感情タグBEST3
青春を詰め込んだ
人によるとは思いますが、青春が詰め込まれた感じのエモい話です。
浅野いにおさんの世界観が詰め込まれてて、でも淡さと暗さがある好きな作品です。
Posted by ブクログ
今までで一番好きな漫画。前に好きだった投稿者の方が1番好きな漫画ですと紹介していたので読んでみたら自分にすごくハマった。2人に感情移入してしまって苦しかった。高校生になった小梅にどこか磯部の面影を感じて小梅の中に磯部と過ごした中学生の思い出のかけら一つ一つは絶対に面影として残るだろうしその時に味わった感情を小梅は一生忘れて欲しくないと思った。ただの田舎の中学生二人の日常が少しづつ歪んでいく様はとても面白かった、羨ましいようで絶対に味わいたくない青春。
Posted by ブクログ
思いもよらず好きだったなぁ。
浅野いにお氏のほかの作品読んだことないんだけど。
いちばん最後に結ばれなかった二人がキスするシーンがあって、これってたぶん果たし得なかった現実の幻影を見てるんだろうなって考えて、細野守の『時をかける少女』思い出した。
Posted by ブクログ
『ソラニン』はあまり面白くないし、『おやすみプンプン』も2巻で挫折しているので、どうかなーと思いつつ、しかしこれが大正解だった。もちろん描かれるのは退廃的な田舎の海辺の風景の中での、肥大化した自意識のお話だけれど、とにかく風景が描写が、叙情的でとてもいい。セリフ量をぐっと絞っているのがきいている。結局、ふたりがふたりだけの秘密基地にきゅっともぐりこんで、そして解散するまでの物語だった。主従が逆転しちゃう少女マンガ的な感じがよかったです。しかし磯辺くんがかわいいな。親戚のお兄さんになって頭をなでなでして嫌がられたい。部屋でのふたりの身体が、そこだけまるで汚れが無いように白く描いているのが印象的だった。
Posted by ブクログ
傷つくことに臆病で、強がって自分すらも
見失ってしまう時期のことをゆっくりと解体して
見せられた全編に圧巻だった。
心だけでも、体だけでも不完全で
どんなに体を重ねても、すり抜けていくような
充足しない気持ちの真意がなんなのか、
小梅への答えを最後のシーンに込めたところが
すごく素敵だった。
磯辺も幸せになってくれるといいなぁ。
Posted by ブクログ
結局そんなもんなんだ、という展開に拍手喝采。
この終わり方、確実に正解。
浅野いにおは「ソラニンの浅野いにお」でもなければ「おやすみプンプンの浅野いにお」でもない。
Posted by ブクログ
56ページ以降を電車の中で読んでしまった!それはいけない。
この漫画読んではっぴいえんどの「風を集めて」をダウンロード。
最後の二話が切なすぎる。
全員が実らない後味の悪い片思いの連鎖。
そして次の恋に。
こころって何だろうな〜って思わされる。
分かるよ!
俺だって小学校卒業以来六年間片思いを貫いてきた子がいたもん。
運命だと思ってた子にもふられるわ、
寂しさから心もこもってないエッチに近いことは人妻とするわ、裏切りはするわだもん。
人が心も道徳的にもきれいでありつづけるのなんて難しい。
Posted by ブクログ
情景が目に見える。漫画なのに映画のように映像だけで、色々なセリフや心情が見えてくるよう。 かつて大物漫画家が、いにお作品の画力を批判していたが、絵の力が伝えるものって大きいと思う。
エロ描写多いし、意味が分かりにくい部分が多いので人に勧められるような作品ではないが、とても大好き作品になりました。
Posted by ブクログ
発売日に購入はしたものの、なかなか手に取れず今に至る。
最後まで、まるでなぞったかのようなお話だった。
磯辺は、これほど優しくなかった。
小梅は、そんなに小賢しくなかった。
でも、これは私の物語だ。
だとしたら、私はまだ、あの夏で止まったままなのだろうか。
いまだに、抉られ続けているのだろうか。
(彼の)そして(私は)うみべの女の子。
あとこれ舞台は鹿島とかそのあたりなのかな?
20話冒頭がおもいきり水戸駅だったから。
Posted by ブクログ
小梅はこれからも泣いたり笑ったり、日々の出来事に流されていく事をきっと磯辺はわかっていて、自分から小梅を振り切ったのかなぁと思った。
小梅は良くも悪くも女の子って感じ。
Posted by ブクログ
小梅の尋常ならざる可愛さに発狂&SHIT!!!
