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現実からの逃亡。 すべてを捨てた少年少女は幼い頃に交わした約束の地へと向かう。 また一方で明らかになる彼の隠された過去。 いま、漫画表現の極北へ―― 或る街に住む少年・プンプンの衝撃悲喜劇!!待望の第12巻!!
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Posted by ブクログ
次巻で完結させてしまうのかー! もったいない!もったいない! もっとこの世界に浸っていたいのに… 続きが気になりすぎる。
浅野いにおは新たな境地に達しようとしている。おそらくこんな風な漫画表現をできる人は他にいないのではないか。類似作品の全くない、プンプンというジャンルと言っていいと思う 愛子ちゃんと共に堕ちていくプンプンの姿がひたすら辛い。過去のトラウマからか、元来の性格からか、望めば手にできたはずの幸せを手放し...続きを読むて自らを貶め、痛めつけていく逃避行。でもこの作品がすごいのはそこだと思う。現実世界はとても非情で無情である。努力しても報われないことだってあるし、愛やら正義やらでは生きていくことなんてできない。物事がどこまでも悪い方向に進んでしまうことだってあるし、何の罪もない人がほんのちょっとした偶然で人生を狂わせてしまうことだってある。世の中そんなことで溢れている。この漫画はそれをなんのオブラートにも包まずどこまでも生々しく淡々と描写していく。でも、だからこそ逆説的に幸せというものが確かに存在するのだと教えてくれる。自分の今生きている人生というものを感じさせてくれる。プンプンも愛子ちゃんも南条さんも、誰も彼もから生き生きとした生命を感じる。どこまでも暗く重い物語だけど、それだからこそとても美しい作品だと思う。
どんどん辛くなっていく。社会に適応できない人間が深みにはまっていく様に疲れてきた。 次巻の最終回でどんな結末になるのか?一筋でも光が欲しい。
漂う「新井英樹」臭。とは言っても、ちゃんと浅野いにお印で割と好きです。ちゃんと商業ベースで、漫画表現を実験的していく。「自意識過剰」をちゃんと、主人公だけでなく、色々な他人にもあるという事を描いたという事、それにちゃんと「自意識」を表現して漫画内で客体化しようとしていて、良いです。おそらく作者自身の...続きを読む自意識が、だらしなくまろび出ているように見えるにも関わらず、その実、ギリギリで踏みとどまっている…のですが、ただの自意識過剰漫画家のレッテルを貼られやすいのだろうな、と思います。実際、これは、シリアスを装ったコメディなのです。連載当初は、ゾッコンでしたけど、今は青臭くて読み辛い部分もありました。でもトータルでちゃんとまとめてくれて(?)良かったです。 ちなみに雑誌で最終回まで読みました。
逃げ続けた先にあるもの。ラスト2冊。 生きる理由。後戻りができないほど人生が壊れてしまってもまだ生きたいと思ってしまう身体。終わりにしようと呟きながらもなんとなく声に出てしまう次の言葉。責任感なんて決まりきった言葉でプンプン自体を比喩できないほど彼はうつろいながら生きています。誰もいない場所で...続きを読む静かに命を絶やすぐらいがかれが救われる方法かもしれないけど、どんなに醜くても生きて苦しんで歩んで欲しいのが自分としての願いかな。そもそも、人間生きる理由なんてその場その場で適当に変えていっていいものなのかな。ちんくるほい 何はともあれ次巻でラストらしいですからしっかり読みきりたいな。
プンプンの行く末が、次巻でついに結末する。 ペガサス団も気になる(笑) 現代版『人間失格』『罪と罰』だわ。
愛ちゃん、そうだったのか…(,,Ծ‸Ծ,,) ペガサスサイドが気になってしょうがないよ(,,Ծ‸Ծ,,)
プンプンが元に戻ればいいなー。 と思っていました。 愛子ちゃん。 さっちゃん。 プンプン。 彼らの未来はどうなるのか…。 次で完結だと?
もはやどん詰まりで行き止まりの前にいるかつての少年と少女。アカルイミライはそこにはなく、鈍痛のみが押しつけられる日々の中で甘美な「死」の気配とギリギリのラインで踏みとどまる「生」の時間。 プンプンと愛子、南条を巡る輪。 僕らは過去という幻影、亡霊から逃げ切れることはない。 浅野いにおはオシャレな漫画...続きを読む家ではない。そう言っている人はこの作品を読んでいるのか? ゼロ年代のあの憂鬱な空気と大人たちが勝手に失ったものの中で思春期を過ごした僕らのレクイエム、いや神様なんてどこにもいなかった。 いつも、願いは届かない。でも叫ぶんだ。 僕の、君の願いは神には届かない、でもきっときっと誰かには届くと信じて。闇の中で咆哮する。
リアルにライブしてるけど、行きつく先は地獄の中。 逃避行っていってもきれいなものでもないし、限界のなかで行けるところまで行くしかできない二人。 十代のころの有り余るエネルギーがおかしな方向へ進むと、こういう風に生きることしかできないのかもしれない。
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