五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 1981年のスワンソング

    Posted by ブクログ

    知っている曲ばかりなので、五十嵐が、それらの曲にどういう評価を当てているかを興味深く読んだ。タイムトリップ物であって、すっきりしたオチが欲しい気もするのだが、ストーリーを意図的にfade outして、振り返った景色の中に置き去りにされるような印象がある。

    0
    2018年10月14日
  • パパとムスメの7日間

    Posted by ブクログ

    今時の女子高生・小梅16歳と冴えないサラリーマンのパパ47歳の人格が入れ替わって大騒動。二人はこの危機を乗り越えることができるのか。笑いと涙のファミリーコメディ長編。
    ちょうど私の娘も16歳の女子高生。普段の会話もないし、会話することも照れ臭い。でも異性関係は凄く心配だ。本作のように身体が入れ替わるというのは、あくまでもフィクションの世界のはなし。二人のお互いが感じている想いが物語の本質で、その点、心の温かさが伝わるハートウォーミングストーリー。傑作です。

    0
    2017年10月15日
  • 年下の男の子

    Posted by ブクログ

    この小説は2008年の作品なんだね。そこから10年近くたった今。
    女性が年上だろうと、年齢差など関係なく交際する人たちが多くなってる。
    この小説は、37歳の大手乳製品の会社に勤めるベテランOL晶子が主人公。
    勤続年数も長く、仕事にも慣れているので知らないことは、ほとんどなく
    上司からも信頼されてる女性。
    たまたまトラブルで駆り出され、取引先業者で同じくトラブルを解消するために一晩一緒に仕事をした、契約社員の23歳の児島くんとの出会いから
    晶子にモテ期到来。

    14歳差の年齢差に悩む悩む晶子。
    今だったら、そこまで悩まなくても?と、
    そんなドラマもたくさんあるし。
    なんせ、30歳が53歳に告白す

    0
    2017年09月13日
  • For You

    Posted by ブクログ

    亡くなった母の代わりを努めてくれていた叔母が急逝した。
    そんな叔母が残した古い日記。
    そこには知らない叔母の姿があった。
    最後は感動に包まれる。

    2017.9.6

    0
    2017年09月08日
  • 相棒

    Posted by ブクログ

    読みやすく、五十嵐貴久さんの緻密なタッチが、情景をわたしの目の奥に鮮やかに見せてくれた。悲しい場面もあったが、より情緒のある雰囲気でよかった。

    0
    2017年09月01日
  • セカンドステージ

    Posted by ブクログ

    あぁ、育児、家事に追われるママの気持ちをここまで代弁してくれる小説は初めてかもしれない。

    私も正社員で働きながら、育児家事を続けてきた。
    もう子供に手はかからないが、子育て時期はノイローゼになりそうなほど悩んだ時期もあった。

    テレビのニュースで幼児や乳児の虐待を、育児もしたことない奴等が、信じられない!?という顔して報じているが、どの母親だって紙一重なのだと思う。
    そのくらい育児というのは大変なことなのだ。

    この作者さんは、母親の訴えを上手に代弁してくれている。

    主人公の杏子さんの行動に納得できないところも少々あるけど。。。

    色々なアクシデントが起こるが、最後はじんわり心温まるそんな

    0
    2017年08月27日
  • 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

    Posted by ブクログ

    おばさん達の青春小説!

    子供が高校受験を失敗して中学浪人!?
    主婦の恵美子は毎日家にいる浪人生の息子の真人に気を使い、それに疲れる・・・
    そんな時ひょんな事から近くのコンビニで働くことに!
    友達のかおりとお客さん?の雪美とバンドやろうぜの軽い気持ちでメンバー募集をしたら元プロの新子が加わり四人でバンド結成!
    自分なんかがと二言目には出てしまう優等生主婦恵美子とその仲間達と家族を巻き込んだ青春活劇!


    2005年のロケットボーイズにプロットは似ているかもしれない、お決まりのパターンかもしれないが、だからこそ面白いのではないかとあえて言いたい!

