【感想・ネタバレ】安政五年の大脱走のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年05月06日

 めったに挙げない五つ☆。面白かった!こんなに面白い小説を読むのは久しぶりだ。しかも読後感が深い。
 歴史ものでありながら冒険小説でもありサスペンスでもある。でも実は実は深く濃い恋、愛を描いた小説なのでありました。愛があればこそ耐えがたきを耐え、希望に生き抜くことができる。本当のエロくない真のエロス...続きを読むを感じました。
 こんな面白い小説があったこと、たぶんそれほど話題にならなかったのが(知らないけれど)不思議です。P441~P442のやり取りは読後に再読しました。秀逸です。
 まったく知らない作家だと思ったら「1995年のスモークオンザウォーター」で読んでいた。あの小説は…だったなぁ

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Posted by ブクログ 2015年11月03日

「大脱走」江戸時代バージョン。
ようこんな設定考えつくな~と感心してしまう。時は幕末争乱期のちょい前、井伊直助が権勢を誇っていた時代。
僅か4万5千石の小藩のお姫様に一目惚れした井伊直助が大老の権限を振りかざして、津和野藩士51名に無実の罪を被せて断崖絶壁に建つ収容所に放り込んでしまう。姫が側室にな...続きを読むらなければ津和野藩に謀反の意志ありと判断され51名全員牢獄行き、但し1ヶ月の猶予あり。
まぁ、なんてご無体な。止めてください、大老様!
1ヶ月の間に脱出不可能な収容所から脱出するか、玉砕覚悟で討ってでるか、思案のしどころ。
中央突破は不可能、海への脱出も不可能な断崖絶壁、空を飛べるわけも無し、さぁどうする?
ここで江戸時代武士階級には黒鍬者という身分があって土堀り専門の人材がいるとの展開。へ~、そんな身分あるの。
思わぬところに活路を見出し、居住小屋の畳の下から、姫が居住する寺と、外の登り口に繋がる林の中まで2本立てで掘り始める。
まんま「大脱走」だ。落盤があったり、窒息しそうになったり、穴の距離が若干短くなってしまったり、「大脱走」を知っている人は一層楽しめる展開になっている。
脱出は明日と決めた日に大老の懐刀、長野主膳が突然来訪、穴は見つかってしまう。「大脱走」ならもう1本穴があるところだが、さあ本作は?
ここで奇想天外な脱出方法を披露してくれる、これには吃驚。そういえば物語序盤で井伊直助への献上品の中にさり気なく蒸気機関車と共に紹介されていた。
中々上手い。姫は無事に脱出、姫の行方を追うために手薄になった収容所から藩士は易々と脱出、は少しイージーでは?
直後に桜田門外の変が発生し事件はなあなあで処理され津和野藩はお咎めなし。
明治維新後、姫と脱出のリーダーであった桜庭敬吾は身分を超えて英国で仲良く暮らしましたとさ。
いいねえ~、凄くいいオチだ。ほのぼのしてしまう。江戸時代でも、これだけのエンタメ小説が描けてしまうんだ。凄い!「大脱走」ファンならお勧め!

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Posted by ブクログ 2015年03月01日

安政五年の大脱走!

井伊直弼が密かに心を寄せる姫を我が物にするために姫の藩士達を脱出不可能なすり鉢状の山へ幽閉する。

さて、藩士達はどうやって脱出を図るか?!

掘って掘って掘りまくり!!

最後も壮絶!

こんな歴史本なら気軽に読めると思います!

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Posted by ブクログ 2013年08月08日

大老井伊直弼の謀略により、謀反の濡れ衣を着せられ、海や断崖で脱出不可能の山頂に幽閉された小藩・南津和野藩の美雪姫と南津和野藩士50余名。美雪姫を救うため、自分たちの濡れ衣を晴らすため、男たちは脱出すべく奮闘するというストーリー。
南津和野藩士たちが脱走を図るべく奮闘する臨場感が伝わってくるようで面白...続きを読むかった。最後のどんでん返しにもちゃんと伏線が張られていて読みごたえ充分でした。

