浅野いにおのレビュー一覧

  • おやすみプンプン 2

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    1巻に引き続き。

    「ねぇプンプン、神様と僕は思うんだ。
     人が人として生きている以上、
     絶対に埋められない寂しさがあるよね、って。」

    「…まー女の子と大人になった女の子はいつだってそうだよ。
     きっと遠い遠い宇宙の果てからやってきた生き物なんだよ。」

    「こんな気持ちになるGWなら、
     はじめから仕事だったらよかったのにと思いました。」

    ※ところどころ、僕の心情が漏れ出ているかもしれませんが、
     多分(春の陽)気のせいです。

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    2012年05月03日
  • おやすみプンプン 10

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    読んでいて辛くなる。等身大の若者の姿がここにいて
    読まずにはいられない。
    作家さんの静かなる狂気さが、この巻で更に圧縮された感じ。

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    2012年05月02日
  • おやすみプンプン 10

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    まさしく愛子ちゃんはプンプンに呪いをかけた模様。
    恋だの愛だの言っても結局、それにがんじがらめになって自分の首を絞める…
    プンプンと愛子ちゃん、二人の行く末が気になります。

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    2012年05月01日
  • おやすみプンプン 5

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    喜劇と呼ぶにはあまりにも哀しすぎるし怖すぎる。でもそれだけでもないよなぁ。もうわかったよ、もういいよ、って受け止めきれないくらい描写があからさまで、でもユーモアがすごく効いてるから読めちゃう。女の子の画が可愛い。
    なんでこんなに絶望してるの。でも笑ってもいるの?浅野いにおは一体何を表現したいんだろう。現実に対する絶望か、現実に絶望することに対する絶望かそれとも何なのか。彼の作品を安易に意味付けることはできないなぁ。収まりきれない気持ち悪さを抱えてもやっぱり読むと思う

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    2012年05月01日
  • おやすみプンプン 10

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    ようやく再会できたのに、全く良き方向へ向かっているように思えない。
    どこへ向かうのか。

    「僕の世界は、君のもの」

    どこまで堕ちていく?

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    2012年04月29日
  • 素晴らしい世界 2

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    『心に不安や不満を抱えながらも、いつか素晴らしい世界にたどりつくことを夢見て、それぞれの日々を生きる人達の日常をリアルに描いた連作短編集。』というのに尽きているが、「ソラニン」を読んだ後なので、オムニバスで細切れなところが物足りない。不安や不満が点描で深みを帯びてこない気がする。普通のマンガよりはずっと素晴らしいのだが。

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    2012年04月08日
  • 素晴らしい世界 2

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    ネタバレ

    最後の病気、あれは反則……

    若い人にこそ読んで欲しいと思う。

    と、若干時間を止めるには遅すぎる人間のつぶやき。

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    2012年04月05日
  • 素晴らしい世界 1

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    『「はい」。
    自分の意志に関係なく、これが言えれば人間合格だ。
    決められたレールにそっているフリができれば、この社会では楽に生きていける。』

    『わかってんだ!わかってんだよ!!俺、こんなんでいいのかなんていつつも思ってんだよ!!
    でも考えれば考えるほど、自分がかなり終わってるヤツだってことに気付きそうななってさ。そんなん、気付きたくないじゃん!ゴマかしたっていいじゃん!いい加減でいさせてくれって!!俺の未来なんて・・・』

    『他人にスキを見せるヤツってのは、生きることを甘く考えてるヤツなんだよ。』

    なんて若者がいじれられたり、いじめたり、失恋したり、二浪したり、異性と思ってもらえなかったり

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    2012年04月01日
  • 素晴らしい世界 2

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     日曜日に夜11時から毎日放送系列で放送されている「情熱大陸」が私の一週間に楽しみの一つだ。30分間で一人(たまに団体やコンビなども)を取り上げるドキュメンタリー番組だ。この番組で個人的に面白いなと思うことがある。芸能人や学者など様々な有名人が取材されるが、全く知らなかったり、名前だけかろうじて聞いたことがある人の放送の時の方が面白かったりする。

     浅野いにお、「素晴らしい世界」の著者、は自身の作品「ソラニン」が映画化されたことで光を浴びたのでかろうじて名前は聞いたことがある。まず初めになかなかのイケメンである。そんなことはどうでもよくて漫画家であるまえに、一人の人間としてしっかりとした意思

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    2012年03月21日
  • 素晴らしい世界 1

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     日曜日に夜11時から毎日放送系列で放送されている「情熱大陸」が私の一週間に楽しみの一つだ。30分間で一人(たまに団体やコンビなども)を取り上げるドキュメンタリー番組だ。この番組で個人的に面白いなと思うことがある。芸能人や学者など様々な有名人が取材されるが、全く知らなかったり、名前だけかろうじて聞いたことがある人の放送の時の方が面白かったりする。

