浅野いにおのレビュー一覧

  • おやすみプンプン 13

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    2000年代の異端ともいえる作品。明るい未来ではありません。それ以外にも結末はあったんじゃないか?と思わせるほどに結末が。。浅野先生らしいですが。全13巻。

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    2014年02月03日
  • ソラニン 2

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    死んだらダメだよ。と思うんだけど、現実としてそれはあるんだよね。確かにあって、残された人は生きないといけない。それを支えるのは人間関係しかないように思うんだけど、そうすると孤独ってのは本当に怖いですよ。とりあえず芽衣子が笑えてて良かった。

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    2014年01月22日
  • おやすみプンプン 13

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    ついに完結。
    真っ白な気持ちで読みしました。
    ハッピーでもバットエンドでもなく
    ただ、ただ繰り返しの葛藤が続く
    それも人生ってことか。

    また、時間おいて読み返すと違った思いもするだろうな。
    翠さんの子って、プンプンの子なのか…?

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    2014年01月07日
  • ソラニン 1

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    切なすぎて嫌なのに、なぜか何度も読み返してしまう・・・そんなマンガでした。初めて眼鏡男子もいいな、と思いました。

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    2013年12月30日
  • うみべの女の子 1

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    登場人物達の会話がすごくリアルでした。
    例えば、学校の先生の名前を出して、「あいつホントウンコだよ」とかね(笑)

    何かにつけてちょいちょい磯辺を罵倒していた小梅が、段々と彼に惹かれていく描写はとても微笑ましいです。
    けれど、それとは逆に磯辺の方は彼女を遠ざけて行く。
    気晴らしのつもりだったのに、こんなにも磯辺の存在が大きくなろうとはきっと小梅は思っていなかったに違いない。
    全力で互いに振り回される2人の姿が切ないけどすごく好きです。

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    2013年11月14日
  • ソラニン 1

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    最高傑作というしかいいようがない。
    切なさ、苦しみ、悲しみ、その中にひっそりと潜む幸せ。
    今を生きる難しさを痛感する一読必死の傑作。

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    2013年11月01日
  • おやすみプンプン 12

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    次巻で完結させてしまうのかー!
    もったいない!もったいない!
    もっとこの世界に浸っていたいのに…
    続きが気になりすぎる。

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    2013年10月25日
  • おやすみプンプン 12

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    浅野いにおは新たな境地に達しようとしている。おそらくこんな風な漫画表現をできる人は他にいないのではないか。類似作品の全くない、プンプンというジャンルと言っていいと思う


    愛子ちゃんと共に堕ちていくプンプンの姿がひたすら辛い。過去のトラウマからか、元来の性格からか、望めば手にできたはずの幸せを手放して自らを貶め、痛めつけていく逃避行。でもこの作品がすごいのはそこだと思う。現実世界はとても非情で無情である。努力しても報われないことだってあるし、愛やら正義やらでは生きていくことなんてできない。物事がどこまでも悪い方向に進んでしまうことだってあるし、何の罪もない人がほんのちょっとした偶然で人生を狂わ

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    2013年10月24日
  • うみべの女の子 2

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    傷つくことに臆病で、強がって自分すらも
    見失ってしまう時期のことをゆっくりと解体して
    見せられた全編に圧巻だった。

    心だけでも、体だけでも不完全で
    どんなに体を重ねても、すり抜けていくような
    充足しない気持ちの真意がなんなのか、
    小梅への答えを最後のシーンに込めたところが
    すごく素敵だった。

    磯辺も幸せになってくれるといいなぁ。

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    2013年09月02日
  • うみべの女の子 1

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    思春期の脆さと不安定さがリアルで切ない。

    ただ一言素直に言えばいい言葉があることも、
    その言葉を象る自分の本心の意味すらも分からずに
    まだ辿りつけない苛立ちと焦燥に囲まれた不器用さ。

    好きな人に優しくしたいのに
    恥ずかしくて真逆になってしまう。
    懐かしくて息苦しい。

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    2013年09月02日
  • おやすみプンプン 9

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    震災後に刊行されたものだから、やはりその影響は漫画のリアリティのなかにもあるのかしらん。

    「・・・必要悪ですか。
    原発も戦争も誰かの生活を支える必要悪ですか。」
    「うるせーよ 風俗行って一回抜いてこい!!」

    漫画家を目指しているサチへの漫画業界の担当からのコメントは分かる。自分も持ち込みをしたことがあったので。いわゆる、「良識ある社会人」代表VS賢くなれない「青い奴ら」みたいな図式はある。