    そして、同作者の『1985年の奇跡』も読んで見

    0
    2017年07月29日
  • 年下の男の子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【あらすじ】
    マンションを買ってしまった、37歳課長補佐の恋の行方は? 銘和乳業勤務のわたし(川村晶子)は37歳にしてマンションを購入。契約翌日、新製品の健康ドリンクの宣伝用フリーペーパーをめぐってトラブルが発生。価格欄が空白のまま刷り上ってしまったのだ。これは、徹夜で空白部分にシール貼りをするしかない。担当者のわたしは、ピーアール会社の23歳の契約社員・児島くんと夜を徹してのシール貼り作業を敢行。なぜか2人は話が合ったのだが……。

    【感想】
    14歳も年下の男の子に恋心を抱いてしまう。わたしは経験したことがないからわからないけど、確かに躊躇うというか、自分なんかが好きになっていいのかって思う

    0
    2017年08月08日
  • セカンドステージ

    Posted by ブクログ

    二人の子育てをする杏子は、夫の理解も得られず一人で頑張るママたちのために、家事代行とマッサージの会社を起業。
    夫には気付かれないまま三年が経過。
    一緒に働くのは現役を引退したお年寄りたち。
    そんなお年寄りは、ママたちの抱える問題を次々に解決。
    お年寄りのパワーには、なにか力をもらえた。

    2017.7.20

    0
    2017年07月20日
  • 消えた少女 吉祥寺探偵物語 : 1

    Posted by ブクログ

    サブタイトルが「吉祥寺探偵物語」とあるだけあって
    吉祥寺が舞台。
    実在するハモニカ横丁やらチャチャハウスやら。
    ちょっと名前をかえた学校やら。
    吉祥寺を知ってる人には、それだけでもウキウキしちゃうとっかかり。

    主人公の川庄は、外科医の妻と別れ母よりも父が心配だからと
    息子は、父にくっついてきてあげたというしっかりした11歳。
    妻に男が出来ての離婚だったため
    医者でもある元妻からの養育費はたっぷり。
    銀行員だった、その主人公は、息子の育児のために
    コンビニのバイト店員に。

    そして、夜な夜な吉祥寺のマチへと飲んだくれて
    出ていく
    そんな日常の話しの中で、ネコ見つけました。
    で、ずっと続くのかと

    0
    2017年06月07日
  • TVJ

    Posted by ブクログ

    これ、五十嵐貴久さんのデビュー作なんだそうだ。
    幻のデビュー作に手を加え、「別冊文藝春秋」に連載され
    2005年に出版された作品。

    あとがきの解説にも書かれているように
    「TVJ」
    本当に、妙なタイトル。

    まるでDAIGOだ。

    テレビジャック。
    の、おはなし。


    かなり、スリリング。

    誰もが出入りするテレビ局。
    それが、迷彩服を着て、銃を持って大勢の男たちが
    ウロウロしようが、
    誰も、不審に思わない。
    それが、テレビ局。


    ところが、綿密に練られたテレビ局ジャックだったのだ。
    その狙い、
    その条件。
    人質。

    すっごくスリリング。

    高いビルの窓から落ちていった由紀子。
    誰もが、転

    0
    2017年04月29日
  • TVJ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    巻末の解説でも書かれていたけど、私も「TVJ」というタイトルにはあまり惹かれなかったなぁ。。
    作者が五十嵐さんじゃなければ手に取らなかったと思う。

    テレビ会社の経理部に籍を置く普通のOLが人質になった婚約者を助けるため、ひとりでテレビジャッカー達に立ち向かう…と一言でいうとスゴイ安っぽい話みたいだけど、ハリウッドばりの派手なアクションではなく、ビルのメインコンピュータに消火器の消化液をかけたり、車の排気口にパンスト詰めたり、私にも思いつきそうで、なおかつ実行できそうな方法で立ち向かっているのが私としてはポイント高かったです。

    冷蔵庫に入って爆弾を避けようとするトコでは、あ〜あ、やっちゃった

    0
    2017年03月30日
  • For You

    Posted by ブクログ

    五十嵐貴久さんの作品は『リカ』から読み始め『交渉人』『安政後年の大脱走』そしてリカの続編と読んできたが、恋愛小説も書いているのと!?と驚きながら購入。



    私の十代は90年代ですが、冬子の青春時代に何故か懐かしさと憧れを抱いてしまう。
    昔、行った江ノ島と鎌倉にまた行きたいなとも思った。
    登場人物達の思いを考えながら読んでいると最後の2ページに涙を落としてしまう。


    【あらすじ】
    最愛の叔母が死んでしまう。
    主人公の朝美は叔母の遺品の整理をしていたところ偶然にも古びた日記帳を見つける。
    そこには80年代の叔母の青春が描かれていた。
    朝美の現在と叔母【冬子】の過去が交互に語られ物語は進んでいく