磯辺の言った事が的を射過ぎている。
お前みたいな奴でも男に股開けば簡単にやってくれてカスが集まってそれを見下して云々みたいなくだり
磯辺の人物像も変にリアルであうあー…ってなる。というか、こういう男子に心当たりがあり過ぎて一種のあるある。
繊細な男子って意味不明ですよね!って話
小梅はすげー嫌な女だと思う。
桂子視点で見ると殺☆意
どこかヒミズを彷彿とさせたけど読後感はむしろ少女漫画のよう。
でもいにおさん、こういうのもっと描いてよ、と素直に思いましたまる
私はプンプンより好きです。
どーにも
Posted by ブクログ
中学生の男は女を彼女とは思ってないようで
でもそのくらいの頃はそんなものなのか?
女は女で思うことはいろいろありそうだけど
男にいってしまうようで
そんな物語を楽しみました
Posted by ブクログ
不可視で未知な葛藤を抱擁したまま、刹那的な快楽の終までの距離を測れないことは分かっているのに、それでしか得られない物があまりに大きすぎた。哀憐の重圧は暖かかったのに、記憶が美化されずに生きたために存在が兄の思念体になってしまった。
諭しておきながら己を赦してやれなかったのは、それの重要性を一番よく知っていたからだ。悔やみ続けているからだ。そして愛があったから、なるべく傷付かないように傷付けられた。許してやれた。振り返らなかった。際限なく共に過ごせなくても、記憶と心根は不変であると分かっていたからだ。
不可視で未知な葛藤を抱擁したまま、刹那的な快楽の終までの距離を測れないことは分かっているのに、それでしか得られない物があまりに大きすぎた。手軽に欲求を消化出来る身体が便利なことは理解が易かったが、満たされることが無かった。解が分かるのに、分からない振りをしていた。
愛より前に愛しさを手に入れるべきだった。シーグラスのような些細な愛しさを集めてできたのが愛だって、失ってからじゃ気付くのが遅すぎた。探しても見つからない愛しさ、所々の仕草の愛しさ、強い言葉と信念への愛しさ。
その起源を知ろうともしなかった己の愚鈍さが、好きだったあなたを殺してしまった。
Posted by ブクログ
前、読んだ漫画を
もう一度、読み直してみる巻 Vol.23
「素晴らしい世界」に続き、『うみべの女の子』も読み返して(読み直して)みました! なんだか青春してるよなー。この浅野いにお氏の主人公やヒロインの描写はマジで魅力あふれている。 小梅ちゃんの描写なんてほんと可愛いくなっていくんだよなー。
時代を感じるデジカメ視点
絵を気に入って購読。
しかし、その絵がもう、実は古いことに気がつき、時の過ぎる早さに愕然。
この作品のなかにも出てくるけれど、視線はまさにコンパクトデジカメ。隅々にまで焦点が合いコントラストが強めで何を見ているのかの焦点の無さ、そこに古さを感じる。ただ、それが意図して作っている世界ならすごいと思う。
この物語の人物たちの若くてキラキラした感じにあっている。年を取れば風景に対峙するときには、何か視座を持ち焦点を合わせないと世界に振り回されるんだと知る。このように何もかもに焦点が合い描き込まれている世界は若さの象徴としているのだろうか。
Posted by ブクログ
小梅はサブカルが好きで、顔だけ良い先輩を好きになり、そのろくでもない先輩に流されてしまうような、どこにでもいる女の子だから"佐藤"なんだと途中で気付きます。
一方、磯辺は兄を自殺で亡くしていて、後悔や孤独をずっと1人で抱えたまま。
親にも気付かれず、小梅にも心を開けず、兄をイジメた犯人…小梅の好きな先輩に復讐しようと企みます。
読み終えてみて、
老婆心では小梅が妊娠しなくてよかった、身体が傷つかなくてよかったとホッとした反面、磯辺がどうなったのかがずっと気がかりです。
何を思って浅野さんがこのお話を描いたのか、知る機会があればぜひ知りたいですね…。
はっぴいえんどの楽曲の使い方も効果的で、しばらく余韻が残るのは素敵でした。
こうしてネガティブな方向に胸をざわざわさせられるのも、ある種の感動なのかもしれません。
Posted by ブクログ
小梅は傷つきやすくて、危うげな磯辺のことを好きになった。
何か特別な存在に見えたから。
磯辺はセンシティブ過ぎる、世の中全てを僻んで見ているような自分が嫌いだった。ウンザリしていた。