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Posted by ブクログ 2012年10月03日

井伊直弼に見染められた津和野藩の姫。そして姫を我がものにするため、人質として脱出不可能な山上に拉致される 津和野藩士。痛快娯楽作ながら、それだけではない熱い血が 隅々まで通っている。 姫のため仲間のため、今己に出来る事を決して 諦めない藩士達。そして姫も。 最後の1頁までエンターテイメント。ちなみに...続きを読む盛岡の某書店のTwitterから全国に火がついた小説です。

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Posted by ブクログ 2011年06月30日

時代劇版、まさに大脱走!
これ映画化したら面白そうです。
井伊直弼と家臣、南津和野藩の藩士の攻防、といったら
大げさかもしれませんが、面白い。
そして、この物語を通して感じる「意志」や「誇り」の尊さや強さが
いい味わいを出していますね。
いい作家と巡り合ったな、という感じです。

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Posted by ブクログ 2010年05月25日

五十嵐作品、初対面からは印象の良い出会い、のあとここんとこ2冊続けて「なんか違う。。」感を味わったので、もうこれが合わなければ私別れる、この恋あきらめるわ。。くらいの棘の分かれ道だったんですが、この作品はキタねー。これはぞっくぞくした。「リカ」なんかよりよっぽど、人間というものの怖さと強さを思い知る...続きを読む。1章の終わり、 「何も無い部屋の真ん中に、藍色の菖蒲が一花活けてある。その濃い青が、鉄之介の瞳を染めた。」ここは痺れた。やっぱりこの作者さんはどえらい創作の泉を内に持ってる。この一文は私が高校国語教師なら、後の井伊直弼である鉄之介の心情とともに解釈を書かせる授業をするね。深い失意と恨みと諦念が襲うこの場面、瞳を青に染めたのは涙なのか心を覆った闇なのか。でもそのあとの話も、五十嵐さんの完全な創作なのかこれに近いことがあったのかは知らないのだけれど、最後まで息をつかせず読み進めなければ心落ち着かない、すごい魔力がありました。カンタンに言ってしまうと桜田門外の変で有名な井伊直弼が引き金になる物語。でも主人公は彼じゃぁないんだなぁ。究極の脱走劇です。パピヨンやショーシャンクより。章タイトルは井伊直弼の恋、桜庭敬吾の岳、堀江竹人の土、亀井美雪の空、犬塚外記の忠、その後のこと。津和野藩、学びの藩、今の島根県かな。行ってみたくなったな。武士の道というのはこういう形もあるんだなぁ。これを映像化してしまうと、どうしても不衛生な不快感の伴う映像になってしまいそうだからこの作品は本で出会うのがきっと一番いい。2章、一転して権力者となった直弼へ献上されたさまざまな品を外記がいろいろ手にとり殿にお見せする、そこにさらっと出てきたとあるひと品、これがなんという伏線。。!!バテレンのヒントにも気付けなかった、そうか、そういうことなのか、とわかったときには全身鳥肌が立った。藩士の“命”を守るために身を差し出すのはたやすい、でも藩士の“誇り”を守るためには自分は逃げなくてはならない。美雪の英断も胸を打ちます。最高にクレバーなヒロイン。津和野の侍の魂を再確認する場面も良かったなぁ。「わしらは津和野の侍にござりまするぞ。なぜもっと早く言ってくださらなんだか」もう涙、涙。徹底して人間味のない長野主膳もだからこそキイパーソンだった。真の誇りが打ち勝つときの爽快感は、逆にいえば彼の存在が引き立ててくれるから。忠のために死を厭わず、それも武士の道、だけど誇りのためにどんな屈辱にも苦境にも耐えて生き抜く、それも武士の道。ラストの終わり方がいいなぁ。明記せずにこうもハッピーエンドを確信させるやり方は何て憎らしい。やっぱり好きだ、この作者さん。これは手元に置いて何度も読みたいし息子たちにもいずれ読んでほしい。甘えが出た自分が情けなくなったときにまた読みたい。これは名作だとおもいます。綾織りのようにひとりひとりが誰かのために、極限の条件下で知恵と勇気を支えあい、細い糸が重なっていつしか強い輝く羽根になっていくようなこの物語の美しさ、あなたの心にもきっと残るはずです。

