浅野いにおのレビュー一覧

  • おやすみプンプン 13

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    一言、感動した。衝撃的な作品だった。類似品のない作風だし今までにもなかっただろう。これはこの人にしか描けないものだと思う。読む前に緊張してしまったし、読み終えてしまうのが心底勿体無かった。

    もっと絶望的な終わり方を覚悟していたけど、救いのある終わり方だった。そして語り部は久々に登場した晴海はとても冷めてシニカルなキャラクターになってしまっていた。

    読み終えて感じたのは「人間は変わる」ということ。そして日常は死ぬまで続くのだということ。この作品にはたくさんのキャラクターが出てきて、その一人一人に人生があり、挫折があり、絶望があり、その中で笑ったり怒ったりしていた。そしてどのキャラクターも物語

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    2014年09月12日
  • うみべの女の子 1

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    こんな話好き。まさに中二。そんで俺にもこんな時期があったのか。もう来ないね。こんな痛い時期は。懐かしいような、新しいような不思議な漫画だ。

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    2014年08月17日
  • おやすみプンプン 8

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    ネタバレ

    美人で漫画がかけて早稲田中退で…頭がよくていいですねっていわれた女の子が

    この顔は整形だって、主人公に言い返すところがすき。バカデブブスって言われて、コンプレックスがすごくて、私のなにがわかるの?とか、自分の人生自分で決めるんだって気概がすき…

    ていうか、
    悪あがきし続けて、本来のスペックにつりあわない環境に身を置いてる自分をあぶり出されたきぶん。

    理想の自分を手に入れたくて、
    現実の嫌いな自分を、じわじわ殺し続けている感覚というか。

    醜いアヒルの子なのに、白鳥になれるって夢見てアヒルのままもがき続けている感じ。
    おいらはブサアヒルだー、うぇーい☆
    って割り切って生きていたら楽なんだけ

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    2014年07月20日
  • うみべの女の子 2

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    『ソラニン』はあまり面白くないし、『おやすみプンプン』も2巻で挫折しているので、どうかなーと思いつつ、しかしこれが大正解だった。もちろん描かれるのは退廃的な田舎の海辺の風景の中での、肥大化した自意識のお話だけれど、とにかく風景が描写が、叙情的でとてもいい。セリフ量をぐっと絞っているのがきいている。結局、ふたりがふたりだけの秘密基地にきゅっともぐりこんで、そして解散するまでの物語だった。主従が逆転しちゃう少女マンガ的な感じがよかったです。しかし磯辺くんがかわいいな。親戚のお兄さんになって頭をなでなでして嫌がられたい。部屋でのふたりの身体が、そこだけまるで汚れが無いように白く描いているのが印象的だ

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    2014年07月06日
  • おやすみプンプン 11

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    たとえば歳の近い女の子がいて、お互いまぁまぁ仲が良くて(というかこっそり好きで)、彼女が家庭のことで困っていたとしたら、こうするのが良いんじゃない?って学生のころ普通に思ってた。

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    2014年06月10日
  • ソラニン 2

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    ネタバレ

    どれだけ不幸なことがあっても世界は動き続けるわけで。種田は結局進むことができなかったけれど、芽衣子さんは進んだ。という話。
    前巻で否定的に描かれがちだった日常も少し見方を変えれば悪くないもの。少しの変化と新しい日常。大人になるってこういうことなんか・・。

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    2014年04月13日
  • ソラニン 1

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    ネタバレ

    納得していない日常の中、小さなきっかけで変化が始まる。
    退屈な日常から抜け出せば楽しい日々が待っていたかといえばそんなことはなくて。逃げ出した先で新しい不満にぶつかる。人と違うことをする不安。自由の不自由さ。なんとかしようとしてどうにもならなくて・・。
    変化は一瞬で、変化の先には日常になってしまう。日常には不満がつきもの。でも少しの希望もある。

    芽衣子さんが先に進み、種田も動き出す。種田の音楽への挑戦はけじめをつけるためのものであって、少しの期待はあってもうまくいくとは思っていなかったはず。ソラニンの歌詞は決意そのもの。フリーターでもミュージシャンでもない、種田にとってのつまらない大人になる

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    2014年04月13日
  • ソラニン 1

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    こーゆー葛藤ってみんなありますよね。
    もっと若い時に読んでれば、
    もっと本の世界に入り込めたかな。

    若者がモラトリアムと夢とで苦しみつつ
    恋愛もするハナシ。

    「宮崎あおいちゃんで映画化」って知ってから
    読んだから、あおいちゃんにしか見えませんでした。
    主人公。

    2へ続く。
    .

