浅野いにおのレビュー一覧
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ネタバレ愛子ちゃんだっ!!!!!
から
駆け出していくプンプンの描写が楽しく愉快。
あとプンプンに優しくする翠さんに無性に腹が立つ。
どんどん荒廃した生活になって三角になっていくプンプンが心配な7巻。
クズなおじさんのセリフに痺れたので抜粋。
人生に於いてほとんどの出来事は自業自得なんだ。自分で選び歩んできた道じゃないか
…けど一番大事なのは「覚悟」なのさ。
生きていて無駄な時間なんて一瞬もなかった。僕みたいな人間の屑でもそう思える瞬間がくるんだ。
プンプン…君の死に場所はどこだ?
その時君の命は燃えているか?
プンプン…考えるんだ。そして悩め!!
そうやって自分の意志で選択するんだ。
君が気味でいる限り、この世界は君のものだ。 -
Posted by ブクログ
恋人の種田が死んだのが前作。虚脱状態から種田のいたバンドに加わることで自分を取り戻していく。
と書くと、まぁありがちな青春ものなんだがその瑞々しさとリアリティは浅野いにお独特のもの。ストーリィを語ろうとしているわけではないからだろう。とりあえずは全うな展開です。
種田の最後のライブのセリフ
『飛行機がビルに突っ込んだり どっかで戦争が始まったりした時!!ヤな気分なのにどこかでちょっとわくわくしているスゲー嫌な自分がいるんだ!!だって
俺らの未来には全然希望の光は見えてこなくて!!劇的な変化もきっとなくて退屈な毎日が続くんだ!!たとえゆるい幸せがだらっと続いたとしてしも!!それで満たされたふうな格好だけの大人になんかにはならねぇぞ!!みなさん!!人間卒業おめでとう!!でも俺はっ!!俺にはっ・・・もう少し時間をください。何か答えが見つかるまでは。たとえそれが険しい道で、世界の果ての果てまで続いていても・・・僕は僕の道をゆくんだ。』 -
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2巻に引き続き。
小松っちゃんとプンプンのやりとりに、
岩手の二人の言葉を添えてみる。
「先輩にどんな事情があるのか知らないけど、
コートに入ってきた以上、僕はだれであろうと
最大限の敬意を払って徹底的に叩き潰すよ。」
”真剣になりて竹もて犬を撃つ
小児の顔を
よしと思えり” (石川啄木)
「あぁ無知な平和主義のプンプン……
君はそうやって生命の歓びを知らずに死んでゆくのかい……」
”人並の才に過ぎざる
わが友の
深き不平もあはれなるかな” (石川啄木)
「…プンプンは、小松っちゃんの言うことはよくわかりませんでした。
プンプンはただただ、みんなが幸せになればいいと思うことの、
何がいけないんだろうと思うばかりでした。」
”世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない”
(宮澤賢治)
プンプンの独白を、
誰かの現状に重ねてみる。
「春の陽射しは
温かさが心臓の奥に突き刺さるくらい、
どこまでもおだやかです。
実はウィスキーのおいしさなんて
まるでわかってない でしたが、
自分の気持ちが少しずつ黒く澱んでいることは、
なんとなく、気付いていました。」