    「僕から言わせてみれば二十代の悩みなんてがむしゃらに働けばたいがい解決するんですよ。
    こんなのじゃただの絶望ごっこにしか見えない。
    不幸自慢ってうざいんですよね。まぁ、一言、甘ったれんな

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 6

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    「プンプンは今、はっきりとわかりました。
    神様なんていません。
    今ここには、澱み腐った魂がひとつ、
    ただ無意味に転がっているだけです。」

    それまで、ちゃらけていたと思っていたプンプンママの人生がなんだか非常に哀しく感じられてくる6巻でした。

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 4

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    要するに、三角関係。
    あ、これって夏目漱石の「こころ」じゃんと思った人は挙手。

    人間の罪と性。

    女性遍歴を繰り返してきながら、罪から逃れる理由を探すためだけに生きてきた雄一おじさん。

    愛子ちゃんを手に入れるために、先輩の不幸を嬉しく思い、それに後ろめたさを感じるプンプン。

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 5

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    プンプンの初体験描写が衝撃!


    関君の話にものすごく共感してしまった。

    天気がいい日に、ベンチに座って、ぐだっと座って目をつぶりながら、さまざまなことに思索を巡らせる。
    「どうすればみんなが幸せになれる?」
    って真剣に問うている姿。
    ほんとうはどこもおかしくないのに、笑うところではないのに、なぜか笑いが止まらなかった。
    自分は何一つ世界の中に参加して働きかけていないのに、その外部から世界の秩序を考えている。その結果が、単なる浮浪者である。

    自分にも痛いほど、その感覚は良く分かった。
    そういう思索を自分も、大学の中を歩き回りながらしていた。

    人間の「自由」って何だろうか

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 3

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    プンプンだけでなく、その周りの人々もそれぞれ大切なものを持ちながら、運命に翻弄されていく。

    「プンプンはただただ
    みんなが幸せになればいいと思うことの、
    なにがいけないんだろうと思うばかりでした。」

    「当たり前のように過ぎてゆく
    当たり前の日々は、
    当たり前の未来へきっと繋がっている。

    ピースの足りないジグソーパズルのような気持ちを感じながら、
    それでも大人になるのが人間だと信じていた。

    でも、もし、
    異常というこの日常の中で
    すでに僕も
    壊れてしまっているのだとしたら・・・

    違う!!
    僕は僕だ!!」

    「僕は・・・まあ、月並みさ。
    ・・・自分は特別で

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 2

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    「ねぇプンプン、
    神様は思うんだ。
    人が人として
    生きている以上、
    絶対に埋められない
    寂しさがあるよね、って。」
    「人がどれだけ求め合っても、傷つけ合っても、
    完全に分かり合えないのだとしたら、
    一体何を信じてゆけばいいのだろう?
    なんてね。」

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 1

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    あらゆる意味で衝撃的でした。
    「プンプン」の存在、描き方だけでなく。
    漫画における絵の上手さや構図、言葉だけでない心情描写は一級品なのですが、それを常に「シンプルに崩壊」させているセンス。そのふたつが見事にリンクして表象や記号に動的なリアリティを感じる。
    誰にでもある淡い恋とセックスに興味を持ち出しエロビデオにハマる頃の甘酸っぱさを描きつつ、誰にでもある人間の運命に潜む奈落を見事に描き出している。
    双方向への振り切れ方が心地すら良い。

    ギャグに徹していながら、シリアス。
    コミカルでありながらリアル。

    神様神様チンクルホイ。

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 1

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    最初はイラストがとってもとっても好みだったので読んだ。
    リアルな風景や人物像の中にらくがきみたいなプンプン。このらくがきチックなものこそ自分が追い求めていたものだ!
    因みに内容はとってもゆるい日常生活ものかと思ってたけど初っ端からノックダウンされた。しかもかなりエグい。
    それと個人的には巻が進むにつれて増える長い文章が若干苦痛だった。

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    2013年06月18日
  • おやすみプンプン 9

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    1~9巻いっきに読んでしまった。プンプンはうじうじしてていらいらしたり可愛くみえちゃったりしてすきです。一番は矢口先輩だけど

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    2013年06月05日
  • ソラニン 2

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    ネタバレ

    おやすみプンプンを読んでから、作品を知りました。
    2巻完結で読みやすいのですが、内容は濃いです。
    2巻の種田を想う芽衣子さんが切ないです。
    社会人になってから読んだので、学生時代を強烈に思い出しました。
    プンプンとはまた違う、さわやかな印象です。
    映画化されましたが、実写もよかったです。キャストがなにげに豪華でしたね。

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    2013年05月26日