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内容(ブックデータベースより)
探偵・川庄が活躍する「吉祥寺探偵物語」シリーズ第3弾。
川庄はいつものようにコンビニで働いていた。
そこにフルフェイスのヘルメットをかぶった6人が入ってくる。
尋常ならざる雰囲気だが、案の定、彼らはコンビニにいた客らを人質に店を占拠した。
警察に出した彼らの要求とは……。
令和6年5月12日~15日
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いつものようにコンビニでアルバイトをしていると、フルフェイスのヘルメットをかぶってゴルフバッグを持った客が入ってくる。防犯上の理由からヘルメットを取るようお願いする“おれ”に、客はゴルフバッグからライフルを取り出して言った。「今からこの店を占拠する」-人質となった探偵・川庄。不可思議な犯人たちの要求に、迫るタイムリミット。
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6人組の老人が川庄がアルバイトしているコンビニをジャックし、武器と小学校に設置した爆弾を盾に警察に5つの要求を出す。
ほぼコンビニ店内のみを舞台にしておきながら飽きさせずに終わるのは、五十嵐氏の描写力が高い証拠です。「十二人の怒れる男」を彷彿させると言ったら褒めすぎかな。
老人たちの要求の裏に隠された想いは、まさに高齢化社会の縮図。今後はこういった問題が現実にもっと増えるかも。
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川庄さん、今度はコンビニジャックか。
いろいろ大変だなあ。私の中では、彼は「ダイ・ハード」のジョン・マクレインのイメージ。ぶつぶつぼやきながら、それでもなんとか事態の改善を図ろうとする。でも熱血じゃないので、必死にがんばったりしない。その力の抜け具合を楽しむのがこのシリーズなんじゃないかと思っている。
緊迫感を出すためか、小学校に爆弾を仕掛けた、というのだが、これがまた最初っから現実味がない。でも川庄は息子のことが心配で、そのために必死になっているのだ。ただ読んでいてその切迫さに共感できないので、「なにやってんだよ」という気分になってしまうのが玉に瑕。
リアルな籠城物というよりは、ファンタジーに近いので、老人たちと川庄のやりとりをのんびり楽しめる。
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私立探偵の主人公は、コンビニでのアルバイト中に店を占拠されるという事件の渦中に。
すごく限定された場所で限られた登場人物ですが、おもしろく読めました。
この探偵シリーズは、主人公の適当さ加減と妙にきちんとした部分もあって気楽に読める楽しいシリーズです。
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冒頭コンビニが占拠されるところからの緊迫感にどんどんページが進み、登場人物のキャラクターにもそれぞれ興味を惹かれるが、要求が通るごとに知らされるその理由にゆるゆる感が増して行く。期待する方向がちょっと違ってたのかもと、思わされた3作目でした。
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ちょっとなー。。
老人ホームに入っている設定だけど
全員元気で
なんで入所したの?
と疑問がわいた。。
あと、酒とたばこを差し入れた理由も
「???」なものでした。。
全体的に無理があるような・・・。
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吉祥寺探偵シリーズ第3弾。いつものようにコンビニでアルバイト中の川庄が、老人集団に店を占拠され、籠城事件の顛末を見ることになる。
はっきり言ってこの老人たちが好きになれない。老獪で傲慢、現役時代が立派でも老後を慎ましく過ごしていても、結局は自分かわいさに、他人に迷惑をかけるうえ反省はしない。こんな年寄りにはなりたくない。川庄の我慢強さに二重丸。
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五十嵐貴久の書き下ろし長編ハードボイルド第三弾。
バツイチで子持ちの中年フリーター:川庄のアルバイト先のコンビニが、謎の6人組に占拠、籠城された。人質となった川庄と客達の運命は・・・
今回も吉祥寺を舞台に展開されます・・・ってか、籠城されてるコンビニ以外の場面がありません(^_^;)
同じく五十嵐貴久の「交渉人」シリーズや「誘拐」「リミット」のテイストが入ってる感じですかね・・・
クライマックスの展開が・・・ま、これは好みの問題もありますから、良し悪しは無しって事で。
そして、やはり「ススキノ探偵シリーズ」を感じさせる・・・やっぱり意識してません??