五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
怖いとの評判を聴いて購入。
主人公の初動の甘さが気になるが、ターゲットにされてしまってからはどんな対応も対策もリカには後手になってしまう。追い詰められていく感覚が怖い。
印象的なのは、リカという存在の“異様さ”だけではない。携帯番号から住所を特定したり、職場の環境にまで迫ってくるなど、目に見えないところで積み重ねられている行動が、ストーカーとしての現実的な怖さを際立たせている。地道に詰められていることを実感する恐怖が印象に残った。
作中では彼女のプロフィールが何度か語られるが、どこまで信じてよいのかわからない。読み進めるほどに正体がわからなくなっていく感覚も、この作品の大きな不気味さのひ -
Posted by ブクログ
ネタバレ東京の名門私大、四ツ葉大学のウインドサーフィンサークルの新歓コンパの三次会で、先輩に飲まされ続けた新入生の諸井保が急性アルコール中毒で死亡した。キャプテンの島本ら居合わせたサークルメンバー8人は保身のため、彼が酔って海に落ちたと偽装して口を噤む。一年後、保の実家である岡山県の山間部にある寺で営まれる一周忌法要の案内がメンバー8人にも届く。保の死に対する罪悪感や複雑な感情にけじめをつけるため彼らは一周忌へ出席することを決めるが……。
能面で顔を隠した殺人鬼によって次々に犠牲者が血祭りにあげられる、典型的なスラッシャーもので、その動機は復讐だろうと早めに察しはつく。また“岡山県の山間の集落”