五十嵐貴久のレビュー一覧
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サブタイトルが「吉祥寺探偵物語」とあるだけあって
吉祥寺が舞台。
実在するハモニカ横丁やらチャチャハウスやら。
ちょっと名前をかえた学校やら。
吉祥寺を知ってる人には、それだけでもウキウキしちゃうとっかかり。
主人公の川庄は、外科医の妻と別れ母よりも父が心配だからと
息子は、父にくっついてきてあげたというしっかりした11歳。
妻に男が出来ての離婚だったため
医者でもある元妻からの養育費はたっぷり。
銀行員だった、その主人公は、息子の育児のために
コンビニのバイト店員に。
そして、夜な夜な吉祥寺のマチへと飲んだくれて
出ていく
そんな日常の話しの中で、ネコ見つけました。
で、ずっと続くのかと -
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これ、五十嵐貴久さんのデビュー作なんだそうだ。
幻のデビュー作に手を加え、「別冊文藝春秋」に連載され
2005年に出版された作品。
あとがきの解説にも書かれているように
「TVJ」
本当に、妙なタイトル。
まるでDAIGOだ。
テレビジャック。
の、おはなし。
かなり、スリリング。
誰もが出入りするテレビ局。
それが、迷彩服を着て、銃を持って大勢の男たちが
ウロウロしようが、
誰も、不審に思わない。
それが、テレビ局。
ところが、綿密に練られたテレビ局ジャックだったのだ。
その狙い、
その条件。
人質。
すっごくスリリング。
高いビルの窓から落ちていった由紀子。
誰もが、転 -
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ネタバレ巻末の解説でも書かれていたけど、私も「TVJ」というタイトルにはあまり惹かれなかったなぁ。。
作者が五十嵐さんじゃなければ手に取らなかったと思う。
テレビ会社の経理部に籍を置く普通のOLが人質になった婚約者を助けるため、ひとりでテレビジャッカー達に立ち向かう…と一言でいうとスゴイ安っぽい話みたいだけど、ハリウッドばりの派手なアクションではなく、ビルのメインコンピュータに消火器の消化液をかけたり、車の排気口にパンスト詰めたり、私にも思いつきそうで、なおかつ実行できそうな方法で立ち向かっているのが私としてはポイント高かったです。
冷蔵庫に入って爆弾を避けようとするトコでは、あ〜あ、やっちゃった -
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五十嵐貴久さんの作品は『リカ』から読み始め『交渉人』『安政後年の大脱走』そしてリカの続編と読んできたが、恋愛小説も書いているのと!?と驚きながら購入。
私の十代は90年代ですが、冬子の青春時代に何故か懐かしさと憧れを抱いてしまう。
昔、行った江ノ島と鎌倉にまた行きたいなとも思った。
登場人物達の思いを考えながら読んでいると最後の2ページに涙を落としてしまう。
【あらすじ】
最愛の叔母が死んでしまう。
主人公の朝美は叔母の遺品の整理をしていたところ偶然にも古びた日記帳を見つける。
そこには80年代の叔母の青春が描かれていた。
朝美の現在と叔母【冬子】の過去が交互に語られ物語は進んでいく -
購入済み
家族に感謝の気持ちを思い出して
家族3人の心が入れ替わるというコメディです。
面白可笑しく描かれてますが、お互い立場を入れ替えたために見えてくるものがあり、当たり前だと思っている互いの仕事や家事や学生生活を経験することで、互いの立場を理解し、それぞれに感謝の気持ちを持つ、そういう大事な事を思い起こさせてくれます。
ハートウォーミングな作品です。
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タイトルを見た時に
頭によぎった映画「大脱走」のテーマ曲!
懐かしさ感じ、小説はどんな内容化と、興味津々。
五十嵐さんの時代小説とは珍しいとも思って手に取った。
まあ簡単にいえば、内容紹介にあるように
安政五年、井伊直弼に謀られ、
南津和野藩士51人と、美しく才気溢れる姫・美雪が
脱出不可能な絖神岳山頂に幽閉された、というものだった。
そのねらいは、ひとつ。美雪姫だった。
妻も側室もある井伊直弼が
25歳そこそこの姫に一目ぼれをしたから・・・。
姫に忠誠を誓う藩士たちは、
秘かに軟禁状態の小屋の下に穴を掘り始め、
姫を助けだすための地下道を作り始めたが、
疲労困憊で作業は困難を極める。
果 -
購入済み
父、あなたは偉大ではなかった?
よくある心が入れ替わった系の小説ですが、これは親娘が入れ替わるというのが新しいです。
そして娘に言われるがままの父、あなたは偉大ではなかったのですか?
しかも娘が会社でも活躍するという。
内容的には予定調和的なコメディで読みやすいです。
今時の大手会社員の悲哀も皮肉を込めて描かれてます。
シリアスだったり重い話だったり泣けたりはしないので、
リラックスして読める感じです。 -
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39歳の主婦・杏子が、三年前に立ち上げたとあるビジネスを通じて自らの家族の形を問う物語。
そのビジネスとは、育児や家事に疲れたママたちに向けてのマッサージのサービス。そしてこの物語のポイントは、杏子よりもずっとずっと人生の先輩である60歳以上の時間のある老人たち7人組がスタッフ、ということ。
老人たちはそれぞれ過去を背負いながら、客であるママに対して、過ちを犯さぬよう「おせっかい」を繰り広げていく。個性的で強烈な老人たちに社長である杏子は振り回されていくのだが、その仕事を通じて、自分の旦那や小学生の子供達とも向き合い、次なるステージ(セカンドステージ)を歩みだしていく。
結婚をしたり、子供を