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Posted by ブクログ 2017年11月09日

タイトルを見た時に
頭によぎった映画「大脱走」のテーマ曲!
懐かしさ感じ、小説はどんな内容化と、興味津々。
五十嵐さんの時代小説とは珍しいとも思って手に取った。

まあ簡単にいえば、内容紹介にあるように
安政五年、井伊直弼に謀られ、
南津和野藩士51人と、美しく才気溢れる姫・美雪が
脱出不可能な絖神...続きを読む岳山頂に幽閉された、というものだった。

そのねらいは、ひとつ。美雪姫だった。
妻も側室もある井伊直弼が
25歳そこそこの姫に一目ぼれをしたから・・・。
姫に忠誠を誓う藩士たちは、
秘かに軟禁状態の小屋の下に穴を掘り始め、
姫を助けだすための地下道を作り始めたが、
疲労困憊で作業は困難を極める。
果たして無事に脱出できるのか・・・・。

最初の方は井伊直弼の初恋も語られ、
なかなか本筋に入れずじれったかったが、
いざ藩士たちが幽閉されてから、
脱出作戦を始めると、どんな展開になるのかと、
面白く読めるようになった。

最後には頭の良い姫の機転で
見事に大脱走するのが、心地よかった。
彦根藩主・井伊直弼・・・
こんな悪者ではないと思うけれど、
天下の井伊直弼に向かってでも姫を守ろうとする
藩士たちの想いが物語を面白くしていたと思う。
これが真実かどうかは不明だが、
変わったスタイルの時代小説で楽しく読めた。

※読み終わっても、やはり頭の中には
「大脱走」のテーマ曲が鳴っていた。(;'∀')

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Posted by ブクログ 2015年08月26日

武士ってカッコいい!
いちいちカッコいい!
読みながら、どうか成功しますように
見つからないように・・と静かに息をしながらも
気が急いた。

映画『大脱走』を思わせます。

信念が報われる 爽快な読後感でした。

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Posted by ブクログ 2014年03月27日

設定に無理がありすぎるのが気になったが、登場人物が皆個性的で魅力があり、楽しく読めた。ただ、脱走劇というならもう少しスリル感を味わいたかったかも。

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Posted by ブクログ 2013年12月02日

逃げる手段は穴を掘る――ひたすら穴を掘る話なのだが、全然飽きることなく読み進めることができる。穴を掘りすぎて(素手で掘るものだから)手の爪が割れるとかいう描写があると、自分の爪も痛くなるように感じる。心の中で何度「がんばれ!負けるな!!」と叫んだことか。男たちの絆を描く物語でアツく、おもしろいのだが...続きを読む、個人的にラストが「う~ん...」って感じでした。

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Posted by ブクログ 2013年07月15日

この本の解説でも書かれてたんですが、五十嵐貴久さんは本当にいろんなジャンルの小説を書いてますね。
年下の男の子は恋愛小説できゅんきゅんしたし、ダッシュとか1985年の奇跡は爽やかな青春小説だったし。私はまだ読んでないけど、ホラーやサスペンスなんかもあるようです。
この安政五年の大脱走は、時代小説であ...続きを読むり、ハラハラドキドキのエンターテイメント作品だと思いました。

序盤はちょっといまいちかなと思いました。
私は歴史上の人物として井伊直弼があんまり好きじゃないんですが、1章で直弼の苦労時代のことを知ってちょっと同情してしまいました。
でも2章からは私の知ってる通りの直弼って感じになっててやっぱり好きじゃないなと思いました(笑)
権力は恐ろしいですね。
南津和野藩がかわいそうです。

どうやって脱出するのかみたいな感じになってからは面白くて一気読みでした。
ハラハラドキドキって感じです。
どうなるの?大丈夫なの?頑張って!って思いながら読み進めました。
そして最後は予想外でした。
相変わらず五十嵐さんの伏線はすごいです。

私はすっかり美雪姫と桜庭さんのファンになっちゃいました。
冷静な策士はかっこいいです。
ただ、鮫島さんの件は納得できません。
完全勝利で終わってほしかったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月20日

さすが五十嵐さんの作品だなぁ。やっぱり違うなぁ
やぁー桜庭さんがよかったね。色々な伏線があって
宗十郎さんイメージ的には土方タイプ。和解最期にできてよかったなぁ。美雪姫はずっと桜庭敬吾がおもいびとだったんだなぁー。やっぱり五十嵐さんの作品は面白い