     浅野いにお、「素晴らしい世界」の著者、は自身の作品「ソラニン」が映画化されたことで光を浴びたのでかろうじて名前は聞いたことがある。まず初めになかなかのイケメンである。そんなことはどうでもよくて漫画家であるまえに、一人の人間としてしっかりとした意思

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    2012年03月21日
  • 素晴らしい世界 1

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    表紙の熊が可愛くて気になってて買った。短編なのに登場人物が繋がってていい。素晴らしい世界ってタイトルがすごくあってる。

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    2012年03月05日
  • 素晴らしい世界 2

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    2012年、再読。

    謎の奇病は、幸せな世界にずっといられる病気らしい。
    逆説的に言えば、この病気にかかってない人は、
    「こんな幸せがずっと続けばいいのに」と思ってない人、ということになる。

    病気になった人が幸せなのか、
    なってない人が幸せなのか、
    わからないけど、きっと桜は来年も咲くのだろう。

    どちらか、もしくは両方の、素晴らしい世界の中で。


    「でも確かに、幸せな時ってのは、
    幸せが終わることに怯えてる時でもあるんだよなぁ。」

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    2012年03月04日
  • 初恋素描帖

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    ネタバレ

    中高と女子校やったので 、こういう感じの、同じクラスで憎まれ口たたいてる男子、でもほんとは好き、みたいな世界はわからない分、憧れで微笑ましいことこの上なし。
    とか言いつつ、気になる人には一層可愛気のない態度をとってしまうけど。

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    2012年06月28日
  • おやすみプンプン 9

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    ネタバレ

     まさかここで震災の話題が入るとは…。
     いにおはプンプンで、若者の現在を本気で描こうとしてるんだなー、と感じた。それが入ったことで「一回休み」みたいな印象になったけど、最後の最後でついに…!
     やっとプンプンの運命が動き出すね!

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    2012年02月19日
  • 初恋素描帖

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    中学生の不器用な恋を、透明な筆致で描く青春群像劇。一人に割かれる頁は少ないが、他者の視点からの描写により、人物の内面と外面を描くことに成功している。偏愛したい一冊!

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    2012年02月13日
  • 世界の終わりと夜明け前

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    なかなか寝付けない夜
    カーテンの向こうがだんだんと明るくなっていき
    それを見て、もう朝が迫っていることを知る

    何故自分は眠れないのだろうと頭を悩ませ
    くだらない思考に支配される

    でも、気づけば寝ていて目を覚ませば窓の外は快晴
    重い体を無理やり起こしなんとなく新しい一日が始まる。

    そんな一日の鬱々とした様子が淡々と描かれる一冊。
    何処にも救いはないし誰かの手も掴めない、けれど…
    眠れない夜にこの本をそっと開けば
    窓から差し込む光にほんの少しでも希望の色が見えるはず。

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    2012年02月12日
  • 素晴らしい世界 1

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    生きてれば嫌なこともあるけどいいこともある
    予備校の先生にも同じこと言われたなあ

    なんだかんだでこの世界は素晴らしい
    ちょっとほっこりする

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    2012年02月11日
  • おやすみプンプン 3

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    以前知り合いに教えて貰っていたので購入

    いい意味で鬱になる。昔の自分を思い出してブルーになる。昔の自分と比較してブルーになる。自分にもこうして悩んだり誰かに当たったり、あったなぁこんなこと

    楽しむ為の漫画ではない。センチメンタルになる反面、今現在の自分にすら疑問を感じてしまう。「いつからお前はこうなったんだ」みたいに。誰が読んでも落ち込むと思う

    ただただこの漫画の登場人物達の人生に魅入ってしまう

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    2012年01月31日
  • 世界の終わりと夜明け前

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    ネタバレ

    色と匂いがあり、音すら聞こえてきそうなリアルさの絵で淡々と場面が切り替わっていく。
    むしろ恐いほど”隣にいる”ライブ感がして、他人の口臭と温度が気持ち悪いと感じるほど。ものすごい技量だ、と思う。
    作中の青春漫画家の話がどこまで脚色されているのかはわからないけれど、静かに乾いていく姿がありのまま迫ってくる。
    「時代に愛される事をどう思うか」という編集者からののインタビューの質問に、答えなくてはならないのだな、という。

    TAGRO氏の描く無常観(生身感がたまらなく好きだ)ともまた違う、自意識の希薄さは、絵の神様のせいか。
    熱や言葉の多い漫画に疲れ、映画のように自動的に脳に飛び込んでくる漫画が読み

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    2012年01月30日
  • 初恋素描帖

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    本来あるはずの、クラス人数分の恋がうまくちりばめられて、それぞれの中身もピリリとおもしろかった。
    恋や性にがっぷり四つ、っていうのにはまだ距離がある、中学生って感じが出てて好感持てた。

    ただ細切れに読んだからか、最後の一編がしっくりこなかったというか、よくわからなかった。また後で読んでみよう。

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    2012年01月25日