浅野いにおのレビュー一覧
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すごい。神だ。
斬新過ぎる。シュールすぎる。
このプンプン、人に説明する時にどうしていいか困る。
一見すると、ギャグに思われてしまいそうです。
しかし、実はかなり社会派。シュルレアリスムの極地です。
プンプンはどこにでもいる普通の男の子。
この普通さを表すためには、このフォルムでなきゃいけない。
どんな普通っぽい男の子を書いたって、プンプンの普通っぽさには敵わない。
まあ、普通といってもこのプンプンかなり複雑な家庭環境にありますよね。
プンプン、いろいろ可哀想・・・。
でもそんなに同情を誘わないのはやっぱりあのフォルムのせいだろうな。
愛子ちゃんがすごいですよね。この漫画の中でかなり大きな存在。
見開き2P(合わせて4P)使った愛子ちゃんの涙。物凄い衝撃でした。
この漫画に出てくる大人はみんな狂ってて、子供だけがまとも。
そんな世界がリアルに感じる今の社会が痛いです。
神様の言葉を・・・
『人が人として生きている以上、
絶対に埋められない寂しさがあるよね、って。
人がどれだけ求め合っても傷つけあっても、
完全に分かり合えないのだとしたら、
一体何を信じてゆけばいいのだろう?
なんてね』 -
Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物、全員自分勝手なのは中学生だからなんだと思うが、それにしても佐藤は自分勝手な上に自暴自棄である。何をどう見ても三崎先輩は地雷だし、磯辺のことは都合よく扱うわりにわざわざ気を引くためか女の子の写真消して不興を買ったりはっきり言ってしまえば自分の1番嫌いな部類の人間である。
そもそも論、こういう付き合い方をしてしまった以上内面に触れて助けるとかそういうのは無理なんだからある程度諦めを持つしかないのに手紙を書くのも、中学生の未成熟な段階での自己満足なんだろうなと思うばかりである。
最後に、高校生になってもわがままの理屈は分かっていてもどうにもなっていないところも個人的には厳しいと思う、自戒を込めて。 -
Posted by ブクログ
甘酸っぱい青春恋愛群像劇
中学生たちの瑞々しい恋が、軽やかかつ文学的な筆致で描かれる。
とにかく誰かが誰かを好きでいて、とても賑やかなクラスだ。(まあ私は共学に通った経験がないので、現実がどんなもんなのか知りませんけど)
おかげで読みながらキュンとしたりグッときたりと忙しい。好き、っていろいろあって難しいな。
恐らく中学生がガラケーすらも持たない時代の物語で、古き良きラブレターがたびたび登場するところがなんだかむず痒い。
特に好みだったエピソードは、仲の良い部活の先輩に恋する女の子の話。その子にはモテる親友がいる。周囲の男は誰しも親友に目を奪われる。それは先輩も例外ではなく、でもその子は親友が先輩を奪っていくであろうことを受け入れて決心している。その健気さは読んでいてとても切なかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレそうやなぁ。
なんか最近いろんなことに対する興味関心が薄れゆく中で、何が自分にとって良い薬になるのか、考えていた中で、若者の喪失を歌ったアジカンのムスタングが漫画ソラニンからできた曲だと知り、興味を持ち、読むに至った。
人間臭すぎる漫画はこれまであまり好みではなかったのだが、だんだんと俺も変化しているらしい。
なんでそんなにアジカンのソラニンがエモい曲として世間に認知されているのかもだんだんと気になってきていた。
俺は彼女もろくにいたことがないし、一人暮らしもしたことはない。
だけど、一つわかることがあるとすれば、仕事を辞めて手にした自由は思っていたよりも苦しいということ。苦しんで働いていた時はまだ生き抜こうともがいていたんだなって気付くこと。あの頃の自分には戻れないって感覚。何かに敗北したんじゃないかっていう感覚。色々と分かりすぎる。特にソラニンを作った種田が死んでしまって、なんか悲しいんだけど、共感できるというか。俺は友人が死んでしまった経験があるから、そこから立ち直って生き抜こうとする芽衣子とかビリーとか加藤とか見てて、なんか俺もまさに生き抜くための険しい道のりを歩んでる感じなんよね。
今を大切にしながら、生き抜いていく日常が描かれていたと思う。
今の俺にとって、何か薬にでもなればと思って電子で買って読んでみたけど、よく分からない。
読む前と読んだ後で何か変わったのかもよく分からない。
読んで生きにくくなったわけではないし、読んで生きやすくなったかというとそれもよく分からん。
俺にはあんな友人がいないことを嘆くことにはなったけど、それも俺の選択の結果やし、必要なことやと思って耐える。
たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする、いつか悪い種が目を出してもうさよならなんだ。
ずっとこの歌詞は男女関係の歌だと思って、鬱陶しく思っていたけど、種田の過去の自分への歌かもしれないって解釈を芽衣子がしていたけど、そこまではまだ繊細に詳しく感じ取れていない。
つつましく生きることを受け入れようと頑張っている自分自身にとって、今のゆるい生活はいつまで続くのか分からない。何かを決断することは何かを諦めることだし、まさに俺は中途半端で宙ぶらりん。
とにかく俺はどこに向かってるんやろう。
死にたくはないけど、生き抜くのもしんどいことが多い。
そんな日々の中で俺たちは生きている。
成功した人生って夢を叶えた人生って、なんなんやろうな。
流されすぎず確かな譲れないものを持って生き抜いていきたい。