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Posted by ブクログ 2012年06月17日

五十嵐貴久さんの時代小説ということで興味津々で手にとってみましたが、期待に違わない仕上がりでした。当然映画「大脱走」を意識して書かれたんだと思われますが、面白かったです。

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Posted by ブクログ 2012年02月06日

ストーリーの設定は大変強引。

井伊直弼が宇和島藩の姫の側室話を断られた腹いせに、津和野藩士51人を拘束し、姫を脅して妾にしようと企む。その津和野藩士が台形の絶壁に閉じ込められなんとか姫のために脱出をしよう!という展開。ストーリーは強引だが、脱出のための手段・努力・意気込みなどは楽しくストーリ展開も...続きを読むわくわくハラハラして読める。最後に藩士と姫が結ばれてアメリカで医者を開業なんハッピーエンドで終わるのも後味がよい。

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Posted by ブクログ 2011年10月01日

なかなかハッタリの利いた時代小説だ。でも設定に無理がありすぎる。プロットを捻り過ぎたか。もっと素直な物語にしたほうが爽快だったのでは。

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Posted by ブクログ 2011年05月16日

穴を掘るだけの話なのになんで面白いんだろう……(笑)。疾走感と、スカッとした読後感のある時代小説だけど、現代劇を見てるようなテンポの良さで話が進む。時代もの読んだことない人でもすらすら読めそう。

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Posted by ブクログ 2011年04月15日

井伊直弼から側室になることを要求され、拒絶したために捕われた姫と家臣。

一丸となって、幾重にも困難な方法で突き進む家臣たち。一方、ユーモラスで優雅な手段の姫。

武士の誇りや謀略、痛快で一気に読みました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年01月30日

井伊直弼のわがままから、南津和野藩の美雪姫と51人の半紙が絖神岳に幽閉され、捕らえられた南津和野藩士が大脱走を企てる話。まったくの奇想天外なストーリーですが、この本の本質は、人の心は力では動くものではないということ。この本質を感じつつ、いかに抜け穴を掘るかに引き込まれつつ、最後に”えええええ!”とい...続きを読むうことになる。ぜひあとがきまで読んでもらって十分楽しめる。
五十嵐貴久の本ははじめて読みましたが、なかなか面白い。感じたのは、まっとうな話に推理小説の筋書きを取り入れたようなかん時がする。まっというな小説とはいえないが、すごく面白く読める一冊です。ぜひお薦めの本です。

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Posted by ブクログ 2018年06月30日

面白かった!
大脱走の江戸時代バージョン!

大脱走よろしく、穴掘っての脱走劇の物語なのですが、設定が面白い。
井伊直弼に諜られ、南津和野藩士51人とその姫が脱出不可能な山頂に幽閉されます。
井伊直弼の要求は、姫を側室にすること。
姫が側室にならなければ51人の藩士は謀反者として扱われます。姫の返答...続きを読むの猶予は1カ月。

この設定の中、その1カ月の間に藩士達は密かに穴を掘り、脱走を計画します。
それも、特別な道具もない状態で、ほぼ素手で穴を掘り進める作戦!
途中、落盤があったり、酸欠になったりと、さまざまな困難を乗り越えて、昼夜問わず作業を行います。
見つからないで穴を掘りきる事が出来るのか?
日程に間に合うのか?
とドキドキものでしたが、いよいよ穴が繋がって、脱走可能となります。
無事に逃げることが出来るのか?
といった展開。

そして、その脱走には、前半に語られていた伏線が生きていて、なるほどと思います。
いろいろ都合のよいところはありますが、そんなのは気にする必要はありません。
娯楽大作として、とても楽しめます。

さらに本作で伝えられている重要なテーマ
藩士達の矜持と信念
さらに、命より大事なモノ
誇り

読後感もスッキリで、前向きな気持ちになれる物語でした。
お勧め!!

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Posted by ブクログ 2018年02月03日

「大脱走」江戸版

大老、井伊直弼の謀略で、脱走不可能な山頂の寺に
軟禁された南津和野藩士51名と美しき姫
直弼の狙いは姫を手にいれること。

姫を守るため、51人の男たちがひたすら穴を掘る!