嫌いな自分を求めてくる小梅を鬱陶しく感じたんだろうなぁ。好きな気持ちもあるけど。
別れは必然でした。
描いてる人は女の子に嫌悪感を持ちつつも大好きなんだろうと思います。
でなければ、少しおバカで無邪気に邪悪な彼女たちをこんなに愛くるしく描けるはずがないからです。
Posted by ブクログ
カラダとココロはやっぱり分けられないから、舐めてかかると自分に返ってくるんだなと。磯辺と佐藤、痛々しいなぁ…でも結局佐藤は「今日のことなんてしれっと忘れて、それなりの男を普通に好きになってまるで初めてみたい」に束の間の孤独程度は楽勝で埋めていくのだろう。
Posted by ブクログ
こ、濃い・・・。
小梅と磯辺の関係は田舎の町の中学生っていう本当に限られた枠のなかで成り立っていたんだろうなー。小梅は本当に普通のザ女の子。クラスカーストはそこそこ高め。対して暗くて友達もいない、かつ自分のことを好いている磯辺との関係は、小梅にとって圧倒的に有利で楽でちょっぴり非日常で。でもずるずるした関係を続けていくうちにだんだん二人の関係が逆転していく過程が面白かった。磯辺の「お前になりたかったんだって」って台詞が印象的。結局磯辺にとって小梅は自分とは違う次元の人間だって思っていたんじゃないかな。諦めのような自棄のような。
あとはさすがの浅野さん!モノローグがほぼ無いせいか、余計に構図や表情に魅入られる。とくに雨が降っているシーンはどのシーンも凄く良かった。そして髪を切った磯辺はかわいい。
Posted by ブクログ
話が進展するので1巻よりおもしろかった。エロいシーンも2巻のほうがしっくり来る。むしろ2巻だけでもいいような気がした。展開も行動も「ヒミズ」に似てる感じがあって、向こうのほうが不穏さという意味では上だったので、真似に見えてしまうのが残念。作者が最近「女の子になりたい」って言ってる気分は、なんとなく伝わってきた。
Posted by ブクログ
ちょっとエロなシーンが多いかな。うーん、、、とも思えるけど、まぁそういうもんだよな。あと1冊分の回りくどさが欲しかった。「風をあつめて」とのシーンはでも良かった。
Posted by ブクログ
好き嫌いで考えると、決しで好きではないんだよなぁ。
でもなぜか読んじゃう。
小梅がそもそもなぜ磯辺とこういう関係を持つことになったのか2巻でもっと深く描かれるかなあと思っていたら、特にそういうこともなく。
全部描いたからってリアルになるわけでもないし、描かなかったからリアリティに欠けるわけでもないけど。
ラストシーンだけは、なんだかよくわからなかった。
Posted by ブクログ
お話自体はとても好き。
でもエロ過ぎて手元に置くには躊躇う作品。笑
若さ故の愚かさは常に危うくて自意識は爆発。
単純な満たされなさを埋めるべく手にした物によって
失われてゆくことがあることにまだ気付けない年頃。
言葉に出来ない感情のみでやりまくる二人の未熟さ。
何度身体を交えてもスレない小梅が馬鹿で可愛い。
恋愛とは呼べない身勝手さはお互いを認め合えず、
ひたすらすれ違ってゆく様子がやるせなくて悲しい。
最後のシーンの磯辺の解釈はどうとでも取れるが、
本当に思春期の移ろいやすい脆い想いが既に消えた、
と捉えても良いと思ってるし(残酷さが妙にリアル)、
やっぱり小梅のことを想って、の判断としても良い。
小梅は三崎先輩に告白するも、フェラを求められる→
あてつけとして小梅のことを好きな磯辺と関係を持つ
(小6で転校してきた磯辺は中1で小梅に振られていた)
→磯辺の二度目の告白も、小梅は振ってしまう→
再度三崎先輩に告白する小梅、振られる→
傷心した小梅を家に誘い、その日から秘密の関係に→
ある日磯辺からSDカードを譲り受けた小梅は、
その中に入っていた水着姿の女の子を確認する→
磯辺のに問うも「拾ったSDだから知らない」→
しかしその女の子の虜になった磯辺は
『うみべの女の子』と名付けPC待ち受け画面に設定
→それを見て気に入らない小梅はデータごと削除→
データを削除し勝手にPCをいじった小梅に対し、
怒りを露わにしブログを見たかどうか詰め寄る。
そのブログは磯辺の亡くなった兄のもので、
死後は磯辺が引き継いでいたものだった。→
それから小梅と距離を取ろうとする磯辺に対して、
磯部に依存し求めるようになった小梅。立場逆転。
