五十嵐貴久のレビュー一覧

  • リメンバー

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    ネタバレ

    半分くらいから、主人公がリカの伝染者なんじゃないかとは察しがついていた。けど、まさか本間の娘の亜矢ちゃんだったとは。。日比野が「あーや」とは呼んでたけど、岸辺が名前呼ぶことなかったし母親(本間の妻)の印象も全然違ったから気がつけなかった。ただ、母親が樋口に亜矢のアリバイを証明する電話では、随分と流暢に話すなとは思ってた。もうあのときには死んでたわけね。
    樋口は亜矢の解離性同一性障害に気がついてるのかと思ってたが、そんなことはなくただ普通に捜査情報を喋りすぎなだけだった。(リカシリーズに出てくるコールドケースの刑事はなんかみんなおかしい。)羽島・立原からの証言で亜矢の解離性同一性障害に気がついて

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    2025年02月24日
  • リハーサル

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    ネタバレ

    本間と出会う前のリカ。
    リカが人に惚れやすいのは前作までで分かったけど、面接の数分でターゲットにされちゃうんだったらもう天災レベルの災難としか言いようがない。
    ただ、主人公がなんだかんだ理由(というか言い訳)をつけて、隠蔽しようとしたり嘘ついたりしてて自業自得だなと思う部分も多々。
    この作品を発売当初読んで、少しのミスでも隠蔽しようとして嘘をつくと取り返しのつかないことになるというのを痛いほど実感して正直になろうと思ったことを思い出した。
    それにしてもリカは柏手先生の家族を解放する気は当初からあったんだろうか。監禁してる人に解放してと話すから携帯電話を探して、みたいな発言があったってことは協力

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    2025年02月22日
  • リバース

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    ネタバレ

    小学生時代のリカの話。
    本当に最後の最後まで梨花をリカだと思ってたけど、結花がリカだと思って読んだらあの人格が生まれた理由がわかる。
    梨花が母親から受けてた虐待のストレスを結花や幸子に同じような方法で向けるのはわかるけど、結花のストレスが小動物の虐殺に向く過程は書いてなかった。母親がマロンを殺してシチューにする狂気性を持ってるからその遺伝なのはなんとなく察せるけど、急にぶっ飛んできたなと。

    あと本作にも菅原刑事が出てきてたの、2週目で初めて気が付きました。

    そして幸子よ。交番に人がいないならそこで待っとれ。
    神父さまも、鞄の口はちゃんと閉じときなさい。

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    2025年02月22日
  • リターン

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    ネタバレ

    時系列的には前作リカのその後の話。
    リカvs警察、1対複数(組織)だからリカを追い詰められるだろうなとは思ってたけど、それにしても10年間大久保に潜んでたリカたちを見つけられなかったのはなんでだろう?見つけられなかったことになにか意味があって、後々の伏線になってたりするのかなと邪推。
    警察なのに単独行動する警官が多いのと、リカを見つけてまんまと1人で電車に乗っちゃう主人公、銃で撃たれても即死しないリカ。前作まではリカは異常な人間くらいに思ってたけど、もしかして人外?バケモノ系?リアリティに欠ける展開と描写が多くてちょっと残念。

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    2025年02月22日
  • リメンバー

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    ネタバレ

    リカシリーズ。前作を読んでから数年経過してしまい、記憶が曖昧な部分もあったけど、相変わらずグロい。
    結末は、そう来たかという予想外な展開。
    リカ不在にも関わらず、抜群の存在感が不思議。深層心理って伝染するものなのか?恐ろしい。

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    2025年02月21日
  • 十字路

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    「夜の道標」となんか似てて、登場人物がこんがらがてしまった。
    児童虐待、どちらも父親がくそだった。
    星野のキャラがいまいちだったかな~

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    2025年02月13日
  • リボーン

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    *いくつもの死体を残し、娘と思しき少女と逃走した雨宮リカを、警視庁は改めて複数の殺人容疑で指名手配した。が、それを嘲笑うかのように女子学生の拉致誘拐事件が連続発生する。KPDC興信所の柏原と警視庁の戸田は一連のリカ事件に終止符を打つべく、小野萌香とその祖母の宇都子に協力を求めるが。「リカ・クロニクル」ついに怒濤の完結篇!*

    え何まさかのまたなのもうほんとやめてったらやめてー!
    と言うのが正直な読後感です。
    とにかくこのシリーズは見届けなければと言う一心で読み続けてきましたが、さすがに化け物っぷりが超越し過ぎです。

    そしてラストも救いがなさ過ぎて目眩がしました。
    いや、この後味の悪さこそがリ

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    2025年02月13日
  • リボーン

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    とうとうリカシリーズ完結。
    たくさんの人が犠牲になったなあ…
    リカがどんどん化け物じみてきて、当初に比べてホラー感よりもスプラッター感が大きくなっちゃったけど、面白かった。
    思い込みというか自己正当化が強くなるとこうなっちゃうのかな、っていうのと、そんな親に育てられた子供は怖い。

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    2025年02月13日
  • リターン

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    今作もリカの恐怖は最高。
    リカが現れるまでも、見え隠れする影にひりつきますがやはりあのメールの文面や当人のどす黒い狂気が溢れる後半はページを握る手に力が入ります。
    最後の展開も今後のシリーズ派生に期待する内容でした

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    2025年02月10日
  • アンサーゲーム

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    結婚式を終え、幸せの絶頂にいる2人。
    しかし、目覚めると、別々の部屋に閉じ込められていた。

    そして、ゲームマスターの10の質問に答えられれば、莫大な賞金が手に入る事に。
    質問は簡単なもので、大切な事は、2人の回答が一致すること。
    しかし、、、

    夫婦といえど、なかなかお互いのことをすべて理解するのは、難しいですね。

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    2025年02月02日
  • リボーン

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    高岡早紀主演でドラマ化、映画化されたリカシリーズの完結編にして、リカの最期を描いた作品です。 リカは、作品毎にドンドン人間離れした超人?ゾンビ?化していますが、もうすっかり人間ではなくなってる様です。
    全作を通じてあっさり残虐に殺人を犯していくのは変わらずで、この作品も同じくです。そしてリカの娘である里佳もやはりモンスターでした。
    最後の銃声では、果たしてどちらが死んだのか?!
    無事平穏が訪れたのか、それとも、、、?

