懸命歴史を勉強する。私もそういう気持ちを持ち続けようと思わされた。
「LOVE STORY’KILLED.」高橋しん
これは元々好きな作品。戦争のぐちゃぐちゃの醜さや人間の極限の精神状態はこんな感じなのかなと想像する。「なにするんですかぁ」の無力さ無機質さがこ -
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ネタバレ【再読レビュー】
1巻は異常キャラクターの登場が多い。
みんなコスモ健康センター所属なのか、みんなが精神的に不安になる"何かが"この世界にあるのかが分からない。
・全く可愛くないクラスのアイドルのミヨちゃん
・担任/教頭 校長が発狂
・らあめん珍歩の店主発狂
・保健室女医の発言
・弁護士湯上さんの挙動
・愛子ちゃんにぶつかったアフロ外人
プンプン家のモチーフはひよこだろうか。
1話で発生したママとパパのトラブルも、外見がチープだから一見ギスギスしてないように見えてしまう独特の世界観。
あまり喋らない小5プンプンは意外と惚れやすく、自己表現が強い愛子ちゃんに一目惚れしてし -
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「草食系男子」と言う言葉が流行ったのは、もう随分前の事だ。
今の若い世代には通じるのだろうか?
この言葉が生まれた当初、自分のことじゃ無いか!と衝撃を憶えつつ、同じ様な人が沢山いるんだと安心した記憶がある。
それに甘えるかのように、もう歳を取り、彼女いない歴=年齢のどうしようもない人間になってしまった。
あの時、こんな言葉に甘えずに、安心せずに行動していたら今と違った未来もあったんだろうと。
と、これだけ草食系男子の話をしたが、内容はそれほど草食系男子とは関係がない。
あとがきに書かれているように、本書は草食系男子という言葉か出る前に書き出され、その言葉が流行り始めた時期に刊行され -
無料版購入済み
ただで読んでて
申し訳ないけど、続けて購入しようとは思わないな。
なんとなくこの後の展開には興味があるけど、ちょっと気持ちが重くなりそうなんで。