→兄の死に囚われるようになった磯辺は小梅に対して
冷たく激しい態度を取る。→小梅の親友の桂子は、
ある日思いを寄せていた鹿島が磯辺を殴っている
ところを目撃し、怖くなる。鹿島は小梅に片想いで、
部外者で入り込んできた磯辺が気に入らなかった。
今までの小梅との関係を自慢げに話す磯辺、
カッとなった鹿島は兄の死に触れ、磯辺も怒鳴り返す。
その後先生の事情聴取から鹿島を庇うような嘘を付き
「野球と仲間を失ったら何も残らない君が、
そんなことするわけないよねえ?」と嫌味を言う。
そして磯辺は兄の死は自分と同様に、
部外者であったが故に周囲に排除されたのだと確信。
→磯辺とうまくいかなき小梅は三崎先輩に連絡し、
遊ぶようになるがまたも性的な要求をされ拒む。
→磯辺の家に押し掛け、様々なプレイを試みる。
浴室で膝を立てて向かい合う二人(なんと可愛い図)、
小梅はこの幾度と繰り返される行為の満たされなさと、
磯辺の好みの女の子を聞き出す。「優しい人」→
翌朝、磯辺は小梅に打ち明けられない気持ちを呟く。
家族とも友達とも関係の良好な小梅とは、
自分とは世界が違うとし、想いを伝えられなかった。
→その後磯辺は兄の復讐とし、三崎を襲う。
→小梅の前から姿を消した磯辺。
書いた手紙を届けられず、そのまま捨てた。
→後日、小梅は磯辺を発見。
髪をすっきりと切っていた磯辺は、
あの『うみべの女の子』と出会い、歳上のの彼女と
同じ高校へ行く、と嬉しそうに話すのだった。
→そんな楽しそうな磯辺、見たくなかった、
と、磯辺への思いを告白するも、断られる。
キスを迫るもそれをも拒否され、「なんで…やだ」
と呟く小梅に背を向け去って行った磯辺は、
三崎への暴行を働いたことにより警察に連行される。
→高校進学した小梅、
どこか磯辺と似た雰囲気の大津と付き合っていた。
→鹿島と再会し、告白めいたことを言われるも、
相変わらず気付かないふりをしてはぐらかす。
「見つけた、もっともっと、大きな、うみ!!!」
Posted by ブクログ
期待しすぎた感はある
雰囲気はとてもすき
たぶんあんまり理解できてないんだと思う
恋愛むずかしいよね
わたしもバンプの藤原みたいに髪長いときの磯部のほうがすき
わたしはやっぱり送られることのなかった手紙とかがとても切ないというか好きじゃない、好きじゃないというか悲しい
わたしも写真消されたら許せないな
薄っぺらい感想しかでてこない
Posted by ブクログ
一巻の内容を忘却してしまいましたのでアレなんですけれども、割かし面白かったかと? 何が言いたいんだかよく分かりませんけれども、とりま、これって中学生なんですよね? 随分ませた中学生ですね…といった感想を持ちました。社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
なんかこう、何が良いのかは自分でもよく判然としませんけれども、なんでしょう、浅野氏の描く空気感がイイと言いますか…妙に冷めているところなんか現代の中学生を象徴しているようで個人的には良かったです。現代の中学生がどういう生態なのか、知りませんけれども… ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
ま、もう一度1巻を読み直してから読むとまた違った感慨が生まれるかもしれません…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
完結。浅野いにお史上、最もエロ描写が多いので(あんなプレイとか高校生がするんだろうか…)人に勧められるかといったらそうではないけれど、10代後半ならではのもどかしさが凝縮されていて目眩がした。濃度が高すぎる。モノローグがあまりなく、絵で語る部分が多いので読み手によって感想は結構異なるのではないでしょうか。終わり方がびっくりするくらい爽やかだったので、ちょっと拍子抜け。4巻くらいまで続くのかと思ったけど、これはこれでちょうどいいような気もした。小梅ちゃん、最後までキスさせなかったね。
Posted by ブクログ
最初は若い子の行き場のない感じの話っておもってたけど、読み終わってなんか、違うと思った。一巻はうーん。って思ってた。けど、何が?かはわからないけど、面白かったかも。