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    2025年01月14日
  • 死写会

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    昭和最後の巨匠と呼ばれた映画監督・白波瀬の25年ぶりの新作映画が完成した。
    だがフィルム編集後に監督は不審死する。
    その前にも映画に関わりのある者の死があり、やがて監督の死を隠したまま試写会を強行したのちに参加した者が集団自殺する。
    そしてそのあとも謎の不可解な死が続く…。


    過去から続くパワハラやモラハラなどの被害にあった者たちの怨念がフィルムに滲みついて、それを撮った監督や見て見ぬふりをしていた者を呪い殺していくという…。
    恐怖というより凄まじさと気味悪さを感じた。



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    2025年01月13日
  • 贖い : 下

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    ネタバレ

    下巻について。
    上巻までは面白かった!
    下巻はちょっと苦しかった…話がどうこうではなくて、犯人とその家族、子供の身に起こったことを考えるとしんどい。最終的に行き着いた20年以上前の事実は現代的な問題ではあるけど、読者である自分ももしかしたら加害者になっていたことはなかっただろうかと、今までの自分の人生を思い返すと息苦しくなる展開。この点では辻村深月さんの「噛み合わない会話と、ある過去について」に収録されている「パッとしない子」にも同じ感情を抱きました。

    個人的に、春馬山捜査班(埼玉チーム)の恋愛トークは必要だったのか疑問!ここだけ文章テイストも違うぞ。作者さんのイタズラか、編集者の工夫か?犯

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    2025年01月06日
  • 死写会

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    映画業界を舞台にしたホラー小説。巨匠の25年ぶりの新作を試写会で見た人々が集団自殺するところから物語は始まる。中田秀夫監督の『リング』とエドガー・ライト監督の『ラストナイト・イン・ソーホー』を合わせたようなお話。奇しくも2023-24年の年末年始に現実世界の日本で話題になった件と重なっている。ホラーとしては序盤がピークでそこまで怖くない。でも映像化には向いてるのかな?ヒッチコックの『サイコ』がみんなトリック知ってる前提で固有名詞を出されるのに対して、今やどんでん返し系映画の代名詞となった某シャマラン作品が一応伏せられているのは笑ったw

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    2025年01月04日
  • 死写会

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    ネタバレ

    殺され方が毎回やたらグロく、映像化したら映えそうで、脳内で再生しやすくて面白かった。
    が、帯にもあるように、最初こそ映画を全て観た人間は全滅(居眠りした者や途中退室した者は生き残った)したが、その後は映画全体の話の内容を知っただけで死に、最後は霊に無理やり映写機で映画を流されて、目を閉じていてもスクリーンが脳内に流れてくるという荒業で死ぬ。
    解決らしい解決はない。
    また、誰が呪っているのかという理由も、凄まじい呪怨の力の割には弱く感じた。(勿論、死にたくなるほどの苦痛があったのだろうが)

    そして、和製ホラーでありがちな、次はあなたの番かもよ…的終わり方(そこまで特定指名した終わり方ではないの

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    2024年12月31日
  • 死写会

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    五十嵐作品らしいホラーではあるが、単純な構図で気持ち悪いだけであまり奥行きがない。もっと怨嗟の本質を描いてほしかった。

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    2024年12月16日
  • リメンバー

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    雨宮リカ事件から20年後、バラバラ死体を公園の川に捨てていた女が逮捕される。女の名前は宮内静江、33歳のフリーライターの彼女は殺人を犯す前に雨宮リカについて詳しく調べていた。果たして、模倣犯か、それともリカの心理が感染したのか…?
    そして、また新たな類似殺人が次々と起こっていく…。

    リカシリーズ第5弾。
    今回も「え〜!」の連続でした。まさか、公認心理士さんがあの人だったとは…!
    読んでいる途中から、なんか気持ち悪い違和感みたいなものはあったので、警察が追っている人物が犯人ではないと予想はついていたけど、そうきたかー!
    いや〜、何年経ってもおっそろしい人です、リカさん。何せ、頭に銃弾6発受けて

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    2024年12月11日
  • 降りかかる追憶~南青山骨董通り探偵社III~

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    シリーズ3作目。主人公の性格がちょっと気になるけど…逆にリアルだと捉えることもできるのかな?成長してないというか退化したような気が…

    事件自体はあっさり解決。
    それよりも続きが気になる!

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    2024年12月05日
  • 魅入られた瞳~南青山骨董通り探偵社II~

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    2作目もサクッと読める、けどちゃんと面白い。社長からお願いされた仕事、退屈で簡単な案件かと思いきや…?

    美人なお姉さん大好きの童貞クンだけど、情けない割にはちゃんと頑張ってる。

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    2024年11月27日
  • 南青山骨董通り探偵社

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    読みやすい。探偵の人たちが個性的で覚えやすい。何か読みたいけど重いのは疲れるな〜って時にいいかも。サクッと読めて面白い。

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    2024年11月26日