ラストは「え?それ??」な感じだが
男たちの決意が熱い(笑)

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Posted by ブクログ 2017年07月08日

 脱走に向けて身分の差を超えて藩士、商人約一名が一丸となって行動するところは感動もの。道具もなしに素手で穴をほり抜くなどはご愛嬌、ラストの奇想天外な脱出成功劇も見ものである。美雪姫と上士、桜庭の二人の予想外な結末にはただただ驚いた(笑

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Posted by ブクログ 2016年05月29日

これを読む前に「利休をたずねよ」を読んで、台詞の無秩序にすごく腹が立っていたので、こちらは普通の歴史小説の台詞で安心した。
突然、映画「大脱走」に突入してビビる。映画を見てからオマージュ作品として読むべき。題名と表紙以上にバカバカしい話だが、結構よくできていた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月09日

 時代劇としては読みやすく、ボリュームの割にはサクサクすすめました。途中までの展開は面白かったのですが、ラストに行くにつれ、ちょっと尻すぼみ感が否めません。あれだけ苦労した洞穴を使わずに、気球で逃げるって・・・・。 お姫様が気球で逃げた後家臣がどさくさまぎれに全員無事に逃げられるのも、ちょっと??。...続きを読む どうやって終わらせるか、五十嵐さんの中でも葛藤があったような気がします。ちょっと消化不良の終わり方でした。残念。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月02日

映画 大脱走を江戸時代ベースに置き換えたような作品。トンネルは途中上手く行き過ぎていて最後何かあるとは、簡単に想像できたし、途中のフリも落ちを予感させた。
井伊直助わるいやつだなあ。」

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Posted by ブクログ 2016年08月23日

井伊直弼の理不尽な理由によって脱出不可能な山頂に幽閉された藩士と姫のお話です。
歴史小説だと思って読むと物足りない感じですが、軽くさらっと読めて面白かったです。
が、物語の半分は南津和野藩士による穴掘り・・・苦労して頑張ってるので応援してただけに最後のオチはちょっと・・・・
意外な結末はいらな...続きを読むいよ~

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年12月12日

安政五年、井伊直弼に謀られ、南津和野藩士五十一人と、美しく才気溢れる姫・美雪が脱出不可能な絖神岳山頂に幽閉された。直弼の要求は姫の「心」、与えられた時間は一カ月。刀を奪われ、逃げ道を塞がれた男達は、密かに穴を掘り始めたが、極限状態での作業は困難を極める…。恋、友情、誇りが胸を熱くする、痛快!驚愕!感...続きを読む動の娯楽大作。

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Posted by ブクログ 2012年03月20日

マックイーンの大脱走を思わせるような、天然の要塞からの脱出劇。
でもドキドキハラハラというより“ザ・武士の一分”
面白いけど、どっぷり感情移入はしなかったなぁ。
割とスラスラ読める感じ。悪い意味じゃないんですけど。
南津和野の主要人物をもうちょっと掘り下げてあったらよりハマったかも。

井伊大老も、...続きを読む若君時代のエピソードのおかげで憎めないというか。
悪役ではないよなーと。
ただ、やり方が悪かったしそれだけの権力を持ってしまったのも仇になったんじゃないかと。あれだけの権力を持っていなかったら、ああいう手法を思いついたとしても
実行に移すことはできなかっただろうし。
力を持ってて「イケそうな気がする!」って思ったら、やっぱり実行しちゃいますよね。。。
でも爺が最後の最後まで忠を尽くしてくれてよかった。かっこいいよ爺。

そしてクライマックスを過ぎてちょっと油断してたらラストに「おおっ」と(笑)

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Posted by ブクログ 2011年03月02日

よくできているし、よく考えられている。
でもベースが大脱走ってことで、ちょっと既視感があったのが残念。それと、あきらめない心、忠義、友情、知恵、正義などが事細かな描写とともに描かれているのだが、あまりにも長くてくどい。
つまらなくはないが、長さの割には印象は小品。

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Posted by ブクログ 2010年06月17日

安政五年、井伊直弼に謀られ、南津和野藩士五十一人と、美しく才気溢れる姫・美雪が脱出不可能な絖神岳山頂に幽閉された。直弼の要求は姫の「心」、与えられた時間は一カ月。刀を奪われ、逃げ道を塞がれた男達は、密かに穴を掘り始めたが、極限状態での作業は困難を極める...。恋、友情、誇りが胸を熱くする、痛快!驚愕...続きを読む!感動の娯楽大作。

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