五十嵐貴久のレビュー一覧
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購入済み
家族に感謝の気持ちを思い出して
家族3人の心が入れ替わるというコメディです。
面白可笑しく描かれてますが、お互い立場を入れ替えたために見えてくるものがあり、当たり前だと思っている互いの仕事や家事や学生生活を経験することで、互いの立場を理解し、それぞれに感謝の気持ちを持つ、そういう大事な事を思い起こさせてくれます。
ハートウォーミングな作品です。
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Posted by ブクログ
タイトルを見た時に
頭によぎった映画「大脱走」のテーマ曲!
懐かしさ感じ、小説はどんな内容化と、興味津々。
五十嵐さんの時代小説とは珍しいとも思って手に取った。
まあ簡単にいえば、内容紹介にあるように
安政五年、井伊直弼に謀られ、
南津和野藩士51人と、美しく才気溢れる姫・美雪が
脱出不可能な絖神岳山頂に幽閉された、というものだった。
そのねらいは、ひとつ。美雪姫だった。
妻も側室もある井伊直弼が
25歳そこそこの姫に一目ぼれをしたから・・・。
姫に忠誠を誓う藩士たちは、
秘かに軟禁状態の小屋の下に穴を掘り始め、
姫を助けだすための地下道を作り始めたが、
疲労困憊で作業は困難を極める。
果 -
購入済み
父、あなたは偉大ではなかった?
よくある心が入れ替わった系の小説ですが、これは親娘が入れ替わるというのが新しいです。
そして娘に言われるがままの父、あなたは偉大ではなかったのですか?
しかも娘が会社でも活躍するという。
内容的には予定調和的なコメディで読みやすいです。
今時の大手会社員の悲哀も皮肉を込めて描かれてます。
シリアスだったり重い話だったり泣けたりはしないので、
リラックスして読める感じです。 -
Posted by ブクログ
39歳の主婦・杏子が、三年前に立ち上げたとあるビジネスを通じて自らの家族の形を問う物語。
そのビジネスとは、育児や家事に疲れたママたちに向けてのマッサージのサービス。そしてこの物語のポイントは、杏子よりもずっとずっと人生の先輩である60歳以上の時間のある老人たち7人組がスタッフ、ということ。
老人たちはそれぞれ過去を背負いながら、客であるママに対して、過ちを犯さぬよう「おせっかい」を繰り広げていく。個性的で強烈な老人たちに社長である杏子は振り回されていくのだが、その仕事を通じて、自分の旦那や小学生の子供達とも向き合い、次なるステージ(セカンドステージ)を歩みだしていく。
結婚をしたり、子供を