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    2014年04月07日
  • おやすみプンプン 13

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    2000年代の異端ともいえる作品。明るい未来ではありません。それ以外にも結末はあったんじゃないか?と思わせるほどに結末が。。浅野先生らしいですが。全13巻。

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    2014年02月03日
  • ソラニン 2

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    死んだらダメだよ。と思うんだけど、現実としてそれはあるんだよね。確かにあって、残された人は生きないといけない。それを支えるのは人間関係しかないように思うんだけど、そうすると孤独ってのは本当に怖いですよ。とりあえず芽衣子が笑えてて良かった。

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    2014年01月22日
  • ソラニン 1

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    切なすぎて嫌なのに、なぜか何度も読み返してしまう・・・そんなマンガでした。初めて眼鏡男子もいいな、と思いました。

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    2013年12月30日
  • うみべの女の子 1

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    登場人物達の会話がすごくリアルでした。
    例えば、学校の先生の名前を出して、「あいつホントウンコだよ」とかね(笑)

    何かにつけてちょいちょい磯辺を罵倒していた小梅が、段々と彼に惹かれていく描写はとても微笑ましいです。
    けれど、それとは逆に磯辺の方は彼女を遠ざけて行く。
    気晴らしのつもりだったのに、こんなにも磯辺の存在が大きくなろうとはきっと小梅は思っていなかったに違いない。
    全力で互いに振り回される2人の姿が切ないけどすごく好きです。

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    2013年11月14日
  • ソラニン 1

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    最高傑作というしかいいようがない。
    切なさ、苦しみ、悲しみ、その中にひっそりと潜む幸せ。
    今を生きる難しさを痛感する一読必死の傑作。

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    2013年11月01日
  • おやすみプンプン 12

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    次巻で完結させてしまうのかー!
    もったいない!もったいない!
    もっとこの世界に浸っていたいのに…
    続きが気になりすぎる。

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    2013年10月25日
  • おやすみプンプン 12

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    浅野いにおは新たな境地に達しようとしている。おそらくこんな風な漫画表現をできる人は他にいないのではないか。類似作品の全くない、プンプンというジャンルと言っていいと思う


    愛子ちゃんと共に堕ちていくプンプンの姿がひたすら辛い。過去のトラウマからか、元来の性格からか、望めば手にできたはずの幸せを手放して自らを貶め、痛めつけていく逃避行。でもこの作品がすごいのはそこだと思う。現実世界はとても非情で無情である。努力しても報われないことだってあるし、愛やら正義やらでは生きていくことなんてできない。物事がどこまでも悪い方向に進んでしまうことだってあるし、何の罪もない人がほんのちょっとした偶然で人生を狂わ

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    2013年10月24日
  • うみべの女の子 2

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    傷つくことに臆病で、強がって自分すらも
    見失ってしまう時期のことをゆっくりと解体して
    見せられた全編に圧巻だった。

    心だけでも、体だけでも不完全で
    どんなに体を重ねても、すり抜けていくような
    充足しない気持ちの真意がなんなのか、
    小梅への答えを最後のシーンに込めたところが
    すごく素敵だった。

    磯辺も幸せになってくれるといいなぁ。

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    2013年09月02日
  • うみべの女の子 1

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    思春期の脆さと不安定さがリアルで切ない。

    ただ一言素直に言えばいい言葉があることも、
    その言葉を象る自分の本心の意味すらも分からずに
    まだ辿りつけない苛立ちと焦燥に囲まれた不器用さ。

    好きな人に優しくしたいのに
    恥ずかしくて真逆になってしまう。
    懐かしくて息苦しい。

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    2013年09月02日
  • おやすみプンプン 9

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    震災後に刊行されたものだから、やはりその影響は漫画のリアリティのなかにもあるのかしらん。

    「・・・必要悪ですか。
    原発も戦争も誰かの生活を支える必要悪ですか。」
    「うるせーよ 風俗行って一回抜いてこい!!」

    漫画家を目指しているサチへの漫画業界の担当からのコメントは分かる。自分も持ち込みをしたことがあったので。いわゆる、「良識ある社会人」代表VS賢くなれない「青い奴ら」みたいな図式はある。

    「僕から言わせてみれば二十代の悩みなんてがむしゃらに働けばたいがい解決するんですよ。
    こんなのじゃただの絶望ごっこにしか見えない。
    不幸自慢ってうざいんですよね。まぁ、一言、甘ったれんな

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 6

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    「プンプンは今、はっきりとわかりました。
    神様なんていません。
    今ここには、澱み腐った魂がひとつ、
    ただ無意味に転がっているだけです。」

    それまで、ちゃらけていたと思っていたプンプンママの人生がなんだか非常に哀しく感じられてくる6巻でした。

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    2013年08月15日
  • おやすみプンプン 4

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    要するに、三角関係。
    あ、これって夏目漱石の「こころ」じゃんと思った人は挙手。

    人間の罪と性。

    女性遍歴を繰り返してきながら、罪から逃れる理由を探すためだけに生きてきた雄一おじさん。

    愛子ちゃんを手に入れるために、先輩の不幸を嬉しく思い、それに後ろめたさを感じるプンプン。

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    2013年08月15日