五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者のデビュー作品だそうな。毎回、違った作風で楽しませてくれる五十嵐さんですが、本作は、冒険活劇物語。
テレビ局が最新のハイテクビルに移転。記念の72時間連続テレビの生放送の最中にハイジャックされるが、平凡なOLが、恋人の危機を救うため、敢然と立ち向かうというお話。
テロリストの目的は?。。。というところで、当然どんでん返しも用意されていて、まぁ、面白かったけれど、平凡なOLを主人公にしたという設定からして、リアリティーという面で、浮いたお話になってしまいました。冒険活劇のハラハラドキドキというより、ドタバタ感という印象が強く出ていました。(コメディーと思って読めば良かったのかもしれませんが。。。)
また、FBI仕込みの「交渉人」が捜査の天才とのふれこみで登場し、後年の作品「交渉人」を彷彿とさせる予感があったが、何の仕事もしなかったんじゃないかという印象しか残らなかったのも期待はずれ。
(2008/3/26)
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Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
お久しぶりの交渉人シリーズ。
麻衣子も警視になってて、ちょっとびっくり。
今回の舞台は飛行機のハイジャック。
400人以上乗ったブラジル行きの飛行機が離陸して、すぐにハイジャックが発生し、飛行機は函南空港へ緊急着陸。
犯人の要求は4,000億以上の身代金と北朝鮮への進路変更。
北海道を舞台としたこのハイジャックに警視庁に出向中の麻衣子と道警の刑事が対立する。
1995年の実際に起きた函館のハイジャック事件の模倣とたかを括り、強行突入を実行しようとする道警の森下と、あくまでも交渉で人質の命を守ろうとする麻衣子の対立の様子が延々と続く。
今問題になっている迷惑系YouTuberの存在など、時事も交えているが、正直犯人はかなり序盤から分かってしまい、中盤以降は茶番を読んでるだけ。
昔の2時間ドラマみたいな感じで、読み応えはなかった。
交渉人シリーズも題材が限られてるし、なかなか難しいのかな… -
Posted by ブクログ
この作品をBLやブロマンスと呼ぶのはしっくりこない。ほぼ主人公のひとり相撲で、相互性に欠けるからだ。二人の男性双方の感情が描かれてこそのBL・ブロマンスだろうと考える。
単行本が2019年、加筆訂正した文庫版が2022年の出版ということだけど、キャラクター像はやや古めかしい。今のアラフォーはもっと若々しいと思う。企業風土によってはこんな感じなのだろうか。
男性たちが時代による価値観の変化にとまどい、アップデートに苦労する話が何度も出てくる。長い作家キャリアを持つ著者が、時代の要請に応える作品執筆に挑戦していることを示すメタメッセージなのかもしれない。
筆者は企業人ではないので、飲料販売会社の仕事に関する描写や説明が多いのには今ひとつ乗れずに読んでいたが、最終章、ラストへのなだれ込みは見事だった。最後の10ページだけで星一つ追加。