    0
    2017年02月01日
  • 六つの希望 吉祥寺探偵物語 : 3

    Posted by ブクログ

    6人組の老人が川庄がアルバイトしているコンビニをジャックし、武器と小学校に設置した爆弾を盾に警察に5つの要求を出す。
    ほぼコンビニ店内のみを舞台にしておきながら飽きさせずに終わるのは、五十嵐氏の描写力が高い証拠です。「十二人の怒れる男」を彷彿させると言ったら褒めすぎかな。
    老人たちの要求の裏に隠された想いは、まさに高齢化社会の縮図。今後はこういった問題が現実にもっと増えるかも。

    0
    2016年12月30日
  • For You

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて前向きな恋愛小説を読みました。
    凄くきゅんきゅんしました。
    恐らく現実には殆んど無に近い内容であり、現実離れした感じはあるけど、ウォンが藤城だと思っていたらまさかの...という驚きが、それだけではなく沢山ありました。
    藤城が亡くなったのはとてもショック。
    ただ、冬子さんが「恋ならいつでもしている」という発言はとってもとっても素敵な言葉だと、読み進めていくうちに胸が奮えるくらい感動しました。
    夢のような恋愛小説。
    とてもほっこりしました。

    0
    2016年11月13日
  • パパママムスメの10日間

    購入済み

    家族に感謝の気持ちを思い出して

    家族3人の心が入れ替わるというコメディです。
    面白可笑しく描かれてますが、お互い立場を入れ替えたために見えてくるものがあり、当たり前だと思っている互いの仕事や家事や学生生活を経験することで、互いの立場を理解し、それぞれに感謝の気持ちを持つ、そういう大事な事を思い起こさせてくれます。
    ハートウォーミングな作品です。

    0
    2016年11月08日
  • 安政五年の大脱走

    Posted by ブクログ

    タイトルを見た時に
    頭によぎった映画「大脱走」のテーマ曲!
    懐かしさ感じ、小説はどんな内容化と、興味津々。
    五十嵐さんの時代小説とは珍しいとも思って手に取った。

    まあ簡単にいえば、内容紹介にあるように
    安政五年、井伊直弼に謀られ、
    南津和野藩士51人と、美しく才気溢れる姫・美雪が
    脱出不可能な絖神岳山頂に幽閉された、というものだった。

    そのねらいは、ひとつ。美雪姫だった。
    妻も側室もある井伊直弼が
    25歳そこそこの姫に一目ぼれをしたから・・・。
    姫に忠誠を誓う藩士たちは、
    秘かに軟禁状態の小屋の下に穴を掘り始め、
    姫を助けだすための地下道を作り始めたが、
    疲労困憊で作業は困難を極める。

    0
    2017年11月09日
  • リバース

    Posted by ブクログ

    あの『リカ』誕生の話なのに、ものすごく平和な出だしで逆にビビったw
    徐々に陽が陰るように隙間に入り込んでくる不穏な空気にゾワゾワ。全体像は謎めいたままなのに、水面下で静かに静かに進行していく狂気を肌でビンビン感じる。
    けれどリカ自身の言葉が極端に少ないので物足りなさが残って、この誕生秘話に納得できるようなできないような微妙な読後感。狂人の思考回路や胸に鬱積したどす黒いものは計り知れないな。
    それにしても、有坂手製のお茶にはよからぬものが入っていた気がして仕方ない。

    0
    2024年07月28日
  • パパとムスメの7日間

    購入済み

    父、あなたは偉大ではなかった?

    よくある心が入れ替わった系の小説ですが、これは親娘が入れ替わるというのが新しいです。
    そして娘に言われるがままの父、あなたは偉大ではなかったのですか?
    しかも娘が会社でも活躍するという。

    内容的には予定調和的なコメディで読みやすいです。
    今時の大手会社員の悲哀も皮肉を込めて描かれてます。
    シリアスだったり重い話だったり泣けたりはしないので、
    リラックスして読める感じです。

    0
    2016年10月10日
  • 最後の嘘 吉祥寺探偵物語 : 2

    Posted by ブクログ

    政治家の一人娘、亜美の捜索から始まる。
    亜美と健人とのやりとりが微笑ましかった。
    このシリーズは展開よりもキャラの掛け合いが面白い。

    0
    2016年08月05日